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zoom RSS マンリョウ(万両)

<<   作成日時 : 2006/12/08 17:49   >>

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我が庭では、ナンテン、ヤブコウジ、センリョウ、マンリョウの順で、正月の縁起物の実が赤く熟れてきた。(植えた場所にもよる)
ナンテン、ヤブコウジ、センリョウの花は今年6月下旬に咲いて、マンリョウの花は花期が少しずれて7月下旬に咲いていた。その分、実の色付きも遅くなって今頃やっと赤くなってきている。

マンリョウの花も他の実の物の花同様今年初めてカメラで撮ってみたら、その中で白く一番美しい花なので思わずビックリした。蕾も尖っており、まるで造花みたいで今まで実の物の花など注意してみた事がなかったので改めて見直した。

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       <マンリョウの花2006/7/27撮影>
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マンリョウは名前に万両と金銭的価値が一番高いので人気があると思うのだが、何故かセンリョウ程ではなく、花材には使わないで盆栽、庭植えだけのようだ。
マンリョウの実は粒が丸く大きく艶があり、ヤブコウジ同様下向きで、それゆえに鳥に実が食べられることなく来年までも実が枝に残っていると言う。
それで万両と言われる所以だとか書いてあったが、先日少し齧って実のもの食べ比べをして見たら、センリョウ、ヤブコウジより実が美味しく、味でも上クラスだった。
鳥は恐らくこの美味しさを知ってか知らずか、葉の下蔭のものを上手に探して食べて糞を落とし、庭のあちこちにマンリョウの実生苗が生えてきている。センリョウは株分けや挿し木で殖やせるが、マンリョウは殖えないらしく、専ら実生苗で簡単に殖えるようだ。現に今日最初の画像の赤くなっている実の苗は鳥の糞からの実生苗である。

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            <西端のマンリョウの実生苗>
 
以前花屋で求めた斑入りのマンリョウはセンリョウと同じ場所に植えていたものだが、何故か年々細ってきて、今年はヒョロヒョロ状態ながらやっと実も生ってくれていたが、全部鳥に食べられたようだ。写真に撮ってみたら、哀れ1個だけ残っていた。我が家ではセンリョウが近くにあるのに、何故かこの葉隠れのマンリョウを探し出して鳥は食べるようで、お隣にも実生苗を何本も運んでいる。
マンリョウ・2005/12/19
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         <斑入り葉・マンリョウ>

樹形として見ると、主軸の枝を囲むように上部に枝がこんもりと出て葉は互生して、その下の葉に実が隠れるように垂れて実が生っている。雪が降って積もると風情があり、和風庭園では好まれるようだ。

センリョウはセンリョウ科センリョウ属だったが、このマンリョウはヤブコウジ科ヤブコウジ属だ。センリョウ科とヤブコウジ科の違いは、花の状態が違い、ヤブコウジとマンリョウは花も似て、草姿のヤブコウジを大きくしたものがマンリョウだ。カラタチバナも同じヤブコウジ科で、花も草姿も似ているが、我が家にはない。ヤブコウジ同様、マンリョウにも斑入り葉があり品種が多いようだ。
センリョウ科の仲間にはヒトリシズカ、フタリシズカもあり、センリョウの花は雌雄ある両性花として一番単純で、花弁も萼もなく、1つの花には1個の雌しべと1本の雄しべがあるだけだが、熟した朱実の横に雄しべのついていた痕が残っていると書いてあった。どうりで先日よく見たセンリョウの実の真ん中には黒い胡麻みたいなものがあった。
マンリョウ・ヤブコウジの実の真ん中には、棘のような小さな突起が見られるだけで丸く綺麗な実だ。

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           <未だ青実の状態。2006/11/21撮影>


小さい頃はナンテン、マンリョウ、センリョウ、ヤブコウジなどの実のものなど見向きもせず、採ってままごと遊びや投げて遊んだものだが、今にして思えばお正月の縁起物飾りとして大事なものだったのだ。今この実の物に固執すると言うことは、やはり縁起を担ぎたくなるような、さもしい心が芽生えて、ひとり前の大人としてしっかりと人間的生活をしている証拠かも知れない。師走に入って一日一日が飛ぶように過ぎて行き、気持ちだけが走って身体はついていけない。暮れ正月とこれから出費が多く、万両分限者でないので、財布の中から万両ならぬ万札があっと言う間に飛んでいくようだ。

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               <実生苗から、2006/12/1撮影>


「万両は兎の眼もち赤きかな」(千代女)


「実生なる万両赤く色づきて年の瀬の庭にぎやかになる」(鳥海昭子)

<マンリョウ(万両)>
ヤブコウジ科ヤブコウジ属
学名:Ardisia crenata 語源はギリシャ語の鎗先から、オシベの形の尖り。
別名:ハナタチバナ(花橘)
原産地:日本、中国、朝鮮、インド
花期;7〜8月
性状:耐寒性常緑低木、草丈:30〜100cm
実の色に白、黄、桃色があり、昔は「万量」の字が当てられていたそうだ。


「我が庭に鳥の運びし万両の朱実色付く木枯らし吹くころ」

「ひと日ごと仕事の増えて慌し電話のベルの勧誘忙し」

「見上げたる暮れの曇天垂れ込めぬ葉陰の万両朱実艶やに」

「葉隠れの朱実円らに光あり実生の苗木年々育つ」

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コメント(12件)

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こんばんは。一花さん。実もののお花意外にもきれいだなと思いましたよ。私も今年は、なんでもかんでも見ていたんですが、金柑の花なんかも意外にきれい。南天は結局ほとんど実がなくなり、千両、万両だけが実が残っています。こうして読ませていただくと、まずは、よく観察して、そこから、歌が発生するのかしらね?「実生なる万両赤く色づきて年の瀬の庭にぎやかになる」(鳥海昭子)「葉隠れの朱実たわわに円らなり実生の苗の年々育つ」(一花さん)お二人とも実生の苗の芽吹きに気がついていらっしゃる。そこまではいかないなあ。大体区別がつかず、雑草かと抜いてしまうことが多いかな?
hanahhana1952
2006/12/08 19:39
マンリョウも可愛い花です、やはりカメラで取って見る事が必要な事のようですね。
ところで実の食べ比べとありますが、これ等の実が食べれるとは知りませんでしたし、何か害になる成分があるように思っていました、私もチャンスがあったら試してみます。
OSAMI
2006/12/08 21:34
 一花さんちは、今日はマンリョウですか。うちの庭にも何本もあり、何万両もの長者様の気分ですが、お金はないので、せめてこの実だけでも生らせて、気分だけでも大金持ちになったつもりでおります。正月の縁起物として、園芸店によく並びますね。
 今度一花さんのマネをして、実の味見もして見ませんとね。
なおさん
2006/12/08 22:23
hanahhana1952さん、こんばんんは。コメント有難うございます。
マンリョウの花はカメラで撮って見たら、こんなに綺麗だったのですよ。
キンカンの花も綺麗でした?蜜柑類は綺麗かもしれませんよね?ヤブコウジがヤマタチバナ(山橘)でしたから。南天の実は鳥さんに食べられても、千両・万両が残っていて良かったですね?うちの万両は去年から細って、没落の道へと進んでます。
鳥海さんの歌は観察でしょうね?私の歌は何時もいい加減ですけど。
やはり歌作りは、先ず観察、良く見ることが大事でしょうね。でもいい加減性格ですから、ちっとも上達しないのですよ。この万両の実生苗ね、雑草と思って区別が出来ないかしらね?雑草とはチョット違うようですけどネ?
よく観察と言えば、お宅の>地植えした子たちが、一番ひょっとして元気に育っているかもです。ワイルドフラワーの袋には。。。
で、地植えでしたネ?すみません、観察も読みもいい加減な〜0型でした。
hanahhana1952さんへ
2006/12/08 22:32
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
マンリョウの花は何故こんなに綺麗なのでしょうね?カメラ目線で見るとビックリですよね。別名が花橘とありましたので、橘の花も綺麗ですよね?
実の物食べ比べですが、先日のクロガネモチのアップの時、何故鳥がクロガネモチを食べるのか齧って見たついでに南天もこれ等も齧って見ました。食べ比べより齧り比べでした〜。南天は薬用で身体に良いみたいで防腐殺菌作用がありましたよ。ヤブコウジはヤマタチバナですから柑子、橘で蜜柑、柑橘類の事を指しますよね。だから毒ではないと思いますよ。クロガネモチ、センリョウは不味いでしたよ。齧っても今ピンピンしていますので、まだ生きており大丈夫みたいですヨ。
OSAMIさんへ
2006/12/08 22:50
こんばんは。
マンリョウは確かに、鳥がふやしてくれますね。思ってもいないところから出てきてびっくりします。ヤブコウジも庭の日陰にありますが、実のつき方が似ています。
実を食べ比べられたとはすごい。マンリョウが一番おいしいのですね。
一度やってみたいと思いますが、もったいなくてなかなかできません。
ミントのみん
