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zoom RSS フクジュソウ(福寿草)

<<   作成日時 : 2007/01/03 20:22   >>

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6年前に、庭に植えていたフクジュソウが年々細ってきて、ついに一昨年から消えて出てこなくなってしまった。
山モミジの落葉樹の下で、夏は半日陰、春は日当たりの場所で最適だと思っていたが、その後、欲張って近くに梅など他の木が植えられて環境的に合わなくなったのかも知れないが、連作障害も出るようだ。

他所のお宅のものは、年々殖えて福と寿が蔓延している感じで、春になると金色が眩しくて羨ましい。

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               <2006/12/24撮影>

フクジュソウは自然界下では梅と同じ頃の2月下旬から3月ごろに咲き、府中の梅の名所である「郷土の森」では、梅の樹下で枯れ芝の上に黄色い花がたくさん咲いていて、小さな太陽のような明るさがあった。あそこのものは自生種だと思っていたが、本当の自生種は少なくて盗掘にあい絶滅危惧種だそうだ。

名前に福と寿のお目出度い字を2つ持ち合わせていて、元日草とも朔日草(ついたちそう)、報春花の別名があり、正月用として鉢で出回っている。
我が家もまた今度は枯れないようにしっかりと育てて見ようと思って、去年12月に求めたものだが、暮れに早々と開花してきた。
いちにち中、暖かい陽が当たる2階のベランダに置いていたので、早々に開花したのであろうか?

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            <2006/12/29撮影>

蕾の時は、まるでフキノトウのようであるが、開花の時は葉より先に蕾だけが出て、直径3〜4cmの花が開いてくる。その後、花茎の下から葉が顔を出して、花茎が次第に伸びてきて丈が高くなり、以前育てた時も花が下から次々と咲いてきた。花を嗅いで見ると、微かな甘い薫りがある。

葉は細かく分かれて、イチリンソウの葉に似ており、同じキンポウゲ科なので花も美しい筈で、キンポウゲ科と言うと有毒の種類が比較的多く、これも毒性が強い植物だ。

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            <ハナアブと福寿草>

萼片は花弁と同じ長さで長楕円形で紫色を帯びる。この花弁は艶やかで、花の開き方が御椀型であり、寒い気温に花の中央に陽の光を集めるような開き方で、また花にやってくる昆虫の活動を盛んにする仕組みでもあり、虫媒花としてハナアブ類に適応した花の形を示していると言う。見ていると、ハナアブのような虫がこの寒い中、何処からか飛んでくる。
早春に黄色の花が多いのは、若しかして陽の光を多く受け入れるような花の知恵なのかも知れない。

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               <2007/1/3撮影>

学名が、ラテン語で「Adonis」で、野猪の牙にかかって非業の死を遂げたギリシア神話の美貌の王子の名前が付けられているが、ヨーロッパ産種には赤い血の花を咲かせるものがあるようだ。日本では北海道から九州まで自生するが、特に北海道には多く、西日本では少ないそうで、江戸時代に120種以上と盛んに園芸品種が作られている古典園芸植物だ。
園芸種として「福寿海」、「秩父真紅(オレンジ色)」、洋種の「アドニス・ベルナリス(大輪)」など出回っているようだ。
根はゴボウのようで真っ直ぐに太いものだそうだが、鉢のものは根を切り詰めてあると言う。

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               <夕方に閉じる花びら>

これは、夏になると地上部が枯れて夏までに光合成をおこない、それから春までを地下で過ごす、カタクリやイチリンソウ、セツブンソウなどの典型的な春の儚い花、また春の短い命と呼ばれる春植物のスプリング・エフェメラルである。花の開き方を見ていると、寒さには強く、太陽が当たると花を開き、夕方や曇り日には花びらを閉じている。光に感じるかと思ってしまうが、温度を感じて開くそうで、20度ある室内に取り込んでみたら、花びらが開いてきた。光の所為ではなさそうだ。真っ暗にして置いても開き、このような性質を傾熱性と言うらしい。

福と寿を重ね持つお目出度い花を、今度は枯らすことなくしっかりと育てて見たい。だが今年は猪年だし、学名の「Adonis」のギリシアの美貌の王子は、野猪の牙にかかって非業の死を遂げたそうだが、今年の運勢は如何なものか?

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                   <20度の室内で>

「土間より直に莟(つぼみ)芽もたげつつこれ等の福寿草の太短さよ」(木下利玄)

「誰彼の幸い願う福寿草黄いろ輝く庭にたたずむ」(鳥海昭子)

「大雪をかぶつて立や福寿草」一茶

<フクジュソウ>
キンポウゲ科フクジュソウ属
学名:Adonis amurensis
英名:Amur adonis
原産地:東アジア 、日本、朝鮮、中国東北部、シベリア東部
別名:ガンジツソウ(元日草)、ツイタチソウ(朔日草)、報春花、土満作、
花期:2〜4月
性状 :耐寒性多年草

「福と寿を持ちて金にも輝ける目出度き花の咲く元日を」

「憂きことは避けて見たくも無しひたに福寿草の花愛で暮らす日々」

「輝きの黄色の花よ福寿草子等の上にも届けよ福と寿」

「穏やかなる正月三ケ日過ぎ行きて冬陽に開く福寿草はも」

「猪の牙に刺されしアドニスの血の花という赤き福寿草」

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