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zoom RSS 北海道旅行P・2ー6(滝野すずらん丘陵公園3)

<<   作成日時 : 2006/10/27 19:59   >>

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10月16日、滝野すずらん丘陵公園の「花人の隠れ家」に花明かりして群れ咲いていたコルチカムを見たあと、時間が気になり早々に其処を出た。

出口の目の前のちょっと小高い広場には、大株となった背の高いタカノハススキがブッシュのように存在感を見せている。随分と勢いがあり、私の背丈よりも高く花穂が出て盛りとなっていた。もう本州の方では終わったが、やはりこの地では少し遅れるようだ。
タカノハススキは、普通のススキの園芸種で、鷹の羽が矢羽根に使われていたことから、ヤバネススキの名がある。今年の我が家のものは不調だったが、イネ科で英名は zebra grassだ。ゼブラの縞馬のような模様が、此処の立派なものでしっかりと確認できた。
ススキ&タカノハススキ・2006/10/03

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その下にも、大株の葉の縁が白いススキがあり、シマフススキ(縞斑薄・別名シマススキ)である。こちらも園芸種で、同じように花穂が見頃となっていた。園芸種の斑入りのススキは、穂が出ない時期でもカラープランツとして大株で存在感があり、このような広々とした公園や和風庭園では、持て囃される植物である。
他に小さな糸ススキなどもあるようだ。野の秋の風情を感じる植物として何処でも重宝されているようだ。

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              <シマフススキ(縞斑薄)>
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次の下の広場には見た事があるような野菜が植えられており、ハーブ野菜コーナーのようだ。目の覚めるような青い小花がたくさん咲いているのはチコリだ。これは我が家でも今まで植えて春にサラダ菜として使っていた。トウが立つと花が咲いていて見向きもせずに抜いていた。葉にやや苦味があったが、根はコーヒー代わりに飲むことが出来、肝臓の働きを助ける薬効があるようだ。キク科の多年草で、和名がキクニガナであり、野に咲く黄色いニガナの花に良く似ており花びらに切れ込みが見られる。
他にもハーブ野菜が色々植えられていたが、花が見られたのはこれだけであった。

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            <チコリ(別名キクニガナ)>
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野菜ハーブコーナーを出て、山野草のある峠の庭と呼ばれるロックガーデンの前には「花のテラス」と呼ばれる、北国の庭園をモデルにした宿根草中心のエリアがあった。

青い小花が穂状に付いているデルフィニウム。これは本州では、春の花と思っていたが、こちらでは今蕾ものも、咲いているものもある。冷涼な気候なので、秋にも開花しているのか?切り戻しによる開花なのか?和名はヒエンソウ(飛燕草)で、ツバメが飛ぶ姿に因んでいるが、この頃八重種のものも多いようだ。キンポウゲ科の植物で、花弁と見えるのはがく片で、本当の花弁は花の中心部にハチがとまっているように見えるため、Beeと呼ばれている。
この背の高い花は、花屋で切花としてよく見かける。

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             <デルフィニウム>
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その横に、同じような青い花穂が咲いたものがあったが、これもデルフィニウムと思っていたが、どうも葉と花が違うようで、若しかしたらベロニカの一種のようだ。ト調べたらベロニカ・スピカタ‘ハイドカインド’と呼ばれるもののようだ。花色が青く、中国の洞庭湖に因んだトウテイランとも呼ばれるベロニカはこの種かも知れない。我が家もベロニカを植えていたが、枯れてしまって、また違う種類を育てているが、やはり日当たりと風通しの良い、こんな所で広々と咲いているのを見るのは気持ちがいい。ゴマノハグサ科のこの宿根の花は美しく、丈夫で育てやすいので植物園にも植えられることが多いと言う。

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   <ベロニカ・スピカタ‘ハイドカインド>


他にはフウロやリオン、野菊類等こちらでも見かける宿根草が色々植えてあった。其処を上って峠の庭の方に行くと、ロックガーデンが見えてきた。先ず横広がりのセダムだ。多肉植物のセダムは、花のない葉だけで見ごたえがあり横に這って殖えて存在感を見せ、これからおそらく草紅葉するのか、また花も咲くのか後かも知れない。

