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zoom RSS クリスマスローズ・その1(ニゲル)

<<   作成日時 : 2007/02/14 19:57   >>

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       <クリスマスローズ・ニゲル2007/2/13撮影>

「冬の貴婦人」とも呼ばれるクリスマスローズ。冬の寒さをものとせず、今次々と勢いよく花芽を立ち上げているが、花の少ない時期の2〜3月頃にその美しい花を咲かせてくれ、我が家の早春の冬枯れの庭が明るくなり、虜になるような美しい花である。
ガーデニングをするようになって、最初庭に植えたのがオリエンタリス・ハイブリッド系の白、赤紫、そして原種系のニゲルであった。

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クリスマスローズは、原産地がヨーロッパ、地中海沿岸、西アジア地方で、学名にHelleborus・ヘレボルス(ヘレボラス)が付き、日本には明治期に入ってきたようで、茶花としてもハルザキクリスマスローズとして「寒芍薬」の和名で使われて茶床で何度も見てきたが、和にも洋にも合う魅力的な花だ。

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        <我が家の庭にて・2007/1/13撮影>

学名のヘレボラスはギリシア語の「地獄」と言う意味だそうだが、その歴史は古く、ヘレニズム時代には咲き乱れていたと言う。荒地に育ち、また毒を持つのでそんな意味あいがあるのだろうか?
地獄とは裏腹に名前にローズが入っていて薔薇のように美しい花なので、バラ科とも思うがキンポウゲ科だ。
クリスマスの名前が付いているのは、クリスマスの頃から2、3月頃に咲くので、クリスマスローズと呼ばれるが、実際にクリスマスの頃に咲く種は原種系のニゲルで、他は今の2〜3月に咲きレンテンローズと呼ばれる。だが日本ではレンテンローズもクリスマスローズと一括りで呼ばれている。レンテンローズとは、キリスト教のレント(受難節、イースターまでの40日間)の頃に咲くのでそう呼ばれるそうだ。

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             <我が家の庭にて・2007/2/13撮影>

原種系のニゲルは学名が「H、niger」で、読み方によって、ニガー、ノイガー、ナイガーなどとまちまちだが、英名では、これがクリスマスローズと呼ばれている。
花期的に一番早咲きでイギリスではクリスマスの頃から咲き始めのだろうか?こちらは茎が無い無茎タイプで、地上部からすぐ花柄が立ち上がって、純白の花が美しい。

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           <神代植物公園クリスマスローズ展より2007/2/11撮影>

さて、我が家にもこの原種系のニゲルの苗を何度か植えたが、これはどうもデリケートで一番夏の暑さに弱いようで根付かなかった。
去年も小さな苗で2株求めて半日陰の違う場所に植えているが、幸いにもそちらは順調に育っているようで、花は何年か先のようだ。
また、今年になって花と蕾の付いた小さな鉢を求めて楽しんでいる。


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      <神代植物公園クリスマスローズ展より2007/2/11撮影>

草丈は他の種に比べて小型で葉も小さい。ニガー、ニゲルとは黒いという意味で、根が黒いそうで短く貧弱なようだが、成長が遅いといわれるのはそんな所に原因があるのだろうか?植え替えの時に見てみたい。
花は真っ白で直径6センチはあり、下向きよりやや横向きで、大株になると結構花付が良い種だ。キンポウゲ科独特の美しい花で、この花と見えるのはやはり萼で、本当の花はネクタリーと呼ばれる蜜線で、雄しべと萼の内側にある。
萼なので、花期がひと月以上長く持って美しい。またその花後の色が移り変わっていくのも楽しめる。

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   <神代・クリスマスローズ展よりニゲルダブル種200/2/11撮影>

先日神代植物園公園で、丁度クリスマスローズ展を展示室で開催していたが、一重、八重、セミダブル、ミニと花の形だけでなく、花色も黄色、黒、覆輪、など多彩で、会場も人で賑わっていた。
またニゲル種もダブル、園芸種など展示してあり、やはり原種系のこのニゲルの一重の純白に一番惹かれた。
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        <神代植物園・地植え2007/2/11撮影>

折りしも植物園の外では、時期として地植えのこのニゲル種が開花していた。此処のものはニゲルの改良品種かも知れないが、大株となってとても花付が良かった。
他の種同様、落葉樹の下に植えられ、今丁度冬と春の温かい陽射しが良く当り、夏場は此処は涼しい場所になるので、環境的に合ったところに植えられていた。
他のオリエンタリス系の花は、やはり暖冬の所為か気の早い1〜2本の赤紫の花が開花していた。

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          <神代植物園地植え・2007/2/11撮影>

我が家でもクリスマスローズは相性が良いのか落葉樹の元に植えてあるが、半日陰で零れダネからよく増えていき、今年もまた新しく花が付いている若い株が幾つかある。また他にフェチダス(有茎種)、リビダス(小型花)、ダブル系、黄花など苗で植えてあるが、花が付くのはまだまだ先のようだ。
去年は3月開花だったものが、今年は早もオリエンタリス系の白と赤紫が暖冬の故か、今日1輪開花していた。

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    <神代植物園地植え・2007/2/11撮影>

原種系にも約16種があるようで、茎がある有茎種のフェチダス(木立クリスマスローズ)、リヴィダス(小型種の花)、アグチフォリウム(緑のカップ状の花とギザギザ葉)など出回っている。

また原種のニゲル種も交配が進み、「スノーホワイト」と呼ばれるニガーとオリエンタリス系の交配種でやや早咲きのもの。
「バレンタイングリーン」と呼ばれる、ニガーとコルシカスの交配で生育が早く多花性で丈夫で、咲き進むにつれグリーンが濃くなるもの。
「バラーディアエ」で、葉も美しくやや小豆色に近い白のものなども出回っているようだ。

クリスマスローズは年々改良が進んでいく花で、まだまだこれから人気の花としてその貴婦人のように美しい花を魅了していく花である。

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         <神代植物園地植え2007/2/11撮影>

「思い出は少しさみしくさはあれど今日の窓辺のクリスマスローズ」(鳥海昭子)


<クリスマスローズ・ニゲル>
キンポウゲ科ヘレボラス(クリスマスローズ)属
学名:Helleborus niger (Helleborusとは地獄の意、nigerは黒い根)
原産地:ヨーロッパ、地中海沿岸、西アジア
英名:クリスマスローズ
別名;冬の貴婦人。雪起こし(ゆきおこし)
性状:草丈:40p、無茎種、常緑 (チベタナスは夏に枯れる)

※、ニゲルの花物語『その昔、キリスト誕生の日、羊番の少女マデロンが星に導かれ、生まれたばかりのキリストと馬小屋で対面したが、お祝いの品がないと悲しんでいると、突然、天使が現れて一面に純白の花を咲かせた。少女は喜んで花を摘み、キリスト生誕を祝福した。その純白の花こそクリスマスローズだった。』
<クリスマスローズ(ワインレッド色系)>2006/03/15
クリスマスローズ(レンテンローズ)2006/03/21


「音もなき春雨の中白々とクリスマスローズ俯きて咲く」

「義理チョコはお断りとだと言う夫がこっそりと出すカバンの中より」

「美しき花ゆえ毒を持つらしきキンポウゲ科の数多の花は」

「バレンタイングリーンの銘持つニゲル種の白花ややに緑を帯びぬ」

「華やかさ奥深しさも秘めて咲く白き貴婦人クリスマスローズ」

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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめて見ますが普通のクリスマスローズとは違った雰囲気の花ですね。
シュウメイギクに似た清楚な感じの花です。
ミニミニ放送局
2007/02/14 20:54
綺麗な花が咲いていて良いですね。クリスマスローズは葉の下に可憐な花を咲かせているというイメージが有りましたが、こちらのものは茎が長くてか可憐な花を良く鑑賞できる感じがしますが?。
そういえば私の近くの公園にも神代植物園のポスターが掲示してあり、いろいろの催しの中にクリスマスローズ展もありましたですね、確か今日からは中国春蘭展が始まったようですが、こちらの方も如何なものでしょう。
OSAMI
2007/02/14 21:37
「テンプレート バレンタインに チョコ色 いつものように さりげない君」なんてね(笑)今日の一花さんの「音もなき春雨の中白々とクリスマスローズ俯きて咲く」これはさりげなく好き
hanahhana1952
2007/02/14 22:26
ミニミニさん、こんばんは。コメント有難うございます。
普通市販のクリスマスローズは、オリエンタリス・ハイブリッドと呼ばれて、人為的に無茎種のもので交配されたものを多く見ますよね。花色が多彩で、この頃ダブルも出回っており、花付はまだ結構良いお値段のようです。でも花付でない苗は安いのですよ。オリエンタリス系は2〜3年で花が付くようになります。この原種のニゲルは白で、これが本来のクリスマスローズと呼ばれているものです。シュウメイギクに似ていますよね。シュウメイギクはキンポウゲ科アネモネ属でしたので、同じキンポウゲ科ですから美しさが似ていますよね。
ミニミニ放送局さんへ
2007/02/14 22:41
クリスマスローズ、冬の貴婦人と花も綺麗ですが、名前が良いですね。実物を何処かで探して見るみる事にします。
デコウォーカ
2007/02/14 22:42
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。普通のオリエンタリス系のものは花が俯いて咲いて、去年も花の中を撮影するのが大変でしたよ。でもこの原種のニゲル種は、花が横向きで、中がはっきりと見えていて有り難いですね。原種の割には鄙びた感じがなく、華やかな感じもありますよね。
神代植物園に11日出かけた折、丁度クリスマスローズ展をしていて、折り良く見れました。12日までだったそうです。パンフによれば、14〜18日まで中国春蘭展と書いてありますよ。以前見たフクジュソウ展、盆栽展、またクリスマスローズ展の画像が溜まって、アップしないうちに時期を失してしましました。公園にポスターが貼ってあるのですね。
OSAMI さんへ
2007/02/14 22:49
 一花さんちは、今日は育て主に似て、清楚で気品のあるニゲルですね。原種系で、早咲きということで人気がありますね。
 2月は逃げる(ニゲル)、3月は去るといいますが、本当に月日の経つのは早いもので、2月ももう半ばですからね。

 神代ではクリスマスローズも沢山地植えされていますし、売店でもいろいろ売られていますよね。

 オリエンタリス・ハイブリッドは、本当にいろいろな花色で楽しいですよね。うちにはクリーム色に紅紫の点の入るものしかないのですが、いろいろと集めると楽しいでしょうね。

