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zoom RSS 神代植物園ー8

<<   作成日時 : 2007/02/19 19:33   >>

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    <神代植物園・グリーン・ギャラリー内2007/2/11撮影>

「霞立つ長き春日をかざせどもいやなつかしきうめの花かも」(万葉集・巻五・846)


1月21日から4回程訪れた神代植物公園。
この時期には次々と花が咲いて訪れる度に新しい芽生えとの出会いがあり、楽しいひと時を味わった。
満作、梅、椿、福寿草、スノードロップ、春のかげろうと呼ばれるスプリング・エフェメラル(セツブンソウ、ミスミソウ、ユキワリイチゲ等)、クリスマスローズなど次々と咲き次いでおり、この時期の花持ちは良いので、訪れる度に驚きと発見があった。

園外の駐車場の並びにある無料のグリーン・ギャラリー内。枝垂れ梅も、紅白の梅も零れんばかりの匂いがたち込め、東風に乗って遠くまで運ばれていくようであった。


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              <ユキワリイチゲ2007/2/11撮影>

ユキワリイチゲは1月21日に初めて見てきた。そしてその後も、また2月11日にも訪れて見たが、落葉樹の下で春陽を浴びて静かに咲き群れていた。11日には何故かカメラを撮る人も多かった。長い冬を耐えて来てやっと今春を待ち、春先がけて咲くスプリングエフェメラルの仲間だ。この可憐で清楚な花は何度見ても見飽きない。我が家のアズマイチゲの鉢は、今年どうしたのだろうか?
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             <ユキワリイチゲ2007/2/11撮影>
神代植物園−4グリーン・ギャラリー・ 2007/01/28


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   <フクジュソウ207/2/11撮影>

フクジュソウは、植物園の本園内にも福寿草園コーナーが作ってあるが、こちらのグリーン・ギャラリーの方が株が大きく、花期も早い。1月21日には花だけで葉が出ていなかったが、2月11日には、葉も出て花姿が本来の植物らしい姿を見せていた。こちらは無料解放区なので、心無い方が柵内でウロウロされて足で掘り起こされたり、他の山野草を踏んで居られたが・・。
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  <フクジュソウ「秩父真紅」・2007/1/27撮影>
フクジュソウ2007/01/03
フクジュソウは黄色ものが一般的だが、「秩父真紅」とも呼ばれるオレンジ色のものがあり、1月27日園内の展示室で初めて見た。2月11日にもまだ展示室の入り口に飾ってあった。



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         <ウスギモクセイ雌株実2007/2/3撮影>
ウスギモクセイ花、果実みやざきの植物散策さまHPより
暖冬でこの時期、ギンモクセイにも花が咲いていたが、四季咲きのものもあるようだ。そして、近くのモクセイの木に、緑のオリーブのような実が幾つも生っていて何だろうと思って調べてみたら、ウスギモクセイの実だった。ウスギモクセイはギンモクセイの変種で関西地方に多いようで、花はキンモクセイに良く似ていて黄白色で少し大きいそうだ。
うちの金木犀は実が出来た事がないが、雌雄異株でギンモクセイが原種でキンモクセイは変種だそうだ。日本には雌株がないものと思っていたら、たまにあるようだ。
この実は4月頃に濃紫色に熟すようで、また観察の必要がある。
キンモクセイ2006/09/22




「さみしさのようやくうすれてゆく頃をカンヒザクラはあでやかに咲く」(鳥海昭子)

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         <カンヒザクラ2007/2/11撮影>
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2月11日の園内の展示場入り口にはカンヒザクラ(ヒカンザクラ)の鉢が置いてあった。葉より緋紅または桃紅色の花が1〜3月に咲き、花は半開状で蜜が多いそうだ。果実も出来て沖縄の石垣島には野生化していると書いてある。普通の桜より色が濃くて俯いて咲き、まるで桃の花の感じだ。
関東地方でも街路樹として植えられている所もあり、自然下では今満開のようだ。


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      <シロバナタンポポ2007/2/11撮影>

山野草園を出た所の柵内で見かけた日本産の白花タンポポ。暖冬の所為か早々と目覚めたようだ。





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           <ニオイカントウ2007/2/11撮影>

樹下にフキノトウのトウが立ったものがあるなと良く見ると花のようだ。キク科ニオイカントウと書いてあり初めて見た。款冬とは蕗のことだが、葉は蕗より小さく丸っぽく、「匂い」とあるので嗅いでみたら、甘い良い匂いがした。
山野草っぽいが、水道脇にやたらと元気に蔓延っていた。調べて見ると、地中海沿岸が原産地で日本には昭和初期に園芸植物として渡来したようだ。ヨーロッパではウィンターヘリオトロープの名前で親しまれていて、バニラの匂いがするとある。

