一花一葉

アクセスカウンタ

zoom RSS 北海道旅行P・2ー9(滝野すずらん丘陵公園6)

<<   作成日時 : 2006/10/30 21:04   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 13

画像
                <ニシキギ(錦木)紅葉>


ロックガーデンの峠の庭を下る途中に、常緑の小さな木の葉に隠れて小さな白い実が下向きになっているのが見える。良く見ると今我が家に育てている赤い実のチェッカーベリー(ゴーデリア・プロクンベンス)の白モノのように見え、ラベルにはシラタマノキと書いてある。
これは、日本の高山植物の一つで、比較的何処でも見られるようだ。未だ一度も山で見たことがないが、性質は丈夫そうでツツジ科だ。実を口に入れるとサロメチール臭がして、一瞬爽やかな気分になると書いてあったが、登山した人達はこの実を食べた経験があるのだろうか?うちのチェッカーベリーを試しにちょっと齧ったら、しっかりとサルメチール臭が口に広がった。慌てて、傍の赤く熟しているクランベリー(ツルコケモモ)をひとつ戴いて口に入れたら、酸っぱい事!どちらもベリーベリーホット!!なお味で、一瞬眠気が覚めた。
以前チェッカーベリーをブログ記事に書いたが、どちらも同じツツジ科シラタマノキ属(ゴーデリア属)だった。鈴のような可愛い白い花が咲くが、ここのものは白い実に少し赤く色が付いて実の形成中なのか、または痛んでいるのだろうか?熟した真っ白い実はこの後褐変するのか、それともこの白い儘落ちてしまうのか?小鳥の餌になることはないのだろうか?
画像
             <シラタマノキ>
画像

チェッカーベリー2006/10/14


下って行く途中で見たシラハギ。万葉でも秋の七草の筆頭に詠われる植物で、141首もあるハギは何処の植物園でも植えられている。此処の園内の他の場所で見た紫花のミヤギノハギなどは花期が終わっていたが、この場所のシラハギだけは何故かまだ花盛りで花期が遅いようだったが、その年の気候にもよるのだろうか?随分と枝振りも花付きもよかった。紫の普通の花色はこちらの公園でも、行く先々でも良く見るが、このシラハギは未だ見た事がなかった。家で今年求めて鉢で育てた江戸絞りは、紫と白の混じった絞り咲きだったが、もう花期も終わり種が出来ている。
調べて見ると、このシラハギはちょっと不安定な植物で、花序の中に紫と白の花が混じったり、絞り咲きになったり、一株に白花と紫の花が咲き分ける「ソメワキハギ」なども出てくることがあると書いてある。シラハギの元種は全部紫の花を咲かせるニシキハギのようだ。もう秋も深まりハギの季節はこちらでも終わって、黄葉にもみじしている所もあるようだが、何故かこの真っ白なシラハギだけに花が咲き残っていて、遥遥訪れた者を優しく迎えてくれていた。
画像
                     <シラハギ>
画像

ハギ・エドシボリ2006/09/23



カントリーハウスの横にあったシュウメイギクの一重の白、ピンクとは違い、此処のものは八重種で、しかも色が濃い赤紫色だ。シュウメイギクはキンポウゲ科のアネモネ属だが、この八重種の花は、、字のシュウメイギク(秋明菊)から、イメージが菊とも間違って思える咲き方だ。
イギリスではジャパニーズアネモネとして親しまれて、日本原産のものと思ってしまうが、昔、中国から渡って来たそうだ。それが庭園から逃げ出して野生化し、特に京都北郊の貴船山周辺によく見られることから、貴船菊(キブネギク)の別名が付いている。このキブネギク(貴船菊)と呼ばれるものは、花弁が濃い赤紫で細く、十数枚付くものを指し、ちょうどこの花のイメージの花のようだ。このシュウメイギクの美しく見えている花びらは萼片で、実は花弁を持っていない植物だ。八重種のものは一重の花と違い、華やかでまるで秋風を楽しんで受けて靡いているようだ。
画像
           <シュウメイギク・貴船菊>
画像




大きなオベリスクに勢いよくクレマチスの蔓が絡んで、この時期葉も元気で、紫の花が咲き残っているものが見えた。クレマチスは2期咲きのものがあるが、冷涼な気候の此処では春からずっと咲いていたのであろうか?たった2輪だけ咲き残っているが、深い紫の花色に妙に存在感があった。
画像
      <クレマチス(ジャックマニー・スパーバ)>


タデ科のポリゴヌム・アフィネ。花壇に横広がりに蔓延っていて、花が普通野原で見かけるタデより大きめのものが目についた。ポリゴヌムと書いてあり、やはりタデ科だった。属名のポリゴヌムは、ギリシャ語で「節の多い」という意味をもっていると言う。花色には白もあるようで、雑草扱いでなく、きちんとした園芸種の大きな花で、こうして植物園に植えられ、普通のタデの親分のような花であろうか?横広がりに増えているので、グランドカバーとしても見える。
画像
          <ポリゴヌム・アフィネ>
画像




ロックガーデンの「峠の庭」には花の咲いているものは1株しかなかったが、その下の「花のテラス」のフェンス近くで青い小さなカンパニュラを見た。カンパニュラの仲間は余りにもたくさんあり、この花は上向きに咲いていて、葉はちょっと広くて細長く、普通のフウリンソウのような感じの葉だ。名前がなかなか分らなかったが、カンパニュラ・グロメラタ・アカウリスで、別名ヒメヤッシロソウ又はチャボヤツシロソウと判った。ヤッシロソウは、はじめて熊本県八代で見いだされたのでその名前があるそうだ。普通のカンパニュラとは趣が違って、上向きに何輪も纏まって咲くのでリンドウザキカンパニュラとも呼ばれる花だ。以前苗で何度か育てたが、翌年宿根としては育たなかった。そのヤッシロソウの近縁種のチャボタイプだと言う。
画像
           <カンパニュラ・グロメラタ・アカウリス(別名ヒメヤッシロソウ)>
画像





帰り道の「花のテラス」を下って、まだ見残しがないか川沿いをうろうろしていると、湿った所にオドリコソウのような紫の花があった。葉は斑入りで薄暗がりの中でも結構目立つカラープランツともなるものだ。これはシソ科のラミウムと言って、この同じ仲間のも育てていて春に黄色のオドリコソウのような花が美しい。日陰を好んで育つので、北花壇のグランドカバーや鉢の寄せ植えに使っている。ここと同じ紫花のものも育てたが、何時の間にか消えてしまった。この場所の花は冷涼な夏の気候の為か、花期が充分長く未だ咲き残っているが、葉だけでも見栄えがする。
画像
           <ラミウム・マクラツム‘ビーコン・シルバー’>
ラミウム・ガレオブドロン 2006/04/19



少し暗くなってきて、近くの木の下陰にまるで真珠のように光って見えた小さな白い玉。先ほど見たシラタマノキのように下向きに俯いて生って居らず、上向きで可愛い感じで、名前がよく分らなかったが、ツゲ科のフッキソウ(別名キチジソウ(吉祥草))と教えて貰った。
草と言う字が入るが、これは草丈20〜30センチの常緑低木で、春に花が咲き切れ込みのあるギザギザの葉が青々としているので,繁栄のシンボルとしてフックソウ(富貴草)と名が付けられ、別名キチジソウ(吉祥草)を持つ縁起のよいおめでたい植物だ。この別名キチジソウ(吉祥草)の名前と同じ漢字だが、スズラン科のキチジョウソウ(吉祥草)がある。この草本のキチジョウソウは、ひと月前数株戴いたものが丁度今の時期に白い花穂の綺麗な花が咲いおり、葉はヤブラン似だが、晩秋の頃には赤い実が生るそうで楽しみだ。どちらも吉祥草繋ぎで、何か良い事がありそうだが・・・。
画像
            <フッキソウ(富貴草)>



ヤバネススキのあった広場を下って流れ沿いに見た、水生植物で池の淵などで見られるガマ科ガマ属のガマノホ(蒲の穂)。
夏の花序は生け花素材として人気があるが、鉾の形に似ていることから平安時代には蒲鉾の語源となったそうだ。今ではあちこちの自然の状態では見かけるのも少なくなったのだろうか?やはりこうして公園とか庭園に植えられて見るものとなったようだ。葉は少し枯れて柔らかい花穂だけがたくさん付いて、川辺の野の風情を見せてくれていた。小さい頃イナバの白兎の伝説を聞いて育った年代には懐かしい植物だが、今の小さい子供達は知っているのだろうか? 右上の画像に映っている丸い建物は展望台のようだ。(山頂にも大きいな展望台があった)此処から望む北国の雄大な公園は冬を除いて色取り取りの花々に彩られ、広々と美しい景観だろう。
画像
                <ガマノホ(蒲の穂)>
 

「白萩の花こそよけれ秋深き北の台地に花穂しな垂る」
   
「下陰に白玉ふたつ光おり夕昏せまる植物園に」

「明日には散るかも知れず紫のクレマチス二輪オベリスクに這う」



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(13件)

内 容 ニックネーム/日時
一花さん、素晴らしい滝野すずらん丘陵公園6が続いて見応え十分です。
シュウメイギク・貴船菊って何とも云えない美しさです。
真っ白い球、光って見えますが、本物もこの様に光ってるのですか?
彦左
2006/10/30 21:30
山の実はいろいろと食べたことがありますが、このシラタマノキの実はまだ食べた事がありません、花は見たことがあるのですが実はその時期に登らないと出会えませんしね、ところで一番最後の画像はフッキソウの実と良く似ていますが如何でしょう、私が良く行く小さな植物園でも花芽とこの白い実がついています。
OSAMI
2006/10/30 21:42
一番最後ではなく一つ手前でした、訂正です。
OSAMI
2006/10/30 21:45
 一枚目のニシキギの紅葉は圧倒されるものがありますね。
 ヤッシロソウの花の紫もとても印象に残ります。北海道を堪能されてきた様子が手に取るように分かります。羨ましいですね。
ゆうくらふと
2006/10/30 22:45
 一花さん、今日もいろいろ盛りだくさんですね。錦木というくらい鮮やかな紅葉を見せてくれるニシキギは良いですね。うちにもありますが、枝がのびるので、父がずいぶん剪定してしまいました。

 シラタマノキは尾瀬にもありましたが、さすが北国ではよく育つのですね。

 うちの白萩はとっくに終わりましたが、北国でもまだ咲いていたのですね。
染め分けの萩もなかなか粋なもので、良いですよね。

 それから?の白い実、見たところ、OSAMIさんのお説のように、フッキソウ(富貴草)かなあ?という気がしました。
なおさん
2006/10/30 22:55
彦左さん、こんばんは。早々にこちらにもコメント有難うございます。
北海道の公園は、随分と色々な花が未だ咲いていました。こちらで春見たものまで、冷涼な気候なのか、何時までも咲いているのですね。
シュウメイギクは、普通一重のものを見ますが、ここの他でも一重が一杯咲いていましたが、この場所では八重のシュウメイギク(貴船菊)がまるで菊のように咲いていました。白い実のことですが、カメラの発光で撮ったか?真っ白な真珠みたいに映っていて、びっくりでした。
彦左さんへ
2006/10/30 23:04
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。シラタマノキは山登りされるOSAMIさんなら、若しかして食べたことがお有りかと思っていましたが、お花は見てらっしゃるのですね。実はこの時期でないと駄目ですよね。サルメチールのような味がするとかですので、一度是非試食?されて見て下さいませ〜。その感想を何時か期待しております・・
白い実はフックソウでしたか?先日アップされていた、キチジョウソウの別名もフッキソウのようでしたが、ネットで確認しましたら、ツゲ科の実なんですね。こちらはヤブラン似のキチジョウソウでなくキチジソウ(吉祥草)なんですね。名前も似てますね。情報有難うございました。
OSAMI さんへ
2006/10/30 23:15
ゆうくらふとさん、こんばんは。コメント有難うございます。
1枚目のニシキギは、ビックリするほど良く紅葉していました。名前に錦が付きますから〜。此処の公園では全体に紅葉していたわけでなく、所々真っ赤な木があって、しっかりと紅葉した葉は思わずカメラを向けて写真を撮りました。
ヤッシロソウに似た青紫のカンパニュラは、これはヤッシロソウの近縁種で、ヒメヤッシロソウです。文章表現が誤解を招くようで、いい加減ですみません。素敵な色で、これもカメラで何枚も撮りました。北海道は植物がもの珍しく(食べ物、自然もですが)、何度行っても(まだ二度ですが)発見があって面白そうですよね。
ゆうくらふとさんへ
2006/10/30 23:26
なおさん、こんばんは。ニシキギって、花材として撓め易く、良く使いますけど、錦の名前を戴いてますので色鮮やかに目だって綺麗ですよね。もう1枚の写真で全体を見ると、すごくブッシュ状態ですよ。
シラタマノキは尾瀬でも見てこられ、試食できなかったとかでしたね。サルメチールの味、こんどチェッカーベリーで試して見ますね。人が食べてもいいのでしょうね?腹痛?でもなったら・・
シラハギ、なおさんちも育ててらっしゃいましたが、これって本来は花期が早いようですが、何故かこれが咲いていて見せてくれました。大悲願寺とか良く聞きますが、初めて白いハギを見ました。まだ此処のものは全部緑葉でしたよ。黄葉で落ちて黄泉に行かず〜です。春に咲く山吹は黄泉を表わすには、華やかな花時期のハルですから?黄泉への道とも解釈して書いてあるのがありますが、黄色は他の意味もありますよね。本当の解釈としてどうなんでしょうね。フッキソウ、名前有難うございました。ネットで確認しました。そして思い出しました、去年、何処かのブログ画像で見たことがありました。
なおさんへ
2006/10/30 23:58
フッキソウ(キチジソウ)のタマタマが
シルクの光を放っていますね〜〜〜〜
なかなかそのような姿を見かけないのよね。
シラタマノキの、それより断然、綺麗だと思いやらんね?
貴船菊のスイングした様子も よかぁ〜〜〜ね。
ニシキギやドウダンツツジはブルーベリーも入るかなぁ〜?
紅葉が美しいのよね〜
ほんなこち、今年はこちらは、紅葉が不作じゃっどナ。
ラミウムは葉っぱだけでも見応えがあいもんどナ〜〜
うちげ〜も結構がんばっちょっど。(笑
nobara
2006/10/31 07:34
盛りだくさんの花を有難うございました。シラタマノキの白い実は私も北八ヶ岳に行った時見ました。食べはしなかったですが指でつぶして匂いを嗅いたらサロメチールの爽やかな匂いがした事を覚えています。
まだシラハギが咲いていたんですね。これは御殿場で見ました。この頃はハギの名前調べで苦戦していたことを思い出しました。
デコウォーカ
2006/10/31 19:46
nobaraさん、お忙しかて〜、またおじゃっしてくいやして有難うさんです〜。
アンね〜、昨日お邪魔した時、キチジョウソウの別名のこと書いたけど、あれ間違ってた〜ごめんね〜。フッキソウの別名はキチジソウでキチジョウソウの別名は?でした〜。しっかり調べんじ〜、相変わらずテゲテゲじゃったもんじゃっで〜。何でキチジソウなんて間違いやすい別名を付けちゃったろかいな〜?単純にはテワンどな〜?こん頃頭脳老化現象が進んで、記憶力低下〜。頭に蜘蛛の巣がはったみたいで〜。これって何のせい?誕生日の年のせい? 
シラタマノキの実はカメラ発光して光ったのではなく、最初からこんなピカピカだったのだね。今日チェッカーベリーを食べたら、あらら〜、サルメチールの匂いが・・。慌てて傍のクランベリーを食べたら、ベリーベリー酸っぱく、ホット・・!!!
今年は温暖化で紅葉が不作?もうハナミズキは散ってしももした〜。ノバちゃんげはまだじゃろかいな〜。そんうちアップ期待しもんそ。モミジ葉はまだ緑一色。うちんともラミウムは葉が綺麗かね。花は流石咲いておいもはんどな〜。(T_T)/~~~ 
nobaraさんへ
2006/10/31 21:13
デコウォーカ さんお忙しい中、コメント有難うございます。毎日花ばかりで、うんざり〜でしょうが、今日までが公園からでした。何時もお付き合い下さって有難うございます〜。シラタマノキの実は、やはりサルメチールの匂いがしましたか?チェッカーベリーも、これも植物を知るための勉強?と思って少し齧ってみたら、しっかりその匂いがしました。何故でしょうか面白い匂いですよね。肩こりの時にでも、塗ったら駄目なんでしょうね??シラハギはこちらで未だ咲いていました。そうそう、ブログで香貫山にはシラハギがなくて、御殿場の喫茶店の庭でシラハギをご覧になったと書いてらっしゃいましたね。其処では白い水引草もでしたね。
9月半ばだったようですが、もう随分前のような気がしますね。イギリスにお出かけなさってなおの事、浦島さん見たいになってらっしゃるかも知れませんね?玉手箱でも用意しておきましょうか?
デコウォーカ さんへ
2006/10/31 21:27
北海道旅行P・2ー9(滝野すずらん丘陵公園6) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる