一花一葉

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zoom RSS 北海道旅行P・2ー7(滝野すずらん丘陵公園4)

<<   作成日時 : 2006/10/28 20:18   >>

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            <アキグミ>

次のロックガーデンに入る前に、ふと入り口横の草地で見た真っ赤な実の付いた木。
小さなアキグミの実がたわわに実り、これは恐らく小鳥たちの餌になるものだろうが、小さいながらも赤く熟した実は甘く美味しそうであった。でもこの時期のものは酸っぱく、強い霜に当たり葉が落ち始める頃に甘みが増すそうだ。痩せ地でも平気で生育し、生長も極めて早く、砂防や治山の現場で活躍するたくましい木と言う。
グミにも色々種類があるようで、我が家で求めて植えてあるのはビックリグミと言う名前だが、未だ花も実も見たことが無い。この小さなアキグミの花は白い花のようで、さぞかし枝枝に雪のように真っ白く沢山の花を咲かせていて、見た人は、また春の淡雪とビックリしたことだろう。
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「峠の庭」と呼ばれて、北海道の山野草や世界各地の高山植物250種を集めた、と書いてあるロックガーデン。

このロックガーデンの中で一番目を惹くのは、イワシャジンであろう。これは山野草好きなら誰でもか育てなくなるカンパニュラの仲間で、以前枯らしたが、また求めて鉢で育てている。もう開花も終わりつつあるが、大株で立派なこちらのものは、流石王者のような風格を持っている。この冷涼な気候の中では花期も長いのだろうか。たくさん垂れ下がって咲く花の風鈴からは、北の涼しい風に乗って澄んだ音色が聞こえるようだ。次の日に訪れた北大植物園のロックガーデンではホウオウシャジンが見られた。ホウオウシャジンは高山型で南アルプスの鳳凰三山だけにある珍しい種類らしい。
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          <イワシャジン>
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イワシャジン2006/10/04


ここのロックガーデンの中でも小さな真っ白な花を咲かせている原種系のシクラメン。葉が枯れたようになっているが、小さな花を俯かせて咲いている。サクラソウ科の「シクラメン・ヘデリフォリウム」であろうか?もうこの時期、花屋ではガーデンシクラメンが早々と出回っており、去年も購入して鉢植えで楽しんで夏越しが難しが、半日陰で管理していたので我が家のものは、葉だけが今何とか生きている。原種系のシクラメン・ヘデリフォリウムも何年か前植えたが、葉ばかり出て、未だ花を見た事がない。
この峠の庭に植えてあるものは、「シクラメン・ヘデリフォリウム」のシクラメンの原種のようだ。原産地はフランス、スイス南部、トルコなどの地中海周辺地域で、海抜1300m程度の森林地帯や草原に自生しているという。開花期はシクラメンによってまちまちだが、日本で普及している種の開花時期は、夏から秋咲きのこのシクラメン・ヘデリフォリウム種で、別名がネアポリタナムだ。シクラメンの語源は、花後の種が茎をらせん状に巻くので、螺旋、旋回の意味のキクラメンのラテン語からきたそうだ。この原種系のシクラメンは、別の林の中に一面群れ咲いているのを偶然発見できた。恐らく其処は山の中だったので誰も知られていないようだ。此処の岩場の所のものは日当たりが良く、葉が枯れた状態になっているのであろうか?
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          <シクラメン・ヘデリフォリウム>
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此処にはセダム類も何種類も植えられており、巻絹と呼ばれるベンケイソウ科のクモノスバンダイソウ(蜘蛛の巣万代草)はとても元気で横広がりに蔓延っている。やはり心配するのは冬場の雪のことだ。此処は一面雪の下に埋もれて枯れてしまうのは確実で、翌年春に出てきてこんなに蔓延るものであろうか。
この公園の中央ゲートのコスモスが植えてあったカントリーガーデンの横には、リフトのケーブルが目についたが、冬季には此処でスキーを楽しめると言う。
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       <クモノスバンダイソウ(蜘蛛の巣万代草)>


