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zoom RSS 神代植物園ー7・シナマンサク(支那満作)・他

<<   作成日時 : 2007/02/13 17:16   >>

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              <シナマンサク・2007/2/11撮影>

神代植物園に出かけた折、園内で見たシナマンサク(支那満作)。
1月21日に訪れた時にやっと開花していたが、その後3回に渡って見て来て、2月11日にはすっかり満開だった。

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            <シナマンサク・蕾・咲き初め・2007/1/21撮影>

此処の園内で植えられていたものは、中国原産のシナマンサクやマンサクの園芸種のアーノルド・プロミス、モリス・パリダ、オレンジ・ビューティー、そして赤い花の咲くダイアナ、ルビー・グローなどであった。

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          <シナマンサク・2007/2/3撮影>

マンサクの名前の由来は、先ず咲くからの説と豊年満作からきたとの説があるが、何れにせよ早春に山で一番早く花を咲かせ春を告げてくれる花だ。
この黄色い花は霜にも負けず1月の終わりごろから咲き始め、私が出かけた21日には開花しつつあった。
甘い香があるそうだが、近くによったものの匂いを嗅ぎ損なった。辺り一面馥郁と漂う梅のような良い香は漂ってこなかった。

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              <シナマンサク・2007/2/11撮影>

シナマンサクの学名はHamamelis mollis だが、日本の山野に自生するマンサクは学名が Hamamelis japonicaでジャポニカが付く。シナマンサクは開花時期が早く花に香りがあり、この花を見る時期にも、枝に枯葉が残っていた。日本のマンサクに比べて花がやや大きく、黄色以外の花色の品種もあるそうだ。

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          <園芸種・モリス・パリダ・2007/2/11撮影>


普通公園に植えられているのは、開花が早く花付が多く見栄えするシナマンサクだそうで、此処の植物公園も同じようにシナマンサクだけ目についた。普通の日本産のマンサクの木もないか探したが見当らなかった。探し方が足りなかったのであろうか?

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       <園芸種・オレンジ・ビューティー2007/2/11撮影>

これは樹高が3〜5メートルで落葉樹であり、庭木としては程良い高さだが、我が家では植えていない。もうこの時期に咲く黄色い花で、ロウバイは終わり、サンシュユの蕾が開きつつある。

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          <園芸種ダイアナ、2007/1/21撮影>

マンサクの花弁は4枚で黄色く縮れて切干大根のように見えるところから、地方によってはキリボシノキとも呼ばれるそうだ。どうも食いしん坊には錦糸玉子のような感じに見えてしまうが・・。
また、マンサクの枝はよく撓んで粘りが強く切れにくいので、新潟から長野方面では「シシハライ」とも呼ばれ、山で猪(獅子)除けに使われているそうだ。

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          <ダイアナ、2007/1/27撮影>

カメラアップ画像に上手く写らなかったが、花弁は全体が黄色でなく根元を見るとえんじ色をしている。だが、品種によってまた違いがあるそうだ。
花後にひし形をした厚葉が出て、秋には黄、橙、くすんだ赤と紅葉が進んで観賞に堪える葉と言うことだが、そこまで花後の観察をしたことがない。

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           <園芸種・ダイアナ2007/2/11撮影>


他に、マルバマンサク(丸葉満作)は葉の上半分が丸く花弁の元まで黄色く、日本海岸側に自生するという。花弁の赤いアカバナマルバマンサクもあるそうだ。

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私が去年10月に北大植物園で見たマルバノキ(丸葉の木)はマンサク科で属が違うが、別名ベニマンサクとも呼ばれて葉の紅葉が美しかったが、花は背中合わせに咲くものだそうだ。一度は確認してみたい。
マルバノキ(季節の木さまHPより)

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           <園芸種・ダイアナ2007/2/11撮影>

この頃家の近くの垣根としてよく見かけ、葉が常緑のものでマンサクに似た咲き方の黄緑白色の花があり、マンサク科だが属が違ってそちらはトキワマンサクと知った。紅花を多く見かけるようだ。
トキワマンサク(植物の育て方さまHPより)
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            <園芸種ルビー・グロー2007/2/11撮影>

