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zoom RSS ナツツバキ&ヒメシャラの実の殻

<<   作成日時 : 2006/12/21 12:56   >>

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             <ナツツバキ・実の殻>

6月に真っ白な花を咲かせたナツツバキとヒメシャラの実の殻。今までその存在すら気に留めなかったが、デジカメで植物を撮るようになって、被写体として写る画像の中に、その存在をしっかりと主張していた。
ナツツバキ・2006/06/17
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自然の中には、他に余りにも美しく目を惹くものが多いので、普通に見れば見落としてしまうものが多いのであろうか?植物の種は何れも花と比べて地味で小さく目立たない色をしていてるようだ。これも種の保存の為に、鳥に食べられない知恵なのかも知れない。鳥に運ばれて繁殖を試みる実は、赤く目立つものが多いようだし、また人間には毒で鳥には無害と、自ら毒をもってその種を計ろうとしているものも多いが、フユサンゴやヒヨドリジョウゴなどはその例であろうか。ヒガンバナ、コルチカムなどの球根は人間にも動物にも毒だ。植物の世界は、実だけでなく花もそのように毒や棘をもって自らを守っているものが多い。
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                  <ナツツバキ実の殻>

大きな松ボックリには、小さい頃からよく気がついてその造型美に惹かれて拾ったものだ。だが、種として見るナツツバキやヒメシャラなどは地味な色の所為ばかりでなく、見るこちら側にも今まで見ようとしなかっただけであろうか?それとも見る目を養っていなかったのかも知れない。身の回りを見渡してみれば、このようなものが他にたくさんあるようだ。
ヒメシャラ・2006/06/24
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                   <ヒメシャラ・実の殻>


植物を育てて見ると、種の時、発芽、満開の花時、種、そして枯れて行く時と、自然はその単一な世界だけでなく、春から冬へと折々の表情を見せており、それを見ようと触れるものに、こころ優しい姿と美を与えてくれている。
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                <ヒメシャラの樹>

田舎では腐るほどある自然は、都会では観光地や山へと乗り物で出かけて、またお金で買うものと思われがちだが、身の回りの草や木の折々の変化に目を向けると、その美を再認識させてくれる。何故か、私達が視点を凝縮して想像を働かせる限られた小さな画像や絵や文章の世界では容易にそれを発見出来るのだが・・。その点、デジカメは自然に向けるその世界を益々私達に広げてくれたようなものだ。
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          <ナツツバキ花時、2006/6/19撮影>

写真画像の世界は、限られた空間と切り取られた仕切りの中の世界で、その被写体が主人公となって主張するので、表情を変えて私達にその美しさを見せて主張しており、其処に容易に美を発見できる。デジカメのお蔭で誰でもがすぐにメイ・カメラマンになり得るようだ。
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         <左・ナツツバキの花とヒメシャラの花・右の比較・2006/6/14撮影>

ヒメシャラの葉は11月ぐらいに紅葉して全部散ってしまったが、先日来、ヒメシャラの樹をベランダから眺めていたら、梢に残りの小さな葉が紅葉していた。これから散るものとは思わせないような最後の輝きを見せて冬枯れの庭を彩っていた。

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         <ヒメシャラ・残の葉の紅葉・2006/12/20撮影>

「水の面(も)にはらりと落ちし一葉ありその金葉(きん)の葉をのせて川行く」(来嶋靖生)

「立ち尽くす冬枯れの木が素手をもて今朝の日輪を支えておりぬ」(沖ななも)

「ゆく年のをしくもあるかなますかがみ見るかげさへにくれぬと思へば」(紀貫之)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「花時の白き姿は失せたれど沙羅の実の殻花とし仰ぐ」

「裸木となりたる庭の沙羅の樹は暗く重たき冬空透かす」

「厨より金柑煮詰むる甘酸き香り充ち来る暮れの部屋ぬち」

「木枯らしに散るともなしの姫沙羅の赤きもみじ葉冬枯れの庭を」

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは、一花さん。先ほどはごめんなさい。Net Troubleでした。今日は、首痛で帰宅したところです。美しい花と種のコントラストが、そうなんだと感じさせますね。自然の摂理はいつも不思議な感じがします。「厨より金柑煮詰むる甘酸き香り充ち来る暮れの部屋ぬち」金柑の甘い煮詰めをなさっていたのでしょうか?香りがにおってきそうですね。もうそんな時期でしょうか?今年は、金貨の蜂蜜漬けつくりたいなあと思います
hanahhana1952
2006/12/21 16:10
ナツツバキとヒメシャラは、「平家熱中」掲示板に書き込みしたことが・・
あの「祇園精舎の鉦の音・・・」の中に出てくるのが・・・やらと・・・
屋久島の森の中で見た・・・書いた記憶がある。
ちょっと前、ローカル新聞で記事出ていたので、駅に写真撮りに出かけた。
新聞には記事「文章のみ」
http://blog.livedoor.jp/hotei5/?blog_id=1024911
薩摩節
2006/12/21 16:33
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
コメント欄がNet Troubleだったのですか?安心しました。やはりまだ体調が良くなくて、お仕事に支障が出て大変ですね。昨日は寒いでしたので、私も一日激痛に悩まされました。今日は少し暖かいので大丈夫でしたが、何かと暮れで慌しいことですね。お互い辛いですがお花に癒されて頑張るしかないですよね。
ナツツバキやヒメシャラの花の時は良く見ていましたが、花後に種が出来てそれが今頃弾けています。今迄気にかけなかったのですが、こうして写真で撮ったら、とても綺麗で、まるでブローチのような形をしていました。地味なのですが、造形美がなんともいえませんよね。種から土に還っていく自然の摂理には何時も驚かされます。棘や毒、そして花色、形など総て、植物にはそれなりの理由があるのですね。歌ですが、見たままを何時も詠うようにして面白くないですが、金柑や柚子などが故郷の母から送ってきましたので、金柑を柔らかく煮て、蜂蜜を入れて柔らかく煮えた金柑と汁を頂きます。風邪予防になります。キンカンの蜂蜜漬けも良いですね。
hanahhana1952さんへ
2006/12/21 22:27
薩摩節さん、こんばんは。コメント有難うございます。
薩摩節さんのブログトップに、「日本の四季」のHPアドレスを貼っておかれたらいいのにと何時も思ってますが〜。鹿児島の伝統行事や、竹や、屋久島など盛りだくさんの内容で充実していますよね。そのHPにヒメシャラがあり、書いてらっしゃいますね。
うちの樹皮を見ても、赤くツルツルしていて、やはり寄生植物を寄せつけない為みたいですね。実の殻まで見たことがなかったのですが。ナツツバキはこちらで人気で、庭木として植えてある所が多いですよ。
屋久島ですが、お友達が夫婦で、屋久島の苔の河原って所にも出かけて素晴らしかったと話しておられました。「自然の日記」拝見させて頂きました。あちこちと記事を書かれてご活躍なんですね。「喜び入る駅」も今では鹿児島なんですね。そして「ヤツガシラ」も3月20日の記事で、見失われたのですか?野鳥図鑑で見ると、綺麗で独特な鳥ですよね。また是非探して画像アップして下さいね。
薩摩節さんへ
2006/12/21 22:53
 一花さんちは、渋い実殻なのですね。花だけでなく、こういうものにも心を寄せてみると、より楽しいですし、心の奥行きに深みが出るものですよね。
 まだ場所によっては、ナツツバキの紅葉の残りを見ることが出来ますし、面白い形の実も見ることができますね。

 デジカメのおかげで、手軽にいろいろな画像を見ることが出来るようになり、楽しいですね。僕は昔からのスライドフィルム用の写真も撮っていましたが、このところ、デジカメばかりでフィルム用のカメラの出番がほとんどなくなってしまいました。現像なしで、即見られるのがなによりですね。
なおさん
2006/12/22 00:08
いつも行く公園に5メートル程のヒメシャラの木があって、紅葉した葉も無くなった後に何か黒い実の様な物が付いているなと、下から見上げていましたがやはり実だったのですね、アップの画像を見せていただき有難う御座いました。
OSAMI
2006/12/22 10:10
なおさん、こんばんは。随分遅い時間に、しかもお疲れのところコメント有難うございます。
今日は、随分渋い〜実の殻でした。誰かさん好みですよね。こんなものにもこころ寄せると、こころの奥行きに深みですか?それはどうでしょうね?
茶で侘び寂びを知ってますが、何でもゆかしいさがあると良いですよね。をかしもですが・・。これはカメラ目線で見ると、とても意匠的に優れていますよ。自然の作る造形美の発見で、こんなに美しいものだったと初めて知りました。地味な色は種の保存の知恵なんですね。デジカメで手軽に画像が楽しめて、また自分がメイカメラマンになった気分で、マクロの世界は面白いです。なおさんは、昔からのスライドフィルム用の写真撮ってらっしゃったのですか?そうそう初めてブログで見たなおさんの画像は、素敵でしたよ〜。勿論文章もですが・・。お人は??です〜〜。こちらの前や、あちらで撮られて消えた画像に、素晴らしいのがありましたね。花野の風景と、ススキの画像で欲しい画像があったのですが残念でした。
なおさんへ
2006/12/22 16:59
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
以前ユリノキの実の殻をアップしたのですが、梢にあって撮れなかったのですが、今回庭にあり、手の届く所でしたのでしっかり見れました。ヒメシャラよりシャラノ方が意匠的に優れて綺麗ですね。色は地味ですが、植物の知恵なんでしょうか?今まで気にも留めなかったのですが、デジカメでは何でも美しくアップに見せてくれますね。
OSAMIさんへ
2006/12/22 17:03
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