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zoom RSS イソギク(磯菊)

<<   作成日時 : 2006/11/20 14:04   >>

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野性のキクの仲間で名前に磯が付いており、海岸端に自生するイソギク(磯菊)。
花屋でも出回っており、花壇にも植えられているので栽培菊かと思ってしまう。

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花びらの舌状花がなく、真ん中の筒状花のみの独特の咲き方で、それでも黄色が明るく目立つ花だ。
葉には白い縁取りがあって茎の下から段々に何層も重なっており、葉だけの時期にも見栄えがありカラーリーフにもなる。葉裏は銀白色の毛が密集して、海風に耐えれるような構造を持っているが、冬場はやはり葉が枯れてしまって茎だけ残っている。
そしてこのイソギクは、他のキクと違って独特の強烈な臭いがある。

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最初3株植えたものが、もう何年も北花壇のグランドカバーとして植えっぱなしだが、手間もかけずに丈夫で毎年出てくる。育てて見ると1株から花茎が何本も出て、散状花が幾つも纏まった一つの頭頂花のようだ。花びらの舌状花が無くても黄色だけが纏まって豪華に咲いている風だ。
最初植えた頃と比べると、草丈が高くなって花壇からはみ出して垂れ下がってきた。
春に摘心してるが、足りないのであろうか?

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調べて見ると、イソギクは千葉県犬吠埼から太平洋岸に沿って静岡県の御前崎まで自生しており、海岸の崖や浜辺に群落すると本にあり、暖かい所を好んで咲くようだ。
このイソギクに似た花でシオギクというのもあり、花はこれより一回り大きく花数が少なく、徳島から高知県の海岸沿いに自生しているそうだ。
そして、イソギクと栽培菊を交配した白い花びらの舌状花のあるハナイソギク、黄色い舌状花のサトイソギクと呼ばれるものもある。

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北海道太平洋岸にはコハマギク、日本海側にはエゾノソナレギク、本州〜九州の日本海岸側にはダルマギク、茨城県〜青森県にかけての太平洋沿岸にはハマギク、千葉県〜静岡県の太平洋岸にはイソギク、紀伊半島にはシオギク、高知県〜愛媛県の太平洋岸にはアシヅリノジギク、ノジギクなど日本を取り巻く海岸沿いには、その地にあった野性菊が生えており、それぞれの美しい花姿を見比べて愛でるのも楽しい。
また日本各地の河川敷や野山にもカワラノギク、シマカンギク、リュウノウギク、キクタニギク他ノコンギクの仲間も自生して色々見られる。

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我が家に咲いていた野性菊の、ダルマギク、ハマギク、ノコンギクも花期が終わり、今このイソギクとオキナワギクが元気に咲いている。

栽培菊は中国から伝わったものの、日本と言えば菊(栽培菊)の花のイメージがあるが、家から一歩外に出るとあちこちで自生の野菊が咲き乱れる国である。自然破壊や乱獲が進まない限りまだまだ野菊も見られ、「美しい野菊の国」と呼んでも言い過ぎではなさそうだ。

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イソギク2005/11/19

<イソギク(磯菊)>
キク科キク属
学名:Dendranthema pacificum
原産地:千葉〜静岡にかけての海岸と、伊豆諸島に自生
花期:10〜12月
性状:草丈20〜40cmの多年草。頭花は筒状花だけで5〜6mm位 舌状花がない



