一花一葉

アクセスカウンタ

zoom RSS ヤブラン

<<   作成日時 : 2006/09/03 18:46   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 8

画像

関東地方以西の暖地に生育するという常緑多年草のヤブラン。
8月頃から山地のあちこちに自生が見られ、先日散歩に出かけた折、偶然初めてその自生のヤブランの花を見ることが出来た。
株自体はそれ程大株でもなく開花を終えたのか肉眼では分らなかったが、長い花穂が1本、藪の中にひっそり残っていた。また後日出かけた折見たら、もう誰が掘ったのか姿がなかった。

画像
             (散歩で見た自生のもの2006,8/22)

このヤブランは、日陰の植物として生育旺盛で暑さ寒さに強く、和風庭園や花壇の縁取りやグランドカバーやカラープランツとしても使われている。
園芸種として利用されるのは斑入り品種で、近所の北側の外花壇にタマリュウ、ギボウシなどと一緒に使われているのが目につく。

画像

わが家のものも斑入り種だが、他の花に気を取られていたら,、もう知らぬうちに花が咲いていた。肉眼では、これも余り花の美しさが分らないような直径6〜7ミリ位のものだが、カメラ目線で見ると随分と綺麗な花だと再認識する。

画像

写真画像で見ると、花の形が以前アップしたタマリュウの花に似ているようだ。あと、ブログで見かけるキチジョウソウ、ツルボ、ヒメヤブラン(これは当然だが)の草姿と花にも良く似ている。
これ等は属は違うが何れもユリ科である。ヤブランはランと名が付くが、葉が細くランの形に似ているのでヤブランの名前を頂いたのであろうか?
キチジョウソウ
ジャノヒゲ
ヒメヤブラン
ツルボ

これには花後11月頃から冬に実が出来ると言うが、去年確認しなかったので観察してみよう。
我が家の斑入り種は普通葉のものより花付が悪いようだが、日陰を好むと言っても全くの日が当たらない場所より、半日陰位の方が花付きが良いのかも知れない。
あと、普通葉のヤブランの花付を去年1株頂いたが、未だ庭に馴染まないのか、花が咲かない。
画像
      (普通葉のヤブラン)

万葉集ではヤブランのことを山菅(やますげ)と言う説もあり、13首ある。

「山菅の止まずて君を思へかも我が心どのこの頃はなき」(万葉巻12・3055)

これは主に葉を楽しむもので、ギボウシ・ハラン・キチジョウソウ・アオキなど日陰にあってつい忘れられる存在のようだ。しかしこうしてきちんと花も咲かせて実も出来、目立たない脇役として控え目なその姿は反って美しく、いとおしくさえ思えてくる。
画像 
<斑入りヤブラン>
ユリ科ヤブラン属
学名:Liriope platyphylla var.
別名:リリオペ、ノシメラン
原産地: 本州以南と中国
花期:8〜10月
性状:常緑多年草、日陰を好む、草丈40p
名前の由来、葉がランに似ているため。
花色:淡紫色〜紫色
ヤブラン2005/09/28

「下りゆく山陰の中1本の花穂紫ヤブランの立つ」

「カメラに見るヤブランの花紫の数多の小花開きて愛し」

「日の陰に青葉の目立たぬ花のありヤブランの花うす紫の」

「涼しさを知りし昨今炎天の日差し厳しく陰に篭もりて」

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
 一花さん、今日はヤブランですね。日本庭園にも洋式の庭園にもよく植えられているものですね。つややかな常緑の葉も良いものですし、夏の花も冬の黒紫色の実もなかなか良いものですね。
 マクロの目、虫眼鏡の目で見ると、薄紫の花が可憐で良いもので、ちいさなものよく見ますと、それぞれの美しさに気付かされますね。
 夏のうちは華やかなものが沢山あり、なかなか目立たないものですので、ヤブランの真価が発揮されるのは冬のうちでしょうか。

 葉姿の良く似たノシランの学名はOphiopogon. jaburanということですが、こちらがヤブランという名前で、紛らわしいことですね。
なおさん
2006/09/03 19:02
一花花壇のヤブランが咲いたようで良かったですね。
ヤブランにも実が生るのですね?(花が咲けば当たり前かな?)香貫山のヤブランも注目しておきます。
デコウォーカ
2006/09/03 20:58
>ヤマスゲ(ヤブラン)ですね。
歌のみで参加
■恋ひ死なむ後は何せむ生ける日のためこそ妹を見まく欲りすれ
 <大伴百代>
■山菅の実ならぬことを吾に寄そり言はれし君はたれとか寝らむ
<大伴坂上郎女>

>なおさんにはご無沙汰です。
ヤス
2006/09/03 21:56
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。なおさんちは随分早くアップされてましたよね。うちのものは、半日陰より結構日陰に近く、(桜の下)それで花付が悪いようです。それとも単に晩生なのかも知れません。何で花付が悪いのでしょうね。若しかして肥料かも知れません。これに肥料を上げた事がなかったです〜。なささんちは実ができましたか?私は見た事がないようなんですが。今度確認してみます。この花って意外と綺麗ですよね。たしかアップされていましたが、ヒメヤブランも青と白で綺麗でしたね。あれって日当たりでしたよね。これも在るところで見たら、日当たりに植えてありましたよ。若しかして大丈夫なんでしょうかね。>熨斗蘭 (のしらん) Ophiopogon jaburan Ophiopogon : ジャノヒゲ属jaburan : ヤブラン(日本名)(ほんとはヤブランは別の花です)なんですね。・花は白くひも状で8月から9月頃にかけて開花。
これが”熨斗(のし)”の形に 似ているところから、この名前になんですね。葉は似ていますね。

なおさんへ
2006/09/03 23:42
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
デコウォーカさんにとって、隅々まで花の事を観察されている香貫山はもう立派な管理者であり自分の庭と言っても良いですよね。植物たちも、こんなに写真で撮られてネット公開されているのですから、デコウォーカ さんに感謝しなくてはいけませんよね。デコウォーカ さんにとってはおらが山の宝物みたいですよね。8月20日にアップされたヤブランも下草から現れて、たくさん見事な花が付いていましたね。うちも晩生でやっと登場です。葉が斑入りです。今度しっかりと実を確認したいと思います。11月過ぎの頃からのようですよ。
デコウォーカ さんへ
2006/09/04 00:06
ヤスさん、こんばんは。お疲れのところ、今日はこちらにもコメント有難うございます。歌書いて下さって有難うございます。
「世の中の女にしあらば直渡り痛足の川を渡りかねめや」(万巻4・643)
「この花の一枝のうちは百種の言持ちかねて折らえけらずや」(万巻8・457)
万葉は大らかで良いですよね。でも現代女性はこれ以上ですよね。羞恥心が無いというか・・・
ヤスさんへ
2006/09/04 00:33
一花さん、ヤブランって長く伸びるのですね。
色が大好きな紫すごく綺麗です。あまり見かけませんので
嬉しいです。
彦左
2006/09/04 11:26
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。うちのヤブランの花穂は短いのですが、先日散歩の時見たものは、花穂が大きいでしたよ。でも今日また見てきたら、もう無くなっていました。誰かが掘ったようです。そんなに高いものでは無いのに困ったものですね。彦左さんは紫がお好きでしたね。ライラックもそうでしたし、ラベンダーにしろ、、紫は高貴な色で好ましいですよね。特に花の紫色は深みがあって好きです。私は「ムラサキ」という白い花が好きです。そのムラサキの根から紫色の染料が出来るのですよ。花は白いのに面白いですよね。
彦左さんへ
2006/09/04 20:50
ヤブラン 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる