一花一葉

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zoom RSS ムクゲ(槿)

<<   作成日時 : 2006/07/16 18:05   >>

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6〜7月の茶花としてよく利用されるムクゲ。
我が家でも昨日、今年初めての1輪が開いた。去年も丁度今頃咲いたが、この花は花期がとても長く、去年の画像を見ても8月31日にも咲き続け9月まで次々と花が開いていた。
とても暑さに強い夏の花木である。

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北海道の南部から沖縄に至るまでの日本各地の夏場何処にでも見られ、乾燥、荒地にも耐えて丈夫な落葉小高木であり強剪定に耐えるので、狭い場所、生垣また路側帯の植栽として利用されているのを見る。

夫が何故か嫌いで植えようとしなかったムクゲ。私が幼木で求めて遠慮して北花壇に植えていたが、小さいうちから良く花が咲き、また丈夫で見る見るうちに繁ってきて、年々思い切って強剪定をしてコンパクトに育てているが、非常に花付がよくて寂しい北花壇を明るくしてくれている。

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この花が茶花として持て囃されるのは、儚い1日花の所以であろうか?
底紅と呼ばれる白地に中が赤いこのムクゲは、利休の孫の元伯宗旦が特に好んだので、「宗旦ムクゲ」と呼ばれていたようだ。
写真で見ると、この底紅模様は刷毛で描いた撫子模様にも見える。
昨日1日咲いていたムクゲの花は、もうくるくると丸まって散るを待つのみとなってしまっている。

あちこちで目にするこのムクゲ。非常に変異が多く、一重、半八重、八重咲きとあり、白系、ピンク系、ブルー系と花色も多種である。

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ムクゲとフヨウの花はとても似ていて間違いやすいが、どちらもアオイ科フヨウ属で同じ頃に咲く。ムクゲは直線的に上に伸びて葉がフヨウより小さく、メシベの先端がまっすぐであるが、フヨウは枝分かれして横にこんもりと広がり、葉がムクゲより大きく、めしべの先端が曲がっていて、区別が容易だそうだ。
育ててみると、ムクゲは霜や雪が降っても大丈夫で、おまけに寒風の当たる北花壇でも育って低温に強いが、フヨウは暖地原産の花なので、関東地方以西で植栽されると言う。今まで鉢植えで育っていたスイフヨウが、今年の1〜2月の寒さで駄目になってしまった。花期も、ムクゲは長くフヨウは短い。
また、夏から秋まで次々咲き続ける粘り強さから、ムクゲは無窮花(ムグンファ)の名前がつけられて韓国の国民の花となっているようだ。一方フヨウは美しい人のたとえにされてきた花で「芙蓉の顔(カンバセ)」の言葉があり、中国で人気のようだ。

他にアオイ科の植物で似たような花が咲くものに、ワタ、ハイビスカス、タチアオイ、ケナフ、オクラなどがある。                             <H17,8,31撮影>
画像                     

<ムクゲ(槿)>
アオイ科フヨウ属
学名:Hibiscus syriacus 
別名:ハチス、キハチス、ムグファン
原産地:インド・中国、朝鮮半島
落葉小高木。
花期:6〜9月

ムクゲ
http://annabelle.at.webry.info/200508/article_12.html


「花びらのま白の底に秘むる紅燃え盛りいて槿咲き初む」

「白地に刷く撫子模様宗旦の愛でし茶花の底紅槿」

「炎天の日差しを受けて花笑う一日花の槿耀よう」

「地に落ちし槿丸まり炎天に道行くものの踏みしだきゆく」

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コメント(10件)

