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zoom RSS 菊・4(庭の菊)

<<   作成日時 : 2006/11/26 16:31   >>

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                 <T字咲き>


我が家で花壇と鉢に育てたキクとして、フウシャギクや他色々あったが、春先にきちんと芽が出ていたのを確認したものの、余りにも短く刈り込んでしまったようで、何種類かのキクが駄目になってしまった。
それにポットマムとして求めた鉢ものも、忙しくて植え替えをしなかったので、去年より花付きが良くない。それでも季節が巡ってくると、環境にあった花を細々と健気に咲かせていて小さな命の営みを見せてくれている。

上の画像は、ポットマムとして何年か前に求めて植え替えをしていなかったものだが、T字咲きの可愛い小菊で、外周の花弁は平たく内部の花弁が筒状花で盛り上がっていて特徴がある。内部は去年まではピンクっぽかったが、半日陰の所に置いていたら、やはり発色が悪いようだ。
丁子菊の名前の由来は、花芯部の筒状花が非常に発達して、フトモモ科のチョウジノキの花に似ていることからで、欧米ではアネモネ咲きとも呼ばれるそうだ。

菊を育てる条件として、風通しの良い日当たりは欠かす事が出来ない。
我が家では、サクラや果樹が大きくなってきて、日当たりが悪くなってきた所為もあるようで、日当たりが悪いと花色が充分に発色しない。
菊は多肥と水分を嫌うとも書いてあったが、元肥と寒肥を充分あげれば良いようだが・・。去年の儘の鉢に土を足しただけでは、元肥が充分でないのだろうか。

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             <イエローソングタイム>

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上の画像のものは、「イエローソングタイム」と言う名前で、これも前に買った小菊のポットマムの枝を挿し木して育てたものだ。
咲き進むと黄色くこんもりとなってきて、まるでダリアのようにも見える。
植えっぱなしで枝が伸び放題で、ヒョロヒョロして如何にも折れそうな感じだ。
やはりまた挿し木で短く育ててあげないといけないようで、これも愛情不足の見本のような感じだ。


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上は5年くらい前から、花壇に植えっぱなしで育てている中輪菊。
薄桃色だったが、中心部だけ微かに薄桃に色を染めて、何故か全体が白い花になってしまっている。枝が真っ直ぐ立っていられなくて横に倒れて、くねくねと乱れがましい株だ。花壇の中に植えていたら蔓延って占領してきたので、今年は半分ぐらい抜いてしまった。
花としては、中輪ギクタイプで、しっかりとして見ごたえのある花だが、枝が曲がっているので、花瓶に挿すのもなかなか思うようにいかない。

栽培菊の歌は万葉集では見られないが、古今集では多く詠まれており、白菊は清楚で優雅さがあり、やはり日本の国花のイメージの花であろうか?


「久方の雲の上にて見る菊は天つ星とぞ あやまたれける」(古今・269 藤原敏行)

「露ながら折りてかざさむ菊の花老いせぬ秋の久しかるべく」( 270・紀友則 )

「植ゑし時花待ちどほにありし菊うつろふ秋にあはむとや見し」( 271・大江千里)

「秋風の吹き上げに立てる白菊は花かあらぬか浪のよするか」( 272・菅原朝臣)

「濡れてほす山路の菊の露の間にいつか千歳を我はへにけむ」(273・素性法師)

「花見つつ人待つ時は白妙の袖かとのみぞ あやまたれける}( 274・ 紀友則)

「ひともとと思ひし菊を大沢の池の底にも誰か植ゑけむ」(275・紀友則 )

「秋の菊匂ふかぎりはかざしてむ花より先と知らぬ我が身を」(276・紀貫之)

「心あてに折らばや折らむ初霜の置き惑はせる白菊の花」(277・凡河内躬恒 )

「色かはる秋の菊をばひととせにふたたび匂ふ花とこそ見れ」 (278・読人知らず )

「秋をおきて時こそありけれ菊の花うつろふからに色のまされば」(279 ・平貞文 )

「咲きそめし宿しかはれば菊の花色さへにこそうつろひにけれ」(280・紀貫之 )

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「去年より花色薄く咲き初むる日差し届かぬ樹の下の菊」

「白菊の花こそよけれ冴え冴えと降り立つ庭の千草の中に」

「しどけなく咲き継ぐ菊の色薄し花壇賑わす秋陽の中に」

「手折り来て白菊一輪瓶に挿す薄暗がりの仏間明るむ」

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
今日寅さんの映画(サラダ記念日)を見ていたら、大学は何故行くのかとサクラの息子に尋ねられ、学問するため、なら学問は?で、困った時、学問があれば、自分で考え決められるが、学問が無ければ、サイコロふるしかないと。そこに歌われた短歌も素敵でした。「手折り来て白菊一輪瓶に挿す薄暗がりの仏間明るむ」 が、菊と亡くなりし人を思い出す優しさを感じていいですね
hanahhana1952
2006/11/26 17:58
 一花さんちは、今日も菊花展ですね。育て主に似てか、清楚で気品のある花ですねえ。白い小菊は庭に植えてもぱっとあたりを明るくしてくれて良いものですよね。

 奈良時代にはまだ栽培菊は伝わっていなかったのでしょうね。平安の御世になってから、菊の花が普及して歌にも詠まれるようになったとは、面白いですよね。やがて、括る、という統一のシンボルとしての菊の御紋章が制定されるようになると、菊も特別の花として認識されたものでしょうね。

 秋の終わりを彩る花として、いろいろあると長く楽しめてよいですね。
なおさん
2006/11/26 18:33
今日は落着いた感じの綺麗なキクですね、以前庭にキクを植えていた時にアブラムシに困った記憶がありますが、一花さんのところでも消毒は大変ではありませんか、消毒といえば例年は何回も行うハイビスカスのアブラムシ対策の消毒が、今年は一回も行わないで済みました、このまえ室内に入れるための剪定の時に見ると、ほんの少し花芽のところについていましたが、やはり今年はどうしてこうなのだろうと不思議に思っています、根元にまくオルトランも根詰まりを起こすので使っていません出したから本当に不思議です。
OSAMI
2006/11/26 21:20
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
今日は昨日と違って寒く、小雨も降りましたので、ガーデングもお休みでした。それでも庭の花々は、寒さに耐えて頑張ってくれていますヨ。hanahhana1952さんは、今日はごゆっくりと映画をご覧になったのですか?のんびりなさって良かったですね。人情味溢れるほのぼのとした映画ですよね。
こちらまで、心が温かくなり人にも優しくなりますよね。
学問ですか?小さい頃強制的に覚えさせられた学問は自分の身には余り付いていないようです。でも自分の好きな事はどんどん興味が湧き、調べていくと総てに横広がりで繋がっていて、学ぶって面白いと気付きますよね。知識も大事ですが知恵とは違いますし、知恵ある人は知識もありますし。人間の巾が知恵者になるのかな?なんて考えています。経験が作ることもありますし。何時も人の言う事に耳を傾けることも大事ですよね。取り留めない事を書きました。学ぶとはまた楽しいことでもありますよね。古今集を羅列しましたが、現代短歌と違って平易で素直ですよね。
hanahhana1952さんへ
2006/11/26 22:32
なおさん、こんばんは。今日もお出かけなさって、日曜日のお休みってないみたいな日々ですね? 御身体大丈夫なのでしょうか?でも植物との関わりが、なおさんの生き甲斐なのでしょうかね?
うちは、今日まで菊花展でした〜。まだ変な菊があるのですが、観賞に耐えません。4回と御見苦しい菊だけで、大変失礼しました〜。でも真っ白い最後の菊は好きなのですが、育て主に似てか?これも根性曲がりで〜ひねくれて困ってます。もう何年も咲いてくれて、蔓延って元気ものですよ。
栽培菊は万葉では詠われていなくて、平安中期の頃、源氏でも詠ってありましたね。古今では何首も白菊を詠ってあるのですね?「菊と刀」と言う本もありますが、日本人の精神文化を象徴するような花となってしまったのでしょうか?儀式の花として格調がありますし、これからお正月の花材にもなりますし、葵のご紋より、菊のご紋はやはり永遠なのでしょうね?
なおさんちは、野菊だけなのでしょうか?育ててらっしゃると思うのですが・・。
なおさん へ
2006/11/26 22:45
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
今まで洋ギクのポットマムが多かったので、最後は普通の白いキクにしました。でも年々細ってきて、日当たりの問題とかありますし、なかなか上手く菊は育てられません。以前夫が仕立てたときもありましたが、暇人でないと長続きしませんね。菊の虫なんですが、今まで何故か菊には油虫が付いた覚えがないのですよ。消毒した覚えがありません。そういえば、他の花にも殆ど油虫が付かないのですよね。油虫が付くのは、ベニカナメの新芽に付いています。
蘭には蟻が来て、それで室内に取り込むとき困ってしまいますが。それより、ヨトウムシとナメクジが多くて大変です。パンジーや月下美人にもいますよ。オルトランはミミズまで殺すので、一切使っていませんよ。そう言えば、去年より今年は、あまりヨトウムシも発生しませんでしたね。涼しかったのでしょうか?夫のハイビスカスは、なかなか枝を切らずに大きいままです。今年も花を咲かせませんでした。新枝咲きですのにネ。まだ軒下です・・。
OSAMIさんへ
2006/11/26 22:57
あでやかな洋菊もいいですが、清楚な白色の菊もいいですね。
質問ですが、丁字咲きというのは、丁の様に茎の天辺に花を一輪だけ咲かせる方法を言うのですか?(菊花展に出品されている菊の様に。)
デコウォーカ
2006/11/27 06:09
流石!一花さん、どの菊も立派に育ててられます。
イエローソングタイムこの黄色も素晴らしいです。
私の家には黄色がないので、寂しいです。お墓用も
黄色をご近所から頂いて来ています。
彦左
2006/11/27 09:21
デコウォーカさん、こんにちは。コメント有難うございます。
やはり洋ギクの華やかなのも良いですが、白菊が落ち着いて清楚で気品がありますよね。この白と黄色はよく儀式用の生け花に使われて、嫌味がなく飽きがこないようです。
T字菊は私もTの字のように横から見て、1輪咲かせるのだと思い込んでいましたが、『丁子菊の名前の由来は、花芯部の筒状花が非常に発達して、フトモモ科のチョウジノキの花に似ていることからで、欧米ではアネモネ咲きとも呼ばれるそうだ。』と言うことです。チョウジが丁子咲きで、前々回の花(ファインシリーズ)も同じT字咲きでしたので、調べて貼ってありますね。
英国ではアネモネ咲きと呼ばれるそうですが、何故そう呼ばれるか、似ていないので???です。
因みに、多数の花弁がこんもり咲くのは「厚物(あつもの)」、横に平べったいのが「一文字」、花弁が管になっているのが、「管物(くだもの)」、厚物の花の下に管が下がっているのは「厚走り」だそうです。ほか、天地人の形の「三本仕立て盆養」、「懸崖菊」、厚物で小さめに作るのが「福助づくり」だそうです。他ありますがこのくらいで・・。
デコウォーカ さんへ
2006/11/27 14:51
彦左さん、こんにちは。コメント有難うございます。
今年の菊は画像で見れば綺麗なんですが、全体で見るとまるで花付が悪く駄目なんですよ。すみませんね、画像では良く写って、きっと写真写りが良いのかも知れませんね?
「イエローソングタイム」は、ポットマムとして3年ぐらい前に求めたのですが、花付が良いし、明るくてダリアのようで良かったですよ。でも今年は丈を切り過ぎて苗を駄目にしてしましました。菊は長持ちしますから、私も仏前にあげて重宝しますよね。切花より鉢で求めて来年も楽しめますよね。
彦左 さんへ
2006/11/27 14:58
 庭の菊がステキですね。写真的にはイエローソングタイムの一番下の写真と下から2番目の中輪菊がきれいに撮れていると思います。それにしても沢山の短歌を良く調べられましたね。ただ感心するのみです。
ゆうくらふと
2006/11/27 21:57
ゆうくらふとさん、こんばんは。コメント有難うございます。
庭の菊は画像だけが良くて、実際はクネクネと茎が曲がっており御見苦しい格好です。この黄色い菊は小さいながら綺麗で、ダリア見たいです。白い中輪菊も花はとても綺麗ですが、茎が曲がって花色が薄いですので、それだけが難点です。ただ年々株が細ってきて、上手く育てられずに困っております。
短歌は習い事としていますが、ちっとも上達しないものですから、菊の短歌だけを並べ立てて自分の勉強にしております。古今集ではたくさん歌ってあってビックリしております。
「心あてに折らばや折らむ初霜の置き惑はせる白菊の花」(277・凡河内躬恒 )これは百人一首にもなっていますので、有名かと思います。
ゆうくらふと さんへ
2006/11/27 23:10
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