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         <ニオイカントウ2007/2/11撮影>




植物園内には大きな池が巡らせてあり、人工的なのか、流れの山野草園からせせらぎの小路と呼ばれる所まで水を流して引いてある。
その脇をゆっくりと歩くと、まるで田舎の春の小川を見て歩いているようで、小さい頃遊んだ牧歌的な田園風景まで想像させる。実際は裸木が並んだ小路だが、音の無い水の流れを見ながら樹下を歩くのは気持ちが良い。樹には名前を書いたプレートが下がっていて、冬樹の姿と春の芽吹きが無いかを見るのも楽しいひと時であった。
水面には春の木漏れ日が射し込み、光を反射していた。

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「青空を透かし鮮やか鉢植えの寒緋桜の花色桃に」

「木漏れ日の春陽を反す音のなき水面輝く小川静もる」

「裸木の中を流るる小川見てそぞろ歩める春のひと日を」

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コメント(12件)

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あーあ行ってみたい。近くなのに。私のところから車で30分。行くぞ(笑)なんとなく春を感じる一花さん、そしてたたずむ〜
「木漏れ日の春陽を反す音のなき水面輝く小川静もる」
「さみしさのようやくうすれてゆく頃をカンヒザクラはあでやかに咲く」(鳥海昭子)こんな女性の気持ちは、彼女何歳のときのでしょうか?
hanahhana1952
2007/02/19 20:31
ユキワリイチゲは開花の頃には葉が痛んでいるようですけれど、近くの公園に自生している同じキンポウゲ科のニリンソウはまだやっと葉ガ見えてきたところで、花の咲き方が大分違うようですね。
ウスギモクセイの実ははじめて見ました、小さい枝に比較的大きな実が付いていているようですが、中にはどのような実が詰まっているのか興味があります。
花は質素な感じがしますけれどニオイカントウというのも珍しいですね。
OSAMI
2007/02/19 21:11
近くに神代植物園の様に色々の花もあり、池や雑木林有りの良い所が有って良いですね。今日も初めて見たり聞いたりする花が続きました。シロバナタンポポなんて言うのが有って、しかも日本産ですか?ぜんぜん知りませんでした。カンヒザクラが咲き始めましたか?私も昨年見つけた所に確認に行ってこようと思います。
デコウォーカ
2007/02/19 22:01
 一花さん、神代のグリーンギャラリーは、この時期行ったことがなかったのですが、ユキワリイチゲがこんなに見られるとは良いですね。穴場的存在で、うれしいですね。目黒の自然教育園にもありますが、昨年行ったときはまだ咲いていませんでした。3月初めまで花が残っていると良いのですが。

