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zoom RSS シロバナジンチョウゲ(白花沈丁花)&オニシバリ(鬼縛り)

<<   作成日時 : 2007/03/11 17:43   >>

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以前、赤紫色のジンチョウゲがあったが、何回か移植して枯れてしまった。
その後戴いた挿し木用の白を2本、直に挿したら簡単に付いてもう4年目になり、一昨年から花を持ち出した。
ジンチョウゲ2006/03/31

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           <2006/12/25撮影>

やっと草丈は30p位になったが、夫々の2つの株に、4輪と2輪の花が開いてきた。暖冬の所為か、蕾は去年の12月から出きていたが、我が家のものは樹下にあったので今頃やっと花が開いている。やはり去年と比べると2週間ぐらいは早い。
小さいながらも傍に寄るとジンチョウゲ独特の香りがする。
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       <2007/2/19撮影>

ジンチョウゲは太く柔らかい細根だそうで移植を嫌うが、挿し木の発根が旺盛で容易に根付くと良く聞き、知人宅も挿し木で庭植えされたと聞いた。

これはジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木の中国原産のもので、漢名が瑞香、輪丁花とも呼ばれて、日本には室町時代に渡来したようだ。育てて見ると、高さは1m位で剪定しなくてもよく、また日陰でもある程度花が付き、そのうえ匂いがとても良いので、早春の花木として人気だ。あちこちの庭で必ず植えてあるようだ。花は普通外側が紅紫色で中が白色がスタンダードで良く見るが、白花もあり、また葉の縁に白い覆輪が入るものもあり、白花と白の覆輪葉のものは園芸種だそうだ。
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花として見ているのは実際は萼だそうで、花弁を持たない花だ。匂いは沈香や丁子の香りがするのでジンチョウと呼ばれて雌雄異株だ。通常植えられているのは雄木で実が出来ないようだが、最近では稀に実を結ぶ株もあるようだ。果実は直径1cmの楕円形で赤く熟し、ネットで見せて貰ったら、赤いグミの実のようだった。
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花としてみると多花性で、葉の出た茎先に一つの小さな花(萼)が15〜16個集まり、一つ一つとして見れば管状で、赤花は外と内の花色が違っている。
これは香りがありすぎるので、残念ながら茶花としては嫌われて禁花だ。



同じジンチョウゲ科ジンチョウゲ属だが、落葉低木で、この時期に咲くものにオニシバリ(鬼縛り)と言うのがある。
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     <オニシバリの葉裏より・神代植物園・2007/3/4撮影>

葉は秋に出て夏に落葉するので、ナツボウズ(夏坊主)との面白い名前が付いている。
花はジンチョウゲ似と言うことだが、先日訪れた神代植物園の山野草コーナーで、何げなく見ていたら、まだ小さな1本の細い木の内側に淡い黄緑の花が咲いていて、不思議に思って良く見たら「オニシバリ」とあった。こちらも良い匂いがするが、ジンチョウゲと違って茶花でも使われている。
これも雌雄異株で、雌株が葉落後7〜8月に楕円形の果実の赤いのが出来て、これは有毒だそうだ。、樹皮の繊維が手で折れないほど強く、鬼を縛れるほどしなやかで強い茎を持つところからオニシバリ(鬼縛り)の和名があり、これは和紙原料となるそうだ。

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他にジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の仲間に、コショウノキ(胡椒の木)、黄色いジンチョウゲの花似のナニワズ(難波津)、有毒だが盆栽として使われる藤のような花が咲くフジモドキ(藤擬き:別名サツマフジ・チョウジザクラ)もある。

科が同じだがミツマタはミツマタ属で、樹皮の繊維から和紙(紙幣)の原料となり、ガンピ(雁皮)と言うガンピ属で雁皮紙の原料となるものもある。(参考文献・山・渓樹木の本より抜粋)
コショウノキ(六甲山系の森林様HP)
ナニワズ(季節の花300さま)Hp
フジモドキ(木々のうつろい様HP)
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       <オニシバリ・神代植物園・2007/3/4撮影>

こうしてジンチョウゲの仲間のものを見ると、花に匂いがあり、雌雄異株で、また樹皮から強靭な繊維がとれて和紙の原料になるものが多いようだ。

我が家の白花のジンチョウゲも挿し木後4年になるが、ようやくこの庭に落ち着いて小さいながら花も付け、春の強烈な香りを運んでくれている。
このジンチョウゲの香がする頃になると花粉症も始まり、眠たく気だるい春の憂鬱となる。

