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zoom RSS ギンミズヒキ(銀水引)

<<   作成日時 : 2006/08/15 19:22   >>

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早いもので、今日は61回目の終戦記念日を迎えた。戦争体験を知らない世代にとっては、政府主催の「全国戦没者追悼式」もちょっと他所事見たいに思われていることだろうか?。首相の靖国参拝問題、そして妊娠9か月の紀子さまが、明日午後入院などとTVのニュースは報じている。

そんな中、今年もまたほったらかしで人知れず庭隅に生えて白い花を咲かせているギンミズヒキ。
数年前ポット苗で1株を植えていたものだ。
 
ミズヒキは、熨斗などに使われる紅白の水引に由来する名前である。
そして日本各地の林や藪の半日陰の場所に見られ、手を掛けずともひとりでに殖えてくる多年草の雑草だ。
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         (種が飛んで思わぬところから生えた実生苗)

普通に見かけるミズヒキは、花びらのような4弁の萼片のうちの3弁が上から見たら赤く、あとの1弁が下から見ると白いので、赤白と言うところから水引の名前のいわれを戴いた。
葉は大きい楕円形で、両面はざらついている。雑草と思えるこのミズヒキは、立ち姿が上品なので実は立派な茶花となる。

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我が家の庭隅に植えたものは、普通の紅白のミズヒキではなく、4個の萼片が総て白でギンミズヒキと呼ばれており、また、葉にも八の字形の斑が入るものである。
この純白のギンミズヒキは普通の紅白のミズヒキと違って自然の中ではあまり見かけないようで珍重されており、これは園芸店で求めたものである。
花穂に真っ白い花が付いて、其れが種となり庭のあちこちに飛んでいって砂利の中や思わぬ所からこのギンミズヒキの実生苗が生えてくる。
真っ白い花が穂一杯に咲いていたかと思って翌日見ると、もう色が褪せて散っていることがあり、この暑い中、花持ちは悪いのかも知れない。花と見えて実を結んだ萼が色あせずに残って実を結び花に見えることがあるようだ。
何せカメラのズームで撮っても、なかなかはっきりと映らない程の極々小さなミリ単位の花の世界なのである。

このミズヒキとギンミズヒキはタデ科タデ属であるが、キンミズヒキと呼ばれるものもある。
こちらはバラ科キンミズヒキ属とミズヒキが付いて紛らわしく別の種属であり、花の付き方がミズヒキに似ているのでそんな名前がついたそうだ。
キンミズヒキ

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61年前の関東地方の今日は、暑い真夏の日が照りつけていたことであろうか?
今日の関東地方は久々曇り日で、涼しい1日となった。また洋上の台風がゆっくりとこちらに近づいているようだ。折りしもスダレの内側に偶然にとまって鳴いている油蝉。油蝉は成虫になるまで、卵が孵化するのに1年、幼虫が土中で過ごすのが5年の合計6年ともいわれる。(本に依っては7年とも) そして地上に出て羽化して成虫となり、1〜2週間程の儚い命だと言う。その生きている間にせっせと鳴いて相手を求めて交尾し、子孫を殖やして死んでいく。羽化して抜け殻となった蝉は空蝉とも呼ばれ、魂が抜けた虚脱状態を言う。
曇り日の今日の夕方にも、この油蝉はしきりに鳴いている。終戦の日の61年前も同じように蝉の声が聞こえていたのであろうか? 1億総出で戦って敗戦となり、総てを失って一面焼け野原となった中では、空蝉となった人々の嗚咽のみが聞こえていたに違いない。

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<ギンミズヒキ(銀水引)>
タデ科タデ属
学名:Polygonum filiforme albiflorum
原産地:インド
花期:8〜10月  
性状:ミズヒキの白花種。多年草。半日陰の林や草地 草丈40〜80cm
他の仲間にミズヒキ、シンミズヒキ
ミズヒキ
ギンミズヒキ2005,9/14

「極小の花のミズヒキ露なるカメラズームの点々のはな」

「飛び来たる油蝉とまる簾のうちしきりにも鳴く終戦記念日」

「戦争の体験知らぬ人の世となりて論ずる靖国問題」

「空蝉の彼の日を忘れん記念日の戦後過ぎ行く六十一年」

「吾亦紅銀水引に女郎花竹篭の花茶床を飾る」

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
東京の北側と南側みたいな違いでしょうか、私の所では晴れていると思うと急に曇ってきて雨がパラパラと来たりと大変不順な天気の終戦の日で、テレビは小泉首相の靖国参拝で大騒ぎでしたりと騒々しい一日だったように思います。
ところで偶然にも同じ日にミズヒキをブログにアップしたことになりましたね、昨日いつもの小さな植物園に行きキンミズヒキを撮り、何となく朝早く目覚めたものですから早朝にアップし他のものはハナスヘリヒユのパレードで手抜きとなってしまいました、ギンミズヒキのアップの画像初めて見ましたなかなか可愛いハナですね。
OSAMI
2006/08/15 21:05
 今日の一花さんちはギンミズヒキですか。確かに、雑木林でもミズヒキは多く見るのですが、ギンミズヒキ、ゴショミズヒキ(紅白混合で咲くものだそうです)は、ほとんど見かけないような気がします。
 一花さんちのは、葉にも斑が入り、花のない時期でも見どころがあり、良いものですね。

