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zoom RSS セイヨウクモマグサ(西洋雲間草)

<<   作成日時 : 2007/01/25 17:33   >>

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毎年この寒い時期にセイヨウクモマグサ(西洋雲間草)の鉢が出回ると、何故か可愛い梅のような小花に惹かれて求めて育てて見たくなる。
名前が雲間とあり、果てしない宇宙と天界の清らかなイメージに惹かれるからだろうか?
セイヨウクモマグサ・2006/01/16
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                <2007/1/15撮影>

この葉姿は多肉っぽく重なっており、3〜5枚に切れ込みがあって普通の葉のようでない。花が無い時は、葉だけでも充分観賞価値がある。
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花は5弁のパッチリと開いた紅梅かウメバチソウ(梅鉢草)のようで、大きさが2cm位だ。良く見ると花びらには縦筋が通っており、真ん中の蕊がはっきりと西洋風で特徴がある。育てて見ると、花が咲いたあとから花茎が少しずつ伸びて来、重なっていた葉も一緒に立ちあがって動いてくる。花が開くとすぐその下の葉の根元にまた小さな蕾が出来ており、次第に大きくなってきて、短期間で花が増えて鉢が賑やかとなる育てていて楽しい花だ。

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本来の花期は2〜3月と寒い時期であり、鉢で出回っているのは少し開花調整してあるようだ。蕾で紅白2色求めて日当たりの良いベランダに置いていたら、赤色が先にさっさと咲いている。白は出足が鈍く、まだ蕾状態だ。

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                 <2007/1/23撮影>

これは本来は多年草だが、寒さには強いものの夏場の暑さに弱く、我が家では夏越しした験しがない。
花後暖かくなったら挿し芽で株分けして育てるといいらしいが、其処まで上手に出来ないので、1年草感覚で求められる手軽な植物だ。冬の花の乏しい中、軒下のベランダで冬陽を受けて日毎花が増えていき、鉢物として育てる喜びを与えてくれる可愛い花だ。


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                <2007/1/20撮影>

花姿からはどうしても想像できないが、ユキノシタ科ユキノシタ属でヨーロッパ北部原産のものだ。
名前の由来は、『本当の雲間草は本州中部地方の高山、白馬岳や木曽、御嶽などにごくまれに生えている極めて珍しい植物で、栽培も山で見つけるのも難しい植物で、雲の間にしか育たない意味で付いた。』とある。葉はまるで切れた雲のようだ。
高山植物・クモマグサ・登山道の花Hpより拝借
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            <白花種の蕾の様子・2007/1/19撮影>

調べて見ると、学名の「サキシフラガ」としても売っているようで、サキシフラガ・ロサセア(ロサケア)が学名だ。Saxifraga(サキシフラガ)は英語でユキノシタの植物のことで、rock plantの岩生植物の「石を割る」という意味がある。ウメバチソウ(梅鉢草)も同じユキノシタ科なので花が似ているのが納得できる。
ウメバチソウ(植物園へようこそ様HPより拝借)
これは、わが国のシコタンソウ(ユキノシタ科ユキノシタ属・別名レブンクモマソウ)の近縁種だそうだ。
シコタンソウ(花よりのメッセージ様HPより拝借)

名前にサキシフラガが付くので、繊細に見えても根が岩を割って生きるほど丈夫な植物のようだが、我が家では夏越しが出来ない気難しい植物だ。


「重くゆるく林の中をくだる影鳥はいかなる時に叫ぶや」(高安国世)

「たえまなきまばたきのごと鉄橋は過ぎつつありて遠き夕映」(々)

「しんしんと森に射す陽や いつまでもかく在る如くかく在りし如く」(々)


<セイヨウクモマグサ(西洋雲間草)>
ユキノシタ科ユキノシタ属(サキシフラガ属)
学名:Saxifraga rosacea Moench 
原産地:ヨーロッパ北部
開花期:2〜4月
流通名:雲間草
和名: コケクモマグサ 、ヨウシュクモマグサ
多年草
花色:赤・ピンク系 白
サキシフラガ・ロサセアの園芸種である。
日当たりを好むが、夏場の高温多湿に弱く蒸れに弱い。(夏場は出来るだけ涼しいところで、雨の当たらないところで管理)
※本当のクモマグサ(Saxifraga merckii var. idsuroei)は、中部地方の高山に生育する高山植物で別種


「雲海の切れ間の中より咲く如く赤き雲間草花びら開く」

「温き陽に向かいて瞬き見せぬごと背伸びして咲く雲間草の花」

「雲間草の花の下葉に抱かれて小さき蕾の日毎肥えゆく」

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
>一花さんへ
 こんばんわ。いつもありがとう。今日は短歌に関することのみ書いて
 おきます。佐太郎関連を読んでいてこんなことが書いてありました。
 佐太郎は模倣は悪いことではない、むしろ、どんどん模倣して自分を
 見出すことが大事だと言っています。その模倣にも意味があって
「物の見方、ひびき(声調)、を模倣せよ」と言っています。
先進の歌を幾たびも読めということであり「人が辛苦して生み用いた言葉を
安易に自作に用いてはならぬ」と言い切っています。
■冬の光移りてさすを目にみゆる時の流れといひて寂びしむ<佐藤佐太郎>

