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zoom RSS サザンカ・都の春

<<   作成日時 : 2007/01/05 16:24   >>

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我が家の庭にあるサザンカ6種のうち、12月から咲き出した「都の春」と言う銘のもの。
この花びらは一重の明るい桃紅色で中輪の平開咲きであり、別名が「都姿」だ。
庭にある他の緋色のものや濃い桃紅色に比べて、明るく目だって華やかさがある。

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これも他の品種と一緒に小さな苗で求めて数年前から塀際に植えているものだが、枯れることなく丈夫で咲き継いでくれている。
匂いも上品で花色が目立つのか、先日蕾から開花した1輪まるごとがヒヨドリに食べられていた。

サザンカは暖地の四国、九州等の日本西部の山地に自生していたものから品種改良され、各地に広まったものであるが、この「都の春」も1960年代から熊本で生産されたものだ。1960年と言うと、都は京都でなく東京と言うことになるが、この種の開花時期は11〜12月と早咲きで、暦の上の立春はまだ先なのに、この花の何処に東京の都の春をイメージして、銘がつけられたのであろうか?
別名の「都姿」も雅な名前だが、花びらが平たくて包み隠さない平坦さと明るい色がハイカラなのか?銘を付けた人の真意がイマイチ分からない。
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花を画像で撮って見ると、花びらが5枚のものもあった。同じ枝からなのに不思議だ。
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この時期、11〜12月咲きの早咲きサザンカもそろそろ終わりになろうとしている。サザンカはツバキと簡単に種間交雑が出来る。以前も書いたが、サザンカの分類と品種は開花時期によって、サザンカ群(秋から冬咲き)、ハルサザンカ群(サザンカとヤブツバキとの自然交配種。冬から春に開花)、カンツバキ群(サザンカ群とハルサザンカ群の中間で真冬に咲くタイプ。ツバキとの交雑種)とに分かれるそうだ。
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サザンカとツバキの大きな違いは、花びらの散り方、匂い、サザンカの花期が早く(品種にもよるが)、また葉はどちらも艶があり、サザンカの葉は小さく葉縁がギザギザしている細鋸葉だ。
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  <左:ツバキの葉&右:サザンカ3種(品種により葉の大小あり)>

ツバキは油を採る目的でも植えられることが多いが、サザンカは観賞用が主で、首が落ちると言う意味でツバキを嫌う武家屋敷等で庭に植えられたとも言われるそうだ。
茶花としてはツバキが使われて、サザンカは「山茶花」と茶の字が入りお茶が重なるからか茶席では使用されず、茶花の本にも載っていない。この花の少ない時期に家庭では1輪ざしに活けて愛でるのも好ましい。

ツバキは学名がCamellia japonica(カメリア・ジャポニカ)で、サザンカの学名は Camellia sasanqua(カメリア・サザンカ)でどちらも日本原産であり、属名Camrlliaは、17世紀頃の宣教師で東洋の植物を採集した人の名前を記念してつけられたそうだ。

ツバキにはよく実が出来ているのを見るが、サザンカにも去年実が出来ており、知らぬ間に今年弾けていたようだ。
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今年の都の初春は、時折日差しがあり暖かくて穏やかだった。あちこちで初日の出が拝めたようで、ブログでその美しいご来光を見せて戴いた。
今年も家族4人揃って恙無く迎えられた元旦の初春であった。
暦の上では、これから1月6日が小寒、20日が大寒と一番寒い季節となり、暖冬と言うもののまだまだこれからが本格的な寒さとなり、2月4日が立春となる。本当の都の春はまだまだ先のことだ。

「山茶花はさびしき花や見れば散る」(池上不二子)

「山茶花のこぼれつぐなり夜も見ゆ」(加藤楸邨)

「われと妻それぞれ知らぬ過去ありて賀状の束を二つに分くる」(影山一男)

「何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝、晴れて風なし。」(石川啄木)

「元日の明けやらぬ部屋に燈火(ともし)つけただ坐りりゐて心つつまし」(若山牧水)


<サザンカ (山茶花) ・都の春(都姿)>
ツバキ科ツバキ属
学名:Camellia sasanqua
別名:イワハナビ(岩花火)、ヒメツバキ(姫椿)、コツバキ(小椿)、ヤブサザンカ(藪山茶花)
原産国:日本
開花期:11〜12月
花色:桃紅色、一重、平開咲き、中輪、
1960年代から熊本で生産されたもの。

サザンカ3種
庭のサザンカ(緋の司)

「樹下一面花びら散り敷くほど咲かぬ山茶花一輪確実なる花」

「桃色の一重鮮やか都姿明るき花の枯れ庭に冴ゆ」

「正月の休みも明けて早朝の床より出るは辛く眠たし」

「薄暗く凍てつく早朝慌し仕事始めに別顔の夫」

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コメント(16件)

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 一花さん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 正月も3が日が過ぎ、コメント欄が復活ということで、カキコしています。明日からまた3日休みということで、まだまだ正月気分ですね。
 僕も、ずっと怠けていたせいか、昨日出かけて、今日仕事でしたのが体がすっかり鈍ってしまっているのがわかりました。

 さて、桃色の可憐なサザンカ・都の春ですか。3日間、初春というにふさわしい穏やかな日で、この銘にふさわしい天気でしたね。
 これは熊本の産ですか。肥後椿も花が開いて咲く系統のものですが、このサザンカも一重でなかなか良い咲き方ですね。香りもあるとは良いです。
なおさん
2007/01/05 17:39
一花さん、玄関がやっと開きましたね。
先ずは、明けましておめでとうございます。ご挨拶申し上げます。
http://www.mkishi.jp/07gantan/07gantan.html
彦左
2007/01/05 20:10
コメント欄が・もうここは、欄と打っても蘭と変換されるほど花に・・・
福寿草は、東京の妹の所にあり、去年義弟の葬式で滞在した時に、花が咲いていました。それを植えた義理母も前年亡くなって、寂しい庭になりました。
開かないと、ツバキのようですね。桃色山茶花・
薩摩節
2007/01/05 21:15
あけましておめでとうございます。
サザンカが6種もあるのですか。みんな同じに見てました・・。
サザンカとツバキの大きな違い。何となくですが理解した気がします(ほんとかいな〜)。

