一花一葉

アクセスカウンタ

zoom RSS ヒガンバナ(赤)

<<   作成日時 : 2006/09/13 18:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 12

画像

去年は赤い彼岸花が9月末に咲き、のちに黄色が10月に入って咲いていた。今年は何故か逆で、8月22日に早々と黄の彼岸花が時期を追って2輪咲き、もう散ってしまった。去年咲いた赤の彼岸花の芽をやっと昨日2本確認したが、今年新たに花屋で求めて8月に庭隅に植えた4球のうちの2株のみが昨日から開花してきた。
ヒガンバナ2005/09/28

画像

もう庭の日の当たる明るい花壇には植える場所がなかったので、土佐ボンタンを植えた樹木の下陰のフェンス際に植えたのだが、それでも4本中2本が伸びて開花したので発芽率50%であった。(今日の夕方また1本確認したので発芽率75%だ・・)

画像

小さい頃見た田舎の秋の田圃は実りつつある稲穂が黄金色に色付き、叢の緑と田圃の畦の彼岸花の赤と、この黄緑赤の3色に彩られた長閑な田園風景だったように記憶する。
彼岸花は、小さい頃から屋敷内に植えると火事がすると言われて随分忌み嫌われたもので、その毒々しい赤の花は田舎の土手をあちこち赤く染めて、誰も採らないので年々殖えていったようだ。この彼岸花の茎をポキンポキンと何箇所も折っては皮を引っ張って伸ばしつつ遊んだものだが、その赤い花に触ると毒だと聞いて、触れると手を洗い遊んだあとの花や茎が叢や道端に打ち捨てられて何時までも赤く燃えていたようだ。
これは後に知ったことだが、田圃の土手に植えることで野鼠が穴を開けるのも防いでいた、と言う毒としての有効利用もあったそうだ。

「ぽきぽきと折れば野が哭(な)く曼珠沙華」(萩原麦草)

画像

彼岸花の根はアルカロイド(リコリン)という毒があり、水で何回も晒してこの根の部分のデンプンを飢饉の際の食料としていたのに、 何故かくも人に忌み嫌われてきたのであろうか?やはり、小さい子が誤って口にするといけないし、墓に生えてきたりして死人花、地獄花、幽霊花、狐花等の不吉な名前が付き、その余りにも赤い花に血の色、そして名前の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)に「天上の花」という意味があるので、あの世の花と言うイメージを持って恐れられていたのかも知れない。

画像

今では花屋でも鉢や球根で売られ、学名がLycoris radiata であり、リコリスとはギリシア神話の海の美しい女神のことだそうで、ヒガンバナ属を総称してリコリスと呼ぶ。赤のみならず、黄色、白、ピンクなど品種改良が行われて、近年ピンクの夏ズイセンはガーデニングで持て囃され、品種改良された球根が花屋にも出回っている。オレンジのキツネノカミソリも日本のあちこちの山野で自然に見られ、こちらは赤色でないので随分好まれているようだ。

画像

この花の特徴は、花と葉を同時に見る事がなく、葉のあるときには花はなく、花のときには葉がない、所謂「葉見ず花見ず」と言われ、韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ばれるようだ。
赤い彼岸花の開花が8月頃から咲いて随分開花の時期のずれがあるようだが、一見同じように見える赤い彼岸花にも早咲きのもの小ぶりのものなど品種銘が色々あるようで、素人にはどれも同じに見えてしまう。

「あかあかと彼岸花咲く畦道でこんど会う日の約束ありき」(鳥海昭子)

日高市の巾着田の赤い彼岸花は余りにも有名で、一面赤く土手を染める彼岸花にあの世の世界を見たような心地となったのは不思議ではない。花を一目見たいと訪う人の情熱も燃え盛り、人と花の犇くひと時の赤一色の世界であった。
日高市巾着田

画像

<ヒガンバナ>
ヒガンバナ科ヒガンバナ属
学名:Lycoris radiata  
原産地:日本、中国
開花時期:9月〜10月
花色:赤、黄色、白
性状:球根(毒草)
管理:日当たり、株分けで殖やす。
ショウキズイセン(黄色ヒガンバナ) 2006/08/22

