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zoom RSS ハマナデシコ(フジナデシコ)

<<   作成日時 : 2006/08/24 21:38   >>

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以前、ある方のブログで知ったハマナデシコの白。
カワラナデシコやビジョナデシコは良く目にするが、このハマナデシコは初めて見るようだった。

また最近、他の方のブログで知った薄紫のハマナデシコ。調べて見たら、ハマナデシコは江戸時代に品種改良されて赤、白、紫色があることが分った。
先日偶然、花屋で出回っていたハマナデシコの薄紫色のポット苗。
見かけて、あっ!とびっくりした。
本州以南の太平洋側の海岸で見られるものとばかり思っていたが、こうして観賞用に栽培されて出回っていたわけだ。
花色が薄紫色で、別名がフジナデシコと呼ばれ、ナデシコの仲間では一番開花期が遅く、夏から秋に咲くのでナツナデシコの別名があり、夏の切花としても出回っているそうだ。

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花はカワラナデシコのような繊細な切れ込みがなく、丸くぼってりとした平面的な感じで、花鞠のように纏まって咲いている。葉は海岸の過酷な環境に適応する為に厚くて光沢があり、葉の柄は殆ど無くて対生しており、その上下の葉はお互いに互生している。
一鉢求めたハマナデシコ。夏の暑さにも強く強健で、繁殖は種播きと書いてある。

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うちでは今までカワラナデシコ、常夏、マジカルダイアンなど花壇に植えてきたが、庭木が繁るにつれて年々株が細って来て、今年はカワラナデシコ2株ととマジカルダイアンが咲いただけだった。
それで、このハマナデシコは花壇に植えずに鉢に寄せ植えして見た。

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さて、このハマナデシコはナデシコ科ナデシコ属だが、ナデシコは、ユーラシア大陸に広く分布し、山野の日当たりのよい草原や、川原に生える多年草で、約百種類が知られているそうだ。日本では、ナデシコと言うと馴染が深いが、自生するのは、エゾカワラナデシコ、ハマナデシコ、シナノナデシコ、ヒメハマナデシコの四種のほか、カワラナデシコが自生すると言う。
他に出回っているナデシコには、ビジョナデシコ、セキチク、常夏、などがあり、我が家では花色が変わるマジカルダイアンも育てた。

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          (マジカルダイアン2006・5/28)
ナデシコ属の仲間
マジカルダイアン2005/10/24

ナデシコの花は万葉の昔から愛でられて25首もあり、山上憶良の「秋の七草」の歌の中にも詠われている。ここで詠われているナデシコはカワラナデシコの花である。

「 萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花」(万葉巻八・1538)

「一本(ひともと)のなでしこ植ゑしその心誰れに見せむと思ひ始めけむ」(万葉巻十八・4070)

また、枕草子の67段でも「草の花はなでしこ、唐のはさらなり、大和のもいとめでたし。」と清少納言が褒めている。
ここで言う「唐のはさらなり」は唐撫子のセキチクのことを指し、当時は大和撫子より唐撫子が愛でられていたようだ。ヤマトナデシコは河原によく咲く事から現代ではカワラナデシコと呼ばれる事が多く、セキチクを唐撫子と呼んだので、それに対比させて大和撫子になったと言う。

ナデシコの学名には「Dianthus(ダイアンサス)」が付くが、「dios」神、「anthos」花の二語からなり、美しい神聖な花という意味だそうだ。

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              (カワラナデシコ・2003,10/7撮影)

しとやかで慎み深く、良妻賢母の日本的な女性の美しさを讃えて大和撫子と呼ぶようだが、昔の女性には大和撫子が多かったようだ。今の世は、女性も男性と対等に社会に働きに出て自立して能力を発揮する女性が好まれるようだ。勿論自立する女性の中にも大和撫子はたくさんいる。が、家庭にあって家事、育児に精を出して暮らす専業主婦は嫌われるようで、またマイホームを持ったりして、社会的にもそんなゆとりある人達は少なくなってきているようだ。そして社会的にも、専業主婦の税制優遇は廃止されてきた。これからの世代の女性は、男性と同じように仕事をし、男性も女性と同じように家事、育児に参加せざるを得ないのであろうか?

我が庭に植えて細ってきた大和撫子と呼ばれるカワラナデシコの花、来年は株が出てくれるであろうか?

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<ハマナデシコ>
ナデシコ科ナデシコ属
学名:Dianthus japonicus Thunb.
別名:フジナデシコ、ナツナデシコ
花期:7〜9月
原産地:日本、(本州、四国、九州、南西諸島の海岸)、中国
性状: 多年草(耐寒性)、二年草扱い
生育環境:日当たり。
花色:白、紫、赤
 
「わが庭の大和撫子細りゆく樹木の繁り日蔭増し来る」

「紫のハマナデシコを求めたり淡淡と咲く小花の確かさ」

「滴りくる汗も拭わず開け放つ真夏の昼間掃除に勤しむ」

「淑やかなる大和撫子秋風に揺れに揺れつつ誰をか待つや」



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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
カワラナデシコ」だけは、知っていました。
清楚な花ですね。
薩摩節
2006/08/24 21:52
ハマナデシコを購入し自宅で育てているとは羨ましいですね、私もブログで取上げました家のハマナデシコが結実したら種を頂き来年はポットで育ててみたいと思っています、人間はうんざりですがギラギラする太陽が大好きで丈夫なな植物もいいものだと思います。
OSAMI
2006/08/24 21:54
 今日の一花さんちは、育て主に相応しい大和撫子の1種、ハマナデシコですね。やさしい色あいで、良いものです。やはりフジナデシコというには、この色でなくてはいけませんね。カワラナデシコのような優美さはなく、ややぽったりとした花ですが、丸みの花も可愛らしいものです。

 ハマナデシコは南房総の南端の岩場でも見たのですが、潮風に耐えて咲く、芯の強い花で、ただ可愛らしいだけのものではありませんね。
 花が咲き、種子が出来ると親株は枯れやすいもので、1、2年草と思って毎年種子で更新していかないと絶えてしまいますね。

