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zoom RSS ツユクサ(露草)

<<   作成日時 : 2006/08/14 18:55   >>

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この時期、花壇の中に雑草として生えてくる1年草のツユクサ。昔は手当たり次第に抜いていたが、、カメラ目線で見れば、花の青と中の黄色が対照的に引き合って意外と綺麗な形をしており、涼しげな青花で花の形が帽子のようであり、ボウシバナとも呼ばれているそうだ。
花びらは2枚の青いものだけかと思ったが、その下にも白い花びらがあり合計3枚だそうだ。
写真で見てもオシベとメシベが良く分からなかったが、調べて見ると、黄色いのは目立って虫を呼ぶための仮オシベで、その下に下がっている3本のうちの手前の2本が本オシベで、メシベはその下の1本だと言うことだった。随分と凝った面白い作りをしている。
花色も自然界では青・薄青・白などがあるようだが、未だ青しか見たことが無く、ブログでもよく愛でられている植物である。

写真は昼前に撮ったものだが、あと少し時間がずれていたら見られなかったのでラッキーだった。この花は1日花ならぬ半日も持たない儚い露のような花である。
朝露を浴びて朝5時頃から開き、昼前には萎む儚い露のイメージの花なので露草の漢字が当てられるのかとばかり思っていたが、万葉集では着き草(ツキクサ)と呼ばれて色を着ける(染色)ことに由来し、後に月草となり、それが訛って露草(ツユクサ)となったと言う。
そう言えばアサガオ同様このツユクサの青い色素のアントシアンを色水遊びとして利用していたことを思い出す。

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因みに万葉集では「月草」で9首詠われている。
月草で染めたものは水で色が落ち易く、心変わりやこの世の儚ない命を表される。

「朝露に咲きすさびたる月草の日斜(くた)つなへに消ぬべく思ほゆ」(万葉巻十・2281)

「朝(あした)咲き夕(ゆうべ)は消ぬる月草の消ぬべき恋も我はするかも」(万葉巻十・2291)

万葉集で言う「着き草」だが、花を水で溶かすと水溶性で、『この色素を利用して昔は布や和紙を染めるのに使っていたが、中国から藍染めなどの技法が輸入されると、光や水に弱いツユクサ染めは衰退した。しかし、逆に、水に溶けやすい性質を利用して、友禅などの染色の下絵を描く染料として利用されている』と言うことだ。が、実際にはこの変種のオオボウシバナ(大帽子花)から色素を抽出していると言う。オオボウシバナはツユクサの花の2〜3倍はあるとのことで、雑草扱いでなく、わざわざ自宅で観賞用に栽培されている方もおられる。
オオボウシバナ

また、ツユクサと呼ばれるものには園芸種も含め多種あるようだ。
ツユクサの花のギャラリー

「つつがなき幼馴染と会えた日の午後の露草すなおにしぼむ」(鳥海昭子)
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<ツユクサ(露草)>
ツユクサ科ツユクサ属
学名:Commelina communis
別名:アオバナ(青花)、ボウシバナ(帽子花)ホタルグサ(蛍草)アイバナ(藍花)他
花期:6〜9月
性状:1年草
他にもトキワツユクサ(常盤露草)、園芸種としてのムラサキツユクサ(紫露草)ムラサキゴテン(紫御殿)など多種。

「儚みて露草の花愛でて見ん亡き人訪い来るお盆の入りに」

「早起きの朝(あした)に巡り会えて撮る露草の青草陰の中」

「次々と心の裡に芽生えくる疑心暗鬼の露の滴る」

「昼前に干したる布団に俄雨降り来て真夏の翳るひと時」

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
 今日の一花さんちは、空色のツユクサの花ですね。儚いもののたとえに使われるような花ですが、毎朝違う花が咲いて、長く見られますよね。
 うちでもあちこちで見られますが、花を見ると抜くに忍びない可憐さです。

 若い葉はおひたしにしても食べられますし、抜いた株も干して乾かして、露草茶にして飲むことが出来ます。僕も自分で作って飲んだことがありますが、クセもなく、飲みやすい野草茶になりますね。

