一花一葉

アクセスカウンタ

zoom RSS 庭の椿(匂い椿&参平椿)

<<   作成日時 : 2007/03/14 18:09   >>

ナイス ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 14

画像
       <匂い椿:軟風「舞姫」2007/3/13撮影>

塀際の庭隅で花が咲いてきた匂い椿の軟風。
葉も花も普通の椿に比べて小さく、しかも匂いのある品種で株もそんなに大きくならない。
この匂い椿は、何種類かの掛け合わせで仄かな匂いを放つ椿となったそうだ。

画像

6年前求めた当初は鉢でも花付が良く、その後地植えの場所がちょっと庭隅で環境が悪かったにも関わらず、毎年花が零れるように咲いていた。
春毎に、その薄桃の直径5cmぐらいの小さめな花を嗅ぐと微かな甘さが匂って、華やかさも侘びたさまもあり楽しみな花だ。
ラベルには多花性で勢強健と書いてあり、銘が舞姫とあった。

画像

去年は何故か葉の色が薄くなって花付も少なく、良く見たら幹に針金が食い込んでいて慌てて外した。だが、その後枯れることなく、今年は去年より蕾も多く付け、暖冬の所為か早めに開花してきた。
匂い椿(軟風) 2006/04/21

葉色は何故か相変わらずまだ部分的に薄緑で元気がない。昨年はお礼肥もたっぷりとしたが、周りの海棠や山茶花などの樹木の陰で小さくなっているのかもしれない。
画像

これは和洋にも合うような椿で、この頃結構小さめの木ながら鉢で育っている椿を見る。やはり庭に椿を植えると大樹となり、冬も落葉せず日陰を作ってしまうので、存在のある木となるようだ。

画像

我が家ではこれを含めると今4本地植えしてあるが、3本は未だ小さめで良い。だがもうこれ以上の地植えは無理のようだ。

画像
         <匂い椿:軟風「舞姫」>

「遠く見て咲き立つけはいゆゆしけれ近よる椿さき沈みつつ」(岡本かのこ)


それでも椿の花を見ると、その美しさについ苗を求めてしまう。
先日植物園に出かけた帰り、何気なく見た茶花椿。「参平椿」とあり、ラベルの花は薄桃地に白い覆輪がかかっていた。

画像
            <参平椿:「へりとり椿」>

赤地の白い覆輪の「玉の浦」と言う品種の色違いかと思っていたが、今年の「玉の浦」は地植えした所為か、花が一輪も咲かなかった。
玉の浦2006/03/19

求めた参平椿の葉は丸っぽく幼木だったが、蕾が2つ付いていた。
蕾が膨らんできたが、結構丸っぽかった。

画像

暖かい3月初め。何気なく見たら、もう知らないうちに一輪開花したようで見てビックリ。なんと花の半分が消えていて、また鳥にやられてしまっていた。

その後、部屋に置いて咲かせた二つ目の蕾の花。
茶花椿と言うから侘びたさまの椿かと思ったが、結構濃桃色だが上品で目だつ椿だった。

この花の謂れは、『明治期に旧尾張藩主徳川候より野間氏が御殿椿と呼ぶに相応しい一枝の椿を拝領し、その後初代小栗参平に贈り、その参平が庭の隅に挿し木したところ、偶然枝変わりして今日の参平椿が誕生した。それは「へりとり椿」として珍重し、知人宅やお茶会の席などに贈って楽しんでいた。後年参平の孫、恒六が初代日本椿協会々長安達潮花の知遇を得て、「参平椿」と命名を戴き、各地の椿会に推薦された。その後三代目小栗参平が増殖し、各種鉢植え、盆栽を制作している。』とある。(小栗参平様のHPより記事抜粋)

画像

侘助などとは違って、この参平椿は茶花としては随分明るく華やかな感じだ。
開花期は、11月中旬から咲き始めて3月頃まで咲き、お目出度いお正月の床飾りの添えや、一輪挿しに最適とある。一重のラッパ咲き中輪の筒蕊だ。

冬に咲き、花の華麗さとひそかな味わい、そして葉の重厚さを備えているのが茶花としての特性だ。

我が家では、他にも「紅侘助」と「春の台(うてな)」と言うのを鉢で育てているが、侘助はやはり多花性で暮れの早くから開花しており、幼木ながら未だにたくさんの蕾から小さな花が日々開いている。
ベニワビスケツバキ(紅侘助椿)2007/01/06