>一花さんの最初の歌「冬の日ざしはたちまち翳る」気分あって作者の影が感じられいいですよ。クモマグサの歌はまた、後の機会に!
ヤス
2007/01/25 19:46
鮮やかな色のセイヨウクモマグサ綺麗ですね、アップの画像で見るとオシベの数が少なくて高山植物に似たスッキリした花だと思います。
OSAMI
2007/01/25 21:49
「温き陽に向かいて瞬き見せぬごと背伸びして咲く雲間草の花」のような感じをフォトできたらいいでしょねえ。そういえば夕方の日の入りがだいぶ伸びてきてはるに向かうのをかんじますね。花は春への一歩ですね
hanahhana1952
2007/01/25 21:57
 一花さんちは、今日はめんこい西洋クモマグサですね。白と紅とでおめでたいものですが、紅の方がよく見かけるでしょうか。この時期並ぶのは、促成栽培したもので、自然に咲かせると、もっと遅いですよね。紅花の方は、葉も紅葉して見事な彩りになるそうで、寒さにあわせて自然に咲かせるのも良いですね。

 うちでも何度か育てたことがありますが、株分けして、根を切って挿し芽に近いように砂で植えても、うまくいきませんね。やはり、夏暑い平地ですと、蒸れて枯れてしまい、うまく夏越ししないようです。種子を播くと良い、と出ている本もありますが、なかなかタイヘンですね。ということで、今では育てていません。日本のシコタンソウも育てたことがありますが、やはり、夏越しが難しいです。
なおさん
2007/01/25 22:03
高山植物のクモマグサに比べると派手で可愛いですね。目をパッチリ開けたキューピーさんの目みたいですね。
デコウォーカ
2007/01/25 23:19
ヤスさん、こんばんは。お疲れの所、こちらにコメント有難うございます〜。
佐太郎の言葉、何時も貴重なアドバイスを有難うございます。短歌は先ずは模倣から、と聞いた事があります。書いて覚えて、そして口で言ってその作者の声調、雰囲気、詠いまわし、リズムを身体で覚えていると次第にものの見方まで伝わってくるようですね。テープで茂吉と、そして犬養さんの万葉集を何度も聞いていた事がありましたが、やはり短歌は歌であってリズムなんですね。日本の歌は殆ど5、7音で出来ていますし。リズムと言葉、感性の世界ですね。ヤスさんは、佐太郎的な自然の生き方をされてらっしゃるので、そんな感性が生まれてらっしゃるのでしょうね。
■冬の光移りてさすを目にみゆる時の流れといひて寂びしむ<佐藤佐太郎>
短い冬の光の移りゆく時、時が流れていく寂しさ。目の前の光をこんなに見つめて時の流れとして心情の歌にできる深い視線、感性の持ち主なんですね。普通のなんでもないものを歌う作者。何処にそんな感性を秘めているのでしょうね。私の歌は、即詠でいい加減で見直ししなくてはいけないのですが・・。
ヤスさんへ
2007/01/25 23:19
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
西洋クモマグサって、花が咲く前は葉だけでも観賞できるものですが、花が咲くと次々と咲いていく鉢の花です。ポット苗で出回っていてベランダ園芸向きのようで、地植えでは見かけないようです。サキシフラガと言う名前でも出てて、ユキノシタ科だそうです。
この時期、梅の花のようで、ブログでも結構好きな方もいらっしゃいますよ。
OSAMI さんへ
2007/01/25 23:25
hanahhana1952さん、こんばんは。この頃日の入りが遅くなって伸びてきましたね。日に日に春に向ってと思うのですが、今日はとても冷えて寒いでしたよ。
雲間なんて面白い名前ですよね。本当の雲間草なんて、なかなかお目にかからない育て難い植物なんでしょうね。chiemiさんところでは、上手に育ててらっしゃいましたね。これは、花後どんどん背が伸びて、蕾が出来て花が増えるものです。お花は、可愛い瞬きをしないような、オメメぱっちりの感じですよ。好き嫌いあるでしょうね。(これって、お花屋さんの宣伝みたい〜〜)
>花は春への一歩ですね。
ホント、植物は敏感に気温を感じて花を咲かせますから〜。hanahhana1952さんのお庭は、もう春の光がサンサンですネ。
hanahhana1952さんへ
2007/01/25 23:34
なおさん、おじゃったもんせ〜。コメント有難うございます。
相変わらず、お花の世界もどんどん促成栽培で早め早めですね。
おと年も去年も買って育ててますが、これはこの時期お花として育てる楽しさを与えてくれますよ。短い間にどんどん花と蕾が殖えて眺め暮らしていますヨ。自分で種から育てたら楽しいでしょうが、なかなか種も出来ないし、この頃諦めです〜。メンコイだけは、家で元気にめんこく咲いてくれるのですが、他はまるで駄目のようです。なおさんは、この西洋雲間草もシコタンソウも育てて駄目でした?私は一年草感覚で楽しんでますよ。
コウズウメバチソウは種が零れて育ってシメシメでしたのに、途中から駄目になってこれも残念でした。白はまだ蕾中で、遅いですね。
なおさんへ
2007/01/25 23:44
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
西洋が付くので、オメメぱっちりのキューピーさん〜。そんな感じのお花ですよね。真っ赤だからそんな感じなんでしょうね。これの白は蕾中ですが、開花すると、梅のようで良いですよ。紅白育てたのに、白が負けて赤が勝っています。
雲の間にある草のように、やはり地上では住み難いのか、翌年は駄目になるのですよ。涼しい所が好きな花なんですね。
デコウォーカ さんへ
2007/01/25 23:49
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