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<<   作成日時 : 2006/09/08 21:01   >>

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毎年零れ種で庭や鉢・プランターから出てくる一重のインパチェンス。

今年の2月には、室内に取り込んだ君子蘭のプランターの中の株が、花を幾輪も咲かせてくれてびっくりした。冬の真っ最中だったのに、窓越しの光と床暖のお蔭で季節を間違って開花したようだ。が、10℃以上あれば生育するようで、真夏に高温となる沖縄では冬の方が花が綺麗だと言う。1年草扱いだと思っていたが、寒い地方でも温度さえあれば周年開花する多年草である。
インパチェンス2006/02/27

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今、君子蘭のプランターを見てみると、あの時期に早々と春を謳歌したようで、一緒に同棲?していたインパチェンスだけは、もう燃え尽きて姿もない。
その代わり、他の鉢やプランターに6月の初め頃から目ざめたインパチェンスの株が、途切れることなく花を少しずつ咲かせている。

花屋で求める株と違って、我が家のものは随分と草姿が立派で葉も繁っているのに何故か花付が悪い。調べて見ると、窒素分が多いと花付が悪くなるという。

植物の成長の為には、日光、空気(酸素、炭素)、水(水素、酸素)が不可欠だが、その外に土中に少ない肥料の三要素として、窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)が大量に必要で、他にカルシウム、マグネシウム、イオウ、他も多少は必要となる。
このうち窒素分は葉や根の成長を助けて、リン酸は植物の細胞を作る材料で、花、実、種の形成や根の伸びを促進する。そして、カリは植物体内の生理作用を調整し、根や茎を強くして、各部の生長をよくするとある。

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こうして見ると、葉や枝だけが繁るのは窒素分が多いわけで、花を付かせようとすればリン酸を多く播かなくてはいけない訳である。
こんな事はガーデニングの初歩で知っていたのに、市販の肥料にはリン酸の割合が多く含むものもたくさんあり、我が家でも何種類も備えているのに、肥料を与えるのを忘れていたようだ。酸性土壌を好むもので、花を咲かせたいなら植え付け時に元肥を与え、その後真夏の八月を除いて液肥を与えたほうがよさそうだ。けれども肥料の与えすぎも水分の蒸散量が多くなり、植物の元気がなくなる。肥料は少なめでも多目でもよくなくて、程ほどのバランスが保たれる方がよい。
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それと、このインパチェンスは夏の高温と直射日光、乾燥にも弱く、半日陰ぐらいが育ちが良い。
冬場2階に取り込んでいたマンデビラの鉢からもインパチェンスの株が出てきていたが、今では随分と大株になっているのに、これもちっとも花芽がつかない。やはり窒素分が多い上、マンデビラが日光を好むので、鉢を日当たりに置いているので、それが花を咲かせない要因のひとつにもなっているようだ。

インパチェンスは、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の原産地が南アフリカで、このインパチェンスは別名アフリカホウセンカとも呼ばれる。以前はツリフネソウ属はホウセンカ属とも呼ばれていたが、同じ仲間のホウセンカ、ツリフネソウもツリフネソウ科ツリフネソウ属となっている。

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インパチェンスと言うと、熱帯性のニューギニアインパチェンスもあるが、こちらは色鮮やかで鉢花としてギフト用に出回っていたものがこの頃安くで出回っている。今まで何鉢も育てたが種もできなくて随分と水分を好み、管理が難しいもので何度も枯らしてしまった。
ニューギニアインパチェンス

八重種のインパチェンスとして数年前から出回っているもので、例えば「カリフォルニアローズ、フィエスタ」等は四季咲きで花つきが旺盛で、これも今では大変人気である。1株から溢れんばかりの小さなバラのような花が咲き乱れて見事である。何色か育ててみたが種が出来なかった。
こうして育てて見ると、種で殖えるものと挿し木で殖えるものとインパチェンスはあるようだ。
インパチェンス八重(カリフォルニアローズ)
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そして、ツリフネソウ科ツリフネソウ属にはホウセンカがあり、これは昔の田舎ではあちこちに夏の花壇の代表として植えてあったものだが、何故かこの頃花屋ではあまり見かけない。
こちらは日当たりを好むものと記憶していたが、調べて見るとやはり半日陰を好むと書いてあるようだ・・。我が家でも種で育てて花を懐かしんだが、花後の種が出来て触っただけで、ドンタッチミーと言わんばかりの勢いがあったのに、庭には馴染まなかったようで、それ以降出てもこない。
ホウセンカ

そしてツリフネソウ科ツリフネソウ属の名前を頂く本家のツリフネソウは日本原産で、湿った日陰の山野のあちこちで見られ、インパチェンスとは違った釣り船の形とも小人の尖がり帽子とも見えて、面白い形である。この種は結構種が出来やすく、以前種を播いて育ててみたが、やはり自然の状態には程遠いわが庭では3年目からは育たなかった。かなり湿気を好むものである。田舎の裏山の池には赤い粒点々模様のものがたくさん自生して小さい頃見慣れていたが、黄色いツリフネソウもあり、以前日光湯元の山水の湧き出てくる溝辺で初めて見た。
ツリフネソウ

季節も早9月となり少し暑さも和らぎ日も少しずつ短くなってくると、アサガオもそうだが、インパチェンスも花芽の付が次第に良くなってくるようだ。何れも質的短日性のようで、これから花が付いてくれるのを期待したい。