やはりロックガーデの花の人気は「高山植物の女王」と呼ばれるコマクサだ。この植物は深い瓦礫地に適応して、その桃色の花の形が馬の顔に似ているので、駒草の所以が納得できる。華やかなその桃色と形は、まさに高山植物の女王に相応しいが、花期もそろそろ終わりに近く、花も残り少なかった。またこの白花も見られたが、先日の初霜で少し痛んでいるようだった。この花は関東にあるロックガーデンでも人気で植えられて見るが、夏の暑さには弱い。未だ登山して自生のものを見た事がなく、春に北大植物園でも鉢の満開のものを見た。ケシ科で、千島、サハリンなどにも自生しており、日本の自生種のものは1種だけだそうだ。ケマンソウ(タイツリソウ)と呼ばれるものが園芸種として出回っているが、中国、朝鮮半島原産の大型種で、露地栽培出来丈夫だそうだが、我が家で植えたものは何時の間にか消えてしまった。
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                  <コマクサ(駒草)>
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北海道旅行9(北大植物園その8)2006/06/28(参考、コマクサ、ミヤマアズマギク)



小さな丈の野菊を思わせるミヤマアズマギク。これも春に、北大植物園の絶滅危惧植物展でも見た花で、開花期は5月下旬 〜 6月中旬 だったようだが、冷涼なこの地では、未だ開花していた。アズマギクの亜種で、中部以北から北海道の高山帯、千島列島、中国東北部、シベリアなどに分布すると書いてあった。またこの地で出会えて、懸命にこの岩場で咲き継ぐ小さなその花に優しい花色を見た。
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           <ミヤマアズマギク>



山野草で必ず見かけるキキョウ科のカンパニュラの仲間。北海道にはホロトソウとチシマギキョウがあると思って、よく見たが見当たらないようで、もう花期が終わったのだろうか?
画像の花の名前は判らないが、花期からして、カンパヌラ・カルパチカ ( カルパチカギキョウ)かも知れない。一応花が直径が4センチぐらいと大きく目立って咲いており、高山性で山野草として昔から人気だが栽培が難しく、ロックガーデンに植えられることから、この名前をつけてみた。蕾もあり花数も少なかったが、花期もそろそろ終わりだろうか。
他にもカンパニュラが違う場所で未だ咲いていたが、花姿が夫々違い、育つ環境も違い、初霜も降りてきて、花期もそろそろ終わりに近づいているようだ。
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          <カンパヌラ・カルパチカ ( カルパチカギキョウ)>
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丸い花の形の青い花。なかなか面白い咲き方で、今を盛りと蕾もたくさん出来て咲いており、此処のロックガーデンで一番元気な花のように見えた。調べたら、やはり花期が9月下旬 〜 10月下旬で、盛りの花時だった。そしてこの花がマツムシソウ科とは驚きである。名前はヒメマツムシソウモドキ(スッキサ・プラテンシス)で、普通のマツムシソウもどきの原産地はヨーロッパからアフリカ西部、西部シベリアとかなり広い所に分布するが、こちらのものは、コーカサス原産の矮性タイプで、ヒメマツムシソウモドキの名前が付けられている。草姿と花色はヒメマツムシソウによく似ているようだが、スッキサ・プラテンシスと言われても、覚えられる名前ではない。青い丸い花が印象的であった。
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   <ヒメマツムシソウモドキ(スッキサ・プラテンシス)>
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ヒメマツムシソウモドキの傍で咲いていた、本来のマツムシソウ。
マツムシソウモドキとはやはり随分感じが違うが、こちらのものは以前私が車山で見たものとは、少し花が小さい感じでヒメマツムシソウのようだ。これは本来はヨーロッパとその周辺に分布する小型の多年草だ。マツムシソウモドキに比べて花数が少なく、もうそろそろ開花の終わりになったのだろうか。
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        <ヒメマツムシソウ>



岩の横に、濃い紫の1輪の鮮やかな花が目に入ってきた。花はマメ科独特の形をしており、葉もマメ科の葉のようだ。名前を見たらレブンソウと書いてあったが、これが例のレブンソウかと初めて見るその花を繁々と見た。レブンソウは名前の通り、礼文島にのみ自生する珍しい植物だ。調べたら、花期は5月下旬 から7月下旬と書いてあったが、こちらの管理が良いのか気候的に合うのか、未だ咲いてくれて蕾もひとつ付いていた。彼の地には出かけたことは無いが、花の島礼文島には是非とも訪れて見たいものだ・・
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            <レブンソウ(礼文草)>
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「数多生るグミの実赤く枝枝に熟れて秋陽を木の間にこぼす」

