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zoom RSS 雑木林と七草

<<   作成日時 : 2007/01/07 18:24   >>

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先日外出の折、見かけた冬の雑木林。ついこの前までは鬱蒼とした緑の林で武蔵野の面影を残す場所だった。今は裸木となった木々の間から空が林が透けて見え、落ち葉は木の根元に絨毯のように散り敷き、この寒い時期に温かく包んで一雨ごとに堆肥となって土に還っていく。ここに植えてある木々はコナラであろうか。

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裸木の梢を見上げると、鳥の巣が見えた。今まで木の葉に隠れて見えなかったものだが、この時期あちこちで透けて発見できる。今でもここを塒として使っているのであろうか。カラスのものか他の鳥のものか、鳥の姿が見えない。


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                <ハコベ>
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その雑木林の原っぱも枯れ野となっているが、日当たりのよい場所では、早々とハコベとホトケノザなどが蔓延っていた。この暖冬でか、ハコベには白い花が、ヒメオドリコソウ、ホトケノザにも花が咲いていた。
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              <↑ホトケノザ(シソ科サンガイグサ)>

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                   <ヒメオドリコソウ>

今日は七草で、このハコベは七草の椀種ともなるが、これを採って使う人がいるのであろうか?今ではスーパーでパックとして七草セットがお正月早々から出回っていて、我が家もこのパックで間に合わせた。ここの野の草はとても元気で、採って七草に入れようとは思えないような雑草ぶりだ。我が家の花壇にもハコベが出ていたので、そちらは採って一緒に使った。
(七草に使われるホトケノザはこの画像のシソ科のものだと思っていたが、キク科のコオニタビラコ(小鬼田平子)、別名タビラコ(田平子)と呼ばれるものだと教えてもらった。)
ホトケノザ(キク科・コオニタビラコ)身近に咲く花HPさまより

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                 <市販七草セットの中身>

七草粥は何故か生まれてからずっと毎年欠かした事がない。普通は朝食として食べるのだが、慌しいので結婚してからの我が家ではご飯代わりに夜に食べている。(おかずも勿論だが。)10歳まで過ごした田舎での七草粥は、来年小学校にあがる子の家に、お金と一緒に粥を届けていたような記憶がある。

調べて見るとやはり、「こちらでは、その年の正月に数えで7歳になった子供が、椀を持って近所や、縁者に7軒分の七草粥をもらう儀礼があります。」と出ていた。地方によって色々しきたりがあったようだが、今でも受け継がれているのであろうか?
うちの地方では、七草を貰いに行かなくて、その子の家に届けていたようだ。恐らく今では過疎化の上に少子化で田舎も淋しいことであろう。

当時、田舎の庭では庭に生えていた、セリ、ナズナ、ハコベラ、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)だけは直ぐ採れて、あとのホトケノザとゴギョウは入れないで、代わりにホウレンソウ、鶏肉、餅、蒲鉾、椎茸などが入っていたようだ。
本来は餅などご馳走を食べた胃を休め、新芽の持つ生命力を体に取り込み無病息災を願って食べたものだが、餅も蒲鉾も入れてあったのは、父が好んだからか、餅が余って困ったので入れたのかも知れないし、他人に届ける為の見栄えだったのかも知れない。私が戴いた七草も色取り取り綺麗なものだった。

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         <我が家の七草・夫の手作り箸>

ななくさは漢字で「七草、七種」と書かれ、本来の七草は秋の七草の事を指すが、正月のものは七種(ななくさ)の節供の略で7種の野菜が入った粥を食べる習慣のことを指し、一般には人日の節句(1月7日)の朝に食べる正月のものを七草と呼ばれるようになったそうだ。(広辞苑より)

中国ではこの日には「七種菜羹」(7種類の野菜を入れた羹(あつもの))を食べて無病を祈る習慣があった。日本でも古くから行われており、『延喜式』にも記載されている。平安時代頃には一月十五日頃に行われ、粥に入れていたのは米・粟・黍(きび)・稗(ひえ)・みの・胡麻・小豆の七種の穀物だった。その後、春先(旧暦の正月は現在の2月初旬ころで春先だった)に採れる野菜を入れるようになったが、その種類は諸説あり、また、地方によっても異なっていた。現在の7種は、1362年頃に書かれた『河海抄』の「芹、なづな、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種」が初見とされる。(出典:フリー百科事典『ウィキペディアより)

