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zoom RSS スミレ2種・その3<ニオイスミレ(匂い菫)>

<<   作成日時 : 2007/03/12 21:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 12

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    <2007/3/9撮影>

「黒土にまぎるるばかり菫濃し」(山口誓子)

友人に一株分けてもらったニオイスミレ。
花色は濃い紫で、日本の菫のタチツボスミレと感じが似ているが、花が幾分大きく、葉も大きいもので4センチ位になっていて、洋種系の葉のようだ。
タチツボスミレ(野の花山の花さまHP)

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   <ニオイスミレ・花の様子>

貰った一株を何年も前に地植えにしていたら、少しずつ蔓延ってきた。そのうち、植えた場所が樹木のせいで半日陰となって、何株かを花壇縁のあちこち移植してみた。
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その後、其処がお気に入りとなったようで、随分広がってきた。
元元植えて居た所では、今ではたった2株が細々と生きている。
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このニオイスミレは宿根として植えっぱなしでも暑さ寒さに強くて耐寒耐暑性があり、パンジーやビオラ、また日本のスミレ属とは違って強壮で毎年出てきている。
これは育てている宿根ビオラで、葉色は違うが常緑の黒葉ビオラ(ラブラドリカ)にも似ているようだ。
宿根:黒葉ビオラ 2005/11/11

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     <ニオイ菫:花と葉の様子2007/3/12撮影>

調べて見ると、これは日本のスミレの仲間には入らないので、宿根ビオラの仲間に入るかと思っていたら、甘くて強い香りが特徴なので、「スイートバイオレット」と呼ばれているようだ。
また、香がよいので植物園のハーブ園にも植えられているそうで、香草、薬草としてもお茶に楽しむ人もいるようだ。
宿根ビオラ&スイートバイオレット(うにゃこの花畑さまHP)

「茶に浮かぶニオイスミレの花一つとんと昔の人想いおり」(鳥海昭子)

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         <ニオイスミレ:蕊の様子>

ある記事に、このニオイ菫は北アメリカ原産のビオラ・ソロリア(パピリオナケア)の園芸種とも書いてあったが、葉は似ている。我が家にもビオラ・ソロリアの変種の花びらに斑点が入っているものを育てているが、そちらは種で殖えていて、冬場は完全に地上部が枯れている。
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ニオイスミレ(花の詩ずかん様HP)

育てているこのニオイ菫は、種でなくランナーで殖えていてビオラ・ソロリア(パピリオナケア系)とはどうも違うようだ。
またあるネット記事には、オドラータ種だと書いてあったが、オドラータ種の画像が良く確認できなかった。このニオイ菫の元元の親の出所は良く分からないが、家にある他のパンジーやビオラ、日本のスミレとは違って、暑さ寒さにも強く土質を選ばない。
ランナーでどんどん殖えて、今、庭の砂利の通路まで広がってきて、雑草並に我が家の庭に良く馴染んで元気だ。

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         <ランナーで殖える様子・2007/3/12撮影>

匂いは、時間帯と花の咲き時によって、匂いが強かったり全然匂わなかったりするようだ。
暖かい昼時に、たっぷりとお日様の恵みを受けて花も気持ちよくなるのか、その時間帯が一番匂っているようだ。昼間、庭に降り立つと甘い優美な香が漂っている。だが、未熟な花と枯れる前には匂わないようだ。
光と温度のどちらか、また両方必要なのであろうか?

夕方一輪摘んで蛍光灯の下に置いていて、甘い香水が零れたかと思って見回したら、この一輪が優美な香りを放っていた。
だが、程なくその強烈な香りも薄れていった。
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「空林に日のかくれなし咲く菫」(秋元草日居)


そのスイートバイオレットの仲間も色々あるようだ。去年までは八重種のニオイ菫が花屋で出回っていて何度も求め、その甘い匂いを楽しんだあと花後に地植えしていたが、何時も翌年出てこなかった。
ニオイ菫2006/03/11

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       <ニオイ菫クリーム色・2007/2/7撮影> 

去年もそうだったので、今年花屋で八重種のニオイ菫が出回っていたが求めなかった。たまたま一重のニオイ菫が今年出回っていて、その中にクリーム色が珍しく入っていて求めてきた。だが、匂いは全然しなかった。
ひと月前に花だけ楽しんで、今地植えしてあるが、花ももう終わってしまった。温室栽培だったようで、若しかしてこの後また花が開くかも知れない。

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日本のスミレにも、ヒゴスミレ、エイザンスミレ、ウスベニヒゴスミレ、ベニツルなど匂いのするものがあり、今またヒゴスミレが去年より株が殖えて鉢中で花が少し開いている。


「菫束ね寄りあひ易き花にして」(中村草田男)



<ニオイスミレ(匂い菫)>
スミレ科スミレ属
学名:Viola odorata cv.
別名:スイートバイオレット、ビオラ・オドラータ
原産地:欧州、北アフリカ、西アジア
開花期:2〜4月
葉はハート型で耐寒性多年草
ナポレオンが愛した花だそうだ。
花色は、紫の他に桃、白色等。
花は食用にも、お酒の香付けにもなるらしい。

「一株の匂い菫の年々に蔓延り折々咽ぶ香の立つ」

「紫の匂える菫色深く摘みたる一輪ゆかしさ留む」

「せめぎあう寒気と暖気の気象図に春の疾風に揺るる列島」

「花をのみ愛でれば良けれど深みへと嵌るわが身の愚かさゆえに」

「日日詠う短歌はまさに着せ替えとなりてわが身は花をのみ愛ず」

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なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
匂いスミレが沢山咲いていて、お天気の良い時に庭に出ると素晴らしい香りを思う存分楽しめるというのは、なんとも素晴らしい環境ですね。
アップの花を見るとそれなりの構造になっているのが分かります。
OSAMI
2007/03/12 21:29
 一花さんちは、今日はスヰート・ヴァイオレットですか。この時期にほんのりと甘い香りをただよわせて、うれしいスミレですね。
 僕も昨日、武蔵丘陵森林公園のハーブガーデンで、このスミレの香りを嗅いできました。
 ヴィオラ・ソロリア(パピリオナケア)に似ていますが、やはり違うものですよね。

 日本の香りスミレのヒゴスミレ、エイザンスミレもずいぶん良い香りですし、やや香りは弱いですが、ニオイタチツボスミレもほんのりとやさしい香りで、うれしいものですね。
 うちのヒゴスミレもぼちぼち春の花が咲き出してきています。
なおさん
2007/03/12 22:07
スミレも色々の種類が有るのですね。今年になって、スミレの第3弾ですかね?私も香貫山でスミレを見つけて今、写真を撮っている最中ですが、タチツボスミレと思っていました。が、今日のニオイスミレを見ると良く似ていますね。花柱の先が曲がっているか、曲がっていないかがポイントの様ですね?
デコウォーカ
2007/03/12 22:47
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
以前はパンジーやビオラを花壇にたくさん植えていたのですが、夏場蒸れて駄目になるので、宿根ビオラを色々育ててみましたが、夏越しがやはり難しいでした。この戴いた1鉢のニオイ菫が丈夫で、我が家の庭にあって、手間要らずおまけに良い匂いなんですよ。
日本菫にも匂いのするものがたくさんありますが、冬場消えて種で更新ししなければならないです。銘柄は消えていくようです。アップで見たら、花柱が曲がっているようです。
OSAMI さんへ
2007/03/12 23:02
なおさん、こんばんは。
スヰート・ヴァイオレットです〜が、なおさんのスイートはスヰートの字なんですね〜?
何時もお出かけのハーブガーデンに植えてあり、匂いを嗅がれましたか?
以前1鉢の1株が殖えて丈夫ですよ。パンジーやビオラと違って夏場も丈夫で、でも種では出来ないのですよ。ヴィオラ・ソロリア(パピリオナケア)に似ていますが、やはり違うものでしたよ。
ビオラ・オドラータとかだそうですが、ネットで探すのですが、関連記事か少ないようです。
ランナーでどんどん殖えていくのですよ。他にもクリームを求めましたが匂いが無いでした。色々種類があるようですね。これもランナーで殖えるか要観察です。