「球根の彼岸花2本咲き初めて雨に濡れゐつ庭隅明るむ」

「忌まわしき花の名今は聞かれずにリコリス球根花屋に出回る」

「故郷の田圃の土手を一面に赤くも染めし彼岸花遥か」

「今は亡き姑の花黄と赤のリコリス庭に今年も咲き継ぐ」

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
あら〜〜早い。我が家はやっと6球延びてきています。開花はもう暫くのようです。今年は何球花を付けるかと毎日見ているのですが、今日の雨と寒さで咲くかしら?昨年は一寸遅めで一昨年は9月に入って早々に咲きました。
今年はどうやら例年通りのようです。日高市巾着田 毎年見物客が多いですね。最初に巾着田に行ったのは23歳ぐらいだったかな?2月でしたので川に氷が張っていたのが珍しく橋からずいぶん長い時間眺めていました。もちろん彼岸花はその時は見れませんでした。2時間半のハイキングを楽しみました。
ゆう
2006/09/13 20:48
ヒガンバナの早いものがが咲きましたか、散歩コースのヒガンバナはだいぶ芽が伸びていますがまだ開花に至っていませんでしたけれど、いつもの植物園では樹下の日陰のところで数本咲いているのを見つけました、巾着田もまだやっと咲き始めたところのようですし、これからが楽しみですね。
OSAMI
2006/09/13 22:42
ゆうさん、こんばんは。以前ゆうさんのコメントに『我が家のも300本ぐらい赤が咲きます。いっぱいになりすぎて横浜の花ゲリラさんに贈りました。内容は毒物混入と・・多分横浜の河川敷も彼の努力で巾着田の彼岸花に負けないぐらいの花園になると今から楽しみに待っているところです。そうなったら一緒に見に行きましょうね。』でしたね〜。ゆうさんち、咲いたらすごいでしょうね〜。アップを楽しみにしてます。うちは去年ののがやっと2本出てきて、今年4球播いたうちの2株が咲き、あと1本オメデトウです。夫が良い感じしないと言って、全部日当たりの悪い所に植えてあります。白も欲しいですよね。姑が白と黄色を送ったと昔言っていたのですが、咲いたのは赤と黄色でした〜。000運輸で運ばれているうちに赤くなったのかも?と思ってます。
ゆうさんは、最初巾着田に2月にお出かけでしたか?川に氷が張るくらい寒いのですね〜。私は電車でのんびり行きました〜。コスモスも綺麗でしたが人と車が多いでしたね。電車の便が少なかったようです〜。
ゆうさんへ
2006/09/13 22:47
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。以前OSAMI さんが8月28日に赤い彼岸花が咲いたとアップしてらしゃいましたが、あれは随分早いでしたね。うちも黄色いにが8月22日に咲きましたので、今年は随分と早く咲くものなんだな〜と思ってます。去年9月28日に咲いた球根からは2本芽が出てきて未だです。今日のこのアップは今年7月末に球根で求めて8月に植えたものです。 赤い彼岸花も色々な種類があるようですね。巾着田は未だのようで、やはり秋分の日に向けて咲くものなんでしょうね。嫌なイメージですが、やはり植物園や公園にも植えてあるものなんですね。
OSAMI さんへ
2006/09/13 23:03
 一花さんちは、今日は燃えるような彼岸花ですね。うちでは金木犀の下と、玄関近くに植えてありますが、まだ咲いてきません。巾着田はうちからもそう遠くはないのですが、ヒガンバナがあまりにも有名になってからは行ったことがないです。あの辺は小学校の遠足のコースでした。春のレンゲのころも良いでしょうね。
 僕のところでは、今日は白花の方を出しました。ヒガンバナもそろそろ出しても良い時期ですよね。

 ヒガンバナは忌み嫌われることもあったようですが、方言名もやたらと多く、それだけ注目されてきた証ですよね。
なおさん
2006/09/13 23:10
一昨日、香貫山でも芽が伸びていました。そろそろ咲くと思います。ヒガンバナは色々な名前が付いていますね。それだけ注目度が高いのでしょうね。白や黄色もあるようで実物を見たいものです。
デコウォーカ
2006/09/14 07:19
一花さん、彼岸花は花の少ない野辺で色鮮やかに見せてくれます。
昔はこの辺の田んぼの畦に一面に咲き誇っていましたが、最近は滅多に見なくなりました。
彦左
2006/09/14 11:21
こちらは、咲いているのと、これから・はこれから咲くほうが多いです。我が家にも、赤と白「やや黄色」ピンクの三種が咲きます。先日の福岡行きの時、あちらはまだで、浮羽の棚田も咲いていれば行きたかったのですが、葛・星野へ、鹿児島のアマ・カメラマン四十人ほどと、撮影会に出かけました。
薩摩節
2006/09/14 12:31
なおさん、コメント有難うございます。
彼岸花は忌み嫌われておりますが、この頃花屋で球根や鉢で出回っておりますね。巾着田のあの人の集まる様は、ただ単に美しさだけでなく、何か昔の郷愁を懐かしんでいる風にも思えてしまいます。
うちも気の早い彼岸花2本、咲き出しまして、またボチボチ何本か芽が覗いています。なおさんちもそろそろでしょうか?
なおさんへ
2006/09/14 22:32
デコウォーカ さん、コメント有難うございます。
やはり香貫山でも芽が伸びてきているのですね?この雨で、うちも何本かまた芽が出てきております。目が出て1週間ぐらいであっと花が咲きますよね。この花には名前が色々あるようで、それだけ人間と関わりが深いということでしょうか?白、ピンク、黄色など他色々あり、以前キツネノカミソリの群生もアップなさってらっしゃいましたね。赤もまた、きっとたくさん咲く事でしょうが、黄色や白が見られず残念ですね。お散歩がまた楽しみですね
デコウォーカ さんへ
2006/09/14 22:38
彦左さん、コメント有難うございます。彦左さんの方ではたくさん見られると思ってましたが、今では田圃の畦でも見られないようになったのですか?どうしてなんでしょうね?誰か掘ってらっしゃる訳では無いでしょうに、巾着田と言う所では、一面真っ赤に果てしなく続く彼岸花が咲いて、それは見事なんですよ。でもこの頃花屋で球根が出回っていて、鉢でも売っているのですよ。あるところには有るのですよね。
彦左 さんへ
2006/09/14 22:44
薩摩節 さん、こんばんは。コメント有難うございます。そちらのヒガンバナ開花状況は咲いているのもあり、これから咲く方が多いのですか?やはり未だ暑いですので、ボチボチなんでしょうね。昔は土手にたくさん咲いていましたが、まだそちらでは見られて嬉しいですよね。薩摩節さん宅でも3色ありますか?今度是非撮って見せて下さいネ。薩摩節さんは、毎日翡翠ばかりを見張ってらっしゃるかと思ったら、あちこちアマ・カメラマンさん達と撮影にお出かけなんですね?どんな写真を撮られるのか楽しみですね?また素敵な写真見せて下さいね。
薩摩節 さんへ
2006/09/14 22:51
ヒガンバナ(赤) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる