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zoom RSS イワシャジン(岩沙参)

<<   作成日時 : 2006/10/04 17:51   >>

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小さな青紫のツリガネの形をしたイワシャジン。
秋風に揺れて、りりりりんと小さな鈴の音を感じさせるような繊細で可憐な釣鐘の花は、山野草として人気の花である。
シャジンは漢字で沙参と書き、ツリガネニンジン(釣鐘人参)の漢名。またはその根の生薬名と広辞苑にある。
このイワシャジンは日本の関東西部から中部地方で見られるカンパニュラ(キキョウ)の仲間で、別名がイワツリネソウと呼ばれツリガネニンジン属である。
普通のツリガネニンジンは山間の平地でみられるが、こちらは山間の岩地に見られるのでイワシャジンとなったそうだ。
山野草展では人気の花で、軽石鉢に植えられて秋風に戦ぐ様には野趣味があり、見るものの心を捉える。

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これは先日山中湖に出かけた折、道の駅の山野草コーナーで、小さめで蕾が付いていたものを偶然見つけて嬉しくなり求めたものだ。その後蕾が順次開き、その青紫の可愛い釣鐘の形の花が見頃となった。

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似たキキョウ科ツリガネニンジン属のソバナは数年前から地植えで育てており、花色は同じだが、これより草丈も高く直立して花が付き、花の開き方はちょっと末広がる。葉もイワシャジンはほっそりとして既に葉先が紅葉してなんとなく自然体を感じるが、ソバナは広く全体的にがっちりしておりイワシャジンのような繊細さがなく物足りない感じである。うちのソバナは年々細ってきてこの頃元気がなく、もう花の盛りも終えすっかり姿が消えた。
ツリガネニンジンとソバナは咲き具合や花が良く似ているようだが、ツリガネニンジンはこの時期丁度山地で開花が見られるものだ。
ソバナ2006/07/14  
ツリガネニンジン(六甲山系の森林様より)

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この花はカンパニュラ系の下向きに俯いて咲く慎ましやかな咲き方で、花の長さは2センチ前後で、花弁は5つの切れ込みがある。
本によると『花の中に棒状の花柱と雄しべがあるが、雄しべが先に熟し、雌しべがあとから熟すことで自家受粉を避けている。』とある。
花の基部に付いている萼の尖った破片が水平なものがイワシャジン。後方に反転しているものがホウオウシャジンとかヤシャジンシャジンとか言われる変種だと言う事だ。
ホウオウシャジンは高山型で南アルプスの鳳凰三山だけにある珍しい種類らしい。
何れにせよ萼のそり加減で見分けるようだが。
ホタルブクロとヤマホタルブクロとの見分け方にも似通っているようだ。

これは環境的に山地の沢や渓谷沿いの岩壁やがれき場を好むもので、夏場暑い平地の熱帯夜の続く関東地方では夏越しが難しそうである。環境的に厳しいところのものを育てることはなかなかのようで、知り合いの方も難しいとか話しておられたが、晩秋には花茎が枯れて脇に小さな越冬芽がでるようだ。
先日これを購入して数日後近くの花屋でも見かけたが、花色は基本種は青紫だが、白も出回っていた。お値段がこの倍近くしたが、それでも1週間で全部売れていた。来年も無事咲かせることが今後の課題である。
イワシャジン色々
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<イワシャジン>
キキョウ科ツリガネニンジン属
学名: Adenophora takedae
和名 :イワシャジン
別名 :イワツリガネソウ
原産地:日本
花期:9〜10月
性状: 多年草
花色:青紫、白
草丈:30〜40cm。
管理:半日陰、排水性、保水性の良い用土。肥料はあまり与えない。繁殖は普通は種まき。株分け、挿し木もできる。


「慎ましく下向きに咲く岩沙参花色青く秋深みゆく」

「秋風に揺れて小さき釣鐘の岩沙参の花鈴音を聞く」

「曇り日の十月の庭薄ら寒し羽根痛みたる蝶の飛び来る」


                                        

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
写真を一見してツリガネニンジンだと思ったんですが、イワシャジンですか。シャジン=沙参=ツリガネニンジンで、岩場に咲くのでイワシャジン(イワ・ツリガネニンジン)。共にツリガネニンジン属だから花も似ている訳ですね。色はイワシャジンの方が濃いですかね?
所でイワシャジンの内側を写真に撮る時、「失礼!」と声を掛けましたか?
デコウォーカ
2006/10/04 18:21
写真で見ると大きさのイメージがなくてホタルブクロと本当に良く似ていますね、山に登った時何回か垂れ下がるように咲いているのを見かけたことがありますが、こちらのものは形良く咲いていて綺麗です。
OSAMI
2006/10/04 20:06
花が下向きに咲く花はつつましさ感じます。花って自己主張でなく、そっと山襞に咲くこの感じが素敵ですね。花の名前を漢字で書くと、なるほどって感じがします。表意文字を使う漢字圏の文化は素晴らしいなんて、感じますね。
hanahhana1952
2006/10/04 20:54
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
何時もお山で出会ってブログアップされてるツリガネニンジンに良く似てますよね。でもツリガネニンジンは、草丈や葉がソバナに似て、これも同じツリガネニンジン属です。これは草丈が鉢の小さめの安くいものを求めてきましたので、本来のものはこの倍ぐらいの草丈があるようですよ。全体に垂れて靡いて咲く感じです。その草姿が自然体で人気があるのでしょうね。花色と形は少しツリガネニンジンに似てますね。これは山野草としてとても人気で、友人も白いイワシャジンを持っておられます。デコウォーカさんの山にあんなに沢山ツリガネニンジンが自生していて、盗掘されずにラッキーですよね。そうそう、覗き〜の「失礼!!」は余りにも忙しくて、この頃ボケ進行中で、また忘れました〜。そして、そんな覗き慣れ?していないものですから・・声も掛けずにまたまた失礼でした〜〜。次ぎ失礼しますネ。
デコウォーカさんへ
2006/10/04 21:40
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
そう言えば、似たようなのに紫蛍袋がありますが、花はホタルブクロを小さくしたような咲き方で似ておりますね。あちらはホタルブクロ属で、こちらはツリガネニンジン属で、ツリガネニンジンとソバナは山野草として葉を食べられるそうですよね。イワシャジンは 渓谷沿いの岩場とかに咲いているそうで、山でよく見てらっしゃるのですか?自然に咲く姿を見られて良いですね。沢山花が付くと、垂れ下がって咲き、秋風に靡く優しい草姿で趣きがあっていいでしょうね。一度、ツリガネニンジンもイワシャジンも山で本物を見てみたいです〜。
OSAMI さんへ
2006/10/04 21:50
 一花さん、イワシャジンを買われたのですね。冴えた花色がいいですよね。昔、うちでも買ったのですが、2年ほどで絶えてしまいました。やはり暑さ負けしたようです。丹沢などの涼しい渓谷に生えますので、平地の暑さは堪えるようですね。葉焼けもしやすいようです。ソバナやツリガネニンジンのように育てられれば良いのですが、なかなかタイヘンなようですね。
なおさん
2006/10/04 21:55
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
カンパニュラの仲間は下向きの釣鐘の形の花が多いですよね。ホタルブクロも下向きで慎ましやかで大人しいですよね。あけっぴろげで、包み隠さない花は奥ゆかしさや深みがなく、飽きが来やすく嫌われますね。花ってほんと育ててみると自己主張のないものがいいです。目立ちがり屋の花は他の花と一緒に花材にも使えませんよね〜。イワシャジンの山襞に咲くこの感じと花色が山野草愛好家に好まれるのでしょうね。植物はカタカタ表記と言うことですが、漢字の方がダンゼン良いですよね。
hanahhana1952さんへ
2006/10/04 21:59
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。先日「道の駅」に出かけた折、色々山野草が出ていて、こちらで買うより安いでしたので求めました。他にも珍しいものもあったのですよ。持って帰る時、せっかくの花が落ちてしまいました。
ソバナも去年より細ってますし、来年は見れないかもと案じてます。
なおさんちも駄目になりましたか?鷺草は随分とお上手でしたが、これは難しいものでしょうね。そうそう、去年「やまぼうし」さんと仰る方が暫くコメント下さいましたが、(今記事の更新ないですけど)、冷涼な場所だったのでしょうか、お庭で立派なイワシャジンの白と青を育ててらっしゃいましたね。何でも種から育ててらっしゃいましたが。この鉢は一体来年どうなっているでしょうね〜???
なおさんへ
2006/10/04 22:15
キキョウやホタルブクロに似て、日本的ですね。
明日はいよいよ十五夜本番です。
数年前に戻って、知覧のソラヨイにしようかと・
薩摩節
2006/10/05 15:08
♪風の子供が山へでて 釣りがね草を吹きました
釣りがね草は目を覚まし ちんからころりと鳴り出すと
ススキもキキョウもカルカヤも みんな夢から覚めました。♪(竹下夢路詩/中田喜直曲) バレーのパニエに見立てた詩も読んだことがあります。
かおたい
2006/10/05 20:32
薩摩節さん、こんばんは。コメント有難うございます。
この花は、キキョウ科ですから、日本的で日本原産ですよ。山にはツリガネニンジン(釣鐘人参)と言う山野草もあるようですが、鹿児島では見かけませんよね。涼しい地方が好みなのでしょうね。このイワシャジンもそちらでは見かけませんしね。中部地方の山で見られるのでしょうかね?
明日十五夜で、写真家さんはお忙しいですね。知覧ですか?そちらは、今日も明日も晴れマークで、お月様バッチリのようですね。こちらは雨〜〜〜続きです。
お写真出来たらアップして下さいね。楽しみにしてますネ。
薩摩節さんへ
2006/10/05 23:27
かおたいさん、こんばんは。
>♪風の子供が山へでて 釣りがね草を吹きました
釣りがね草は目を覚まし ちんからころりと鳴り出すと
ススキもキキョウもカルカヤも みんな夢から覚めました♪
夢二の作詞なんですか?初めて知りました。
宵待草もそうですが、植物をこんなに色々読み込んで、夢二は植物好きだったのですね。そして自然の植物を擬人化して、見事75調の詩になってますね。この時期の、ツリガネソウ、ススキ、キキョウ、カルカヤまで入っているのですね。釣鐘草が風に揺れる様を、風の子供が吹いて目をさまし、ちんからころりと鳴り出す様。童謡的で、詩人の感性は流石違いますね。
素敵な詩を届けて下さって有難うございました。釣鐘草が喜んで「ちんからころり」と目を覚まして来たみたいですヨ。
かおたいさんへ
2006/10/05 23:37
一花さん、見たことがあるような、無いような気がするんですがイワシャジン(岩沙参)と聞いてやっぱり見ていないなあ〜〜という感じですが紫で花心がまた綺麗ですね。
彦左
2006/10/11 15:05
彦左さん、こんばんは。今日は纏めてコメント8件も書いて下さって有難うございました。お疲れだったことでしょうね?
この花に似た花で、紫ホタルブクロや以前ソバナとかアップした事がありますが、この花色のキキョウにも似てますよ。キキョウ科ですから。
イワシャジンって、山野草好きな方はすぐ欲しくなる花ですよ。
紫は彦左さんのお好きな花色ですから〜、花心が良いですね。平地では見かけず、山間の岩場が好きで咲いているようです。夏場涼しい所を好み、育て方が難しいので、来年又咲くかが問題です。
彦左さんへ
2006/10/11 20:33
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