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セダムの横には、丁度白い小花が付いたものがあった。「ハマベマンテマまたはシレネ・マリティマ(別名ホテイマンテマ)」のナデシコ科シレネ属の多肉植物だ。初めて見た白い花は、良く見ると、撫子のようでもあり花弁の付け根が膨らんでいて、別名ホテイマンテマに納得である。自生地は、西ヨーロッパから北アフリカの海岸で、ハマベ(浜辺)の名前が付いており、夏の暑さと乾燥に強く、ロックガーデンに植えて楽しまれると言う。梅雨のない北海道ではグラウンドカバープランツとしても活用され、花には芳香があるそうだが、嗅ぎ損ねた。小さい花ながら黒い葯と白い花びらが対照的で、印象に残る花であった。白い斑色葉のものも、ロックガーデンで見られた。

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              <ハマベマンテマ(浜辺マンテマ)>
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「花々の中に埋もれて魅入る時過ぎ行くときとわが身忘るる」

「初めて見る花の不可思議白きその花弁の付け根布袋のごとし」

「赤く燃ゆ紅葉の傍へに緑葉のややに黄葉する添いて秋陽に」

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コメント(14件)

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コルチカムでは丁寧な回答を戴き有難う御座いました、今日の後半はいずれもはじめて見る花です、まもなく雪に成る地方ですから今から咲き始める花というのも面白いと思います、雪がかぶるとどうなるのか心配ですがね。
OSAMI
2006/10/27 21:50
 一花さん、ススキの類は、公園では見応えがあり、いろいろ植えると良いものですよね。東京の国営公園の昭和記念公園の、立川から近いあけぼの口のそばでもいろいろなススキがうえてあり、タカノハススキもシマススキも見ました。葉に斑が入るのも面白いですよね。

 チコリの青い花も爽やかな趣で、ハーブガーデンではよく見ますが良いものですし、デルフィニウムやベロニカなど秋の花は青紫の花がずいぶんと多いですよね。
なおさん
2006/10/27 22:19
 ハマベマンテマという花はとても清楚な感じがしますね。黒と白のコントラストとてもよい花ですね。こんな花をはじめて見させていただきました。
 チコリの青も鮮やかですね。
ゆうくらふと
2006/10/27 22:32
OSAMIさん、こんばんは。何時もコメント有難うございます。そして沢山の画像見て下さって恐れ入ります。
下の画像のハマベマンテマって、出回っているようですが、初めてでした。
此処に植えてあるものは宿根ですから、冬場枯れてまた春に一斉に花が咲くものと思われます。ここのセダムっぽいものも、恐らく枯れるのでしょうか?多肉植物の日高ミセバヤも冬場枯れてまた出て来るものですよね。雪が降ると全部枯れて、雪の下に埋まるようですよ。そして、此処の公園ではスキー場として利用されるそうです。


OSAMI さんへ
2006/10/27 23:12
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。ススキは公園では存在感がありますね。神代植物園では、パンパスグラスも見事ですよね。こちらではあったのか分りません。余りにも広く時間もなくほんの一部だけ見ました。それでも春の開花の花が結構花期が長いのか、また咲いていました。夏は、やはり青い花が多いようですね。それとチコリも綺麗なんですね。昨日見せて戴いた、ヤクシソウにも色は違いますが感じが似てますね。キクニガナですから〜。明日は高山植物で、名前がちょっと?分らないものもあります。
なおさんへ
2006/10/27 23:22
ゆうくらふとさん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
ハマベマンテマなんて、ちょっと名前が覚え難い植物ですが、この実物を見ると、花弁の下の膨らみも印象に残る花で、撫子科だそうです。蕊の葯の色が黒くて胡麻のようですよね。チコリですが、これはニガチシャのようで、植えて葉をサラダや野菜ジュースにして戴いておりました。何時もトウが立って花が咲いているのを見ましたが、こうして花として画像でアップして見ると綺麗ですね。今年もレタスを植えようかと思ってますが、花と果樹が小さな畑を占領してきました。
ゆうくらふとさんへ
2006/10/27 23:42

「花々の中に埋もれて魅入る時過ぎ行くときとわが身忘るる」が凄く気持ちが伝わります。こんな風に時間をすごしたいな。北海道の木々も草花も素敵な感じ。いってみたいなと思う。来週は、月火と京都に出張、時間がとれたらあるいてみたいな
hanahhana1952
2006/10/27 23:53
こちらイギリスでは日本で良く見るススキは見かけません。しかし、パンパスグラスは所々で見かけます。あの大きな花穂は花壇で見応えあるからでしょうか。
デコウォーカ
2006/10/28 04:55
紅葉はきれいですね。
園芸種の花は、綺麗さっぱりわからず・・汗・・
知ってるお花に全然出会えず・・
薩摩節
2006/10/28 18:13
hanahhana1952さん、こんばんは。夕べ遅くにコメント有難うございます。またお返事遅くなってすみません〜。北海道では、こちらで春に見た花が咲いており、思わずこの時期の花数の多さにびっくりしました。花に魅入って、過ぎ行く時間とわが身を忘れてしまいました。歌ですが、未だちょっと「魅入る時」の時と「過ぎ行くとき」の「とき」の重なりが気になり、上手く出来ません。ポエム(詩)だと重なっても良さそうですが〜。
来週、月、火と京都に御出張ですか?良いですね。お寺や庭が良いですね。紅葉はそろそろでしょうか?静かな寺の庭を散策したいですね。昔苔寺は行きましたが。お漬物も和菓子も美味しいですし・・素敵な写真たくさん撮ってきて下さいね。勿論美人の舞妓ハンの華の写真も〜。
hanahhana1952さんへ
2006/10/28 21:10
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
この園芸種のゼブラススキは早くから欧米にもたらされ、貴重な庭園用観葉植物として利用されていて、英名のゼブリヌスは、シマウマ(ゼブラ)のようなという意味だそうです。其処の貴族様にはお気に召さなかったのかも知れませんね。鋭い葉で知らないと良く手を切りますので、好まれなかったのかも?モネはどうだったのでしょうね。パンパスグラスの方がダイナミックで、そちらのガーデンに良く似合ってますね。こちらでは神代植物園で見ましたが、この頃あちこちで見られるようで、個人のお宅の庭にも植えてらっしゃるとかです。狐の尻尾みたいで、毛バタキにでも利用できるようですね?
デコウォーカ さんへ
2006/10/28 21:18
薩摩節 さん、こんばんは。コメント有難うございます。やはり所々真っ赤な木があって、紅葉は綺麗でしたよ。木に寄るのでしょうね。画像の色は緑、赤、黄色と3色信号色でした。こちらは未だちょっと紅葉は未だ早いようですよ。昼間は暖かく薮蚊も未だ居ますが、朝夕寒くて1枚着てます。そっちは未だ暖かいでしょうね。でも夕ぐれが早く、一日が短くて時間が足りない感じです。
アップの花は園芸種の花ばかりですみません〜。何せ、植物園ですから〜。でも今日は高山植物でしたので、私の方が知らない花ばかりでした。
そうそう夜景写真って風があると上手く綺麗に撮れないのですね。線が流れてボケばかりで、やっと何とか1枚良さそうです。難しいですね。
薩摩節 さんへ
2006/10/28 21:26
一花さん、素晴らしい北海道の旅行記まだまだ続きますね。
楽しく見せて頂いています。シマウススキって綺麗ですね。
私はススキの穂が大好きなんです。
彦左
2006/10/30 10:14
彦左さん、こんばんは。画像満載で文も長くて、今日はたくさんお付き合い下さって有難うございます。画像がたくさんあって、花もたくさん咲いていましたので、枚数だけはあり名前調べが大変です。シマウマススキはタカノハススキとも言いますけど、園芸種で普通の野原では見れませんよね。ススキがお好きですか?自然に靡いて秋らしい野の風情で情緒がありますね。
彦左さんへ
2006/10/31 00:16
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