「春の台(うてな)」は去年から元気がなくて、今年もやっと一輪の蕾を持ってくれた。売り主に聞いたら、やはり鉢物は早めの地植えしないと元気が出ないと言う。

鉢だと花が多く付くようだが、やはり植え替えや水遣りに随分手間がかかってしまい、狭庭では普通の大きい椿を何本も育てるのは無理のようだ。
春の台(うてな)2006/04/22

「春の日に面をあげつつ並びつつ空に美しき雲の行く辺を」(鎌田弘子)

「夕茜濃く染めあぐる天を掃き地を掃き春のはやての子ども」(工藤こずゑ)

「日本の女の足袋のもつ白さ無垢なるゆえに忍従の色」(岸上大作)

「火を二つ重ね炎になるといふいくつ火の燃えわが想ひある」(来嶋靖生)

画像
                   <参平椿:2007/3/2撮影>

植物園にその花色の多くの花を見るたびに、こころ揺さぶられてしまい、やはり椿は人の心を虜にする魔性の花なのかも知れない。


「花色の多くにまたも魅入りつつ求むる椿は『へりとり椿』」

「微かなる甘き香を持つ匂い椿去年(こぞ)より蕾多くを付けて」

「塀際にありて薄き桃色の小さき花咲く匂い椿は」

「辿りゆく記憶回路が断片となりゆく今朝の眠たき扉に」

「求めたる参平椿の濃き桃の初花開くを鳥は啄ばむ」


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
ナイス ナイス ナイス

コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
一花さん、匂い椿もいろんな種類があるのですね。
そして庭にそれぞれ種類の違った椿を植えられていますね。
一花さんは、パソコン操作を永く続けると疲れると仰っていましたが
記述がすごいです。私など文章を書くと肩が凝って仕方ありません。
したがって写真をベタベタ貼る方が楽ですから説明の記述が殆ど出来ていません。
彦左
2007/03/14 19:24
ニオイツバキは薄紫色・・神秘的な色に写っていますね。
椿の花は大好きです。
薩摩節
2007/03/14 20:20
 匂い椿、『舞姫』、ほんのりと紅をさして品があります。素敵です。椿はいつも数輪の咲き始めの頃が心穏やかではいられません。
 もう家の庭には地植えのスペースも鉢の置き場もないとわかってはいても、今の季節、ガーデンセンターに行くとまず椿に目が走ります。
 『へりとり椿』も白の覆輪のかかり具合がいいですね。
はなあかり
2007/03/14 20:53
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。匂い椿は軟風と言う1種類だけしか植えていないのですが、画像を違う角度で色々貼っておりますので、たくさんあるように見えてすみませんネ。
椿は好きで幼木を求めては、将来のことも考えずに狭い庭に植えてしまっています。鉢だと水遣りが大変ですが、お花が咲いてくれると嬉しいです。ブログでは字と説明が沢山で、何時も駄文で長くてすみません。今日の記事は、本当は二つに分ければよかったのですが、春はアップのお花があるものですから、つい長くなって、お疲れのところ、読んで下さる方にも悪いですね。これから短くするように努力しますね。私のPC打ち込みも自己流ですので肩が凝るようです〜。
彦左さんへ
2007/03/14 22:36
薩摩節さん。こんばんは。コメント有難うございます。
この匂い椿の色は薄桃と白色なんですが、光線の角度加減で色々な色に写っていますよ。小さめで可愛くて、そして咲き初めの俯き加減が好きな花なんですよ。薩摩節さんも椿に魅了されて、本も読んでらっしゃいましたね。
真っ赤なヤブツバキも楚々として情熱的ですが、何故か男性はお好きのようですよね。
薩摩節さんへ
2007/03/14 22:45
赤地に白い覆輪の参平椿はオシャレですね。覆輪のツバキを初めて見ました。オシャレで可愛いから鳥に食べられたのか?それとも美味しい蜜が多いのかな?一花さん宅の花壇は鳥にとっては食卓の天国の様ですね。
デコウォーカ
2007/03/14 23:00
 一花さんちは、今日は匂い椿ですか。花を愛でるほかに香りも愛でられるとは1粒で2度美味しい?というものですねえ。
 ほのかな香りの、奥床しい椿のようですね。可愛らしい花のようで、いいですね。
 