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 一花さんちの宗旦ムクゲは、育て主に似てか、清楚ななかにも燃えるような想いを秘めているような花ですねえ。
 白い花が涼しげです。
 槿花というと、儚いもののたとえにも使われるようですが、韓国では無窮花として愛されるもので、花期が長いですね。
 今、あちこちでいろいろな花色のものが咲いていますね。高速道路の分離帯や公園、庭園で見かけることも多いです。
 神代植物公園のむくげ園ではいろいろな種類のものを見られますので、楽しいですね。
 うちではなぜかムクゲはないのです。代わりにハイビスカスが4鉢、スイフヨウは庭植えで毎年沢山咲きます。一花さんちでは寒さで枯れたとは、残念でしたね。
なおさん
2006/07/16 22:39
なおさん、こんばんは。宗旦槿、底紅の燃えるような想いを秘めて咲くのですよね〜。そんな儚い花は、なおさんちにはなかったのですか?そりゃ残念ですね。代わりにハイビスカス、4鉢もあるのですか?ちょっと大いに意外です〜。山野草好きのなおさんとは思われませんね。ご家族の方のものでしょうか?ハイビスカスは派手な花で好きではないですけど、ハズが屋久島から貰ってきましたよ。あれ、新枝に花が咲くのですよね。私が剪定したので花が咲かなかったとか言ってすごく怒られましたが、管理が悪く、はなさかんじじいみたいです。。誰かさん、冬も外で大丈夫とか言って、霜の日まで外で、枯れ木同然で慌てて取り込んでいましたよ。去年も花さかんで今年もそうみたいです。。うちは人のものに触ると怖〜いです。。スイフヨウ、何故でしょうね。そうそう、アメリカフヨウも枯れましたよ、うちには不用だったのでしょうね〜〜。
なおさんへ
2006/07/17 00:02
ムクゲ。うちの今、いっぱい咲いてますよ。名前は最近知ったけど(笑、恥)。暑さに強いのですね。
あっ!お姉さま、こんにちは。山梨から帰ってきただよー。
アナベルさんもさよちんも多くの方をほったらかして、何もかも忘れてPCも使わず(電波はとどかねー)、「ほったらかしの湯」につかってきましたよ。あっちの湯、こっちの湯ってあって「あっちの湯はどっちですか?こっちですか?」なんて方向もわからなくなり・・とても眺めのよい温泉でした。お姉さまの北海道旅行日記の様にはいきませんが、たくさんの自然に出会えたのでゆっくりマイペースでお伝えしていきますね。
妻は仕事で僕、写真へんしゅー・・・の休日、はじまりはじまり〜。
環ちゃん
2006/07/17 09:23
環ちゃん、お帰りなさい〜。「ほったらかしの湯」の温泉三昧、すっかり疲れた身体を癒してくれたのですね〜。身体だけでなく、お腹の食べ放題もすっかり満足だったことでしょうね〜〜。疲れたドン環からまたビン環へと代わっている感じよ〜〜。やっぱり、自然に触れるってこと、心身共に癒してくれて自然体に戻してくれるのよね〜〜。「ほったらかし」これが良かったのでない?子育てもそうだよね。あれこれ指図されると自立の芽を摘んでしまうものね。会社でもそうでしょう。上役からアレコレって指図されると人間が小さくなって能力発揮できないものね。夫婦間だってそうよ。私なんかお殿様が出かけられてあとは、のびのびだから、もうこんなにおしゃべり三昧発揮ってことヨ。ありゃりゃ〜おツムの方が伸びて〜間延びして〜〜。空空、ボケ症状まっしぐらです〜〜。では、写真へんしゅ〜〜楽しみ〜〜楽しみ〜〜。
環ちゃんへ
2006/07/17 17:02
>一花さんへ
 こんばんわ。開いてみたらなおさんのコメント、宗旦ムクゲですね。茶人千宗旦愛好の花、底紅の白花。万葉集の秋の七草の「朝顔の花」を貝原益軒、賀茂真淵が「ムクゲの花」とする説を展開したのは余りに有名なことですね。
■朝はれて心すがしくなりにけり窓より見ゆる白木槿の花<茂吉>
ヤス
2006/07/17 19:48
ヤスさん、こんばんは。お休みのところコメント有難うございます。お歌下さってまた嬉しいです〜。今日はせっかくのところ、雨で残念でしたネ。この槿は利休の孫の元伯宗旦が好んだ底紅の宗旦ムクゲなんですよ。万葉の「朝顔の花」は槿の花だったのですか?桔梗とばかり思ってました〜。>余りに有名なことですね。
これも知らない無知ですので、またヤスさんどんどん教えて下さいね。
槿はインド、中国原産ですし、桔梗が日本的イメージですから、つい勝手に桔梗に思ってしまいました。
■朝はれて心すがしくなりにけり窓より見ゆる白木槿の花<茂吉>
天気が晴れた朝、窓からまっ白い槿が見えて心がすがしくなるって、歌ですね。自然詠で、すっきりとしてますよね。窓を1枚の絵のフレームとして見ると、青空と緑の葉に咲く白い槿の世界。
茶室に飾られた槿の花。その中で茶を点てて戴く。心落ち着くひと時ですね。私の茶の師は今三人目ですけど、二人目の先生は、お茶事、懐石のお好きな方で、薄茶・濃茶は懐石の一部として捉えられてました。その中で、お花、掛け軸は茶席にあって自然を演習する大切な役目ですね。また、色々教えて下さいね。
ヤスさんへ
2006/07/17 21:23
今晩は、我が家のムクゲも一花さんとこと同じ宗旦です。知り合いから頂いた15cmほどの枝を挿し木しました。あっ!という間に3mを超えました。成長が早いですね。落葉期に剪定しますけど、どこで切っても新芽が吹いてきますね。似た品種に「日の丸」がありますが、宗旦より花が一回り大きいです。

ムクゲは韓国の国花です。
晴耕雨P
2006/07/18 22:07
晴耕雨Pさん、こんばんは。コメント有難うございます〜。雨ばっかりですのでパソコン三昧でらっしゃいますか?
この槿、挿し木で付くようですね。お上手ですね。実はうちも、何時も挿し木上手な方から、エニシダ、エケペリア、他戴いて、あとどんな花色が咲くのか分らない槿が今では2メートルぐらいになってますが、お花は咲いていません。これって丈夫で成長早いですよね。強剪定に耐えるのだそうですよ。そう言えば、本には「日の丸」と言うのがありましたが、宗旦より大きいみたいですね。比較できないので。うちのもの宗旦としておきましたヨ。。 色々何時も教えて下さって有難うございますネ。また教えて下さいネ。
晴耕雨Pさんへ
2006/07/18 23:30
 はじめまして!
 宣長の高弟、藤井高尚先生は、「むくげ」に“蕣”の字を宛てておられます。これも槿と一緒にして「あさがほ」であるとされています。また、
“牽牛子”も、あさがほであるとされています。朝咲いて夕方萎む、夕影を待たない哀れにも儚き花ですね。
あかちゃん
2007/06/11 10:37
あかちゃん、こんばんは。はじめまして。コメント有難うございます。
確か万葉集では朝顔が5首詠まれていますね。この朝顔の説に、ムクゲ、昼顔、桔梗説があり、牧野氏の桔梗説が有力とかです。
朝顔は日本には原生せず、遣唐使が「牽牛子」として種を持ち帰ったとかですね。中国ではアサガオを牽牛子とも言い、アサガオの種は薬として利用されて、薬の謝礼に牛を牽いていった由来がだとかでしたよ。
朝顔、そしてムクゲ、ナツツバキなども儚い花ですね。
「むくげ」に“蕣”の字を宛ててと、色々お詳しくていらっしゃいますね。また他のお花でご存知でしたら、教えて下さいね。よろしく〜。
何故「あかちゃん」名なんでしょうネ??
あかちゃんへ
2007/06/12 00:52
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