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zoom RSS スミレ3種・その2

<<   作成日時 : 2007/02/12 17:39   >>

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             <ウスベニヒゴ・2007/2/4撮影>

普通のヒゴスミレは白っぽいが、こちらはウスベニヒゴ(薄紅肥後)と呼ばれて、ほんのりと薄紅を差している。匂いはヒゴスミレ同様、独特の優美な甘い香が立っている。

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葉は人参葉のように切れ込みがあり、花茎から萼まで赤茶っぽい。うちで何年か育っている白の普通のヒゴスミレは、今大きな鉢に寄せ植えした中から葉が出ている。蕾はまだまだだが、これはほったらかしでも毎年出てきて丈夫のようだ。

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                   <ウスベニヒゴ>

好みとしては、やはり真っ白の方が清楚で良い。ラベルにナメクジに注意と書いてあるが、どうもこの優美な匂いをナメクジが嗅ぎ分けるようで、この花びらだけが食べられている。小さな花がせっかく咲いたのに困った害虫だ。

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「かたまって薄き光の菫かな」(渡辺水巴)

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                <ベニツル(紅つる)>

ベニツル(紅つる)という銘のスミレ。ラベルの色は赤っぽいが、実際咲いているのは紫が濃く、花の中心部が白っぽいが花の裏側は白だ。花径が赤茶で葉がヒゴスミレのように切れ込みが入っている。
これもヒゴスミレ・ウスベニヒゴと同様に甘い香がする。

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         <ベニツル>

ラベルには、「一ツバエゾ×ベニバナナンザン」と書いてあるので交配種だ。花の大きさは中で、スミレの中では一番の濃紅色で、夏は半日陰の風通しの良い所で管理と書いてある。
地に下ろして暖かい春陽を浴びれば、本来の花色になるのだろうか?「紅つる」のつるの字は「鶴」なのであろうか?



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「黒土にまぎるるばかり菫濃し」(山口誓子)


「山吹の咲きたる野辺のつほすみれこの春の雨に盛りなりけり」(万葉・巻八−1444)


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            <大島チドリ>
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大島チドリと言う銘のものは、葉が厚く色が濃く、去年育てた二色アツバの葉に良く似る。小さな葉の割りに花茎が長く高く立って、花も「天城」に似てしっかりと大きめだ。花びらの3枚の内側に紫の条模様とぼかしが入っていて、粋で凝っている。
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花茎は薄い黄緑がだ、萼はしっかりとした黄緑色だ。
これが一番元気が良くて蕾がたくさん付いており、今あるものでよく目立つ。残念ながら匂いがない。チドリは千鳥と言うことであろうか?



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          <大島チドリ>

この頃花屋で色々種類が出回っているのを見かけるが、本に載っていないような銘のものもあり、今日アップのものも園芸種なのであろうか?
ガーデニングブームで、小さなスミレも脚光を浴びて品種改良が行われているようだ。
従来のタチツボスミレは良く殖えて丈夫だが、店で売っているのを育てて見ると花期が短く、多年草と思っていたのに、何時の間にか消えてしまっている。やはり種で更新しないといけないようだ。

スミレはスミレ科スミレ属で日本には数十種が自生しており、その仲間は現在盛んに種分化が進行しているので非常に変化が激しく、各地に固有種があるそうだ。

葉はハート型かそれを伸ばしたもので、花の形は左右対称となっている。花は5弁で、上の2つが側弁、下の目立つ花弁が唇弁で多くは此処に若干の模様が入っている。
基部は後ろに突き出して袋状のものが目立ち、距(きょ)と呼ばれるそうだ。

果実は熟すると三つに割れて、種子が並んでいるのが良く見える。花後花茎を伸ばし、蕾を開花させることなく自家受粉して種を作る閉鎖花をつける。この種子にはエライオソームと言われる付属物があって、これがアリを誘引して種子が運ばれていくと言う。

ナポレオンはスミレ好きで、妻ジョセフィーヌの誕生日にはスミレを送っていたそうだ。島流しになった際も、「スミレが咲く頃には戻ってくる」と言い残したとの話もあり、花は食用になると書いてあった。(出典、フリー百科事典『ウィキペディア』より)

スミレ3種・その1

「早々と部屋に咲きたる菫鉢中に蠢く小さな蟻の」

「塵出しの事も忘れて朝寝する窓辺に差し込む春陽明るし」

「故郷の土手に咲きいし菫花薄青にして名も知らず今も」

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コメント(16件)

