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zoom RSS センリョウ(千両)

<<   作成日時 : 2006/12/06 19:33   >>

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暮れが近づき、庭のマンリョウ(万両)、センリョウ(千両)、ヤブコウジ(藪柑子)などの実のものが赤く熟れてきている。これ等は金銭に関係するお目出度い名前が付いているので、正月の縁起物として持て囃され、盆栽でもカラタチバナ(唐橘)などと一緒に寄せ植えされている。

その中で、正月の一番の人気はセンリョウ(千両)だ。千両は万両よりも金銭的には下のランクだが、何故かその伸びやかな草姿で上向きにたくさんの実が付いており、自然な姿が好まれて正月の床飾りの生け花には欠かす事が出来ないものだ。松と、このセンリョウ、菊が入らないと正月らしい花の雰囲気が出ない。
そろそろ鉢でも出回ってくるようだが、正月前になると切花も鉢物も随分高くなるようだ。
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万両とカラタチバナ、ヤブコウジはヤブコウジ科ヤブコウジ属であるが、センリョウだけはセンリョウ科センリョウ属である。
センリョウ、マンリョウ、ヤブコウジも暖地性常緑小低木で寒さにやや弱く、特に冬期の乾いた寒風に弱くて暖かい所を好むようだ。真夏の直射日光が当たる所は避けて半日陰でも充分育つ植物だ。
センリョウの字は、音で聞く「染料」と関係があるのかと思ったが、江戸時代末期までは「仙蓼」の字が当てられていたそうだ。「蓼」は、たでとも読み、長く大きい様、細い葉が疎らに生えた草の意があるが、仙人と何か深い意味があったのであろうか?

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     <去年のセンリョウ、2005/11/28撮影>
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         <今年のセンリョウ、2006/11/22撮影>

我が家のものは、数年前に半日陰の地窓の下に1鉢だけ植えたものだが、去年は随分枝が蔓延って実のつきも良かった。
去年正月用に幾つも枝を切って使い、また後に来年の枝を増やそうと思ってさっぱりと剪定してみた。
その後剪定した枝が増えるかと思っていたら全然増えずに、今年は去年の半分しか枝も出てきていない。下手な剪定をしたのがいけなかったようだ。

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    <センリョウの花・2006/7/3撮影>

センリョウの花は、今年7月に初めてデジカメで撮って写真で確認することができた。
花は、マンリョウやヤブコウジと違って一番地味な花だ。雌雄ある両性花として一番単純で、花弁も萼もなく、1つの花には1個の雌しべと1本の雄しべがあるだけで、黄緑色の球が子房で、その先のふくらみが柱頭だそうだ。花弁もなく見栄えがしなくて、まるで米粒のような花であった。
7月咲いた花付は良かったので、この時期の実がしっかりと纏まって何個も出来ている。
初めて見た地味な花の割には、出来た実は千両もの価値があるような艶々したものだ。

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他所のお宅では鳥が食べに来ると言われるが、我が家には他によく目立つクロガネモチや近くにナンテンがあるので、それらの方に鳥の目がいくようだ。
先日実のものの食べ比べを自分でしてみたら、ナンテンは美味しくセンリョウはとても不味かった。

昔はお正月が来るのが楽しみであったが、これから暮れに向って、暮れの大掃除や正月を迎える準備、そして毎年のおせち料理の事を考えると、主婦は一番忙しい時期となり、猫の手も夫の手も借りなくてはいけないようだ。
センリョウ・2005/12/05

「ゆたかなる思いふくらむセンリョウの赤い実つぶつぶこぼれたりして」(鳥海昭子)

<センリョウ>
センリョウ科センリョウ属
学 名:Sarcandra glabra 
別名:クササンゴ(草珊瑚)
原産地:アジア東南部、日本(本州中部地方以西・四国・九州・沖縄)
花期:6〜7月
性状:常緑小低木  樹高:50〜100cm
黄色い実のなるキミノセンリョウもある。
増やし方は挿し木、果肉を取って1月から早春に種まき。


