一花一葉

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<<   作成日時 : 2006/08/16 19:27   >>

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鉢で何年も育てている熱帯植物のパキスタキス。
あちこちの温室でよく見かける花である

「パキスタキス」と言う名前は舌を噛みそうで余り聞きなれない言葉だが、『ギリシャ語で厚いを表わすパキス(Pachys)と穂(Stachys)から来て、黄色い包が幾つも重なっている姿から命名された』との記述があった。

耐寒性は強い方で、5℃あれば十分に越冬できるが、毎年2階の日当たりの良い暖かい部屋に一人でせっせと運んで他の熱帯植物と一緒に管理している。何故か今年の2月にも部屋の中で1輪が開花してくれた。12℃以上の温度が確保できれば花が何時でも開くと言う。
春になって、日当たりの良い外に置いていたが、何故か今年は未だ2輪しか花が見られない。去年はひと月前の7月14日には、たくさんの花を咲かせて庭が華やかで明るかった。
若しかして、去年の花後のお礼肥が足りなかったか、鉢の植え替えを行わなかった所為か、また今年の日当たりが充分確保されていなかったかの何れかが原因であろうか。

                   <開花の様子>
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やっと8月に入り、葉の先端に黄色いものが顔を出し、7センチぐらいに伸びた黄色い蝋燭のような花穂が出たと思って見ると、その中から6センチ位の白い匙みたいなのが伸びてきた。また違う場所からも同じように伸びてきて、最初の花の先が割れて開いてきた。良く見るとシソ科のクチビルバナのような格好で、実はこの伸びてきた白い匙のようなものが本当の花であった。黄色い花穂と見える蝋燭のようなものは苞と呼ばれるもので、これは白い花が散ったあとも長く残っている。
黄色の苞と白の花が対照的で、この本等の白い花は涼しくさえ感じられる。
一昨日までは咲いていたこの白い花は、今日はもう散ってしまって、また新しい白い花が開いている。この散った白い花の後には結実が見られない。花の中から僅かに顔を覗かせているオシベかメシベが緑の色をしている。

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この黄色い苞を持つパキスタキスは、実際はパキスタキス・ルテアが正式名で、別名がウコンサンゴ(鬱金珊瑚)と呼ばれるが、同じ仲間にパキスタキス・コッキネア、別名ベニサンゴバナ(紅珊瑚花)と呼ばれるものもある。通常パキスタキスと言う時は、黄色い苞のパキスタキス・ルテアを指すそうだ。

この花と同じような苞の中から白い匙のような花の咲くものに、コエビソウ(別名ペロペロネ)と言うものがある。同じキツネノマゴ科であるが属が違う。

                  <花の上から>
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ギラギラと耀く真夏の太陽の下、この四角錐の黄色い蝋燭から白い花が咲いている様は、ここがまるで亜熱帯のような場所かとさえ錯覚に陥ってしまう。それもその筈、ヒートアイランド現象で日本の夏はもはや亜熱帯状態で、熱帯植物が花屋で賑わうのも無理からぬ気候を呈してきていると言う。梅雨のなかった涼しい北海道も、近年気候の変化が出てきていると聞く。ランタナ、エンジェルストランペット、コエビソウ、マンデビラなども日本の亜熱帯に近い夏に馴染んで、今あちこちで盛りである。
今日も曇り日だが既に30℃はあり、明日はまた暑くなりそうだ。最高気温が日に日に更新されて、36℃を越える地方もざらにあるようだ。

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<パキスタキス・ルテア>
キツネノマゴ科パキスタキス属
学名:Pachystachys lutea
別名:ウコンサンゴ(鬱金珊瑚)、パキスタキス、パキスタス、ゴールデン・キャンドル
原産地:ペルー、ギニアなどの中南米、西インド諸島
性状:樹高(90〜120cm)、常緑小低木、
管理:日当たり、最低温度5℃以上、生育適温は15〜25℃程度、12℃以上で開花。
   肥料を好む。株を殖やすには挿し木。

