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zoom RSS 外出先にて(トウネズミモチ&サザンカ)

<<   作成日時 : 2006/12/19 18:34   >>

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                <トウネズミモチ(唐鼠黐)>

この時期、赤や黄色に紅葉する落葉樹に目がいくが、外出先の街路樹の近くに植えられていたトウネズミモチ(唐鼠黐)。常緑なので随分葉が艶々としていて、これからの冬の寒に耐えられるようなしっかりとした厚葉だ。最初ネズミモチかと思ったが、葉がネズミモチより大きくて実がたくさん付き、葉脈が透けて見えている違いがある。

ネズミモチは日本の暖地の山地に自生し、学名にjaponicumが付いて別名がタマツバキ(玉椿)だ。樹高がトウネズミモチより低いようだ。
トウネズミモチは名前に唐が付き、中国原産で明治初期に渡来したとあり、都会を中心に広く植えられ、果実を干したものは女貞と呼ばれて強壮薬で、何れも庭木として利用されるようだ。

花は6月頃に円錐花序を出して白いナンテンのような花が咲くと本にあるが、注意して見た事がなかった。ネズミモチの別名タマツバキ(玉椿)のような椿の花が咲くと思ったが、実と同様地味な花なので納得である。
トウネズミモチ花、植物園へようこそ様HPより
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これはモチノキ科と思ったが、どちらもモクセイ科のイボタノキ属だ。モクセイ科で10月に咲くモクセイの金、銀の花には素晴らしい香があって人気だが、このネズミの糞のような地味な実で、しかもイボタノキ属と言う冴えない名前を聞くと、なおさら目がいかないようだ。来年はしっかりとその花も見てみたいものだ。なお、イボタノキの仲間の樹皮にはイボタロウムシと言うカイガラムシが付き、その幼虫の分泌物から蝋が採れるそうだ。

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公園の南側に植えられているサザンカの花の付は去年より随分と良い。咲く花は同じなのに葉色を見てみると、薄かったり濃かったりで樹夫々に個体差があるようだ。、日当たりも同じなのに生まれた環境が違うのであろうか?
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このサザンカはカンツバキ群で最も多い冬咲き品種の「カンジロウ(勘次郎)」と言う銘で、半八重咲きのタチカンツバキのようだ。目白が盛んに飛び来てそっと近づくと去っていき、撮意があると見破られるようだ。
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違う所に植えられていたピンクの八重種のサザンカ。花びらが多くもったりとしている感じだが、樹木の緑が多くて近くに花が何もない場所では、まるで薔薇を連想させて冬枯れの中に華やかな気分をもたらせている。
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小さい頃、田舎の築山には暗赤色のキリシマツツジの八重のフクジュ(福寿)が植えてあった。他のツツジと違って花が豪華で、角度に依って様々な表情を見せてくれて、それが咲くのが楽しみであった。
この八重のサザンかも、見方によって裡に秘めたるものの様々な表情を見せて、それはそれでまた見るのが楽しみな花だ。我が家にも一株植えようと思ったが、もう植える場所がない。

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「咲くもよし散りてやさしき山茶花のふたひらみひらの花びら拾う」(鳥海昭子)

「ゆうぐれの焚き火小さく燃えいたり闇の底いを小さき炎(ひ)は撫ず」(永田和宏)

「もみじの葉萩の葉掻きて燃やすなりふすふすふすとますぐの煙」(河野裕子)

「かなしみは置きてしばらく火をたけり今年の落ち葉焚くほどはある」(齋藤史)

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「幾重もの花びら持てる八重の花裡なるものを数多秘むごと」

「街路樹の葉色艶やに繁りたり唐鼠黐のたわわなる実は」

「山茶花に飛び来て花の蜜を吸う目白の動き白眼に見たり」

「樹の下を一面桃に染めて散る山茶花の花今日より明日へと」

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
良く公園でも見かけるこの樹はネズミモチとばかり思っていましたがトウネズミモチだったのですね、そういえば樹も大きいし実も本当に沢山付いていて、田舎で見ていたネズミモチとは違うと納得しています。
今年はサザンカが本当に良く咲いていて当たり年かなと思ったりしています。
OSAMI
2006/12/19 20:28
好きな花木を植えるところが無いのはなんとなくさびしいですね。前にもお話したかもしれないですけど、好きな花がまず分かったら、それでいつもナチュラルに咲くにはしたいなあと思っています。ただ、まだまだこの花がすきが分からないので、ひたすらお花を見ている段階です。お父上のように、此花が好きとなりたいなあと切に思います。今日のおきにりは、やっぱり、「咲くもよし散りてやさしき山茶花のふたひらみひらの花びら拾う」(鳥海昭子)ですね。一花さんでは、「幾重もの花びら持てる八重の花裡なるものを数多秘むごと」です。そうそう昨日「流れる」と描いたのは、表現がよくなかったですね。インパクトがないのでなく、スムーズに言葉がつながっていて、無理がなく、すーっと気持ちに入っていくって意味です。ごめんなさい。ちょい表現力不足でした
hanahhana1952
2006/12/19 20:52
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。私もこれはネズミモチだと思って、ブログを書いていましたが、本で調べたらトウネズミモチと言うのもあると知り、これは実の付きも良いし、葉も大きいので唐の方だとしました。小さい頃ネズミモチと聞いたことがありましたが、ちょっと実付が少ないようでしたね。鳥はこれを食べないのでしょうね?随分残ってましたよ。
此処のサザンカは去年よりたくさん咲いてビックリです。でも2軒先のお隣さんの生垣のサザンカは今年は花が少ないでしたよ。樹によるのでしょうか?目白の写真は相変わらず駄目です。蜜柑の餌を置いていたら、ヒヨドリと鳩が早速物色していましたよ。
OSAMIさんへ
2006/12/19 22:44
 一花さん、トウネズミモチは、あちこちによく植えられていますね。黒紫の楕円形の実がたくさん生りますよね。ヒヨドリはこれもよく食べるようです。
 うちの会社にもネズミがどこからか遊びにくるようで、糞がおちていることもあります。ネズミモチの由来を思い起こすとなるほどなあ、と思いますね。

 それに較べて、サザンカの方は、ずいぶんと花盛りのようで、見事な眺めですね。うちの生垣のサザンカにもメジロが遊びに来ますが、ヒヨドリはあまり歓迎したくないですが、かわいいメジロならいつでも歓迎ですよね。
なおさん
2006/12/19 23:00
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。果樹が多くて、好きな花を植えるところが無いですが、でも庭があるだけでも良いです。お花は地味でも派手でも、どれも一生懸命咲いてくれて良いですね。自分に相性の良い育てやすい花があるものですね。山野草も好きなのですが、やはり野の花は野で見るのが一番かな〜なんて思ったり、人の思いって、こころに欲の田が乗っかった言葉ですから、欲の思いに振り回されているのかも知れませんね。単純にこれが好きって、年と共に変わってくるものですよ。鳥海さんの歌ですが、咲くも良く、散るも優しいと、良くサザンカを見ていますよね。こちらはすんなりと言葉が流れるようですよね。(^_-)-☆
私の昨日ののは、言葉が繋がって単純でしたが、やはりイマイチなにか欲しいところなんです〜。こちらこそ、何時もいい加減な歌を読んで下さって有難うございます。「多摩川に晒す手づくりさらさらになにぞこの児のここだ愛しき」(万葉集 十四)この歌は流れるようですよ〜。
hanahhana1952さんへ
2006/12/19 23:03
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ネズミの糞のような名前で随分損をしているような樹ですね。そしてトウネズミモチと言う樹もあったのですね。さぞかし唐のネズミは図体が大きいのでしょうね?会社にも居るのですか。なおさんちの会社って、お蔵でもあるのかしら?まさか、食べ物はないですよね?ドブネズミは近くで見た事がありますよ〜。大きいですよね。ペストでもなったら大変でしよね。田舎ではまだ見ますよね。粘着テープみたいなのが置いてあって、去年、主人の実家に帰った時またまた踏んずけて、チューならぬギャーでした〜。(T_T)/~~~
サザンかも今年はたくさん他所は咲いていますね。うちはまるで今年は駄目です。目白は可愛いですが、ネズミモチはヒヨドリが食べるのですか?
なおさんへ
2006/12/19 23:28
こんにちは。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
終戦直後の齋藤史さん(文藝春秋)もとりあげています。
よかったら、寄ってみてください。

http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611
kemukemu
2007/02/11 19:35
kemukemuさん、こんばんは。初めまして、コメント有難うございます。お返事遅くなりました。斉藤史さんは、陸軍将校、斉藤瀏の娘として2・26事件に遭遇していますので、色々書かれてらっしゃるのでしょうか?
古い新聞を良く保存されてアップなさってらっしゃるのですね。
愛(かな)しき国土(くにつち)として5首詠っているのですね。
そちらのヤフーさんのコメント欄には、パスワードが必要でしたので、此処で失礼させて頂きますね。わざわざ教えて下さって有難うございました。
kemukemuさんへ
2007/02/12 23:57
外出先にて(トウネズミモチ&サザンカ) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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