「春雪に埋もれし今朝のジンチョウゲ起こせば強き香りを立てる」(鳥海昭子)


<ジンチョウゲ(沈丁花)>
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
学名 Daphne odora ( Daphne(ダフネ)は ギリシャ神話の女神の名:
原産地:中国
花期:3〜4月
性状:常緑低木 、雌雄異株(日本には雄株が多い、雌株に果実)
園芸種として:シロバナジンチョウゲ、フクリンジンチョウゲ(覆輪沈丁花)
似た花として:コショウノキ(胡椒の木)、オニシバリ(鬼縛り)、ナニワズ(難波津)


「忘れたき匂いにはあらず沈丁の花の香りの巡り来る春」

「挿し木せし白き沈丁花の咲き外すマスクに漂う香華」

「明け方に聞きし雨音激しくて夢か現か春の床には」

「朝降りし春雨忽ち通りゆき葉に置く露に射し込む春光」

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
一花さん、白花沈丁花の花は普通に見られる白い沈丁花ともちがうのですね。オニシバリ(鬼縛り)すごい名前の花もあるのですね。初めて見せて頂きました。説明が詳しいのでよく分かりますが覚えられませんね。見たいときはいつでも一花さんブログへ飛んできますよ。
彦左
2007/03/11 18:11
 今日は一花さんちも白いジンチョウゲですね。清楚な白も良いもので、一花さんちのはまだ若々しくて良いですね。
 うちのは花盛りであたりいちめん香りが漂っています。

 「難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くやこの花」という歌がありますが、この難波津の花は梅だそうですね。

 オニシバリの花もなかなか雅味のある花ですよね。

 一花さんの花粉症もなかなかタイヘンなようですが、お大事に。
 僕は目が痒いくらいでなんとか済んでいます。
なおさん
2007/03/11 19:17
花の香りは最近好きです。香りや味覚も年ともに変わるみたいですね。ジャスミンは石鹸臭いと言っていたのに、今はさっぱりした味とか8笑)春の香りの代表なんでしょうね。沈丁花。「春雪に埋もれし今朝のジンチョウゲ起こせば強き香りを立てる」(鳥海昭子)鳥海さんの歌は鳥海さんらしく、「忘れたき匂いにはあらず沈丁の花の香りの巡り来る春」一花さんの歌は一花さんらしく、穏やかな感じですね
hanahhhana1952
2007/03/11 20:01
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。この白花沈丁花は普通に見られる白花種で、本には、きちんと名前がシロバナジンチョウゲと書いてあり、普通のジンチョウゲの園芸種だそうですよ。
オニシバリなどと面白い名前があるものですね。コショウノキも面白いですね。初めてご覧になられましたか?これは夏に落葉するので、ナツボウズ(夏坊主)だそうで、またまた面白い名前ですよね。名前は覚えられなくても、普通の生活に支障がありませんので、綺麗と愛でるだけてお花は喜びますよね。お花自身も自分の名前がオニシバリだなんて思ってもみませんよね?