コエビソウ

パキスタキス・2005,7/14



「夏陽照るま昼に黄色の蝋燭を灯すかの苞のパキスタキスは」

「繁りたる庭木見ぬ間に剪定され夫のみ喜ぶ夏休み過ぐ」

「剪定さる枝葉を更に切り刻む中より香るは月桂樹の葉」

「ポストには暑中見舞いのハガキ見ず我も残暑のお見舞い出さず」


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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
色々の花が有るものですね!ウツボグサを見つけて一人、興奮していた自分が恥ずかしくなります。
黄色い苞も白い花と同じ様に四方向を向いているのですね。良く出来ている花ですね、不思議な花ですね。
デコウォーカ
2006/08/16 22:37
 今日の一花さんちはパキスタキスですか。熱帯地方がふるさとのものは、暑さも大歓迎!というところなのでしょうか?
 新宿御苑とか神代植物公園の温室とかで見かけるものですね。
 コエビソウはうちでも育てているのですが、こちらはないです。
 冬に室内に取り込む必要がないものだけ育てると管理も楽なのですが、知らないうちにいろいろ集まり、寒さに弱いものも幾つも育てていますが、鉢数が増えると、なかなかナンギなことですよね。
なおさん
2006/08/16 22:38
デコウォーカ さん、こんばんは。デコウォーカさんみたいに、毎日自然の野山に咲いている花を愛でる事が出来る方はお幸せですよね。私は近くに自然がなくて、手当たり放題何でも育てて枯らして、慰めてもまた他の花が欲しくなって、これって花に対して罪かも知れませんよね。ささやかな箱庭で自然を感じながら生きる慰めでしょうか?何時か大自然の本物の中で、可憐な花姿を見て見たいものです。ウツボグサが叢から背伸びしているダンスを見てみたいですね。そうそう、気づきませんでしたが、黄色い苞も白い花と同じ様に四方向を向いていました。蝋燭の形ばかり考えて、観察力が足りませんでした。教えて下さって有難うございました。
デコウォーカ さんへ
2006/08/16 23:33
なおさん、こんばんは。今日からお仕事で、お疲れのところコメント有難うございます。なおさんち、なんか山野草のイメージばかりでしたが、コエビソウがあるのですか?コエビソウって、生垣にしてあるお宅もあったのですって。画像見せて戴いたのですよ。若しかして温暖化で慣れっこになったのでしょうね。なおさんちはやはり冬場家に取り込んでらっしゃるのでしょうかしらね。うちもこの花と合わせて色々、一人でエッチラ・コッチラ2階まで運んで難儀なことですヨ。何故こんなにしてまで鉢が増えてしまうのか。増やさないと思っても意思が弱くてフウランフウランです。なおさんちは他に手助けして下さる方がいらっしゃるようですが、うちは私一人でですから・いい加減しないといけないですよね。
なおさんへ
2006/08/16 23:43
いろいろの植物をお育てになっている事に感心しています、水遣りの問題とか枯らした植物とかその他のお話頂いた事を総合すると、相当の数の植物たちを抱えている事が想像できて、街の植物博士ではないかと勝手に想像させていただいております。
ところで今日のパキスタキスは白い花が四方に伸びてくる感じが分かってとても参考になりました、またいろいろの花等を見せてください。
OSAMI
2006/08/17 06:47
熱帯温室は、山川のフラワーパークがあります。年間フリーパスですが、なかなか出かけられません。ここは、温室でなくても、パイナップルとかバナナはもちろん路地栽培で、カポック・ハイビスカスなどは、垣根塀に使用されています。
薩摩節
2006/08/17 15:40
OSAMIさん、こんにちは。コメント有難うございます。
私は、ただの植物好きで、求めてきたその植物が果たして我が家の気候と土質に適応するかも分らないで、何でも見れば欲しくなるだけの欲張りで、自己満足しているだけかも知れません。そして枯らしてしまって、植物に対して罪作りをしているな〜なんて考えております。せめて育て方でもしっかりと調べて忠実に育ててあげようと思いつつ、このブログを書く事で植物の知識を得て、自分のボケ防止とブログの輪の楽しみを戴いているだけの者です。ただの土いじり好きな泥んこ博士ってところでしょうか?OSAMIさんこそ、花好きで研究熱心なお方でいらっしゃいますよね。こちらこそ教えて戴く事が多いです。よろしくお願いします〜。
うちの花も夏場で今草臥れ中で、去年からすると随分鉢数も少なくなりましたし、またこれから少しずつ減らして行こうと思ってはいますが・・
パキスタキスは以前アップさなってらしたペロペロネと同じような花の咲き方ですよね。そしてデコウォーカ さんが指摘して下さいました黄色い苞は三角錐でなく、四角錐の形に出来ておりましたので、本文を訂正いたしました。
OSAMIさんへ
2006/08/17 16:07
薩摩節 さん、こんにちは。コメント有難うございます。そちらにゆっくりと台風が向かっておりますね。ご心配でしょうね。
こちらは、今朝は晴れて洗濯物を干したとたん驟雨でした。午後になってまた蒸し暑く雨は止んでおります。
ここ東京の夏場も(日本中でしょうが)亜熱帯気候並で、そちらや温室でで育っているような植物が花屋で売られて、また生垣にもなっているようです。地球温暖化は日本だけでなく、世界的なもののようですね。植物だけでなく海の生き物にも影響が出て、生態系が変わって来ていると言うことでした。
そんな中、うちでも熱帯植物の鮮やかな花色が庭を賑わせております。熱帯の花は強烈な原色で虫や人の視線を惹いておりますね。山川にもフラワーパークがあるのですね。生垣にハイビスカス等が植えてあれば、植物園に行かなくてもと思ってしまいますが。バナナはこちらでも植えてありビックリでしたよ。(冬は枯れてましたが)
薩摩節 さんへ
2006/08/17 16:18
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