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<覆輪秋の山> 1月21日に訪れた神代植物公園内の椿園。 侘助系の椿はもう早々と咲いており、去年の暮れから咲いている早咲き種のものが見られた。普通の椿も暖冬で少し咲いているものがあった。 「奥山の八つ峰の椿つばらかに今日は暮らさね大夫(ますらを)の伴」(万葉集巻十九・4152・大伴家持) 「覆輪秋の山」は、地が桃色で少し紅の縦絞りが入り白い覆輪があるが、画像では出ていないようだ。これから花びらが全開するが、今丁度七分咲きで、この状態が一番見頃で好ましい感じだ。 白地の「秋の山」と言う品種もあり、それの枝変り種だそうだ。 <フクリンアキノヤマ(覆輪秋の山)> 「朴半(卜伴とも書かれる)」と呼ばれ、ヤブツバキ系統で花芯が白く盛り上がっており、これは雄しべや葯が花弁に変化したもので唐子咲きと呼ばれる。紅白夫々が引き合って目立つ花だ。開花期は3〜4月だが、少し早めに咲いていた。1719年の「広益地錦抄」に載ると書いてあったので、江戸時代の頃から愛でられて人気だ。 <ボクハン(朴半)> 「朴半錦」は、朴半の中心部が赤いのでそんな名前がついた。朴半も朴半錦ももったりとした重たい感じの花だ。 <ボクハンニシキ(朴半錦)> 「赤腰蓑」と呼ばれ、前の「朴半錦」と間違いそうで同じ唐子咲きだ。これも昔からある種だそうで、花期が12月からと早咲きだ。 <アカコシミノ(赤腰蓑)> 「神楽獅子」と格調の高い銘が付いているが、桃地に少数の紅絞りが入り、花期が4月頃と書いてあったが、これも早めに咲いているものがあった。花芯が牡丹か獅子咲きだが、これも古くからあるようだ。 <カグラジシ(神楽獅子)> 「菊更紗」などと銘は和名の素敵な感じだが、花は随分賑やかな感じだ。更紗とは、花などの模様を撒布する意があるが、結構栽培も容易いようで、1739年の書物に載るとあり、江戸時代から庭木として愛好されているそうだ。淡桃色地に紫紅の縦絞りや小絞りが入り、枝変りとして、白や紅の単色花もあるそうだ。これは千重咲きと呼ばれ、これからまだ花びらが開いて幾重にも重なって重たい感じとなる。全部開き切ってしまうより、今のこの時期の咲き頃も好ましい。 <キクサラサ(菊更紗)> 「通鳥」と風雅な銘をもっているが、薄桃地に太い紅の縦絞りが入り、鮮やかで目を惹くが、鳥も通って来るほど美しいようだ。 八重種で、咲き始めの花芯が尖っており宝珠(咲き)と呼ばれ薔薇のように美しい。 宝珠は欄干の柱頭などに付ける宝珠の飾りで、葱の花、ギボウシの蕾に似る。 (同じような咲き方に乙女椿がある。)これは1月開花で冬咲きで早い。 <カヨイドリ(通鳥)> 「渓流のたぎちに低く迫り咲く赤き椿は水に散るべし」(初井しづ枝) 「紅妙蓮寺」は、花期は11月から咲き、紅の一重で今までの盛ったりとしたと違って、随分花びらがすっきりとしている。花の形が幾分楕円形のような感じだが、花芯が丸く特徴があり輪芯と言うそうだ。 <ベニミョウレンジ(紅妙蓮寺)> 「それとなく優しく人をひきとめて南斜面の真紅のツバキ」(鳥海昭子) 「出羽大輪」と呼ばれ、花が大きく一重で、約9,5cmもある。花が大きいので、花芯もぱっちりと目だっている。これも早咲き系だ。 <デワタイリン(出羽大輪)> 「白ひとつ弾みておちし花椿池に金魚をさと散らしたり」(吉村三枝子) 「絞初嵐」は花期も早く、10月から咲くようで、白地に紅の吹き掛けの絞りがあり、これは古くから愛好された古典椿と言う。 <シボリハツアラシ(絞初嵐)> まだ、他にも早咲き種のものを写したが、ボケてしまっているものがあった。この植物園内には、268種650本が植えられているそうだが、まだ開花していない遅咲き種のものもたくさんある。 こうして園内の椿を見てみると、鮮やかで人目を惹く変り咲き種のものが多かった。 これ等は侘助椿に比べると随分華やかで、まるで成熟した大人の色香を感じさせる魔性の椿のようでもある。