以下の薬効は伝統行事七草HPを参照にした。

<セリ>(田ぜり、野ぜり、水ぜりなど種類が多く野性のものには猛毒があるのもあり注意。鉄・食物繊維、ビタミンCを含有。貧血、便秘、血行不良、高血圧、保温効果 、発汗作用、風邪、冷え性の効果)

<ナズナ=ペンペングサ>(御浸し、和え物としても美味。眼病効果・目の充血・五臓・胃弱など)

<ゴギョウ=母子草>(鎮咳、鎮痰、慢性の気管支炎)

<ハコベ>(タンパク質、カルシウム、鉄などのミネラル豊富。葉緑素と酵素含有。御浸し、味噌汁の実など。虫垂炎、婦人病効果、体質を改善)

<ホトケノザ=コオニタビラコ(小鬼田平子)>(天婦羅、御浸し)

<スズナ=蕪>(胃炎や胃潰瘍・酵素、食物繊維含有。葉にカルシウム・230mg/100g)

<スズシロ=大根>(神経痛や胃腸、咳止め、食中毒時の腹痛、冷え性、食欲の増進、二日酔い、頭痛、) 

「里人の家をも名をも花がたみかたみにとひて若菜をぞつむ」(飛鳥井雅親)

「袖ひじてむすびし水のこほれるを春立つ今日の風やとくらん」(紀貫之)

「白きもの剛(たけ)きもの、あたらしき讃歌(ほめうた)のごと霜柱満つ」(宮柊ニ)

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「七草の謂れなどしかと子に伝えんふつふつ音たて釜の湯気噴く」

「武蔵野の面影残す冬木々の裸木は空を林を透かす」

「裸木となりたる末(うれ)の其処此処に鳥の巣見ゆれど鳥影のなし」

「南天の幹より夫が作りくれし箸夫々に自ずと差のあり」

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コメント(19件)

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 一花さん、今日は武蔵野の冬木立の様子ですね。すっかり葉を落としたさまも潔いというか、眠りについたようでいいものです。木々の枝が交錯している模様も、冬ならではの眺めですよね。

 寒さのなかでも「君がため春の野にいでて若菜摘む」という風情でよいものですね。ハコベの柔らかい緑は、この時期でもあおあおと良いものです。
 シソ科のホトケノザ(サンガイグサ)とキク科のホトケノザ(コオニタビラコ)があるので、なかなか紛らわしいことですよね。
 早いところではピンクのホトケノザも咲き、ヒメオドリコソウも咲いているのですね。