 カワラナデシコも、株はあまり長持ちしないものですから、花が咲いて種子が出来たら、やはり1年草のつもりで、種子から更新した株の方が元気で良く育つものですね。日当たりの良いところでないと、元気に育ちませんね。
なおさん
2006/08/24 22:03
育て主に相応しい大和撫子の1種・・・だって!なおさんが。
(〃^∇^)o_彡☆あははははっあ!笑っちゃいけませんでしたわねぇ。
アナベル奥様!ごめんなさい!私としたことが迂闊でござんした。
かわいい花!としか賞賛の言葉を知らないさよちんでごめんなしゃい。
さよちん
2006/08/24 22:19
カワラナデシコ(大和撫子)が、やはり良いですね。見慣れているからか、はたまた日本女性に譬えられているからか。良い物は、やはり良いですね。
来年もカワラナデシコが咲き誇るように、頑張って下さい。今からギブアップはいけません。
デコウォーカ
2006/08/24 22:38
薩摩節さん、こんばんは。コメント有難うございます。
鳥のこともお詳しいですけど、ゲッカビジン、ベゴニアなど他の花も良くご存知でいらっしゃいましたね。カワラナデシコは清楚な花で、切れ込みが綺麗ですよね。田舎では、ぼってりとして咲く赤いビジョナデシコが良く庭に植えられていたようですよね。記憶にありますよ。そして供花として切花で何処でも売ってますよね。
薩摩節さんへ
2006/08/24 23:36
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。以前、ブログ記事でハマナデシコの紫色の画像を見せて戴いた時びっくりしたのですよ。街でも育ててらっしゃる方がいらして。白を育ててらっしゃる方もいらして、そこで初めてハマナデシコの存在を知って、紫があることを知らなかったのですよ。先日、偶然花屋で出回っていましたので、若しかしたらあちこちの花屋でも出回っているものかも知れませんね。丈夫だそうで二年草感覚だそうですよ。でも私は腕が悪いので、次まで育てられるか分らないのです。種を貰われて頑張って育てて下さいネ。お上手でいらっしゃいますから。
OSAMI さんへ
2006/08/24 23:43
なさおん、こんばんは。お疲れのところコメント有難うございます。なおさんちで拝見させて戴いた白のハマナデシコ、まだ開花が進んでいなかったようで、この紫のハマナデシコとはちょっとイメージが違って見えましたね。まだなおさんちは白が咲いているでしょうか?藤色なので、わざわざ別名でフジナデシコと付けたのでしょうね。真夏に咲いて元気な花ですよね。
>育て主に相応しい大和撫子の1種・・・だって!なおさんが。(〃^∇^)o_彡☆あははははっあ!笑っちゃいけませんでしたわねぇ。
てさよちんが、ひがんでいるようですよヨ。さよちんにも一度「育て主に似て」と言ってあげて下さいね。でも育てていないから何ともいえませんよね〜。花を育てると忍耐も我慢も自ずと出てくるものですよね。
カワラナデシコは種を採って更新した方が良いのですね。種が出来たのか長雨で消えてしまったようです。そうそう、ホトトギスの白も種を播いたのですが、全然音沙汰なしでした。
なおさんへ
2006/08/24 23:54
さよちん、22時19分は、まだお休みでなかったの?
今ではもうとうにオネムの頃でしょうかね?
>育て主に相応しい大和撫子の1種・・・だって!なおさんが。
そう?そうなおさんに言って貰いたければ、しっかりとお花を育てあそばせ〜〜。。無理でしょうね〜〜残念ね〜〜??
奥様したかったの?仕事止めて奥様してまたお仕事で??奥様したければまた辞めれば〜〜??
そうか・さよちんは和歌奥様だったわね〜〜〜。私のタダの奥様より和歌がついて上等奥様でしたわね??
自分のことだけを喋らないで、お花をきちんと愛でて帰ってよね〜〜。
今日のは、可愛い花とオメメに写ったのですか?ありがとうさんでした〜。
さよちんさんへ
2006/08/25 00:03
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
そうですよね、ハマナデシコのぽっちゃりは元気そうですが、やはり日本女性の鑑としてのヤマトナデシコ。切れ込みが綺麗で繊細でなよなよと撓って美しいし、芯が強い花ですよね。種が出来ているかどう分らないのですが、また頑張って見ますね。やはり、あちこち違う場所で植えて育てて見て、植物のお気に入りの場所を探してあげる事も大事でしょうね。
デコウォーカ さんへ
2006/08/25 00:12
一花さん、ハマナデシコも沢山種類があるようですね。いろいろ調べられて記述されているので、いつも偉いなあ〜〜って感心しています。見習いたいけどもう私には根気がないのです。こうして教えて頂いてもすぐ忘れます。繰り返し繰り返し見られるのもブログのお陰と喜んでいます。
彦左
2006/08/25 15:57
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
お花の世界は、名前もあちらのものが多くて多彩で仲間も多く、似たような形もありますし名前を覚えようなどととてもです。自分で育てて、このブログ記事を書いてやっと少し覚えておりますよ。自分で育てていなくて、他所様のブログで見た花なんか私も即忘れておりますよ。でも彦左さんはお偉いことで、PC操作で花をまた違った角度から見せて下さったりで、何時も感心しております。仰るようにやはり繰り返して見れてブログは良い事ですよね。本は何冊も必要ですし、図書館も近くに無ければ面倒ですし、図鑑も良い絵が入れば万単位しますよね。学者じゃないので今の所ネットで充分でしょうか?でも時々、あれれ?と思うような間違いの記載もあるようですが、自分もその一人でお恥ずかしいです。
彦左さんへ
2006/08/25 19:02
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