 うちのオオボウシバナは1輪ですが、今朝も咲いてくれました。
なおさん
2006/08/14 21:29
この花はそれなりの庭のある方で無いと鑑賞できませんね、それにしてもこの花も良く見ると帽子のような処といいなかなか可愛いハナだと思います、早朝に咲く花は沢山有りますが、この花にくる虫さんはどんな昆虫でしょう、つきくさにくる昆虫はと、何となく気になります。
OSAMI
2006/08/14 22:06
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。夏休みは何処もお出かけなさってらっしゃらないのですネ。公園も、ボランティアさんも夏休みってことでしょうか? 露草、この頃ブログで、白とか薄青とかアップなさってらっしゃってますね。以前田舎では雑草扱いだったのですが、ガーデニングをしていて、叢の中に真っ青の小さな花が咲いているとハッと目立つぐらいの青と黄色の対比的な可愛い花ですね。そして万葉で月草の歌を知ってからなお好きになりました。なおさんちは、露草茶が出来るくらい生えてくるのですか?野草茶なんですね?『全草を乾燥させたものを煎じたものを鴨跖草と呼び、解熱や利尿剤として使ったり、生の葉の絞り汁を虫刺されや腫れ物に使うことがあります。花が咲く前の若葉は食用とすることができ、軽く湯通しして、お浸しや和え物が一般的です。また、花もサラダのアクセントに使えます』なんですね。
以前なおさんは、オオボウシバナをアップさなってらっしゃいましたね。今朝も咲いてくれて愛でてらっしゃるのですね。素敵ですね。私も何時かどっかから種を見つけてみます〜。
なおさんへ
2006/08/14 22:31
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。この露草は道端や空き地などちょっとした雑草の生える所、公園の下蔭などに生える雑草ですよ。ボウシバナとも他に地方によって沢山の別名があるそうです。色も白、薄青などもあるそうで、但し午前中で萎んでしまうので露のように儚い草とも、万葉では着き草、月草と呼ばれています。今度お散歩の時、ご覧になることがあると思いますよ。この露草より大きい、オオボウシバナは園芸種として育ててらっしゃる方がいらっしゃいますよ。うちには有りませんが。それと、この花に付く虫さんですか?私も朝寝坊タイプで、未だ確認した事がないのですよ。
OSAMI さんへ
2006/08/14 22:42
ツユクサは水と関係あって、水の時期=梅雨の時期が最盛期かと思っていたら、この盛夏の中でも元気に咲いていますね。自己流の勝手な判断はいけませんね!
デコウォーカ
2006/08/14 22:55
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
私は小さい頃田舎で見た筈なんですが、ガーデングに興味の無い頃は、やはり水の時期=梅雨の時期が最盛期の露草かと思っていたのですね。今回ブログを書く事で色々調べて見ると、知らないことだらけで色々分って面白いです。それに他の方のブログも見せて戴いて知ったつもりですが、ボケが進んですぐ忘れてしまいます。やはり自分で調べて書いて写真を撮って貼って見て、初めて自分の知識となるものなんですね。デコウォーカ さんは、たくさん山の植物を調べてらしてご存知ですよね。若しかしたら、露草はタカサゴユリさんの足元辺りか、ミズタマソウさんの足元に咲いているかも知れませんね。午前中で萎む儚い露の草で、俳句の季語では「秋」となっていましたヨ。(ホウズキもです)
デコウォーカ さんへ
2006/08/14 23:22
露草の思い出は・・・
母が夏の七夕短冊に書く時の墨をするときに、夜露でするものとか話していたような・・・
露草の水で、すったんだったかなー・・
よく見ると、かわいい花ですね。
薩摩節
2006/08/15 00:24
薩摩節さん、こんばんは。>母が夏の七夕短冊に書く時の墨をするときに、夜露でするものとか話していたような・
そうなんですね。皆さんそう仰ってますね。薩摩節さんもお習字、得意でいらっしゃるのですね。
この露草は、田舎では邪魔になるくらい生えて雑草で困りものでしたね。それがこちらではこうやって愛でられて、カメラで撮ったらまたまたこれが可愛い花なんですね。真っ青の他に、薄青、白もあるんですって。こちらでは抜いて乾燥させてお茶になさる方もいらっしゃるそうで、初めて聞きましたね。
薩摩節さんへ
2006/08/15 22:43
ツユクサ(露草) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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