このマンサクは我が家にはないが、やはり黄色い花色としてロウバイに続き、早春を告げてくれる明るい花だ。同じマンサク科で属が違うがトサミズキ、ヒユウガミズキなどもあり、これから淡黄色い春を咲かせて、愈々季節は春へと向っていく。

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               <ルビー・グロー2007/2/11撮影>


画像としてシナマンサクの他に、園芸種の「モリス・パリダ」(花色が薄く花の長さが長い)、「オレンジ・ビューティー」(花色が濃い)、赤い花の「ダイアナ」、「ルビー・グロー」(ダイアナより薄い赤)を添付した。

「除雪せし側の枝から咲きはじめマンサクの幹まだ雪のなか」(鳥海昭子)

「ある花は花のいのちの長くしてガラス戸の外に常にしづけし」(小暮政次)

「くれなゐの梅のひともと石に依り破壊のあとを既にとどめず」(々)

「歌だけを生命の表れと思うなかれ歌は生命の滓にすぎぬなり」(々)

<マンサク>
マンサク科マンサク属
学名:マンサク( Hamamelis japonica・・日本に自生のもの)
シナマンサク(Hamamelis mollis )
自生地:日本、中国
開花期:1月下旬から3月
別名:金縷梅、キリボシノキ、シシハライ、
落葉大低木:高さ3m位。
葉は止血剤

「公園を訪なう度に黄の花の満作咲きゆき人等賑わう」

「逆光のカメラに覗く満作の赤花の向こう春陽の眩ゆし」

「黄の花の満作の元公園にカメラ見据える人等静もる」

「早春の風の肌に冷たくて縮れ咲き初む満作の黄」

「青空を背に咲く万作赤色のダイアナとう名の燃え盛るごと」

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コメント(16件)