彦左さんへ
2007/03/11 22:21
ジンチョウゲ科の植物の特徴が良く理解出来ました。花に匂い、雌雄異株、また樹皮から強靭な繊維がとれる、ですね。ジンチョウゲの香を家の中に取り込もうとして枝を折ろうとしたら、なかなか折れずに苦労した事を思い出しました。樹皮が繊維質で簡単に切れなかったのだと、今になって認識できました。
デコウォーカ
2007/03/11 22:23
街を歩いていてもシロハナジチョウゲはあまり多くないですね、こちらの方が清楚な感じで良いと思うのですが、品種として新しいのでしょうか?。
オニシバリとは又凄い名前です、初めて見ましたがアップされている最初のものは雄花なのでしょうか?。
OSAMI
2007/03/11 22:28
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
なおさんちも今日はジンチョウゲで、オヤオヤさまのようで辺り一面香りが凄いことでしょうね。うちののは若々しいと言うか、未熟者のようで〜。でも一人前に沈香の匂いがしていますよ。これは挿し木で容易に着くのですね。
「難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くやこの花」は、古今集の仮名序に手習いの初めに学ぶとある歌なんですね。百人一首のカルタとりの時に最初に詠われるそうですが、「この花」が2回出てきますね。「この花」の花とは当時、桜でなく梅でしたので、梅の花のことですよね。大阪市此花区(このはなく)の区名も、これに由来するそうですよね。
花粉症も、暖かくなると重症になりますが、寒くなると良いのですよ。へんですね。なおさんは眼だけですが。軽症で良いですね。夜も眠れないことがありますよ。薬を飲むと身体がだるく眠くです。
なおさんへ
2007/03/11 22:43
hanahhhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
お花は断然香りのあるものが良いですよね。何故か白い花は香があるものが多いようです。
月下美人、ジャスミン、ジンチョウゲ(中が白)、エンジェルストランペット、夕顔、アマゾンリリー、フウランなど、たまたまでしょうか?花色がないので、夜目に白く見せて香りで虫を誘うのでしょうか?
hanahhhana1952さんは今はサッパリ系の匂いがお好きですか?濃厚なのもはちょっとヘビーでしょうか?私は、食べ物ではこの頃あっりしたものが好きです〜。でも香りは未だ濃いものがいいです〜。香水とかも・・
「春雪に埋もれし今朝のジンチョウゲ起こせば強き香りを立てる」鳥海さんの歌は生活感と実感がありますよね。「起こせば」と雪で倒れて未だ春にも雪が降っていたのですね。私のものはいい加減で〜す〜。
hanahhhana1952さんへ
2007/03/11 22:53
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
ジンチョウゲ科の特徴と言うよりジンチョウゲ属が正しいかも知れません。早速把握されましたね。そして学名がダフネです。ダフネとは、ギリシア神話中の女神の名で、アポロンが彼女を愛して追っかけたけど父の助けで月桂樹に化へられたそうです。それでナニワズもオニシバリも月桂樹の葉に似てますね。
ジンチョウゲも樹皮が繊維質で簡単に切れなかったのですね。ミツマタは科が同じでも属が違いますよ。でも和紙の原料ですが、匂いの方はどうでしょうか?
デコウォーカ さんへ
2007/03/11 23:00
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ジンチョウゲの白はあまり見かけないようですね。これは園芸種だそうで新しいのでしょうか?小さい頃は見たことが無かったですよ。オニシバリの雄花と雌花の区別はしにくいのですが、雄花は雌花より若干小さいそうです。この画像では大きいようで雌花でしょうか?蕊の様子で???です。若しかしてデコ先生がお分かりでは?と思うのですが。。また夏に実を確認できたら行きたいと思うのですが。これは神代植物園で、偶然緑っぽい花で見かけて枝を反対にひっくり反して写真を撮りました。
ナニワズとかは聞くようですが、黄色いジンチョウゲの花似ですね。
OSAMI さんへ
2007/03/11 23:17
沈丁花のつぼみの始まりの頃を見たことがなかったので、我が家の沈丁花の花の後に出来ているものが何かわからなかったのですが、この写真を拝見する限りでは、やはりあれは実のようですね。2回も咲いたら嬉しいななどとムシのいいことを考えたのですが^^;。
未来
2007/03/13 10:17
未来さん、こんばんは。コメント有難うございます。
ジンチョウゲの記事をアップされたのですね。
花後に実のようなものが出来たのですか?ジンチョウゲの蕾は12月から出来て2月にはこんな状態でしたよ。ジンチョウゲは実が珍しいようですね。真っ赤でぐみみたいですが、赤く熟れるのが7〜8月だそうで、毒だそうで、注意なさって下さいね。
またその後観察なさって記事アップなさって下さいね。
未来さんへ
2007/03/13 18:54
早速来ていただいて、どうもありがとうございました。
えー?沈丁花の実はグミのようなのですか?そう言われますと、なんだか違うかなあ〜?と思えてきました。とてもそんなに大きなものが出来るとは思えなくて・・・。しかも熟れるのがずいぶん先なんですね。結局なんでもなかった・・・ということでなかったら楽しいんですけど。
未来
2007/03/13 19:20
未来さん、こんばんは。またわざわざコメント有難うございます。
ジンチョウゲに似たオニシバリにも良く実ができるのですが、それと似てグミのようですよ。真っ赤に熟してどちらも毒のようですね。
それがホントに実だったら、まだ時期的にとても小さいものですね。
ただ気になったのが、実の出来る場所がちょっと?とも思えますが、画像で見ただけで、実際に見ていないので何ともです。しっかしと観察なさって下さいね。一体何が出来るか楽しみですよね。
実の様子を貼り付けておきますね。
http://www.mc.ccnw.ne.jp/kamome/jincyouge.htm
未来さんへ
2007/03/13 21:37
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