2006/12/08 22:55
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
なおさんちには、なんでも実の物ありで万両分限そのものですね〜。お蔵が建ちません?うちは万両が細っていって、没落寸前です〜。日がな一日空を見上げては鳥の落し物がないかと探す哀れ日々です〜。憤慨などしてはいられません〜。上を見ては★(星・欲し)だらけで下を見ては落し物がなく、何ホシと花屋に出かけて財布の口を明ける日々です〜。今度花屋で是非カラタチバナを見つけたいです。なおさんも鳥さんになって齧ってくださいね。南天の効果で、胃腸が防腐・殺菌されて益々お元気ピンピンで風邪など吹っ飛んでいきますよ?
なおさんへ
2006/12/08 23:01
ミントのみんさん、こんばんは。コメント有難うございます。
お正月にはセンリョウが必要でたくさん殖えて欲しいのですが、鳥の実生苗から何故出てこないのでしょうね?実の中の種が小さいし、何処か構造が違うのでしょうね?先日実の物比べで齧ってみたのですが、ちょっと齧っただけで、渋くて大変でした。マンリョウはハナタチバナの別名のようにお花も綺麗ですし、ヤブコウジ(別名ヤマタチバナ)と同じヤブコウジ科で、樹形が大小の関係だけで似ていますよ。別名に橘がつき、柑橘類のようで美味しいくはないですが、食べられないことはなかったですよ。マンリョウよりも南天が美味しかった(渋みがなかった)?ですよ。これで実の物味比べはこりごりで、柿の食べ比べしたいです〜。次郎、甘、渋、平種、他。。
ミントのみんさんへ
2006/12/08 23:18
センリョウとマンリョウ、文字よりも写真で並んでいると
よく分かります。トップで、それが確認できました。
どちらか・・両方か、竹やぶや廃墟の庭・などにいくらでも生えています。
どっちだったかな・下向きか・・などと、本日も見ました。
薩摩節
2006/12/08 23:57
別の方のブログで次のことを教えて貰いました。ヤブコウジは中国原産で、江戸初期に渡来したヤブコウジ科の常緑低木。別名コウジ、百両金、百両など。
江戸時代に高価で、百両では手に入れることができないため、百両金と名づけられ、これを基準に実の量でマンリョウ、センリョウ、ジュウリョウ、イチリョウが付けられた、と有りました。実の量で名前を決めたのも昔の人らしいですね。所で一花さんちのマンリョウ、センリョウ、ヤブコウジの実の付き方は上の名前の付け方と合っていますか?
デコウォーカ
2006/12/09 07:02
薩摩節さん、こんばんは。コメント有難うございます。
田舎ではあちこちで咲いていますよね。今年4月帰省した時も山で見かけましたよ。(竹が生えて管理が大変ですが〜・。)
万両と千両て、カタカナ表記すると見難いですよね。
千両は上に実が纏まって小粒が付いていて丈が高く、枝枝が自然な感じですよ。お正月に花材として、また昔は門松にこちらが使われます。
万両は千両と違って位が上ですが、実が下に付いて、他所ではどっさりなるようですが、うちのものはブントでした〜。実がドッサリなるから万両とも、昔は万量と言う字が当てられていたようですね。
私は鳥にはまるで音痴なんですが・・。今度山でしっかり確認してくださいネ?3つの画像を並べると良かったのですが、お手数ですがトップ画像で見て下さいませネ、すみません〜。
薩摩節さんへ
2006/12/09 19:15
デコウォーカーさん、あちこちお出かけでお忙しいのにコメント有難うございます。別の方もこの万両を取り上げてらっしゃて、詳しく教えて下さってよかったですね?万両の名前の由来ですが、昔は万量とも書いていたそうですので、やはり実の付き具合からですよね。江戸時代寛政年間の一大ブームで、ヤブコウジ(別名十両)、カラタチバナ(別名百両)の美しい斑入り種や変わり葉が高額で取引されて、お金を生む木{金生樹」と呼ばれていたとか本には書いてあり、諸説あるのですね。ヤブコウジは、万葉集でも詠まれていて、昔から日本にもあったようですね。学名が学名:Ardisia jponica、
になっていますので。日本、中国、朝鮮半島、台湾とか自生地が広いようですね。それで別名がコウジ、ヤマミカン、ヤマリンゴ、コウジリンゴとも。何故かうちでは万両が一番実の付が悪く、没落の寸前です。他のものもですが・・。金の生る樹はまるで駄目ですね?今度は金の卵を産むガチョウでも飼わなくては。ガチョーンでしょうか?
デコウォーカーさんへ
2006/12/09 19:31
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