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こんばんは。今度行ってみたいなと最近思います。広々とした公園で日差しの中一日ぼんやりしてみたい気分です。「逆光のカメラに覗く満作の赤花の向こう春陽の眩ゆし」は、日曜日の光景ですね。光に満ち溢れたその感じよく分かります。春だねえ。明日は例年より二十日以上早い春一番だそうですね
hanahhana1952
2007/02/13 19:45
いろいろのマンサクを拝見しました、本にも園芸品種としてシナマンサクの交雑種が沢山あるとありますがどのくらいあるものなのでしょうね?、それからサクラより後に咲くトキワマンサクもあり何だかこんがらがりますね。
OSAMI
2007/02/13 20:25
ダイアナという赤いマンサクは初めて見ました。
キリボシノキ・・言われてみればそう見えます。詳しく調べられ勉強になりました。
ミニミニ放送局
2007/02/13 20:47
面白い花だと、マンサクは写真で見て知っているのですが、実物を見た事が有りません。黄色だけでなく赤色のものも有るのですね。切干みたいな花びらが実に面白いと思います。
デコウォーカ
2007/02/13 21:46
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
神代植物園には、1月21日、27、2月3日、11日と4回も週毎に出かけて、気になっている植物を見に行ってきたのですよ。今花粉症も出ないし、チャンスなんです〜。このシナ満作は21日ほんの少し開花でしたが、段々成長して、2月11日にはもう満開でしたよ。近くの駐車場も満車で、先の方の駐車場に誘導してらっしゃいました。梅も半分以上咲いて、椿も次々咲き揃ってましたよ。園内のフクジュソウも咲いていました。でもグリーンギャラリーのフクジュソウが立派で、ユキワリイチゲも真っ白で素敵でしたよ。私はグリーンギャラリーの方が人気が無く自然の感じで好きです〜。園内では、市職員の方が剪定されていて、楽しく木のことをお喋りしてきました〜。歌、いい加減で似たようなのですみません。これで時間が掛かっているのですよ。明日は春一番ですか?さっき、大鉢を先に転がして、他の大鉢も紐が切れていたので修理して、一回りしてきました。
hanahhana1952さんへ
2007/02/13 22:13
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
本を見たましたら園芸種として幾つか載ってますが、此処には、他にアーノルド・プロミスと、あと未だ咲いていないものがあり、名前を覚えていなくてすみません〜。
交配種がたくさん出来易い木なのでしょうか?
この満作は、うちの住宅の周りでは余り見かけないのですが、やはり公園向きなんでしょうね?お花は良く見れば綺麗ですが、好みがあるのでしょうね?
トキワマンサクは生垣として、赤いものなどあちこちで使われているのを見ます。今まで名前がちょっと良く判らなかったのですが、このトキワマンサクと確信しました。トキワマンサクはマンサク科トキワマンサク属だそうです。葉が厚ぼったく寒さに強い感じで、花の色は黄色でなく黄緑色や赤が下向きに咲くものなんですね。
OSAMI さんへ
2007/02/13 22:27
ミニミニ放送局 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
私も赤い満作は初めてで、ビックリしました。そして園芸種がたくさんあって花色も何処か違うのですね。家にはないので植物園で何度も見ましたが、匂いを嗅ぐのを忘れました。そして花芯の様子を写したかったのですが、アップズームで写せなくて残念でした。切干大根って冗談な表現かと思いましたが、方言にキリボシノキがあると、ある方のブログで知りました。またネットでも出ていてシシハライとも呼ばれているそうです。日本原産のマンサクは見当たらなかったです〜。
ミニミニ放送局 さんへ
2007/02/13 22:34
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
以前、シナマンサクをOSAMIさんの所で1月29日に見せて頂きましたよね。私も実物は、1月21日に初めて見たのですよ。日本産のマンサクは此処には植えられていないようで、シナマンサクだけで、葉が汚く残っていました。何故葉が残っているのでしょうね〜。庭木としては葉が残って花が咲くと余り好まれないようですけど。花は綺麗ですから好き好きでしょうね。公園にはシナマンサクが多いそうですヨ。ネズミモチもそうで、こちらはトウネズミモチでしたね。シナやトウが横行している公園なんですね〜。
私は金糸卵と思いましたが、切干が正解だそうで、「切干の木」と言う方言があるそうですヨ。
デコウォーカ さんへ
2007/02/13 22:47
 一花さんちは、今日はシナマンサクその他ですか。神代の梅園のとなりで咲いていますよね。
 あそこで、僕も初めて紅花のダイアナを見ました。面白い色あいですね。

 シシハライというと、煤払いの転ではたきに似ているからなのかなあ?という気もしましたが、イノシシ除けですか。
 枝がしなるので、ネジリッキなどとも呼んで、柴などを縛るのに使ったところもあるそうですね。

 トキワマンサクの紅花はうちにもありますが、この頃あちこちで見かけるようになりましたね。

 うちではシナマンサク系のもので、もっとオレンジ色がかった花のものが満開です。
 
なおさん
2007/02/13 22:53
なおさん、こんばんは。なおさんもこのダイアナを神代で初めて見られましたのですね。私も初めてでビックリでした。カメラ三脚を据えて写真を何人も撮ってらっしゃいましたよ。プロの先生が指導なれながら、ぼかしがどうの光線がどうとか・・。私も同じアングルで狙って撮りましたが・・
ネットでは『山歩きに関係した利用法としては、材が強靭でよくたわむので輪かんじきの材料に使われてきた。芽吹き頃のマンサクの樹皮は粘りが強く切れにくいので、昔は縄として、薪をしばったり家の柱を結ぶなどの利用。新潟や長野では、マンサクをシシハライと呼ぶ地方があるそうで、これはマンサクの枝が折れにくいところから、山でイノシシに出会ったとき、追い払うのに使われたことによる』というでした。固いのではなくて折れ難いのでシシハライなのでしょうね。すす払いにも似て、エイリアンの表現もありましたよ。なおさんち、トキワマンサクとシナマンサク系の赤っぽいのがありますか?きのうの侘助と言い、庭木が多いのですね。それじゃこの時期、ほどほどの侘びた庭でなく、度を越えた??パット明るい感じの庭になりますね〜。うちもこれからそうなります〜。
なおさんへ
2007/02/13 23:21
 本当に充実した素晴らしいブログですね。和歌もお詠みになられるご日常、文芸の世界を心にお持ちの方は、自然に対する見方や感じ方も鋭く、こうして拝見させていただくだけで、私もたくさんいろいろなことを学びます。またお伺いさせていただきますね。
 英国のマンサクはシナマンサクが主流です。いま花が咲いていますが、葉っぱが落ちずにそのままついているのですよね。今を盛りの花と枯葉が同居していて、そのコントラストが何ともいえない風情です。
はなあかり
2007/02/14 04:55
ホホウ、黄色だけでなく、赤い万作もあるのですね。
赤いダイアナ。情熱と壮絶事故死のダイアナ妃にあやかってでしょうか・
豊年万作、これから鹿児島はそれを祝う、春祭りが、土日に集中してあります。多い日は県下三つも・・・どれを見に出かけるか迷います。
薩摩節
2007/02/14 12:28
はなあかりさん、こんばんは。こちらにようこそ。遠い所から、わざわざコメント有難うございます〜。ブログとしては拙い駄文で非常に長ったらしく、お忙しい中、読んで頂くだけでお時間がかかってしまわれて申し訳ありませんね。短歌としてただ31文字並んでいるだけで、下手なものを恥ずかしげもなく出しているだけで、毎日作るのをモットーとしており、上達がなかなかです。文芸の世界に通じているなんてとんでもないことです。ただ、お花が好きなだけなんですヨ。はなあかりさんこそ、そちらで華道を教えてらっしゃって、お花への愛情とお花への見方育てかたがプロでいらしゃって素晴らしいですね。イングリッシュガーデンは皆さんの憧れで、興味津津の世界です。こちらこそたくさん教えて戴くことだらけです。よろしく〜。英国でもシナマンサクが主流で、葉が落ちない中に咲く黄色い花の風情を楽しんでらっしゃるのですね。東京の狭い庭では、あまり植えてあるお宅を見ないようです。自然の風景を醸し出してくれる樹木・花ですから、相当大きなお庭には似合うかも知れませんね。植物園ではよく見かけるようですが、うちの近くの公園では見かけないのですよ。
はなあかりさんへ
2007/02/14 20:44
薩摩節さん。こんばんは。コメント有難うございます〜。
やはり、ホホウ〜なんですね〜?
私も赤いマンサクは此処で初めて見て、ビックリでした。そして「ダイアナ」の銘に、かのダイアナ妃を思い出していましたが、赤く燃えてそんなイメージがあったのでしょうか?何時誰が命名されたのか??です。まだダイアナさんより早くからあるのでしょうか?歌でも「ダイアナ〜〜♪」とか言うのがありましたね。黄色いマンサクも、あちらでは見た事が無かったのですよ。こちらに来て知りました。
豊年満作の春祭りがあるのですか?秋だけでないのですね。カメラマンさんはお忙しいことですね〜。でも素晴らしい伝統行事がそちらにたくさん残っていて、大事守って受け継いでいかれて良い事ですよね。写す側としても、画像に気合が入りますね。鳥だけでなく行事写真も頑張って下さい〜。
薩摩節さんへ
2007/02/14 20:53
一花さん、シナマンサク(支那満作)は前にも見せて頂きましたね?
ダイアナも色がちがいますがら同じ様な花びらですね。
珍しい花を見せて頂きました。
彦左
2007/02/15 19:26
彦左さん、こちらにもコメント有難うございます。
シナマンサクは恐らく「ミニミニ放送局」さんでご覧になったのではないでしょうか?
私はアップは初めてなんですよ。うちにもこれは植えていないので、神代植物園で見たものをアップしたのですよ。ダイアナって、赤い品種で園芸種なんですね。花びらは同じようですが、花色が違いますね。
彦左さんへ
2007/02/15 21:12
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