「初めて見る花々小さき岩間より可憐にも咲き北の大地に」

「紫の濃き花一輪礼文草夏を咲き継ぎ静まる秋中」

「瓦礫地の中より小さきシクラメン原種の花の白冴え冴えと」

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
いい旅行ですね。こうして花を見ながら、のんびり見入る一花さんが目に浮かびます。ロックガーデンというのは、どんな荒地でもお花が咲くということでしょうか?植物の強さを感じます。ロックの中にも青い花が咲き乱れるのを見て、けなげさも感じます。そんな風に思うと、「初めて見る花々小さき岩間より可憐にも咲き北の大地に」が心境にぴったりします
hanahhana1952
2006/10/28 20:55
 一花さん、今日もいろいろ画像満載ですね。
 初めのグミはアキグミかなあ?という気がしますが、定かではないです。

 さすが、北海道は涼しいせいで、イワシャジンも花つき良く、見事に咲いてすばらしいですね。うらやましいようです。こんなに咲くと、見事というよりほかありませんね。
 原種シクラメンのヘデリフォリウムは、埼玉の武蔵丘陵森林公園の針葉樹見本園でも地植えになっていて、真夏から咲いていましたが、秋咲きのもののようですね。清楚な白も、可憐なピンクもどちらも良いですよね。

 その次の多肉植物は、ベンケイソウ科のクモノスバンダイソウ(巻絹)と呼ばれているものかという気がしますが、いかがなものでしょうか?