 うちでもこのギンミズヒキは咲き出しました。白い花が咲いているのは、ほんのひとときで、すぐに茶色っぽくなってしまいます。その点、紅いミズヒキの方が実になっても綺麗で良いものですね。
 種子を播いてもよく生え、よく殖えますのでいいものですよね。
 うちのは、こんなに見事な斑は入らないです。
なおさん
2006/08/15 21:10
ギンミズヒキ初めて見ました。花の形も紅白のミズヒキに似ている様ですね。キンとギンの違いこそあれ、OSAMIさんと同じ日にミズヒキをアップするとは・・・?
香貫山にもキンミズヒキは有りますが、ギンミズヒキは有りません。勿論、紅白のミズヒキも有りますが。なおさんのコメントによれば、ゴショミズヒキも有るようで。ミズヒキなんて1種類かと思っていましたが、植物の世界も広いですね。
デコウォーカ
2006/08/15 22:37
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。昨日の午後から雨模様で降ったり止んだりで涼しくなりましたね。終戦の日、何時も靖国問題が取り沙汰されて、今夜のNHkのTVでも討論していましたよ。
今日はお宅でも丁度キンミズヒキのアップでしたね。うちも庭隅に咲いていて、先日からカメラで撮ってもなかなか上手い画像が出来ず、ボケばかりでした。 やっと今日アップした次第です。それに夏の花も草臥れて他の花も咲き具合がイマイチです。OSAMI さんのカメラは上等なんですね。おまけにとてもカメラ腕がお上手で、細かい所まで花が良く写ってますね。ハナスベリヒユの画像もすてきでしたね。
こちらのギンミズヒキは白花であまりぱっとしないようで申し訳ありませんね。
OSAMI さんへ
2006/08/15 23:37
なおさん、こんばんは。夏休みも今日まででしたか?久々ごゆっくりなさったことでしょうね。明日からまた頑張ってくださいネ。早起きには慣れてらっしゃるでしょうから・・    
ミズヒキにもギンミズヒキもあり、こちらは、わざわざ茶花用に求めたものです。ゴショミズヒキ(紅白混合で咲くものだそうです)って、ネットで調べましたが、普通の赤のミズヒキのことを指すのはないのですね。紅白混合って、どううな具合に咲くのでしょうね。まだ見た事が無いです。ネットでも画像がちょっと出てないようですけど・・
ギンミズヒキは、なおさんちもやはり育ててらっしゃるのですね。なおさんちは他の植物が多いので、これって雑草扱いでしょうか?斑入りでないギンミズヒキもあるのですね。斑が入ると葉っぱだけでも見られるようです。
なおさんへ
2006/08/15 23:56
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
ミズヒキ、今日は金銀とOSAMI さんと偶然でしたヨ。画像が以前から撮っておいたのですが、何せ小さな花でピンボケばかりで上手い画像がなかなかでした。カメラの腕もイマイチで、何枚撮っても駄目な時は駄目です。
普通の赤いミズヒキは散歩なさる山にも生えてご覧になってらっしゃるのですね。ギンミズヒキは、やはりなかなか見ないようですね。なおさんが仰る、ゴショミズヒキってネットで探しましたが探し方が足りないのかも知れませんが見つかりませんでした。
デコウォーカ さんへ
2006/08/16 00:02
あのいまわしい戦争が終わってから随分時間が経ちましたが、まだ解決できない問題がたくさんありますね。靖国神社の戦犯合祀は中曽根元首相の見解通り
天皇が参拝できるよう環境を作るのが政治家本来の仕事であると思います。
小泉総理は自分の公約という小事にこだわって近隣諸国との関係をぶちこわしてしまったダメ人間。昭和天皇も嘆いておられますよ。原爆や無差別都市攻撃で民間人を殺傷したアメリカ、戦争終結後に60万人の同胞を酷寒のシベリアに強制連行したソ連など戦勝国の罪深い行為は裁かれていない。父を失った私ですが、戦争を通じて今生き続けている多くの日本人にとって大戦に対するさまざまな思いはまだ少しもいやされてはおりません。それにしても終戦記念日
の油蝉の画像に詔勅を聞いたあの日の記憶が甦ってきました。詠歌を読ませていただきながら感慨深い一刻をすごさせていただきました。
目黒のおじいちゃん
2006/08/16 09:58
一花さん家にはギンミズヒキがあるのですね。
我が家はミズヒキ(赤)だけはドッサイ あいもんが〜〜(笑
芽吹きの頃ならお浸しに出来るほどです。増える一方ごわんが。
ゴショミズヒキって紅白同株のタイプをいうそうですね。
画像は探せませんでしたが、記事はココに↓
http://www.keins.city.kawasaki.jp/content/kwhana/hana/m/mizuhiki.htm