・・・ところで。
>1960年代から熊本で生産されたもの。
これに反応してしまいました。
実は私。来週の11日から九州へ行きます。しかも熊本です。九州から和歌山と1週間位の出張です(仕事です)。珍しいもの発見したらアップしますね。
では今年もどうぞよろしく〜。
環ちゃん
2007/01/05 21:29
なおさん、こんばんは。改めて開門しておめでとうございます。
今日から仕事始めでしたか?でも早いお帰りでしたね。明日からまた三連休でゆっくり出来て良かったですね。昨日は新宿御苑に早速取材だったのですね。身体がなまって鈍かったですか?何時も頭は冴えてらしゃって4Vですから良いですよ〜。私なんか専業主婦で、年中身体も頭も鈍い鈍いで、やはり4Vでしょうか?
今年のお正月は穏やかで温かいでしたが、なおさんちも穏やかなお正月を迎えられたことでしょうか?肥後は椿や肥後菊、肥後山茶花、肥後菖蒲などありますね。椿もサザンかも平開咲きが好まれるのでしょうね?
なおさんへ
2007/01/05 21:55
彦左さん、暮れ正月と主婦業で忙しくて、やっと夫が仕事始めに出ましたので開門でした。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。アドレス拝見しましたが、色々な方のお正月ブログでしたね。
彦左さんへ
2007/01/05 22:03
コメント欄に蘭ですか?ランランですね?洋蘭は何故か上手に咲かせられずに困っていますよ。カンランは何とか咲くのですが〜。
お花は、早々と福寿草が黄黄で輝いて見えるのでしょうか?鹿児島では余り見なかったようですが、本に依ると北海道に多いそうですね。
東京の妹さんはおひとりになられて淋しいことですね。この前帰ってらっしゃったようで、見せて戴いたブログにも書いてありましたね。元気になられると良いですね。お庭に色々花があって、お花好きなお方みたいですよね。お花に癒される事が多いですよ。
この山茶花は蕾の時は椿と間違いますよね。山茶花って花びらが1枚1枚分かれており、椿と違って散れるので軽い感じですよね。
薩摩節さんへ
2007/01/05 22:14
環ちゃん、こんばんは。改めておめでとうございます〜。
園芸種として現存の山茶花は300以上だったようですよ。そのうち庭に小さなものが6種だけです。私も以前は全部同じに見えていましたよ。
山茶花と椿の大きな違いは、花後、首がぽろりは椿、はらりはらりと花びらが散るは山茶花です〜。
来週11日から熊本ですか?良いですね。馬肉に芥子蓮根、そして熊本城。是非見てきてね。いいよ〜。宮本武蔵の晩年の居留地だから。
寒い折、風邪など引かれない様に気を付けて行ってらっしゃいね。土産でなく話しを楽しみにしているからね。
今年もよろしく〜です。
環ちゃんへ
2007/01/05 22:31
山茶花と椿の違いありがと。よーくわかりました。いつもね何がちがうのかなとかおもっていました。「われと妻それぞれ知らぬ過去ありて賀状の束を二つに分くる」(影山一男)そうですね。こんな風景はよくありますね。これはいまや当然のことかもね。「正月の休みも明けて早朝の床より出るは辛く眠たし」はご主人でなく、一花さんおことでしょう(笑)
hanahhana1952
2007/01/05 23:18
『明けまして、おめでとうございます』
ことしも、どうぞ宜しくお願い致します。
お花の勉強が出来て、しかも分かりやすくて、
楽しかったです。ありがとうございました。
此方は、雨が降り出しました。
いよいよ冬本番でしょうか・・・・
chiemi
2007/01/06 03:34
正月の忙しさも一段落でコメント解禁ですね、公園の少し低い木でサザンカが咲いているとばかり思っていましたところ、冬ツバキちいう名札を見つけて以降、サザンカとツバキが分からなくなっています、やはり花弁の散り方、葉の形などで見分けるしかないようですね。
今年も宜しくお願いします。
OSAMI
2007/01/06 09:37
明けましておめでとうございます。
「都の春」は明るい桃紅色でサザンカの中でも一番綺麗ではないでしょうか。蕾から開花した1輪をまるごと食べるとは、ヒヨドリも大食漢ですね。
デコウォーカ
2007/01/06 16:42
hanahhana1952さん、こんばんは。夕べ遅くにコメント有難うございます。お返事遅くなりました。山茶花と椿の違いですか?花びらの散り方と、匂い、そして葉とかです〜。同じツバキ科ツバキ属ですが、山茶花は垣根になるのですよね。ホントよ〜く分かりましたか?お花ってブログや図鑑で画像だけ見ても育てて見ないと分からないものですね〜。だから増えるのかもしれませんよね。歌、>「われと妻それぞれ知らぬ過去ありて賀状の束を二つに分くる」(影山一男)そうですか?やはりお宅もそうですか?見せないですぐ隠す人も近くにいますよ〜。モテルってことは良い事ですけど・・・。>「正月の休みも明けて早朝の床より出るは辛く眠たし」はご主人でなく。。
はいそうなんです〜。休みになると早く起きてうるさくて、自分はまた昼寝をして・・で。体内時計が狂わないみたいです。私は不眠症で、朝は倒れるくらい血圧が低くて早起きがユーウツです。今日は別部屋で寝ましたので、風邪気味で昼の12時過ぎに起床でした。\(◎o◎)/!夜にやっと雨も上がりましたね。
hanahhana1952さんへ
2007/01/06 21:11
chiemiさん、こんばんは。こちらでまた、あけましておめでとうございます。今年もよろしく〜。夕べと言うか今朝方コメント有難うございます。以前もでしたが、ご無理なさってらっしゃいませんか?御身体を先ず第一に考えてくださいね。若いうちは良いですが、無理がたまると良くないですよ〜。
お花はたくさん育てて見ると、何故とか色々疑問が出てきますよね。調べて見ると親類なのに違ったりで、少し面白いです。本も求めましたが、今はネットで簡単にたくさんの情報がありますよね。(暇人ですから〜。)
今日は一日雨でしたよ。でも、夜、雨があがって星空でしたよ。暖冬でしたが、これから愈々冬本番でしょうかね。お互いに、せっかくマラコイデスも開いているのに・・・・ですよね〜。
chiemiさんへ
2007/01/06 21:31
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
今年のお正月はちょっと慌しく、コメント欄を閉じておりました。仕事始となり、やっと落ち着きました。
サザンカはツバキと簡単に雑種交配が出来て、以前はカンツバキ群としていたものが、今ではサザンカと見做されてもいるようですが・・。ちょっと花だけでは分からない八重のツバキのようなものもありますよね。やはり花びらの散り方が一番なんでしょうか?何時もお上手な画像と色々珍しい街の花を見せて頂いて楽しみです。今年もよろしくお願いします。
OSAMI さんへ
2007/01/06 22:17
デコウォーカ さん、こちらで改めて明けましておめでとうございます〜。コメント有難うございます。
サザンカ、「都の春」は明るく桃色が華やかですよね。何故都の春なんて銘がついたのか?です。肥後の方からすると、都は賑やかで解放的で華やかに感じたのでしょうか?ヒヨドリは凄い大食いですよ。クロガネモチの実を忽ち食べつくしましたから。そして、朝、このサザンカの花が開いたものを、全部食べていましたよ。人間も「エディブルフラワー」として花びらを食べる習慣がありますが、あれはこの鳥の真似でしょうかしら?栄養があるのか知れませんが、アルカリ食品が欲しかったのでしょうね。プリムラの花なんか一晩でペロリで、お土産の落し物が凄いですよ。
デコウォーカ さんへ
2007/01/06 22:25
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