「黄金色したる磯菊遠目には耀き増します過ぎ行く秋を」

「小雨降る中を磯菊垂れ咲けり黄の色冴え冴え北側花壇に」

「日本を取り巻く海辺自ずから野性菊出で咲き継ぐ国よ」

「叢に隠るる薄き紫の野紺菊淡く木枯らしの中」

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
イソギクが綺麗に咲き始めましたようで、当分の間は綺麗な花を眺める事が出来て幸せが続きますね、庭を持たないものにとって羨ましいところです。
OSAMI
2006/11/20 16:49
いそぎくの葉の縁取りがかわいらしく、花の様子がまたかわいらしい。なんて思っています。先日来私も頂き物のいそぎくを眺めることしきりです。蕾の光り輝くさまはいいですね。「黄金色したる磯菊遠目には耀き増します過ぎ行く秋を」過ぎ行く秋を感じます
hanahhana1952
2006/11/20 20:24
 一花さんちのイソギクは、葉の間が詰まっていいですね。海辺の岩場で見かけるのは、姿良く咲いていて良いのですが、うちで鉢植えにしても、だら〜んと間延びして、詰まった姿になってくれません。摘芯すればよいのでしょうね。
 房総や三浦半島で良く見るものですが、ハナイソギクは図鑑でしか見たことがありません。イソギクは葉の様子が良いので、菊人形の服の部分に使われたりすることもありますね。
なおさん
2006/11/20 21:33
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
以前アップなさってらっしゃいましたが、この花は花屋でも売っていますので、家で育ててらっしゃるのをよく見かけますね。
この時期、結構長く咲いてくれるので有り難いです。ひとつひとつの花としてはあまり綺麗ではないのですが、纏まって咲くと黄色が浮き立って綺麗ですよ。
庭があっても、夏場は暑くて水遣りも大変で藪蚊がいたり、冬は寒かったり、長期の外出も儘ならず、管理も大変なことが多いです。OSAMI さんは、とてもお花がお好きで詳しくていらっしゃいますね。お花の育て方は、私よりお上手みたいですよね。ガーデニング歴が長くていらっしゃるようです。
OSAMI さんへ
2006/11/20 22:12
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
hanahhana1952さん宅でもアップなさってらっしゃいましたね。これは3株植えたものですが、年々殖えて、この一番下の画像の3倍はありますよ。結構丈夫で、挿し木でもつくものですよ。ピンチした方が間延びしなくて良いです。
葉に白い縁取りがあり、それがまた葉だけでも綺麗なんです。グランドカバーとしても使ってもいますが、臭いがちょっと強烈ですけど〜。私でも大丈夫ですから、たちまち殖える事と思いますよ。楽しみですよね。
歌、読んで下さって有難う。いい加減で単純で捻りが足りないかも?
この頃ポエムの方も、す〜と素直でなかなか良いですネ〜。
hanahhana1952さんへ
2006/11/20 22:21
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
なおさんちでも育ててらっしゃいましたか?海岸で咲いているのをまだ見た事がないのですが、真っ直ぐ立って短く咲いているのでしょうか?
うちのものも、花茎が長くだら〜としていますよ。ピンチはしましたが、何度もピンチした方が良いみたいですね。葉は結構詰まって花みたいでカラーリーフとして楽しめます。菊人形の服の部分に使われたりすることもあるのですか?まだ見たことが無いのですが、機会があれば見てみますね?
ハナイソギク、サトイソギクと言うのもあるそうで、私も見た事がないです。
なおさんへ
2006/11/20 22:28
日本各地の海岸にそれぞれの菊が咲いているんですか。方言が各地にある如く菊にも方言(異種類)が有るのですかね?
デコウォーカ
2006/11/21 05:11
デコウォーカさん、こんにちは。
日本各地の海岸巡りをしたことがないのですが、地方地方には、家菊(栽培菊)でなく、野性菊が自生しているそうです〜。
ホント、各地に方言があるように、花にも地方にあった花の顔かたち葉があって、それぞれ違うようです。
薩摩、静岡、お江戸にも方言がそれぞれありますが、野性菊にも、サツマノギク(薩摩)、イソギク(静岡)、カワラノギク(多摩)が自生しているそうです〜。方言は、お江戸さまが何でも標準ですが、野菊は何れが美しいのでしょうね?
カワラノギクは環境悪化の為、絶滅に瀕していて、保護されているそうですよ。都会では息苦しいのでしょうか?やはり〜ですネ?
デコウォーカ さんへ
2006/11/21 13:07
イソギクは11月30日に記事にしました。変わった花ですが、葉っぱが菊っぽかったので菊の画像で調べてみました。こちらにも紹介されていてちょっと嬉しい。
PEACH
2006/12/02 01:03
PEACHさん、こんばんは。随分遅い時間のご訪問コメント有難うございます。
この花をブログアップなさったのですね?11月30日って、先日ですね?この花は結構花期が長く、家でもまだ元気で咲いておりますよ。
葉っぱは面白く白い縁取りがありますよね。それとお花の匂いがきついですね。
PEACHさんへ
2006/12/03 00:00
イソギク(磯菊) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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