 うちでも、タカネマツムシソウということで種子を頂いて播いたものが育っていますが、花は来年になりそうです。でも高山で見るように濃い色にはなりませんね。
 
 レブンソウも紫が濃いですよね。さすが、北の大地のものは育ちが良くて良いですよね。
なおさん
2006/10/28 21:05
hanahhana1952さん、こんばんは。今日は早々にコメント有難うございます〜。
此処は「峠の庭」と言うエリアで、北海道や、世界の高山植物が主体となって植えられ、ロックガーデンには、小さな砂利が敷かれて、本来の山の岩礫地の環境に似せて作られています。他所でロックガーデンと言うと自然の岩を組んで作ってある所もありますよ。こんな岩礫の過酷な環境でも育つ高山の植物は、やはり冷涼な環境と水はけの良さを好むようですよね。それだけ強く逞しく、そして健気ですよね。何故か青い花が多いような気がします。空の青に似てまた、憂愁のブルーのようでもありますね。コマクサは可愛いお嬢様みたいな花ですよね。
歌、まだいい加減で、説明的です。すみません〜。時間が無くて31文字になっているだけです。
hanahhana1952さんへ
2006/10/28 23:26
なおさん、こんばんは。沢山の花を撮ってきましたので、画像たくさん〜貼り付けてます。見るだけで、しかも説明も長く疲れますね。でもお花好きさんには良いかも?と思ってますが。自分でも書くだけで疲れました〜。未だ画像がたんとあるし〜。アキグミとセダムの名前有難うございました。早速文章を変えました。シクラメンの原種は此方でも咲いているのですね。うちでは葉っぱだけで、未だ花も咲いたことがありません。タカネマツムシソウと言うのもあるのですか?なおさんちにはタカネが付くものが多いですね?ご商売なさってらっしゃる訳でもないのに〜。
レブンソウって初めて見ました。一度は訪れてみたいですね。
また明日も花花で、毎日花花です〜・・。
なおさんへ
2006/10/28 23:38
 どの花もステキですが、個人的にはレブン草のムラサキ色の花が気に入りました。礼文島にしか咲いてないのであれば見たことがないのも当然ですね。
 駒草のピンクも美しいですね。シクラメンの白もなかなか清楚な感じがします。
ゆうくらふと
2006/10/28 23:50
ゆうくらふと さん、こんばんは。コメント有難うございます。画像たくさん貼り付けてあり、目がおかしくなるようですが、見て下さってすみません〜。
ここの高山植物は、珍しい植物があって感激でしたが、自生地でみればまた感激でしょうね。礼文島の紫の花は私も気にいってます。マメ科ですから、蓮華草にも似てますね。礼文島は、やはり憧れの花の島のようですね。
コマクサはちょっとボケてしまいました。カメラの所為ではなさそうです〜・・・シクラメンは清楚な白で、私もこの色は好きです。
ゆうくらふと さんへ
2006/10/29 00:21
コマクサは私も今年、木曽駒ケ岳で見ました。育成中で遠くからしか見えませんでしたが、一花さんの写真で良く見えました。コマクサは「高山植物の女王」と呼ばれるんですか?そんなに人気が有るんですか?良く覚えておきます。
デコウォーカ
2006/10/29 05:58
アキグミやコマクサは、私の大好きな実や花。
初夏の粒の大きなさくらんぼみたいなグミも、斑入りですっぱいグミも懐かしいものがあります。こちらにも、小グミと呼ばれている小さな・この写真とよく似ているのが実をつけています。懐かしいと言えば、コマクサは山ヤの憧れの花でもありました。草津白根にも、北八ヶ岳にも、日本アルプスにも・・なにせ書かれているように「高山植物の女王」ですから。
薩摩節
2006/10/29 09:33
アキグミですか、田舎にいた頃はナツグミ?かな少し酸っぱいものを食べた記憶がありますがその後は食べた事がなくてどんな味だったか忘れてしまいました、しかしここでは良く実っていますね。
山の花はいろいろの山で見ていますがヒメマツムシソウモドキは山で見たウルップソウに似ているところがありますね、礼文島で自生している礼文草を見たいものだと思います。
OSAMI
2006/10/29 10:24
デコウォーカさん、こんばんは。お忙しい中、此方までコメント有難うございます。 コマクサは「高山植物の女王」としてとても人気で、私も何時か何処かの山に登って見て見るのが夢です。箱根湿性花園のロックガーデンで初めて見ましたが、桃色の駒の顔をしたイヤリングのような可愛い花ですよね。自然の山では、盗掘に合うのでしょうか?やはり遥遥山に登ってこられた方の為に、山では保護して育成されているのですね。何時かOSAMIさんのブログでも育成中とかでしたけど見せて頂き、可愛い姿でしたよ。高山植物の王様は何でしょうね?
デコウォーカ さんへ
2006/10/29 19:34
薩摩節さん、こんばんは。今日は高山植物で、薩摩節さんのご存知の花が多いと思います。鹿児島の田舎で、昔小さい頃大き目のグミが祖母宅にあり、食べると酸っぱいでしたけど、少し甘い時もありました。霜が降りると甘くなるのですね。其れを思い出して、此方で売っていたビックリグミの苗を植えたのですが、ちっとも生りません。柿木の下になっています。
コマクサは、山ヤだった薩摩節さんは何度も見てらっしゃるのですか?羨ましいです。汗をかいて黙々と山頂に着くと、其処で可愛らしい桃色のコマクサに出会えると疲れもすっかりと取れますよね。一度は山で本物のコマクサに出会って見たいです〜。残念ながら暖かい南の屋久島の山頂には有りませんよね。
薩摩節 さんへ
2006/10/29 19:43
OSAMIさん、こんばんは。アキグミに対してナツグミですか?私も小さい頃に食べた事がありましたが、赤く熟しているので美味しいと思って食べると凄く酸っぱく、舌が白くなるようでしたヨ。ツルコケモモの実のようでした 。小鳥は食べるのでしょうか?
此処にある高山植物は山に登られるので、きっと幾つも馴染があるような花でしょうね。コマクサは、以前育成中とかで見せて頂きました。小さめでしたが、花色の桃が印象的でしたね。
ウルップソウをネット検索したら、花色が同じで花の咲き方は違いますが感じが似てますね。
お花好きなOSAMI さんは礼文島は未だでしたか?そのうち何時か行って見たい所ですよね。でも此処の春は混むのでしょうね?
OSAMI さんへ
2006/10/29 19:52
一花さん、珍しい北海道の花々堪能しています。
アキグミは秋に実が出来るんですか?私の家にもグミの木がありますが未だ実を付けるまで至ってません。家内は大きくなるし、枝に剣があって危ないから切ってしまおうと云ってますが、私はせめて一回でも実がなるまで待つ、と言ってるんです。ホウオウシャジン・イワシャジンなど初めて見ました。沢山咲いてますね。
彦左
2006/10/30 10:20
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
アキグミの名前は知らなかったのですが、これって小さく、小鳥用でしょうか?うちにもビックリグミがあり、未だ小さくてトゲがあって木としては嫌いですが、小さい頃の思い出があり、一度は実を見たいですけど。大きくならないと実ができないのでしょうね。お孫さんの為には、トゲは危ないですよね。奥様も同じ気持ちなんでしょうね。こんな立派なイワシャジンは初めて見ました。気候環境が良く合うのでしょうね。色が良いですよね。
彦左さんへ
2006/10/31 00:11
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