一花一葉

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zoom RSS 北海道旅行P・2ー12(北大植物園2)

<<   作成日時 : 2006/11/02 18:44   >>

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今朝大降りだった雨も小雨になってきて、北大植物園内をひとりゆっくりと巡ってみる。ライラックの咲いた頃には木木も燃え立ち随分と春の明るい感じの森だったが、秋の深まる樹林では、色濃くなった葉の中に様々な木の朱実が実り、豊饒の秋を物語っている。葉裏、葉の上にあるもの、赤実・黒実のものなどがあり、形はどれも似たような小粒で鳥が啄ばめる位の大きさが目につく。
木下陰で随分と暗く、画像も暗く仕上がって見難かった。

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この木々には春どんな花が咲いていたのか、此処を通った筈だが記憶にない。随分とたわわに実り、朱実と葉が雨に濡れて艶やかに光を増して瑞々しく美しい。樹木の名前はさっぱり分らないものばかりだ。人間には有害な実もあるようだが、鳥には無害のようで食べた糞から種が運ばれ、あちこちに実生苗が出来る木の生き延びる知恵と摂理のようだ。我が家の庭でも、クロガネモチ、マンリョウの実生苗が思わぬところから出て来て育っている。

蔓もののツルメウメモドキなどの木の朱実は、クリスマス・リースや花材としても良く使われて売られ、山々で採取されるので木にとってはクリスマスは受難の日であるかも知れない。

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朱実に混じって黒く色付いた実があった。最初は朱実で次第に黒くなって来るのかと見るが、どうも最初から赤黒い感じで、葉裏は白くグミのようだが、棘もなくオリーブ似の実だ。何の実だろうか。

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       <黒い実>
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5月末、北海道に初めて来た時見た大きなフキ。イタドリもフキもこちらのものは随分とでっかいものばかりであったが、この園内に巡らされた幽庭湖と呼ばれる大きな池の中には一面に生えていたが、今回もまだアキタオオブキの葉が虫に食べられて残っていた。だが、その池の水がなくなって干上がっていた。昔はこの園内は各所で泉が湧き出る豊かな場所だったそうだが、都市化と共に幽庭湖の水が枯れ、現在は地下水をポンプアップして、この時期水生植物の花期も終わったので水を抜いてあると言う。
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      <アキタオオブキ>
北海道旅行・北大植物園1・2006/06/19


その池の辺や、園内の至る所でこの時期、花も終わっているもの、未だ開花中のものと白いフジバカマかサワヒヨドリのような花が見られる。まるで雑草のように蔓延って、帰化植物かとも思ってしまった。園の方に伺ったら、ここのものが園外に逃げ出して、どうも帰化植物並に繁殖して困っているそうだ。名前はマルバフジバカマで、良く見れば花は白く綺麗だが、葉が雑草の様相で逞しく蔓延っている。
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            <マルバフジバカマ>
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幽庭湖の中に育っていた、ガマノホ。此処の園内のものは、滝野すずらん丘陵公園で見たものよりも穂が太く、草丈も高く立派であった。種類も色々あるのだろうか。
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                <ガマノホ>


同じく、幽庭湖の辺で見た植物。オナモミが生っているのかと良く見たら、トゲトゲの蕾が割れて、中が赤く染まり、白い花びらも出ていて薊のような面白い花である。似た花にコウヤボウキなんて花もあるようだが、こんなトゲの蕾が纏まって付かないようだ。ゴボウのようだと教えて貰ったが、調べたらそっくりで、何故此処にゴボウがあるのか不思議だ。

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                 <ゴボウ>
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この園内の北ローン端にはエルムの名前で良く知られるハルニレ林があって、前回訪れた時しかと樹木を確認しなかったが、今回確認して写してきた。木肌は結構ゴツゴツとした感じだが写真のものは、木の根が裂けた状態になって、これはもしかして此処で一番樹齢が古いものかも知れない。こんな状態でも良く生きているもので、、木の洞に祠を持っているようで、ニレは世界各地で神聖視され、アイヌ神話でも「火の神」として敬われると書いてあったが、威厳を持った木姿で印象に残った。
このハルニレは、『ニレ属の中で最も大きくなる種類で、北海道に多く、肥沃な堆積地に株を作る。同属の秋ニレに対して春に花が咲くのでハルニレと呼ばれる。英名のエルムでも良く知られ、北大キャンパス、本植物園の景観を代表するところから、エルムの学園と呼ぶことがある。ニレは高さ30m、直径2〜3mになることがあう。園内の大きいものは樹齢200年に達するものがある。』と書いてあった。  
                     <ハルニレ>
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「木には木の憂いのありて大木の根の裂け聞こゆる悲しきまでに」