 一花さんちの七草粥も美味しそうです。

 一番下の枯れ薄と冬木立のさまも、このじきならではの風情でよいものですね。侘しいさまもなかなかです。
なおさん
2007/01/07 19:44
夫の手作り箸・・・。
いいですねー。深みがあります。・・・・(短〜)
環ちゃん
2007/01/07 22:04
葉が落ちた雑木林に思いがけぬ発見、楽しいですね。鹿児島が田舎なのでしょうか?私の住むところの仲良しご近所さんにも何人か鹿児島の方がいて、今度聞いてみようと思います。今朝の粥は七草粥だったといまさら気がつきました(笑)毎年七草は、畑の周りでとっていますね、そういえば。全部自生しているようなきがします。「南天の幹より夫が作りくれし箸夫々に自ずと差のあり」 は、一花さんご夫婦の象徴のような歌として読ませていただきました。優しいねえ
hanhhna1952
2007/01/07 22:45
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。今日もヒマジンなさって良かったですね。こちらは風が強くて外出できなかったです。
この時期の雑木林は木の表情があり、やはり背景の空が透けて見えるのでその木々のシルエットが夫々に主張して面白い絵となりますね。
これは先日見たものですが、画像の野草はハコベとは知らなかったのですが、求めた七草セットと同じだったので、ハコベだなとしました。あとホトケノザはオドリコソウ似で知ってましたが、これが七草のネタだとばかり思っていました。でも求めた七草セットにこのホトケノザと同じものが無くて、変だな〜と思ってました。教えて戴いて、ネットで確認できました。何時もお世話になり何時も有難うございます。野草と木はまるでオンチです〜。山渓の「日本の野草」の本も揃えたのですが、そこにも春の七草は、シソ科のホトケノザでなく、キク科のコオニタビラコだと書いてありました〜。この本の後ろにイネ科のチガヤ、イヌビエ、ハチジョウススキ、ススキなどの画像がありますが、素晴らしいフォットですね。風に縹渺と靡く穂波がしなやかで爽快感があり、なんとも言えない美しさですね。
なおさんへ
2007/01/07 23:16
環ちゃんこんばんは。短いコメント、有難うさん〜。
お箸を褒めてくれたからマ、いいか〜!!!(^_-)-☆
深みがあるでしょう〜。枝を捨てないで再利用で、環境問題にう〜んと貢献しているって証拠だよ〜〜〜。長いお返事書いて置いてきたからネ〜。
環ちゃんへ
2007/01/07 23:30
hanhhna1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
此処の雑木林はお気に入りの場所で、たびたび行きます。木が生い茂って入る時には見えなかった、裸木の枝枝に夫々表情があり、背景の空に映えて面白いシルエットが出来て見巻きないのですよ。鳥の巣があったり、風に靡いたり、自然の中にいると風の声や鳥の囁き木々のこだまなどが聞こえてくるようで楽しいですよ。今日は七草で、庭にはハコベしか生えていませんでした。お庭で揃っていいですね。私は野草はトンと知らないのですよ。ホトケノザって、画像のものではないのですね。初めて知りました。箸の歌、まだギクシャクですが、夫が姑の為に作ったんですが、私にも作ってくれていました。屋久杉とかでも作っていたみたいですが、箸にも棒にもならないかも〜〜です。優しいですかね〜〜。薩摩の殿様はチョット???です。hanhhna1952さんも、お料理をなさったり、優しそうですね〜〜。
hanhhna1952さんへ
2007/01/07 23:40
 雑木林と青空のコントラストがステキですね。
 七草粥はしばらく食べていませんので懐かしく思い出しました。
 昔は、歌を歌いながら七草を刻んでいたように思います。
 今年は御餅も元旦に食べただけです。御餅だと美味しくついつい食べ過ぎてしまいますから・・・。自己規制しました。
ゆうくらふと
2007/01/08 00:00
私も暮れの内に生協で注文してたのが七草に間に合う様に
届きましたので。夜の内に準備して朝から土鍋で炊きました。
貝柱の旨みがじわ〜としてお腹にも佳さそうでした。
例の入院騒ぎ以来・・お粥には思い入れがありましてね。
一花さんはお正月さんもちゃんとなさって凄いです。
祖父母が生きていた幼い日のカゴッマの膳を思い出しましたよ。
私も一応はおせちも作りますが盛りつけなどは今風です。
お客様もちゃんとなさって、主婦の鑑じゃっどな。
ご主人の手作りのお箸もふっくらと手に馴染む感じで
なんだかんだといいつつ、一花さんにぞっこんですわね。
遅ればせながら今年もどうぞ宜しくお願いしもんでなァー
nobara
2007/01/08 00:24
あんね。7枚目…ヒメオドリコソウ かもね?(6枚目とは違うヨネ?)
nobara
2007/01/08 00:29
ハコベもホトケノザも花が付いて本当におかしな気候ですね、ところで
手作りの箸の材料は何の木なのでしょう、剪定した庭木の一部なのでしょうか、綺麗に仕上がっているように見えますし、器用な方だと推察しております。
OSAMI
2007/01/08 11:22
寒いので散歩も減ってきていますが、もうハコベやホトケノザが咲いているのですね。今度注意して見て見ます。手作りの箸素朴でいいですね。
寒いのはキライなので早く春がこないかな〜
ミニミニ放送局
2007/01/08 15:25
我家も昨日の七草粥は朝でなく夕食でした。時々は胃に優しい食事も良いかな、と思いながら食しました。我家もお餅入りです。
デコウォーカ
2007/01/08 17:34
