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zoom RSS サワギキョウ(沢桔梗)

<<   作成日時 : 2006/07/29 17:21   >>

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昔、家族で旅行した尾瀬。緑の山々に囲まれて果てしなく続く木道の中をひたすら歩き、沼に棲息する魚たち、生き生きと美しい野の花、そして我が物顔に飛び回っている鳥や昆虫たちとの楽しい出会いと語らいがあって、また何度でも出かけて見たくなる場所であった。
総ての生き物が自由に伸び伸びと育っている沼地に身を置くと、悠久の時に触れたような開放感を味わい、雄大な気分にさえなってきたものだ。見上げる空は青く、流れる雲も白く、葦の葉に囀るヨシキリ、そして辺りを彩る野の花たち。その野の花には、大きく育った水芭蕉、背の高い紫のヤナギラン、ニッコウキスゲ、ギボウシ、紫のサワギキョウ、赤く地味なワレモコウ、白い穂となったワタスゲなどがあり、今でもありありとその優しい野の花姿を思い出す。

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そんな夏の思い出のひとつとして、記憶に残っている紫のサワギキョウの花。初夏になると、この頃花屋で手軽に見かける。
彼の地で見た時は優しい野の風情の花であったのに、花屋のものは園芸種なのか妙に逞しく花色の紫が濃い感じもする。
それでも我が家の花壇にあっては、少しは野の優しさを醸し出してくれる花である。

サワギキョウとも、宿根性ロベリアとも別名で売られており、名前に沢が付き、日本各地の山野の日当たりのよい湿地に生える多年草で、高さ50〜100cmになるキキョウ科の植物だ。
全体の花の形は、まるで鷺が飛んでいる風にも見える。また花びらの下の3枚は、手を広げたような形をしており、以前育てたスケボラ(ブルー・ファンフラワー)にも、田圃の畦でよく見られる野草のミゾカクシ(アゼムシロ)にも似ているようだ。このサワギキョウもミゾカクシもどちらもキキョウ科ミゾカクシ属で同じ仲間である。

<ミゾカクシ>
http://ki.itigo.jp/marli/grasses/mizokakusi.htm

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このサワギキョウは宿根草なのだが、殆ど毎年求めて場所を変えてあちこち植えて見るが、普通のキキョウ同様、なかなか翌年には出てこない。
そう言えば、以前アップしたミソハギも同じように湿気のある日当たりを好んだが、何故かこちらも同様に我が庭に馴染まない植物である。
花屋では、花色の赤い、ベニバナサワギキョウ(紅花沢桔梗)も見かけ、また1年草でルリチョウソウ(瑠璃蝶草)と呼ばれる花付きの良い矮性の下垂タイプのロベリアもある。

もうすぐ関東地方も梅雨が明けて夏本番となり、尾瀬は訪れる人たちで賑わうことだろう。観光地として余りにも人が集まり色々な問題が出てきているが、水芭蕉の巨大さと人の多さに先ず驚くことであろうか。・・・・

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<サワギキョウ(沢桔梗)>
キキョウ科ミゾカクシ(ロベリア)属
学名: Lobelia sessilifolia
花期:8〜9月
性状:多年草、草丈(50〜100センチ)日当たりの良い湿原
原産地:日本
特性 多年草。 日当たりのよい湿原に生える。 草丈50〜100cmで枝分かれしない。
同じ仲間に、ミゾカクシ(アゼムシロ)、1年草のロベリア(瑠璃蝶草)、ベニバナサワギキョウ(紅花沢桔梗・アメリカ原産)などがある。

「尾瀬沼の木道ひたすら歩みゆく先に見えるは緑と人影」

「黙々と歩き辿るは尾瀬が原咲く花々は夏陽の中に」

「吹き渡る尾瀬沼の風爽やかに滲める汗をかき消し去りぬ」

「湿原に沢桔梗の花紫の咲き群れ緑の中に静もる」

「葦の葉にとまる行々子(よしきり)不意に鳴き耳元つんざき沼地の空へ」

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
 一花さんちは今日は冴えた青紫のサワギキョウですか。山で見るあの色は、いいですよね。尾瀬は何度か行きましたが、僕は尾瀬ヶ原の方ばかりで、尾瀬沼の方はまだ1度しか行ったことがないのです。9月頃という、いちばん半端な時期でしたが、それなりにいろいろ見どころはあるものですね。
 7〜8月の尾瀬というのはいちばん良い頃かと思いますが、まだ行ったことがなく、僕が行くのは6月と10月の頃ですので、花の数がやや少ないのが残念で、真夏にも1度行ってみたいものです。

 
 22日に神代植物公園で宿根ロべリアを見ましたが、日本のサワギキョウとはちょっと感じの違うものでした。外国には似た仲間がいろいろとあるそうですので、その1種かと思いました。