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<インパチェンス>
ツリフネソウ科ツリフネソウ属
学名:Impatiens walleriana  「Impatiens(種が弾けるので、我慢できないに因む。)」
別名:アフリカホウセンカ
英名:touch-me-not
原産地:東アフリカ
開花期:5月末〜10月
生育環境:酸性土壌、半日陰を好む、高温・西日・多湿・乾燥を避ける。徒長株は切って挿し      木に。
性状:非耐寒性春まき1年草(温度さえ確保すれば、本本来は多年草)
    一重、八重(カリフォルニアローズなど)、花色多彩。 
同じ仲間に、ホウセンカ、ツリフネソウ、ニューギニアインパチェンスなど
種子の出来る種子系と、種子が出来ずに挿し芽で増やす栄養系がある。
インパチェンスの仲間
インパチェンス2005/09/11

「膨らみたるホウセンカの種触りては種を飛ばして遊びし遠き日に」

「其処此処に零れ種より出で来たるインパチェンスの花色数多」

「風に押され葛の穂波に埋もれて芒が原はしばらくの藪」

「裏山の池のほとりを埋め尽くす思い出の花ツリフネソウは」



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コメント(8件)

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 一花さんちは、今日はインパチェンスですか。この頃何処でも庭で見かけますね。うちでは育てていませんが、うまく育てると、長々咲いて夏秋とたのしめますね。ツリフネソウの仲間ということですが、花型がだいぶ違いますので、いまひとつ、ピンときません。鳳仙花(ツマグレナイ)は、子供Mの頃は花壇で良く見たものですが、そういわれると、この頃は何故だかあまり見ませんね。面白い花型で、僕はこちらの方が好みです。

 紅のツリフネソウもキツリフネも、神代植物公園に行くと見ることが出来ますが、やはり山で見る自生のものはいいですね。京都府立植物園では、昨年白花も見ましたが、清楚で良いものです。
なおさん
2006/09/08 21:21
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
インパチェンスはガーデニング向きの花で、この頃ホウセンカより結構好まれますね。一株より花数が多く咲いて半日陰でも育つし、零れ種でもあちこちから出て、手間要らずですよね。一重でさっぱりとしていますが、花色が鮮やか過ぎますよね。ホウセンカは昔良く見ましたが、この頃苗も見た事がありません。日向と思ってましたら半日陰でした〜。ツリフネソウは随分とたくさん小さい頃見ましたよ。気持ち悪い花で嫌だったのですよ。高尾森林公園にも川の辺にたくさん自生していましたよ。同じインパチュンスの仲間だとは思われませんね。黄色も可愛いですね。ちょっと違ったインパチュンスの仲間の「インパチェンス・レペンス」を育てましたが、これが花の感じが黄色ツリフネソウに似ていましたよ。
白花もあるのですか?未だお目にかかった事はありません。
なおさんへ
2006/09/08 21:49
私は育てた事が無いですけれど、インパチェンスはなかなか生命力の旺盛な植物のようですね、それにしても種が飛んでいろいろの所から綺麗な花が咲き出すというのは楽しい事だと想像します、これもそれなりの庭が有っての事ですね。
OSAMI
2006/09/09 08:36
一花さん、インパチェンス・この花は友人宅で沢山咲かせているので知ってます。君子蘭の鉢に同棲してましたか?。私の家の君子蘭にもいろんな花が出てくるのです。同棲しやすいのかな。
彦左
2006/09/09 10:04
5日ぶりにお邪魔します。
花を育てるのもなかなか難しいですね。栄養要素を考えて肥料を与えるなんて自分の事すら満足に出来ない身にとっては、不可能に近いですね。
やはり、自分で育てるのでなく、人様の育てた花や自然に生えた花を見る事とします。
デコウォーカ
2006/09/09 18:45
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
昔はホウセンカをよく見ましたが、この頃はあまり見ないようです。その代わりインパチェンスはあちこちで見かけるようです。種で殖えるものは、余り品種改良してないオーソドックスな原種に近いものが元気で殖えてくれます。
庭はそうないのですが、何処からか種が運ばれて来るのでしょうか、鉢の中から出てきて面白いものです。殖えて欲しいバラの花のようなダブルのカリフォルニアローズ見たいな品種は、すぐ枯れてしまいます。今年は植えませんでした。ベランダでも寄せ植えして置くと、来年思わぬ鉢から一緒に出てくるかも知れませんね。
OSAMI さんへ
2006/09/09 21:13
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。
この花は彦左さんはご存知でしたか?ご友人宅でも色々咲いて楽しんでらっしゃるようですか?昔はホウセンカを植えてあるようでしたが、やはりインパチェンスの方が良く出回っているようですね。
君子蘭の鉢から彦左さんたくも何か同棲してましたか?
英雄は00を好むで、色々な花が同棲しやすいのでしょうが、立派な君子までもがそうなんでしょうかネ?うちのものは品格の落ちた君子蘭だったようですけど〜???。
彦左さんへ
2006/09/09 21:20
デコウォーカ さん、こんばんは。お久しぶりです〜。5日振りだったでしょうか?この頃、植物と人間とペットとPCに追いかけられて毎日がとても早く過ぎていきます。花を育てるのも、水、空気、肥料、光、温度、他様々な要素が加わって初めて花を咲かせますので、手を掛け過ぎても掛けなくても難しいです。花は失敗してもまた替えが効きますが、人間は失敗したら元に戻すのに大変な苦労と時間がかかり、特に小さい頃の失敗はなかなかの実感です。育てるものがよっぽどしっかりしないと花も咲かせられずに責任重大です〜。でも育てる事で、己も一緒に育って教わる事が多いのですよ。
また今日から、デコウォーカ さんの「おらが山」の植物たちの表情叫び呟き発信の楽しみが殖えました〜。これからもよろしく〜。
デコウォーカ さんへ
2006/09/09 21:31
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