 僕も武蔵丘陵森林公園で、いろいろな椿を見てきましたが、此処の椿園は400種以上もの種類が植えてあるそうで、全部見るのはなかなか大変です。

 この頃、僕の方は忙しく、文も短めばかりですが、一花さんちはさすがですね。
なおさん
2007/03/14 23:00
はなあかりさん、こんばんは。お久しぶりです〜。コメント有難うございます。はなあかりさんも椿がお好きなんですね。画像で見せて戴いているのは、「紅唐子」みたいな感じですが良いですね。神代植物園に何度か出掛けて椿園を巡って居ますが、侘助も良いですし、また見るたびにどの花にも心動かされます。どの花もやはり咲き初めの姿が初々しくて惹かれます。
崑崙黒’は花の咲き始めの形も良いですし、色も黒っぽくて魅力的ですね。そして孔雀椿と言うのがあり、葉が細長くて花色も赤白カラー二色咲きで、下向きで慎ましやかです。欲しくて花屋さんで聞いてみましたが無かったです。この「へりとり椿」はちょっと目立って華やかですね。
そちらでも花粉症がやはりあるのですね。カナダもあるそうですが、この時期、日本だけでないのですね。
はなあかりさんへ
2007/03/14 23:03
舞姫、いい名前の可愛いツバキですね、匂いのあるものには出会ったことが無くて一度体験したいと思っています。今日のツバキの画像は柔らかな光を使って幻想的に写されていて素晴らしいと思います。
他にもいろいろのツバキなどがあって羨ましい環境です。
OSAMI
2007/03/14 23:06
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
参平椿は桃色に白の縁取りで、「へりとり椿」と言うそうです。優しさと華やかな雰囲気が出ますよね。赤地に白の縁取りは、今年花が咲かず、去年アップした「玉の浦」と言う品種で、ヤブの突然変異だそうですよ。
これは蜜が多いのか華やかで目だつのか、鳥にやられた〜という被害がネット記事にありましたよ。魅力的なので、鳥さんも目をつけるのでしょうか?去年アップの玉之浦は大丈夫でしたよ。
ホント、冬からこの時期、うちの狭い庭は鳥の食卓のような花壇ですヨ。美味しいものが無いですのに、膨らんだ桜の花芽も食べていますよ。
デコウォーカ さんへ
2007/03/14 23:13
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
この匂い椿は山茶花のような葉で、そして山茶花はほのかな匂いがありますので、恐らくそちら系統なんでしょうか?
小さいと庭にいくらでも植えられますが、段々椿も大きくなりますよね。
鉢だと花付はいいのですが、春の台を求めた神代の外の花屋さんが、地植えしないといけないとか仰ってましたが。
なおさんもこの頃お忙しそうで、土日もお出かけやらお休みがないようですが、とてもお丈夫なんですね。
なおさんへ
2007/03/14 23:36
OSAMIさんこんばんは。匂い椿と言っても、匂いスミレのような漂う香ではなく、嗅げば仄かに匂うのですよ。山茶花は匂いがありましたが、それに葉も似ていますし、花も小さめで、若しかしてそれの品種改良されたものでしょうか?
写真は光の具合で表情が変わり、たまたま幻想的に写ってました。
庭は狭いのですが、ガーデニングが楽しめるのは6月までぐらいで、あとは藪蚊で悩まされ、また10月頃20度を切った秋にガーデニングが楽しめるだけで、管理も大変で、長期の旅行にも出かけられません・・。
OSAMI さんへ
2007/03/14 23:43
「辿りゆく記憶回路が断片となりゆく今朝の眠たき扉に」春の日ののんびりした暖かさを感じます。春は、誰もが、記憶が断片となるものかしら?
hanhhana1952
2007/03/14 23:44
hanhhana1952さんこんばんは。遅くにコメント有難うございます。
記憶回路が朝の寝覚めの悪い時、扉が全開されずに、断片となっているのを詠いたかったのですが、ちょっと結句がイマイチですね。「扉」をやめて「帳(とばり)」の方がまだいいかも知れませんね。
春眠暁を覚えずで、眠たいのですよね。(何時もねぼすけさんなんですが、特に春は憂鬱で〜)記憶の断片は、この頃何時もなんですが??
hanhhana1952さんへ
2007/03/14 23:52
庭の椿(匂い椿&参平椿) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる