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zoom RSS 庭のサザンカ(緋の司)&冬至

<<   作成日時 : 2006/12/22 16:24   >>

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我が家に植えたサザンカ6種類のうち、「緋の司」の銘の花は緋色の大輪の一重咲きである。これは山崎貞嗣選出・命名の古い品種で、花色のすぐれた肥後サザンカの名花だそうだ。他の品種と比べてみると、やはり花色が濃く、あかるい赤色の深い紅色をしている。
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本によると花びらには蜜が多く芳香があると書いてあったので、良く見ていると他の種類より目白がこれを目に付けているようだ。実際嗅いでみるとサザンカには夫々の芳香があり、どれも目白やヒヨドリも好むわけだ。
因みに、緋色は銅器につける赤く鮮やかな鳶色(トビの羽色・茶褐色)。即ち茶褐色を帯びた赤色で、緋衣、緋縅(ひおどし)などがある。昔は、この緋色は植物「あかね(茜)」の根で染められていた。

庭のクロガネモチは全部食べられてしまったが、今、このサザンカが庭にひときわ赤く深い色で咲いているので、余計に目白やヒヨドリを誘うのかもしれない。まだ幼木から庭で育てて4年目なので蕾が少なく、今年は少し花芽が出来るのが少なかった。
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今日は暦の上では冬至である。
北半球では、1年で一番昼が短く夜の長い日で、この日を極限として日照時間は次第に長くなっていく。(実際はずれるが。)また歳時記によると、この日を境にまた日が長くなるので「一陽来復」とも称するそうだ。
冬至には、カボチャを食べて柚子湯に入る慣わしが定着している。
田舎で育った小さい頃にはそんなことをした覚えがなかったが、暖かい地方なので食べ物が豊富にあって栄養的に満ち足り、風邪を引きにくかったからであろうか?それとも私が小さい頃には時代として、そんな精神的ゆとりがなかったのかも知れない。

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結婚して関東地方に住むようになって、柚子湯、カボチャを食べる習慣を知って実行している。柚子湯に入れるゆずの皮には芳香油があって、肌荒れを滑々し湯ざめを防ぐので湯の中に入れて風邪を防ぎ、皮膚を強くする入浴剤として使われるものだ。冬至は柚子湯につかって病を治す「湯治(とうじ)」にかけているそうで、また柚子は融通が利くようにという願いが籠められているとも言う。

調べて見ると、中国の太陰太陽暦(日本の旧暦)では、冬至が暦の起点とされ厳粛な儀式を行っていたそうで、またこれが日本にも中世になって伝わり、宮中などでは朔旦冬至(さくたんとうじ)といって祝宴を開いていたとの記載があった。朔旦冬至は広辞苑によると、陰暦11月1日が冬至に当たる日で、ほぼ19年に一度のことで、次の朔旦冬至は2014年だそうだ。

また、冬至にはかぼちゃやを食べる風習があるが、これはこの時期、カロチン不足なので冬至かぼちゃを食べて中風(脳卒中)や風邪にかからないとか、金色なので金運を祈願する意味もあるそうだ。カボチャはそのまま転がせておけば腐れず、「日もち大将軍」とも呼ばれて冬のビタミン補給に一役買っている。今この冬至の時期に最盛期の柚子と、日持ち抜群の代表格のビタミンの多い黄色のカボチャが冬至の主役となったのであろう。様々な語呂合わせ、食事栄養面、健康祈願、また暦の上の行事など全部ひっくるまって、今の冬至の習慣が出来、特に江戸庶民の間で広まったそうで、先人達はうまく知恵を働かせていたようだ。
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柚子の画像のものは、母が田舎から送ってくれたものだ。毎年2本の木にたわわに実るので、こちらまでおすそ分けとしてたくさんの量が送ってくる。去年は皮は酢の物、薬味として使い、またこれからのお正月料理に色々と活躍するが、柚子は傷みやすいので、去年は柚子酒またジャム、柚子味噌などにして使った。これは冷凍して置けば良いと聞いて、冷凍庫で冷たく頑なに沈黙を守っているが、皮の芳香は大丈夫のようだ。

結婚して家を建てたら、必ず1本は柚子を植えるとよいと聞いたが、この都会の狭い庭では、結構大きくなる柚子の木は無理のようで、小さく良く実のなる花柚子が好まれるようだ。家にも柚子の種から出来た実生苗が出て、今1メートルくらい育っているが、植えるところがなくて柿の木の下でこれから先どうなっていく事であろうか?実がなる前にどうにかしないといけないようだ。
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また、カボチャも、杵の形をしたカボチャを母が植えて送ってくれたが、これは余り甘くなかったようだ。とにかく普通の南瓜より実が多く生り、南方のもののようだ。今日はこれをブイヨンで煮て、ミキサーで潰し、生クリーム、バター、粉チーズ、調味料を入れて、スープとして作った。何せ夫は田舎で小さい頃、嫌と言うほど南瓜を食べたようで、煮物にしても食べない。スープなら形が残っていないので美味しいと言って食べる。今日は帰宅後、柚子湯に温まり、酒肴と牛乳割り焼酎をコップ1杯頂き、それからしっかりとこの南瓜スープを飲んでもらって、風邪を引かないようにして欲しいものだ。暮れのお手伝いも待っていることだし・・・。

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南瓜の種は、我が家のプレーリードッグ達が良く食べているが、漢方ではカボチャの種を「南瓜仁(なんかにん)」と呼び、これには重要な微量金属の一つである亜鉛が多く含まれており、前立腺疾患や視力維持、また低血圧の薬として利用されるようだ。
今日もしっかりと種を洗って干し、レンジでチンと乾燥させたが、プレコより人間が食べたほうが良さそうだ。
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南瓜よりも、地方によっては、コンニャク、小豆粥、冬至粥、などまた中国北方は餃子などが食べられるそうだ。
これから大寒にむかって愈々寒くなり、体力を付けて風邪をひかないようにとのこころ配りであろうか。
台所を預かる一家の主婦も、これから年末に向って多忙を極める中、家族の健康の為にしっかりとカロチン、ビタミンCを摂取する献立と、心温まる料理を作っていきたいものだ。

※、柚子の入っているのは竹篭に和紙を貼り、その上から柿渋を塗った器で「一閑張り」と呼ばれるもので、軽くて干菓子などを入れるのにも良い。
柿渋は酸化することによって徐々に茶褐色に発色してきて、特に紫外線によって酸化作用が活発化して発色を速める。栗の渋皮にも同じような効果があり、栗の渋皮煮も似たような色が出る。



「冬至とて南瓜嫌ひも食はさるる」(下村ひろし)

「風雲の少しく遊ぶ冬至かな」(石田波郷)

「いづくにか在りたる冬至南瓜切る」(皆吉爽雨)

サザンカ緋の司・2005/12/15

「日の射さぬ冬至の真昼にことことと里より届く南瓜煮ており」

「細長き杵の形の南瓜切る今年の冬至も日暮れの早し」

「山茶花の花びら緋色波を打ち近づき見れば放つ甘き香」

「公園にひと際高く響く声児童等明日より冬休みらし」

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
色が素晴らしく綺麗なサザンカですね、チョット見た目には花はツバキのようにも感じます。
田舎からユズが届くというのはとても羨ましいところです、私の田舎にも何本か大きなユスの木がありましたが、何年も前から手入れをする人がいなくなり、今は年に数回長男が帰り別荘代りに利用しているだけで後は空き屋になっています。
OSAMI
2006/12/22 20:39
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。この山茶花の花色は鮮やかで目を惹きますよ。先日園芸店でも小さな苗で安くで売っていました。
私の田舎の家も空き家で、母が月1度くらい父の墓参りの為と、家が古いので手入れしてもらう為に帰っております。今は、妹夫婦と2世帯の家に住んでいますが、やはり田舎で庭仕事している方が体の為に良いみたいです。
柚子は大きな木で結構たくさん生ってくれます。果樹も色々あったのですが、先日帰省してみたら、空き家で管理が大変なのでと伐ってありました。OSAMIさんも、やはり田舎では植物を色々育ててらっしゃったので、木の名前とか色々お詳しいのですね。ご長男さんが別荘として使われていいですね。家を閉めておくと風が通らずにすぐ駄目になりますから、管理も大変ですが、別荘になるくらい近ければいいことで、羨ましいです。
OSAMIさんへ
2006/12/22 22:57
 今日の一花さんちは、緋の司というサザンカですか。山茶花(さんざか)がサザンカになったのだと聞いたことがありますが、面白いですよね。可愛らしいメジロが遊びに来てくれるのは嬉しいですね。
 やはり花には香りがあるのですね。ツバキにも香りのあるのがありますが、見て良し、香りも良しではいうことがないですよね。

 冬至でしたが、うちでは今日は何もしませんでした。僕の場合、柚子湯に入ろうが南京を食べようが、しっかり風邪はひきますので、あまり効果はないのですが、それでも柚子は買ってきてあります。
 うちにも柚子の樹はあるのですが、なかなか思うように実はつきませんね。
なおさん
2006/12/22 23:14
こんばんは。いつ見ても、季節を感じますね。冬至なんですね。ゆずが玄関にあって、なにかなあと思ったら、あーあそうそうゆず湯用だったのだと気づく始末です(笑)考えたら、七草、菖蒲湯・・・ゆず湯毎年季節ものうちもやっているみたいですね。「公園にひと際響く声聞こえ児童等明日より冬休みらし」 がいつもと違った歌題で新鮮にピット来ますねえ
hanahhana1952
2006/12/22 23:15
なおさん、こんばんは。夕べ遅くコメント有難うございます。お返事何時も遅くてすみませんね。
この時期、山茶花も種類が色々咲いていて冬枯れの庭を彩ってくれています。目白も可愛いですね。昔、家で傷ついたものをリビングで1年飼ってあげて、丈夫になったら外に放してあげましたが、大食いでしたよ。甘いものが大好きでしたし、糞もすごかったですが。
なおさんち、冬至でも何もなさらないのですか?クリスマスもでしたが、お淋しいですね?若しかしてお子さんがらっしゃらないからでしょうかね?でも身体を温めることにもなりますから、柚子って良いですよ。風邪はやはり休養一番ですが、食べ物からの愛情も大事ですよ〜。医は食ですからね。ユヅの木は、なおさんちでも生りませんか?やはり都会では無理で、買うより仕方ないのでしょうね?
なおさんへ
2006/12/23 19:26
hanahhana1952さん、夕べ遅くコメント有難うございました。ごめんなさいね、丁度夕食時となり、お返事遅くなってしまいました。今日は久々お天気でしたので、主婦業が忙しかったのですヨ。それに冬至の南瓜を食べたのか、夫が元気を出して障子の張替えを早々として、こちらまでお手伝いでした〜。アレは何処だ?ハイ〜、てな具合でした。カロチンは即効見たいです。\(◎o◎)/!
お宅でもしっかりと伝統行事をなさって素晴らしい奥様ですね。お子様のためには良い事で、大きくなられたら、また思い出されることでしょうね。夕べはきっと、南瓜も食べられたことでしょうか?頚椎に効く食品があればいいですのにね。でも風邪をひかないように、お互い暮れに向ってこれから頑張りたいですね。これから休みには、きっとご自慢のお料理のご披露もなさることでしょうね?
歌、言葉が多いようですが、何時もいい加減なのを読んで下さってすみませんね。もう今日から冬休みなのか、寒い中の子供達は、霜焼けを知らないですが元気で外で遊んでいますよ〜。
hanahhana1952さんへ
2006/12/23 20:36
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