 サワギキョウは日当たりを好むので、育てる場合も半日陰ではなかなか上手くいかないようですね。
 
なおさん
2006/07/29 19:05
私も尾瀬は何度も出かけた場所ですが、若い頃・実は群馬に住んでいた・で、谷川岳の方が回数は断然多かった。毎週土曜日は夜行列車に乗っていた時期も。でも、尾瀬の花旅の一花さんの思いと、尾瀬の花々・同感も同感。>雄大な気分にさえなってきたものだ。見上げる空は青く、流れる雲も白く、葦の葉に囀るヨシキリ、そして辺りを彩る野の花たち。その野の花には、大きく育った水芭蕉、背の高い紫のヤナギラン、ニッコウキスゲ、ギボウシ、紫のサワギキョウ、赤く地味なワレモコウ、白い穂となったワタスゲなどがあり、今でもありありとその優しい野の花姿を思い出す。
そんなんで、高山植物・山岳写真家にあこがれて、東京の写真学校に・・・
薩摩節
2006/07/29 21:14
なおさん、こんばんは。尾瀬は花の宝庫ですので、皆さん出かけられますね。夏の日本の野山はあちこち、人人で犇いて、それだけ自然の景色、花に癒しを求めて居る人が多いのでしょうか?
さて、「サワギキョウ」ですが、山野草の本には日本原産のものとして茎がちょっと褐色っぽいのが載ってますよ。宿根草の本には、ロベリア(宿根性)として、その中にサワギキョウやロベリアの園芸種や他の写真が載ってます。あるネットでは流通名 サワギキョウ=洋種サワギキョウ=宿根ロベリアとして出ているのですよね〜。以前、サワギキョウを宿根ロベリアとしてひっくるめてあったのですが。。根本的には違うようですが、ロベリアは学名ですから、業者がこう名付けたのでしょうかね?分らなくなりましたけどどうなんでしょうね〜。 この植物はサワギキョウのラベル銘で出ていました。。でも花色が紫が濃いし、花の形もちょっと?で園芸種っぽいですけどね〜〜。。尾瀬で見たのはもう少し柔らかいヤナギランの色合いでした。。
>22日に神代植物公園で宿根ロべリアを見ましたが、「その1種かと思いました。」って、これは宿根ロベリアってことでしょうか?
なおさんへ
2006/07/29 22:19
薩摩節さん、こんばんは。何時もコメント有難うございます〜。群馬にも住んでらっしゃったのですか?そう言えば、プロフィールのところに、あちこち転勤場所が書いてありましたね。『高校から山をヤリだし、山の会に入会。。。そして、広告会社で商業写真など撮り、その後独立、写真デザイン版下事務所、出版・印刷企画会社を20年。3年程前から故郷近くに戻る』でしたか。
どうりで、お写真がどれも素晴らしく、一見して惹かれてしまいました〜。蝶や鳥の写真も生き生きとして、表情がありますね。竹の記事もすごいですね。そして、尾瀬に何度もお出かけで、野山の花もさぞや今までたくさん撮ってらっしゃったことでしょうね?
お花は少しHPにもありますが、一度番外で出して戴けたらと思いましたがでご無理でしょうから。。。今では息子さんとご一緒で海釣りなさって獲物が楽しそうで、息子さんもご活躍されているのですね。
薩摩節さんへ
2006/07/29 22:41
今日は中々人んちに訪問できずやっと来ました。
編集室?に入り浸ってて今、やっと出て来ました。
最近また、携帯に記事を書いててブログアップが超楽ちんです。
新規作成欄で修正するだけ。沢桔梗って言うんだ!
ステキな色だね。明日はなおさん紹介の森林公園へ行く予定。
人が多いんだろうね。なおさんの写真見てたら行って見たくなっちゃった!娘とさよぴとゆうたんと例のおっさんも連れて行くよ!
お嫁ちゃんと息子が都合で行けないから、連れて行かないとお嫁ちゃんが
大変だから・・・ま、その他大勢だから大丈夫!私は一人歩きするし・・
さよちん
2006/07/29 22:47
さよちん、編集室??、携帯で打つと、肩が凝り目が疲れてメール1度だけしか打った事がなく、あとは全部携帯かPCメールです。
明日、なおさんの公園、天気が良さそうでちょっと日差しもあるようよ。紫外線対策しっかりとしてお出かけくだはれ。例のおっさんもご一緒でっか?それはそれは、彼の財布からたっぷり〜とお金遣ってあげてください〜〜。それと、なおさんのお顔しっかり〜と拝んでらっしゃいませ。。。そっちがお楽しみ?なんでしょう〜〜。そして植物も沢山撮って、ブログアップのチャンスだね。。ブログ記事報告楽しみにまってます〜〜。ヤマユリの1万本、想像するだけで素敵な芳香楽しみ〜だね。しっかり嗅いできて。。
さよちんさんへ
2006/07/29 23:04
サワギキョウ(沢桔梗) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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