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とっても美しい映像を見せていただきました。スミレの花も撮る人によりこんなにも気高い姿をあらわすものなんですね。よろこびを一杯にあらわして踊っているようです。 <おや スミレさん 楽しそうね>
目黒のおじいちゃん
2007/02/12 18:36
「故郷の土手に咲きいし菫花薄青にして名も知らず今も」そうですね。故郷から離れた時間のほうが2倍以上になってしまって、故郷えみた風景も遠い時間の果て、その時間の果てに何故か思い出になる花が浮かぶときもありますが、その花の名前すら遠い昔のよう。そして田舎の母の声に「元気かい」と毎日電話している故郷は遠くも近くもありますね
hanahhana1952
2007/02/12 18:47
 一花さんちは、今日もすみれの園ですね。

 ほんのりういういしく紅を差すヒゴスミレも良いものですね。花屋さんでは促成栽培で、もう花盛りのが売られていますが、軒下に庇護してあるうちのヒゴスミレは、本格的に咲くのはこれからですね。
 気のはやいのは、冬でも咲いているのがありましたが。

 沢山咲くと、甘い香りが漂いますから、沢山咲かせると楽しいものですね。西洋渡りのスヰート・ヴァイオレットも、ハーブとしては有名ですが、ヒゴスミレの方がおなじみです。
 肥後の国だけにあるのではなく、ずいぶんあちこちに生えていて、個体差が大きいようですね。

 その下の紅つると大島チドリというのは、初めて見ました。交配種はしきりに作られていて、園芸的にもいろいろ増えてきましたね。

 花壇に咲く、パンジーやビオラくらいに一般的になると、楽しいのですが、なかなかそうもいかないようですね。
なおさん
2007/02/12 18:54
いずれも可愛いスミレですね、ながもベニヅルははじめて見る色で珍しいと思います、匂いをかぐ事が出来ないのが残念ですが、美しい花を観賞させて頂きました。
OSAMI
2007/02/12 21:12
目黒のおじいちゃん 、こんばんは。お久しぶりです。未だ時期的にスミレではないのですが、花屋で出回っていたので、何鉢か求めたものです。本来の時期になる頃には、もう花屋では売っていないのですよね。小さくて花色が少なく、パンジー、ビオラにない可憐さ優しさがありますが、少し花期が短いようです。品種によって匂いがありますよ。
うちのすみれさんは楽しく踊って居る風にご覧になりました?
> <おや スミレさん 楽しそうね>
自由俳句も大いに楽しんでらっしゃいますね。
<懐かしき人の訪い来てスミレ色>
目黒のおじいちゃんへ
2007/02/12 22:16
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
田舎の土手には、薄青の小さな菫が沢山咲いていたのですよ。本で見るのですが名前を知らないのですよ。白はたまにありましたが、黄色は珍しくなかったですよね。hanahhana1952さんは以前、毎月田舎のお母様に会いにお出かけでしたが、この頃お出かけにならないようですね。お身体の調子がイマイチなんでしょうね。毎日お電話をされてらっしゃるのですね。
お独りだと、やはり色々と気に掛かられることでしょうね。うちの母は妹夫婦と二世帯で住んでいますが、月に一度は田舎でのんびりと畑仕事をしているみたいですよ。母が作ったと言う野菜が今日届き、2度も電話がありましたよ。お花育ては下手で、父が好きだったサクラソウは未だ種で咲かせられず、買って来ては植えているようです。枝垂れ梅も咲いたとか声は元気そうに話していますが、好きな事をしてのんびりとした田舎の空気があっているみたいですよ。
hanahhana1952さんへ
2007/02/12 22:30
スミレは良い匂いがするとありますが、山で見かける薄紫の小さなスミレ(タチツボスミレと言うのですか?)も匂いますかね?小さくて匂いを嗅いだ事が有りませんが。
デコウォーカ
2007/02/12 22:41
なおさん こんばんは。コメント有難うございます。連休で大人しく家居されて、風邪はすっかり良くなられたことでしょうか?たくらんけぶりは治らない方が良いようですね。これは朱に交わってしまった結果と思ってましたが、地だったのですね。
今日もすみれの館で、花が次々と咲いてくれています。花屋では早々と出回るのですが、時期には売っていないので、今求めないと仕方ないことですね。次回好きな種類は種で育てたいと思っても、つい忘れたりです。植える所を考えてしまいますので・・。
ヒゴは庇護しなくても元気で今年出て来ていますよ。紅つると大島チドリは初めてご覧になりましたか?本に載っていないので、やはり交配種なんですね。
私のように菫を好む人も増えたのでしょうか?やはり種で更新しないと駄目なんですね。これには、ツマグロヒョウモン?でしょうか?色の濃い毛虫がたくさん付きますね。何故でしょうね?普通のパンジー・ビオラには付かないのですよね。
なおさん へ
2007/02/12 22:44
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
前3種、菫をアップしましたが、今日のものは夫々に個性があるようです。でも最後には、どれも同じように見えてしまってきます。
普通のヒゴスミレは白ですが、今回薄紅もあったと知りました。これが匂いが一番で、ナメクジが花びらを食べています。
紅つると言うのがやはり一番鮮やかで目に入り、スミレの中では一番の濃紅色だそうですよ。すみれにも交配種が多くあるのですね。ネットで調べても本にも載っていないのですよ。
OSAMI さんへ
2007/02/12 22:50
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
本に依ると匂いがあるとかですが、どうも全部匂わないようですよ。
ここでは、「ウスベニヒゴ」と「ベニツル」が匂ってますが、本には他にもあるようです。タチツボミレには普通匂いはなさそうですが、本にはニオイタチツボスミレと言うのが載っていますよ。タチツボスミレにも種類が色々あるようですね。今度花が咲いた頃、匂いを嗅いでくださいませ。匂いスミレと言うのも出回っていて、地植えしていますが、匂いを出す花はどうも若い花のようです?老花は??でしょうか?
デコウォーカ さんへ
2007/02/12 23:03
こんにちは、ヒゴスミレ、タチツボスミレ、我が家でもざくざくと増えてしまい、なんだか雑草をとるみたいに抜いてしまっていましたが、一葉さんのブログを拝見して、”う、ちょっとかわいそうかな”とおもってしまいました、でも、なんだか他の花が出てこられないみたいに元気なのです・・でも、でも、今度、我が家の庭に咲く花として、UPしてみましょうとおもいました、そして可憐な匂いも楽しもうと思います。
いけちゃん
2007/02/13 10:32
なんて、素敵なんでしょう・・・・
どれもが、可憐で可愛いです。

自然に耳を傾けて、
自然とともに、風や空や花や星達を
いっぱい側に感じて、頑張ります。
お話くださって、ありがとうございました。
chiemi
2007/02/13 15:46
いけんちゃん、こんにちは。コメント有難うございます。
お宅では、ヒゴスミレやタチツボスミレが、ざくざくと殖えて雑草のようなんですか?羨ましいお話ですね。タチツボ、スミレは、そうまでないですが、ヒゴスミレは市販されておりますよ。匂いが一番良いですよ。去年ブログで取り上げてアップしてみましたが、カメラ目線で見ると、綺麗で可憐な花ですよ。
ほんと、雑草と見ると、>”う、ちょっとかわいそうかな”と思ってすまいますよ〜。どうぞ脚光を浴びさせてUPしてあげてください〜。若しかして他に色々沢山お花がおありなのでしょうね〜。羨ましいお話でした。どちらかでHPかブログに書かれてらっしゃるのでしょうか?何時もこちらに来て頂くだけで申し訳なく思っております。若しUPLがお分かりで気が向かれましたらどうぞ・・。
いけちゃんへ
2007/02/13 17:38
chiemiさん、こんにちは。コメント有難うございます。
今日はまた少し風が冷たく感じられましたね。自転車でお仕事場まで出かけられて風邪でも引かれませんように。
自然界ではスミレの季節ではないのですが、市販しているものを求めてアップしただけです。普通のパンジー・ビオラに比べて花期が短いですよ。花としては地味ですが、可憐で可愛いものですよ。
「自然に耳を傾けて」のお話、拙いお話でしたが、無理せずに自然体でもとも思っております。、自然の中に人生を見る事が多いですよね。
人間の力はたかが知れていて、逆らっても自然には勝てませんよね。己を責めることなく、成り行きと思って有りの儘を受け入れて、軽く生きていけたらな〜なんて憧れです^。何時もお説教臭くてごめんなさいね。
chiemiさんへ
2007/02/13 17:48
一花さん、スミレ三種どれもこれも綺麗ですね。
甲乙付けられないです。ピンクの綺麗なスミレはこの辺には無いですね。
彦左
2007/02/15 19:22
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。
スミレの自然界下の時期は未だですが、鉢だと今頃出回っているのですよ。パンジーよりも見栄えがないですが、植えっぱなしで良いので、こちらを多く求めています。中でも、ヒゴスミレなどは匂いもあるのですよ。ピンクのものはなかなか自然界では見ませんね。これもこの頃園芸種として品種改良されて多く出回っているようです。
彦左さんへ
2007/02/15 21:08
スミレ3種・その2 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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