 美しい花には毒があるの例えどおり、この花にも毒があるのですが、毒転じて薬と為すというように、薬にもなったのですね。
なおさん
2007/02/14 22:53
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
素敵な歌有難うございます〜。さりげなくですか〜。(^_-)-☆      今日はバレンタインデーでしたね。たくさん頂かれたのでしょうね〜。
クリスマスローズ、hanahhana1952さん宅もそろそろでしょうか?待ち遠しいことでしょうね?これって、半日陰が好きですが、特にこの原種のニゲルは夏の暑さに弱くて、気難しくて逃げる???なんですって〜。
今日は春一番で大荒れの予定が、昼間、音も無く春雨がしっとりと花に恵みを与えて潤っていました。歌、この頃ワンパターンですみません。記事文が多くて、読まれるもの大変でしょうね。歌も発想が乏しくてです〜。
hanahhana1952さんへ
2007/02/14 22:58
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
クリスマスローズと日本で呼ばれているものは、この原種のニゲルなんですが、日本では交配種のレンテンローズもクリスマスローズと呼ばれています。冬の貴婦人とも呼ばれて、今人気なんですよ。でもキンポウゲ科ですから花は萼で、毒があるのです。お花屋さんでも出回っていますが、開花株は高いようです。特にダブルはまだ出回ったばかりですので。。うちでは苗で色々求めて植えています。このニゲルはなかなか花が咲かずに、苗も植えてありますが、開花株を求めました。昔植えた原種でないものは、今蕾を持っていて、半月後ぐらいに満開かもしれません。一度本物をご覧になると、お好きになられるかも知れません。和洋の雰囲気を持っています。
デコウォーカ さんへ
2007/02/14 23:12
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。この頃またお忙しそうですね。風邪病み上がりで大変ですね。
これは原種で、純白で花付が良いのですが、何故かうちでは逃げる種なんですよね。この頃月日は逃げて去ってと早いですね。特に年度末近くになるとお仕事もご多忙でしょうね。レンテンローズも今年は早めに咲いてくれるようで、もう白が開花でしたよ。神代の花屋は何でもあって、あそこでウロウロしていると日が暮れてしまうのですよね。それと南門?の外のお店でも珍しいものがありますね。私もこの頃、少し元気になってきて出ていますが、花粉症が来ると怖いです^。なおさんちのオリエンタリスもそろそろでしょうか?美しい花には毒がありますが、キンポウゲ科独特なんですね。イチリンソウには無かったようですね。毒転じて薬ですが、これは何の薬でしょうね?調べなかったです〜。これは、原種シクラメン・コウムと同じような生育地なんですね。
なおさんへ
2007/02/14 23:24
風情がヤマ芍薬に似ていると申し上げましたが、寒芍薬とはぴったりの名前ですね。今後はそのように呼ぶことにしましょう。益々充実のブログに拍手を惜しみません。
目黒のおじいちゃん
2007/02/15 12:50
はじめまして、
「咲かせぬ」短歌・検索していて、一花一葉さんの素晴らしいブログに行き当たりました、花の写真と短歌素敵ですね。
私のブログのブックマークに登録してよろしいでしょうか、ときどき寄らせて頂き拝見したいです。
kazu-o
2007/02/15 15:33
やはり、キンポウケ゛科、花が似ていますね。
よく聞く、クリスクスローズ。残念ながらこの花の想い出はありません。
薩摩節
2007/02/15 18:51
一花さん、クリスマスローズは冬の貴婦人って云われるのですか。
気品が漂っています。非常に清潔感あふれていくらでも眺めて居られる花ですね。
彦左
2007/02/15 19:29
目黒のおじいちゃん 、こんばんは。コメント有難うございます。そう言えば先日沈丁花の前にアップされていた白いクリスマスローズは、ニゲルの交配種だったのですね。たくさん種類がありますね。白だと山芍薬のイメージがありますよね。茶花の本では寒芍薬の別名でハルザキクリスマスローズとして、花色が薄紫色が出ておりました。和洋の雰囲気がありますよね。うちの山芍薬は去年花が出てこなかったのですが、花期が短いですよね。花芽が今年出て来ていますが・・私のブログは充実と言うより、駄文で長いだけで、読む方にもご迷惑のようで何時もすみませんネ。記載内容が一方的で間違いがあるかも知れませんので、またお調べ下さいね。
目黒のおじいちゃんへ
2007/02/15 20:30
kazu-o さん、こんばんは。コメント有難うございます。
今伺いましたが、まだ記事がないようで、此処で失礼させて戴きますね。
お花が好きですが、短歌の方はちっとも上達せず、ただ31文字並んでいて、説明ばかりで頭を抱えている状態です。自分の歌が下手だとは分かるのですが、なかなかそれ以上上手く詠めません。見た儘の写実を詠うように心がけていますが、詩形になれず内容が浅くて困っています。
kazu-o さんも短歌をなさるのですね。こちらこそ、色々教えて戴くと有り難いです〜。これからもよろしく〜。
kazu-o さんへ
2007/02/15 20:37
薩摩節さん、こんばんは。コメント有難うございます〜。
これもキンポウゲ科で、美しくてお花が似ていますね。
花付が出回っていますが、一重はまーまーですが、八重の開花株はまだ随分高いのですよ。苗を求めてせっせと植えています。零れダネでもよく殖えています。そちらになくて母に苗を持っていってあげましたが、夏場暑いのでどうなんでしょうね。
薩摩節さんへ
2007/02/15 20:55
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。
これって、冬場寒さをものとせず咲き、美しいキンポウゲ科でバラのようですから冬の貴婦人とでも名付けられたのでしょうか?
やはり清楚な純白が気高さ気品がありますよね。眺めていても飽きが来ないのですよ。そちらでは余りご覧になられないのでしょうか?丈夫で冬場花がない時に咲いて見事ですよ。
彦左 さんへ
2007/02/15 20:59
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