銘も誰が考えたのか、その椿の特性を生かしてある。 椿は自身でも変種が出来易く、また普通の赤と白の一色夫々のヤブツバキ(藪椿)に飽き足らずに、次々と新品種が作出されていくようだ。 我が家の椿は、まだ蕾状態だが、これから2月に入ってからであろうか? 木偏に春の椿。春はもう其処まで来ているようだが・・。 「ハンガーの服を選んで見る如く数多の椿を巡る冬暮れ」 「地に散りて幾日過ぎんか落ち椿花びら裂けて枯れ色進む」 「花色も鮮やか厚葉も艶めけど曇り日寂し椿の園に」 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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先日は侘助の整理をして戴き恐縮しています。良く分りました。 |
デコウォーカ 2007/01/26 19:25 |
>一花さんへ |
ヤス 2007/01/26 19:36 |
こんどの日曜に神代に行ってみようかと思います。いろいろなツバキに会うのも楽しみですが、花よりお蕎麦の私ですからどのくらい見て歩けるか?お天気も下り坂とか・・・。 |
かおたい 2007/01/26 21:17 |
デコウォーカ さん、こんばんは。この時期、侘助と早咲き種の椿が咲いており、普通の椿もちらほらでしたよ。 |
デコウォーカ さんへ 2007/01/26 21:31 |
ヤスさん、こんばんは。お疲れで忙しいのに、あちらに写真を貼り付けて教えて下さって有難うございました。 |
ヤスさんへ 2007/01/26 21:34 |
いろいろのツバキ楽しく見させて戴きました、特にボクハンとか腰蓑など見たことの無い花で、ツバキも色だけではないなどとたいへん勉強になりました。 |
OSAMI 2007/01/26 21:35 |
一花さんちは、今日も可憐な椿のいろいろですね。江戸時代には将軍様も花好きな方が多かったようで、日本各地の殿様もいろいろな変わり椿をそだてて、自慢したり、献上したりして、広まったのでしょうね。 |
なおさん 2007/01/26 21:44 |
かおたいさん、こんばんば。椿がお好きなんですね。神代植物園はいいですけど、今少し待たれて2月に入られてからでも椿は花期が長いですから大丈夫だと思いますけど、ご都合があおりかも知れませんね。 |
かおたい さんへ、 2007/01/26 21:45 |
「ハンガーの服を選んで見る如く数多の椿を巡る冬暮れ」すごーく好きな感じ。うんそのわけは、違うもの二つがまるで同じように感じるからかな?女性らしいお歌ででした。ご馳走様でした。これは変な言い方? |
hanahhana1952 2007/01/26 22:14 |
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。 |
OSAMI さんへ 2007/01/26 22:28 |
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。 |
なおさんへ 2007/01/26 22:42 |
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。歌、ハンガーの服を選んで今日どれにしようかな?なんて迷っている自分。気分に合わせてコレにしようと言う感じ。余りにもたくさん素敵な花色で戸惑っている心持なんですが。上の句と下の句を別々の事を言っているようで、実はハンガーの服は椿と言うことになるのですが。普通自然詠だと、そこに読者が想像する余地があって、広がりがあるのですよね。説明で言い切ってしまうと、読み手が心を入れるところがなくなるのですよね。 |
hanahhana1952さんへ 2007/01/26 22:52 |
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