「雨雫滴る葉の中赤き実の艶やに光る暗き森中」

「名も知らずたわわに実る赤き実の下に佇み思うは花時」

「園内の幽庭湖の底長々と積まれし木の葉の肥沃となして」

「花も木も昔を語らず園内は静もる森なす秋雨の中」

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コメント(8件)

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木の実を調べるのは難しいと感じています。花の方が資料も沢山あるし、花の方が差異もあり調べ易く感じています。従って花が咲いている時に名前を調べておけばいいのですが、遠く離れた所ではそれも出来ませんね。
デコウォーカ
2006/11/02 19:35
花と実、それを想像できたらとっても楽しいですね。「名も知らずたわわに実る赤き実の下に佇み思うは花時」。花の一生をみたい私には、垂涎です。(笑)
hanahhana1952
2006/11/02 21:17
 一花さん、木の実というのはなかなか判らないものですよね。僕も見当がつきません。
 
 マルバフジバカマは、北アメリカ原産の帰化植物と図鑑にありました。神代植物公園の山野草園でも、ずいぶんと蔓延っていましたが、花は白い塊で面白いですね。
 
その下のとげとげの花、ゴボウの花もちょっとこんな感じですが、違うでしょうね。

 のびのび育つ木には、憂いもないかと思ってしまいますが、ひと知れず、「木には木の憂い」があるのかも知れませんね。
なおさん
2006/11/02 22:21
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。そちらも丁度実のものの時期でしたね。流石、そちらは色々実の物が豊かですね。ハマナスがそちらの公園や庭木として使われていてビックリ〜でした。でも北海道にあるものがそちらにもあるって事ですよね。
私は元々、木の名前はまるで知らないので、木の実の本を見てもさっぱりです。葉と木の姿が分らないとこれだけでは難しく、花時でないと?で諦めますすね。
デコウォーカさんへ
2006/11/02 23:15
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。花時を知らないので、実のものが出来てもあまり感激がないのかも知れません〜。木の名前が分れば良いのですが、ちょっと難しいので仕方ないですね。本には似たようなものもあるのですが・・いい加減な歌、読んで下さって有難うございます。
花の一生。hanahhana1952さんは、何時も種から播いてたくさんの花時を見られ、また翌年も咲かせてと名前からしてhanahhanaさんですものね。私は一花で、たったひとつの花時しか見れないのかも?
hanahhana1952さんへ
2006/11/02 23:22
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
木の実って、この写真だけでは難しいですね。本に幾つか載ってますが、北海道では育たないとかも書いてあったりです。それでも北海道で育って植えてあるものも見たのですよね。黒い実が何か知りたいのですけど、こんな黒いものもあるのですね?グミっぽい葉なのに。
マルバフジバカマって、しっかりと帰化植物でしたか。草みたいにすごく蔓延ってましたよ。
薊のような花、ごぼうでした?言われたら葉が似てますが、でも何で植物園の池の辺にあったのでしょうね。学生さんが此処で夏場キャンプでもして?って単純発想でしょうね。これも植物の勉強の為で、何でも植えてある植物園なのかも知れませんね。ネットで確認しましたら、そっくりでしたヨ。有難うございました。
木にも伸び伸び育っているようで、言わないだけに人知れず悩みも憂いがあるのですよね〜。言葉に出して言えば、言の葉は空しく軽々となってしまって飛んでいきますからね。何も残らないだけにまた空しいものですね。
なおさんへ
2006/11/02 23:35
一花さん、木陰での写真が暗かったと仰いますが、花の写真は少し暗く撮る方が私は好きです。はっきりしますから・・・。
それにしても珍しい花や植物を見せて頂いて嬉しいです。
彦左
2006/11/05 11:31
彦左さん、こんんばんは。此方にもコメント有難うございます。
皆さんに聞くと、何故かフラッシュを焚くのを嫌われますね。この日は雨で薄暗く、しかも林の中でしたので、フラッシュを焚いても、画像が暗くて見難くてすみませんね。赤い実は浮き立っていますが、名前が分らないのですよ。
植物園には知らないものが多いですが、植物名にカタカナの学名が書いてあったりで、流通名や和名だと分りやすいのですけど。後で調べていますが、ネットでも出てこなくて困ってますよ。
彦左さんへ
2006/11/05 22:58
北海道旅行P・2ー12(北大植物園2) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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