一花一葉

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zoom RSS 北海道旅行P・2ー19(トラピスチヌ修道院2)

<<   作成日時 : 2006/11/09 19:56   >>

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      <マリア像>

「厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院」の正式名である、此処トラピスチヌ修道院。
一般公開されている修道院の門の入り口には、剣を持ったブロンズ像のミカエル像が立っていたが、階段を登りきった一番奥の建物の中庭には、十字架を胸に抱いた聖母マリアの像が立っていて、こちらの庭を静かに優しく見守っているようだった。
その白いマリア像を見ると、訪れる者も何故か敬虔な気持ちになって、自ずと心穏やかになり癒されるようだ。
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最上の庭から見下ろす修道院の中庭と、遥か遠くに望む函館山と港。
此処には桜の木が多く植えられており、春の満開の頃もまた美しい眺めとなると言う。今日もまた雲一つない絶好の秋晴れであったが、此処の木々の緑は未だ紅葉しておらず、やはり気候的に暖かいようだ。
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           <函館市内を望む>

一般公開されている建物と庭の右側には世俗を分かつ高い壁があって、其処から向こうは修道女たちの祈りと生活の場になっているようだ。この高い壁を越えたいと考えている者は、この中には居ないだろう。各自様々な思いで、この壁と壁の上に飾られた旗を持つジャンヌダルク像を見上げているに違いない。
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俗世を分かつ壁には、白い薔薇が真っ青な空に向って花開いていた。こんな所で不謹慎だが、ふと映画「サンドオブミュージック」のマリアの事を思ってしまった。人それぞれに聞く天の声。幸せ探しは己の心の裡にあるのではなかろうか?
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此処の庭園には、丸く大きく刈り込まれた樹木が多いが、これはコニファーの一種であろうか?何故か丸い形に刈り込まれた樹木が目につく。
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     <丸く刈られた大きな木>

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建物のレンガ下から這わしてあるナツヅタ。蔦にも、ウコギ科で常緑性のキヅタの葉が厚くて緑色で艶があるものと、ブドウ科のナツヅタで、落葉性のもので真っ赤に紅葉するものがあるが、こちらはナツヅタだ。北海道のレンガの建物には、何故かツタが這わしてあり、どこかしら異国の影響を受けて居る事を物語っているようだ。あちこちの教会でも少し紅葉したツタが見れて美しかった。
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                 <建物下壁に這ったナツヅタ>

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               <桜の木間から望む修道院>

帰りに、土産売店らしくない建物の一室に並べてあって見た品々。こちらの修道女たちの手作りによる栞・カード・ポストカード他クッキーなどだ。栞やカードには押し花が飾られていて、先程階段で見たノコンギクの花の押し花も貼り付けてあった。此処の修道生活の戒律は厳しく、祈りと労働、奉仕と自給自足の生活が基本であったが、これらの品々はそんな彼女等の無心の汗と無垢なる魂の作品であろうか。
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          <土産に買った、押し花の栞、カード、他>



修道院を出ると、左手は鬱蒼とした樹林が広がって、公園か憩いの広場になっているようだった。10月中旬のこの時期、普通の家や道端にはどんな花が咲いているのか、帰りは修道院の丘を10分ぐらいぶらぶら歩いて下った。道端には、滝野すずらん丘陵公園は霜被害を受けていたコスモスが此処では今を盛りと咲き乱れて、可憐な花が地面すれすれに垂れていた。こちらはやはり暖かく、霜は降りなかったようだ。
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    <コスモス>

傍には、昔田舎でよく見た背丈が2メートルはあるオオケタデが帰化植物並に蔓延って、これも大きな赤い花穂を垂れている。この植物はマムシの毒消しになると言うので、ハデコブラとも呼ばれ、また毒虫に刺されたときの薬草ともなり、こんな道端に植えてあると有り難い植物だ。
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    <オオケタデ(オオベニタデ・ハデコブラ)>

向かいの道端に、生垣のようにして植えられていたハマナス。残の花1輪だけが咲いていて赤い実がたくさん付いていたが、ジャムか果樹酒にもなるのだろうか。
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            <生垣のハマナスの実>

滝野すずらん丘陵公園でも、沢山の一重、八重のコルチカムを見たが、此処函館の行く先々でコルチカムが街路樹の根元に一塊になって群れ咲いていた。坂を下ったある家の庭には、何種類もの大きなダリアが咲いていた。熱帯夜となる地方ではダリアは難しいが、こちらでは大きく美しい花が、庭を明るく豪華に彩っていた。
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                     <コルチカム>