「去年より枝枝少なき千両の乏しく暮れのこころ忙しも」

「土深く長き根張れど引き抜きぬ天使の喇叭霜枯れの葉は」

「室内に所狭しと置かれたる鉢物それぞれ息を潜めぬ」

「千両の朱実膨らみ艶やかなりなす事多く暮れの近づく」

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
彩の少なくなった庭に千両の実が花が咲いたように綺麗ですね。
我が家にもあるのですが千両の花をはじめて見ました。
ミニミニ放送局
2006/12/06 20:20
「室内に所狭しと置かれたる鉢物それぞれ息を潜めぬ」生活感があふれますね。室内でふゆを向かえ、それでも、すこしずつ成長する植物ですね。やっぱり、食べ比べは、面白いね。興味津々のひと、一花さん
hanahhana1952
2006/12/06 20:48
ヤブコウジは可愛い花でしたがセンリョウはまたなんとも面白い花ですね、街では時々黄色のものを見かけますがあれもセンリョウなのかな??と思っています。
OSAMI
2006/12/06 21:28
ミニミニ放送局さん、こんばんは。コメント有難うございます。この時期、自然のお花も少なくなって実の物が明るく、ホント仰るようにお花のようですよね。去年ブログでセンリョウをアップして、お花の時に写真を撮ろうと思っていましたので、センリョウ、マンリョウ、ヤブコウジの花が今年はバッチリ撮れて有り難いです。一番派手な実ですのに、何故か一番地味な花ですよね。うちの今年の出来は不作でした〜。お宅は豊作だったことでしょうね?
ミニミニ放送局さんへ
2006/12/06 22:47
 一花さんちは今日はセンリョウですか。もう朱色に色付いていますよね。千両役者の?一花さんにふさわしい植物でしょうか?
 うちでも朱色のとオレンジ色のと両方ありまして色付いています。マンリョウほどではないですが、種子を撒いても殖えるものですが、マンリョウは鳥が運んでこぼれ種子であちこち生えますが、センリョウの方は生えてきません。それも面白いですね。
 草のヒトリシズカもセンリョウの仲間ですが、こちらはこぼれ種子であちこち殖えています。なかなか実生も奥が深いもののようですね。
なおさん
2006/12/06 22:50
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
体調は如何でしょうか?今日は昨日より暖かいでしたね。朝からエンジェルストランペットの鉢を土から抜いて、根を伐って鉢に植え替えたり、大鉢3つ部屋に入れました。これで霜が降りても雪が降っても大丈夫です〜。部屋が随分狭くなり、観葉植物もあって、まるでジャングルです。空気が動かなくなると虫が湧いて大変です。あと君子蘭はまだ外ですよ。
食べ比べですが、うちも高校の学生時代から下宿生活で、一人暮らしが長く、私より何でもお出来になる方なんですが・・。
御身体大事になさって、ご無理なさいませんように。
hanahhana1952さんへ
2006/12/06 22:56
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
センリョウの花は、私も今年カメラで撮って初めてこんな地味な花だと知りました。地味な花の割には実が艶々と随分立派ですよね。
黄色い実のセンリョウもあり、キミノセンリョウと呼ばれているそうですが、私は未だ見た事がないのですよ。そろそろ鉢で出回る頃ですが、花屋はシクラメンとポンセチアだらけでしたよ。
OSAMI さんへ
2006/12/06 23:04
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。センリョウが赤く色付くのを見ると、愈々暮れも近づき慌しい気持ちになってしまいます。
千両役者ですか?今日も熱燗トックリ戴かれたのですね〜。役者は役者でも大根でしょうか〜〜それとも芋。なおさんは川越の芋?
なおさんちは、朱もあるのですか?種でも殖やせるとかですが、これはたくさんあっても重宝しますし良いですよね。鳥が何故食べても実生苗がでないのでしょうね?
ヒトリシズカもセンリョウの仲間でしたか?似てないようですよね。
なおさんへ
2006/12/06 23:19
今年も千両の季節になりましたね。
鳥に狙われたのは、三年前まででしたか・
南天も、柿ももちろん、センリョウも狙われていません。
薩摩節
2006/12/07 09:51
薩摩節さん、こんばんは。この頃月日の経つのが早いですね?もうマンリョウの季節となり、師走はなす事が多く走って去るが如しです。何もしなくてもお正月は来るのに、何故か気分だけは昔の頃と同じように迎えないといけないのかななんて思いますが、習慣とは怖いものですね。
お宅でも以前は鳥がきましたか?何でもそちらでは鳥の餌があるようですが。今年は柿も南天も、千両もOKでしたか?良かったですね。
何故か家は鳥様が来るようです。殺意はなく撮意はあり、今日もカワラヒワを撮ろうと、ガラスのうちから傍に寄っただけで、逃げられました〜。食い気旺盛で、逃げ足だけは早い連中ですね?
,薩摩節さんへ
2006/12/07 18:31
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