八の字の斑は早い時期には出ていますが後では消えますね〜
もっとも斑入りの特別のタイプもあるようですが。
昨年、御岳でギンミズヒキを見たんですよ。種が出来てたら
戴く事も可能だったでしょうが・・残念ながら・・・
ミズヒキソウが咲くと立原道造を思ってしまう
ロマンチストのnobaさんでしたぁ〜〜〜
少々〜バテ気味で夜はバッタンキューと倒れ込んでいます。
今日は午後から障センター喫茶のチョボラです。さぁ〜行かなくっちゃ。
nobara
2006/08/16 12:44
目黒のおじいちゃん、こんばんは。コメント有難うございます。 戦後61年、戦争体験のない世代が増えて当時の様子を伺い知るのも、映画、TV、本、新聞等となってしまいました。以前は親から子へ、そして孫へと語り継がれるべき話も、今の核家族では知りようもないですね。教科書さえも南京大虐殺のことは余り触れておらず、靖国神社参拝も首相によって正当化されて一体どうなるのでしょうね。何が正論であるか常にマスメディアを正しく評価しなくてはいけないこちら側の姿勢にも問題があるようですけど。・・難しいですね。終戦の日にも、油蝉は鳴いていたことでしょうね。抜け殻となった空蝉と蝉の一生の儚い命を哀れ見て、戦争で儚い命を散らしめて逝った人達の事を思い偲び、またこれからの自分達はどう生きるべきかを考えてしまいます。短歌は未だ未推敲の下手なもので申し訳ありません・・読んで下さって有難うございました。
目黒のおじいちゃんへ
2006/08/16 21:14
ノバちゃん、お盆休みはどげなことじゃいもしたか?早々と避暑にお出かけで、盆休みは近場でしたか?うちは今年は帰らずにハズは何処も出かけず、読書と高校野球とこっちでのんびりでした。うちは赤は無く、白の斑入り葉はずっと消えずに此の儘じゃいごたっよ。ゴショミズヒキっち、ノバちゃんも見たことなかとね〜。ほんにそげんとがあっとじゃろかいな?なおさんは何処で本物を見られたのでしょうね?記事はココにのアドレスは検索できなかったヨ?ネットでゴショミズヒキを入れて検索したらチョビット関連が載ってたヨ。そうそう、ノバちゃんも立原道造びいきごわしたか?彼の作品は生活苦さがなく、(若かったからね)透明感があって綺麗でまるで、モーツワルトの音楽みたいだよね。この葉のざわめき、花の囁き、小川の流れ、穢れなき綺麗な自然、そして青春時代の純粋な憧れ、汚れを知らぬ純白の心みたい。ロマンチストのnobaさんでしたかぁ?私はボードレールが好きだった〜〜。詩も段々と物足りなくなってきて色々でした。相変わらず忙しいノバちゃんですね。夏バテせんごっつキバイヤンセな〜。
nobaraさんへ
2006/08/16 21:40
8月6日、広島の原爆投下の日、私は埼玉県東松山市の丸木美術館の広島忌の参加していました。眼下を流れる都畿川に流す灯籠に赤いミズヒキの花を描いていました。傍らで一緒に書いていた娘さんが、なんの花でスかと聞いてきたので、その花の咲いている場所を教えてあげました。よかったらどうぞ一度おいでください「原爆の図」ほかすばらしい画が展示されています。自然も人もみんなすばらしいですよ。靖国も一度は見た方がいいでしょうが、こういう場所は全国の皆さんにぜひ来ていただきたいです。戦争がどんなに美化されようとも人の命の尊さには及びません。
かおたい
2006/08/28 23:14
かおたいさん、こんばんは。こちらの方にコメント有難うございます。あれからご無沙汰申し訳ありません。チェコの記事・写真は拝見させて頂いております。私は昔、長崎の原爆記念館を見た事がありまして、その惨さをしっかりと見て参りました。そして靖国神社も出かけましたよ。やはり問題は戦争の体験有りませんので、靖国は他の方々と一緒に戦犯がと思ってしまうのでしょうね。灯籠流しに楚々とした、赤いミズヒキの絵をお書きになられたのですか?戦争の惨さ、平和への願い、そして命の大切さ、亡くなられた方々への鎮魂、そして今を幸せに生きていられる己への感謝などの為に、灯籠流しをなさってらっしゃるのですね。やはり、「人の命の尊さ」が一番なんですね。歌、音楽で生きる、命の喜びなどを皆様にお伝えなさってらっしゃって素晴らしいことですね。私も音楽を聞く度に、心洗われて喜びが溢れたりで思いが色々です。この頃ベートーベンもまた好きになりました。人生の深さが感じられるようです。(でもその日の気分によってモーツワルト、とかショパンとかで、気まぐれです)
かおたいさんへ
2006/08/28 23:45
ギンミズヒキ(銀水引) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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