天に星
地に花
人のこころには


人間は
自分を
限りなく
越えてゆく
存在である。  

「それぞれに考え生きる道違う幸と不幸を決めるも己」

「一折の栞を飾る押し花の野紺菊の花紫留む」

「庭に立つ十字架抱くマリア像眼差し優しく我をも見つむ」

「本棚の分厚き聖書長きこと開くことなく片隅にあり」

「青空に向きて花を開きたる修道院の薔薇丈高し」

「青空を透かし仰げば枝先に花水木の赤最後の一葉」

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
函館同様に、今日は一日いいお天気でしたね。久しぶりに休暇をとって、何もせず、のんびりだらだら過ごしました。「人間は自分を限りなく越えてゆく存在である。」そうですね。そうして、次の自分のステージをみるんでしょうね。こうして、北海道を見させていただくと、なんとなく行きたくなるものです。本当にいい天気にめぐまれたご旅行でしたね。 「庭に立つ十字架抱くマリア像眼差し優しく我をも見つむ」これがすきかな
hanahhana1952
2006/11/09 20:17
トラピスチヌ修道院の1と2拝見しましたがとても素晴らしい所ですね、一部が観光客に解放されているということだと理解していますが、この部分の維持管理に函館市も関与しているのでしょうか??、売店など市の運営だとあったと思うのですが。
厳格な修道院のことはおいといて、本当はシスターから少しくらい何かあると印象的なことになると想像します、外国には多いですよね。
OSAMI
2006/11/09 21:49
修道院には白いバラが似合いますね。青い空の中で白のバラが綺麗ですね。ナツヅタの紅葉はこれからのようですね。
明日のブログでナツヅタの紅葉を再度、取り上げる予定にしています。
デコウォーカ
2006/11/09 22:30
 一花さん、今日はマリアさまのおでましですね。聖母さまというに相応しい慈愛に満ちたお顔なのでしょうねえ。

 「学生時代」の歌に、確か、「蔦のからまるチャペル」というのが出てきましたが、この時期、ナツヅタは燃えるような彩りで見事なのでしょうね。

 オオベニタデは毒虫、蛇に噛まれた傷に効くということで、ハブテコブラともいいますが、本当に効くのでしょうか?面白い名前ですよね。

 ハマナスの実も北海道らしい鮮やかさですね。
なおさん
2006/11/09 22:59
hanahhana1952さん、こんばんは。早々にコメント有難うございます。今日はお休みでしたか?とても良いお天気でしたが、ゆっくりされて良かったですね。この頃朝夕寒いですよね。
修道女たちは、毎日が己との戦いの日々でしょうか?生きることに感謝して、己が身を神に捧げ、無欲で従順な生き方。私なんか真似の出来ないことです。「克己心」、日々流されてなかなか難しいことです。
北海道の広い大自然の中に居ると、己のちっぽけさと自然の偉大さが分るようですよ。自然ってやっぱり大事ですし、毎日グリーンを見て、求めて生活する者にとっては、何度行っても広大な懐に癒されるようで元気を貰えるようです。そのうちお出かけ出来る日が来ると思いますよ。歌、いい加減なものですが、優しい眼差しのマリア様の愛の下では、皆素直な気持ちになるようですけど・・。
hanahhana1952さんへ
2006/11/09 23:22
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
観光客がひっきりなしに訪れると、管理の面で大変だと思いましたよ。煙草の火で火事が起きたりとか、他所の何処かの建物であったそうです。トイレ掃除とか、庭の維持管理掃除などとても出来ないことでしょうね。ネット記事に、市の管理になっていて、売店も任されて要るということが書いてありました。売り上げ金のことまで、修道院管理では大変でしょうか。クッキーを作ったり、カードや栞などは手作りしてあるのですよね。
シスターの姿はちっとも見ませんでしたよ。子供はカトリック系の幼稚園でしたが、そこのシスター達は何でも積極的になさってましたが・・こちらは厳律ですから。
OSAMI さんへ
2006/11/09 23:34
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
此処の修道院では、白い薔薇だけしか見ませんでした。シスターたちには純粋な白い花が似合うようですよね。元町にあるハリスト正教会には、色々な薔薇が植えてありましたが。
ナツヅタ→ナツズタと書いていてすみません〜。相変わらず大ボケ進行中でした。結構あちこちで、このナツヅタが壁に這わせてありました。そう言えば、小樽運河倉庫でも見ましたよ。これは、イギリスの建物には良く似合い、以前アップされたツタの紅葉、綺麗でしたね。またあれから、紅葉が進んでいるのでしょうか?明日の画像、楽しみにしてます〜。
デコウォーカ さんへ
2006/11/09 23:42
なおさん、こんばん。昨日はミカエル様でしたので、今日はマリア様にトップに立ってもらいました。(ああ〜〜罰あたりでしょうね。。。)
そう言えば、以前アップしたヘデラの記事で、学生時代の歌の時、なおさんは『「学生時代」のツタは、僕はイメージとしては、秋に紅葉して落葉するツタを思い描いていましたが・・』でしたね。私は常緑のアイビーとばかりイメージしていました。此処の教会も他所でも、やはりナツヅタ(本文はズタと記載してました〜)を這わしてありました。なおさん、ピンポンでしたね。
オオケタデの別名ですが、ネットで調べたら、「ハデコブラ」と「ハブテコブラ」この二つが書いてありました。どっちが正しいのでしょうね?なおさんのハブテコブラに書き直したのですが、調べたら、ハデコブラも何件もあったので、また戻しました。マムシの毒を消すからハブのような気もしますが。ポルトガル語とか書いてあるようでしたが・(歯でコブラ?派手コブラ?ハブ手コブラ?)
ハマナス、ここのものはたくさん生ってました。
なおさんへ
2006/11/09 23:56
北海道レポート、ありがとうございます。
一花さんはかなりのお写真を丁寧に編集してるんですね〜〜〜
丁寧にレポートしてあって、頭が下がります。
マリア像、私が入院してた病院のホスピス棟にも
優しく佇んでいらっしゃいます。なんだか・・ほっとしますよね〜
>コニファーの円錐状のカットが面白いですね。
ハマナスのジャム。。どっかで見かけた様な気もします。
ハテ、どんな味のスットジャロカイ??
オオケタデはなんね〜マムシの毒消しになっと?マムシは田舎では
かなり、出没しましたが、北海道にも棲息すると?ジャロカイ。
nobara
2006/11/10 18:38
nobaraさん、おやっとさ〜。そんあとお元気そうで、良かった〜。毎日すったい長〜かレポートで、読む方もまこってダレもんそな〜。すんもはん〜。丁寧にと言うか、書きたくって、あっちこっちテゲテゲで、間違いがあったい〜と、こらテワンとこい。読むだけでだるっどな〜。画像だけ見てくんやんせんせ〜。ノバちゃんが入院していた所は、聖ヨハネ系だったよね。
聖ヨハネ教会も見てきもした。あとハリストス正教会やら、此処函館は教会が多かったよ。マリア様、キリスト教じゃなかて、ほっとしもんどな〜。
こんコニファー、丸く刈り込んであって、硬い修道院の雰囲気を、円やかにしていたようヨ。ハマナスって、ジャムにもなるんだって。ドゲナ味ごあんそかい、食いしん坊としては、食べてみたいね〜。オオケタデな、元々薬草じゃったち、化膿性の腫れ物や毒虫に刺されたときの民間薬として利用されておって、そいでマムシにも効くのじゃんそかいな?マムシはどっさいおって、藪が怖かったよね。田舎ではマムシ酒作ってある所があってたよね〜。北海道は熊ごわんそかい?・・?じゃっどん、函館はぬっかったでな?〜。
nobaraさんへ
2006/11/10 22:20
一花さん、丸く刈られた大きな木見事ですね。大変美しいです。
オオケタデ(オオベニタデ・ハデコブラ)は初めて見せて頂きました。
庭園の手入れがすごくいいですね。どこを見ても美しい。
彦左
2006/11/11 10:07
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。
ここの木は、何故か丸く刈られていましたが、大きくて立派で、見ごたえがありました。オオケタデ、帰化植物になっていますので、もしかして何処かでまた、お目にかかれるかも知れませんよね。此処は何処を見ても美しく、絵になりましたよね。北海道はほんと、素晴らしいところで、彦左さんが6回も出かけられるお気持ち、判ります。
彦左さんへ
2006/11/11 23:01
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