なおさんへ
2007/03/12 23:19
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
今日の記事は、今年の「すみれ・その3」でしたね。相変わらずいい加減で失礼しました〜。書き直してあります・・。
タチツボスミレは家にも種で殖えて、砂利の間で元気ですよ。また零れダネで他の鉢中から生えて、冬の間も咲いていましたよ。
このニオイ菫に良く似ていますね。今度花の中心の蕊を撮って、その違いを見てみますね。デコウォーカさんの山でも、菫さんが色々見られて良いですね。
綺麗な空気の山にお暮らしの菫さんは、どんなお顔か楽しみです〜。
デコウォーカ さんへ
2007/03/12 23:31
おはようございます。一花さん。スミレは日本原種かと思っていたらそうでもないんですね。今日も勉強になりました。「茶に浮かぶニオイスミレの花一つとんと昔の人想いおり」(鳥海昭子)鳥海さんらしいですね。「紫の匂える菫色深く摘みたる一輪ゆかしさ留む」一花さんの感じよく伝わります
hanahhana1952
2007/03/13 05:11
短歌に「咽ぶ香の立つ」とありますが、そんなに良い香りがするんですか、しかも年々蔓が伸びるとは、匂い菫、園芸店にあるかな〜。
kazu-o
2007/03/13 11:29
hanahhana1952さん、こんにちは。早朝からコメント有難うございます。
(何時も早起き鳥さんなんですね〜)
スミレで、ヒゴスミレとかコモロ、アリアケ、アカネスミレ、ナンザンスミレなど日本名が付いているのは日本産独特ですよね。日本に自生しているすみれは数十種だそうですよ。スミレは日本だけでなく朝鮮中国大陸にもあるそうですね。そして「ビオラ・ソロリア」「ラブラドリカ」などのスミレは名前が外国名が付いていて、外国産のものです。
パンジー・ビオラ、すみれもスミレ科スミレ属で学名がViolaですよ。
すみれの仲間も色々多彩ですよね。種で殖えたり、これはランナーで殖えています。鳥海さんはお茶に浮かべて飲まれたのでしょうか?きっとニオイ菫でしょうね。「とんと昔の人想いおり」が、なにやらゆかしいですね。
私の歌、何時もいい加減ですみません。結句が大雑把で即詠ですのでまだイマイチのようです。
hanahhana1952さんへ
2007/03/13 18:06
kazu-o さん、こんばんは。コメント有難うございます。
一株戴いたこのニオイ菫は、種と違って年々ランナーで蔓延って殖えていきます。今、庭で結構咲いて、甘いニオイが香りの層となって、暖かい昼間漂ってきます。「咽ぶ香り」とは、ちょっとオーバーでしょうが、そんな感じです。園芸店にあると思いますよ。品種によりますが、この種は丈夫でした。
即詠でいい加減ですみません。元歌だと年中香がするようで、折々にしてみました。またそのうち変るかも知れません。またご指摘お願いしますね。
kazu-o さんへ
2007/03/13 18:13
一花さん、スミレの種類も沢山あるのですね。ニオイスミレだけでも多いですね。スミレの花は可憐でいいです。私も好きな一つです。
我が家には、仲間のパンジー、ビオラはありますがスミレがありません。
彦左
2007/03/13 21:40
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。
スミレもパンジーやビオラと同じように種類が色々あるようですよ。
匂いがするスミレがあるのですよね。日本のスミレの中でもヒゴスミレなどは白で良いですよ。スミレは可憐ですが、今は小さなお孫さん主体で考えられて、ビオラやパンジーが華やかでガーデニングとして向いているかも知れませんね。またそのうちに、スミレも育てて見られると良いですよ。
彦左さんへ
2007/03/13 22:28
スミレ2種・その3<ニオイスミレ(匂い菫)> 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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