ゆうくらふと さん、こんばんは。夕べ遅く(ジャスト0時だったのですね〜?)コメント有難うございます。その後、体調の方は如何でしょうか?また、休みが三日続きましたので、ゆっくりされたことでしょうか?
この時期の雑木林は裸木で、空が透けて見えて、枝ぶりが夫々面白いですよ。真っ青な空だったら良かったのですが・。
七草粥は歌を歌いながら七草を刻むとか資料にも書いてありましたが、うちの方では聞いたことがなかったです。やはり健康を願って歌うのでしょうね。お餅はカロリーが多いので、美味しいですが食べられなくて残念ですね。私は、運動をしないといけない位食べましたので、この時期太るようです〜。
ゆうくらふと さんへ
2007/01/08 18:52
nobaraさん、ホンに夕べ遅くに〜コメント有難うさんです〜。こんな遅くに身体の方は大丈夫ですか〜。今日はお休みだったから朝寝出来た??
7枚目画像は6枚目と違って、ヒメオドリコソウでした〜。有難うさんです。。田舎で育ったのに何せ野草はトンチンカン。そして七草のホトケノザもこの画像のものとばっかり思っているくらいですから〜〜。テワンと。ホがない私に、ブログでしっかりと教えてくださる方がいらして有り難いことです〜〜。主婦の鏡ね〜。それってノバちゃんではあ^りませんか?心が広く皆に好かれるし。でも鹿児島の女性は解放的で陰湿でなくて良いよね。馬鹿言えば通じるし。こちらのお上品なお方には、戯れが過ぎると嫌われておりますよ。(T_T)/~~~ 外で働いていないので時間だけはあるから、好きなお料理は出来るだけですヨ。この頃しんどくなりました〜。お箸ね、どういう風の吹き回しか、夫婦箸を作ってくれました。ぞっこんね?あありゃ〜〜。食事の時だけ有り難がられていて、私もお給料前だけは大事にしてあげておりますヨ。今年も、ホがない恥書きブログで、目についたら広い〜おこころで教えてたもんせ〜〜な〜。
nobaraさんへ
2007/01/08 19:15
OSAMIさん、こんばんは。ハコベとホトケノザとその下の7枚目の画像は、ヒメオドリコソウとお教えて頂きました。同じホトケノザとばかり思っていましたが、本で確認しましたら違っていました。野草はなぜか全部同じ顔に見えます。葉が違っているのですね。そして七草のホトケノザもこのシソ科でなくキク科のものなんですね。教えて戴いて、今回初めて知りました。お箸は南天で夫が作ってくれたものです。手先が器用で、色々作ってくれますが、、。ものが増えて困りますけど。。
OSAMI さんへ
2007/01/08 19:23
ミニミニ放送局 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
此処数日寒くなりましたね。風も強いですし、私も外出、控えております。暮れには登山なさってらっしゃいましたが、やはり寒いのは誰でも嫌ですよね。ハコベとホトケノザとその下の7枚目の画像はヒメオドリコソウだと教えて戴きました。野草は全然知らなくて、全部同じように見えてしまいます。田舎育ちで藪が嫌いでしたから、野草は見るだけで敬遠してしまいます。お箸は、南天だと長寿の意味があるようで、手先が器用な夫が箸にも棒にもかかならいようなつまらないものなど作ってくれました。
早く春がくれば良いですね〜。お花が咲いて良いですが、でも花粉症があるので・・です〜〜。
ミニミニ放送局 さんへ
2007/01/08 19:30
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
やはりお宅も夜に七草粥でしたか〜。良かったです〜〜!!!うちだけでなくてホッとしました。
そちらでもお餅を入れられるのですか?お餅で弱った胃を休めるためなので、邪道かな?なんて考えていましたが、地方によって様々なんですよね。夜食べるとなると、お粥では駄目で、朝だとお粥でも良いかも知れませんね。うちの場合は、鶏肉に椎茸、蒲鉾など色々入れて、またお腹に負担がかかって良くないですよね〜〜。長寿を願って病気しないようにと、南天のお箸におまじないがありますので・・。大丈夫かも知れません???
デコウォーカさんへ
2007/01/08 19:36
一花さん、雑木に鳥の巣、この時期よく見かける風景ですね。
鳥も裸になった木の枝の巣は引き払ってるんじゃないでしょうか?
山の中のうっそうと茂った木に宿替えしてるでしょうね。
強風の時カラスの飛ぶ姿も異常で面白かったです。
七草粥、食べましたかしかもご主人の手作り箸をを使われたっていいですね。私は未だ七草かゆは食べてません。ゴルフ場では茶がゆ専門ですが。
彦左
2007/01/09 17:09
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
雑木林に鳥の巣にを見かけますけど、やはり巣は空っぽなんですね。そうですよね。風を受けない常緑の方に宿替えの方がいいですよね。考えも及びませんでした。さすが色々経験とお知恵があられますね。教えて下さって有難うございます。
強風や台風の時の烏の飛ぶさまは面白いですよね。飛ぶ鳥を彦左さんはカメラで撮ってらっしゃいましたね。ブログでも拝見させて頂きましたよね。七草粥は夫が夫婦箸を作ってくれましたので、それで食べました。南天は長寿の意味があるようですよ。
彦左さんたくは、奥様がお調子が悪くていらっしゃるのでしょうね。でもゴルフ場で茶粥を食べられて良いですね。今度お暇な時、奥様にも作ってあげられたら〜〜なんて思いますが、彦左さんは、お忙しい方でらっしゃるので、お料理はなさらないのですよね。今年もゴルフを頑張ってらっしゃるのですね。今年も期待ですネ。
彦左さんへ
2007/01/09 19:57
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