 ニオイカントウも咲いていたのですね。カントウというと、フキタンポポのことということですが、このニオイカントウはやさしげな花で良いですよね。

 神代植物公園やら、近くの野草園やら、これからの季節はいろいろ見どころが多く、うれしいですね。

 カンヒザクラももう咲いていますか。濃い色が独特でいかにも南国の桜、という風情ですね。
なおさん
2007/02/19 22:49
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
神代植物園は21日から4回出かけていますが、行く度に植物の姿が変わって面白いですよ。温室もありますし。でも今回歩いた、この水辺の落葉樹の小路とグリーンギャラリーが落ち着きましたね。梅も満作も椿もクリスマスローズも開花時期で、人もたくさん、駐車場も満車で、先の臨時駐車場まで誘導していましたよ。hanahhana1952さんのお近くの公園も素敵ですね。
>「さみしさのようやくうすれてゆく頃をカンヒザクラはあでやかに咲く」(鳥海昭子)こんな女性の気持ちは、彼女何歳のときのでしょうか?
すみません〜何歳の時の作品か分からないのですが、「さみしさのようやくうすれて」に何か辛い身の冬の時代があっって、やっと咲いた緋色の春の桜色の希望とも思えますので。平成5年にすい臓がんを病んでらして、その後たくさんの歌を作ってらしゃいますが、恐らく54歳ごろからでしょうか?お若い頃にも歌を作ってらっしゃいますが、上の句からの連想ですと、そんな経験からのお歌かなとも思うのですが・・。これはあくまで推測ですので。
hanahhana1952さんへ
2007/02/19 23:01
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
以前アップしましたユキワリイチゲですが、11日には、遠目に真っ白と見えるくらい咲いていて、カメラを撮る方が多かったですよ。此処のものは葉がまだしっかりとしています。ニリンソウの葉がもう出ていますか?他の方のブログで、キクザキイチリンソウの満開のものを見せて頂きましたが、今年は何処も早いのですね。ニオイカントウは、蕗かとおもいましたが、見易い画像を追加してあります。
款冬とはフキタンポポの別名でもありますが、広辞苑では蕗、ツワブキと出ていますので、やはり蕗に似た花と葉で、匂いがバニラのようでした。地中海沿岸原産で、ヨーロッパではウィンターヘリオトロープと言うのだそうです。
OSAMI さんへ
2007/02/19 23:13
デコウォーカ さん、こんばんは。ここ神代植物園は、うちのすぐ近くではないのですよ。車だと駐車場が満車のこともあるし、電車だとすぐ近くではなく、またバスに乗っていくところです。中央線と、京王線の中間辺りでちょっと不便と言えば不便ですよ。デコウォーカ さんの山の方がお近くで、色々な珍しいものが生えていて自然の姿が見れて良い事ですよ。ただ、此処は植物園で名前が書いてあり、珍しいものが見れて良いです。温室も熱帯ものが多いですよ。毎日出かけてもいいくらい植物は面白いのですが、やはり疲れますね。シロバナタンポポもあり、此処は柵がしてありました。自然下でもあるようで、今度そちらでも探してくださいませ。寒緋桜は横浜の街路樹でも咲いたと、今日の夜のTVで写していましたよ。もうそちらでは咲いているかも知れませんよ〜。
デコウォーカ さんへ
2007/02/19 23:24
なおさん、こんばんは。このユキワリイチゲは1月21日に開花を少し見て、28日のブログアップしましたが、また2月11日に見てきました。此処は無料の場所で、穴場的存在なんですね。普通は山に行かなくては見れないものなんでしょうね?柵はシッカリとありましたが、すぐ目の前にも咲いており、結構広がってあちこちに固まって咲いていましたよ。
ニオイカントウは款冬はフキタンポポの別名でしたが、広辞苑では蕗、ツワブキ、ヤマブキとも書いてあるのですね。初めてみましたが良い匂いでしたよ。画像だけで知ったのですが、オケラの花にも感じが似るようですけど。
カンヒザクラは鉢でしたが、今日の夜のTVで、横浜の街路樹で咲いたと写していましたよ。こちらでも植えてあるのですね。
なおさんへ
2007/02/19 23:41
一花さん、さすが植物園本当にいろんな珍しい花が見られますね。
カンヒ桜はそごい綺麗な花色です。
彦左
2007/02/20 20:21
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
此処は東京都の管轄ですので、やはり品揃えが良くて、フクジュソウなどもたんと植えてありますよ。椿、梅、桜なども多く、そして公園として都民の憩いと遊び場を提供していますので、植物も展示室のイベントもそれなりに大きいですよ。寒緋桜は桃みたいですよね。ヒカンザクラとも言いますよね。
彦左さんへ
2007/02/20 22:19
ユキワリイチゲというのはユキワリソウとは違うのでしょうか。
スプリングエフェメラルにふさわしい花がこれから咲くのが楽しみです。
ミニミニ放送局
2007/02/23 21:11
ミニミニ放送局 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
ユキワリイチゲとユキワリソウ、間違いやすいですよね。
「ユキワリイチゲ」はキンポウゲ科イチリンソウ属で、葉の表面が濃い緑色で白い斑点があり、普通のイチリンソウと比べて、葉裏が紅紫色で特異です。イチリンソウの花と比べて淡紫色の大輪で、この画像は八重です。イチゲは一華と書き、アズマイチゲ(東一華)と言う花もありますよ。
ユキワリソウはミスミソウ(三角草)とも呼ばれ、キンポウゲ科ユキワリソウ属で、名前の由来は、葉が3裂してそれぞれの先端がとがり三つの角があります。同じ仲間にスハマソウがあり、ミスミソウより葉の先が丸みを帯びます。ミスミソウより葉が大きくて、花形、花色の変異が富んでいるのがオオミスミソウです。またスノードロップ(ヒガンバナ科)の水仙で別名マツユキソウ(待つ雪草)と言うのもあり、紛らわしですね。
登山されると、これから色々なスプリングエフェメラルに出会えて良いですね〜。羨ましいです。
ミニミニ放送局 さんへ
2007/02/23 22:02
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