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zoom RSS ユキワリソウ(雪割草)

<<   作成日時 : 2007/03/25 18:24   >>

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ユキワリソウ(雪割草)と言う園芸名で呼ばれるミスミソウ(三角草)。

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厳しい冬の雪解けと共に先ず春先駆けて咲くので、雪割草と言う名前の方が良く知られ、その可憐で美しい花色と可愛い形に惹かれて求める人の多い人気の山野草だ。

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花屋ではポット苗で暮れから出回っており、我が家でも今迄幾つも求めて地植えしたり、鉢の寄せ植えとして使ってきた。

見るたびに花色が多彩で、年々彩りも鮮やかなものが出回っている。
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地植えしてみると、場所的に育たなかった事が何度もあり、古いラベルが此処には4つ残っている。今植えてあるこの桃色の雪割草の場所には、近年カヤツリグサが勝手に生えてきて、その草陰になって夏場涼しさを得られてか、去年以上に株が大きくなって花付が良く、ここがお気に入りの場所となっているようだ。
ミスミソウ2006/03/16

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     <カヤツリソウの根元>




そしてその近くの砂利の中からも去年零れダネで出ていたが、今年も2月末から咲いていて、もう今では種が出来ている。
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         <2007/3/1撮影>

こんな砂利の中からも出て来て、随分逞しい花のようだ。
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鉢で寄植えとしていた株は、今年は花付が悪い。ほったらかしでお礼肥をあげなかった所為だろうか。
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<鉢の寄植え>
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そしてまた今年求めたポット苗。
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まるでアズマイチゲを思わせる清楚で可憐な花に思わず惹きこまれてしまった。今迄こんな花びらの多い株は見なかったようだ。夏場涼しく、冬から春に暖かい場所に地植えして見たが、上手く育ってくれるだろうか?
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ユキワリソウはキンポウゲ科ミスミソウ属で、キンポウゲ科独特の美しい花だが、やはり花と見える部分は萼だ。、夏場地上部が枯れる「春のかげろう」と呼ばれる「スプリング・エフェメラル」とは違ってこれは常緑宿根草で葉が枯れない。だが同じ扱いのようだ。


一般に出回っているユキワリソウは、本に依ると殆どがオオミスミソウの園芸種だと書いてある。
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   <下の葉:オオミスミソウ&上の葉:ミスミソウ>

家にあるユキワリソウの同じ年数株で見比べて見ると大小の差があり、大きい葉のものはオオミスミソウ(大三角草)と呼ばれ、小さな葉はミスミソウ(三角草)だ。

ミスミソウより葉が大きくて、花形、花色の変異が富んでいるのがオオミスミソウで、花色は、多彩だ。花の形も、2段咲き、3段咲き、千重咲き、覆輪、など変化に富んでいる。

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          <佐渡桃2007/3/5撮影>

ユキワリソウには学名にjaponicaが付き、、日本の山地にも自生する山野草だが、自生地としては新潟の佐渡が特に有名のようで、佐渡銘を持った鉢も多く出回っている。先日、外出先で安く出回っていた「佐渡紅」と「佐渡桃」という二鉢を求めたが、花も最後で短かくて、今、種が出来ている。これは地に下ろさないで鉢で管理して様子を見てみたい。
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ユキワリソウは自然状態でも変異が見られて、自分でも容易に種で交配出来園芸的に優れており、花色や形が多いのはそんな雑種性が強い性質からだそうだ。
我が家の砂利の中から出て来ていたのも、自家受粉による感じだ。

自家受粉後3年で種から花が出来るようだが、この桃色と白の受粉を試みて見たものの、さて種として如何なものだろうか。
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「こころよき親しみありて三角草咲きいたりしを夜半に思えり」(鳥海昭子)

「天つ日の光隈なくわが上に蜻蛉(あきつ)ながれて遠世をおもへ」(斉藤 史)

「遠い春湖(うみ)に沈みしみづからに祭りの笛を吹いて逢ひにゆく」(々)

「ひらひらと峠越えしは鳥なりや若さなりしや声うすみどり」(々)


<ミスミソウ(三角草)>
キンポウゲ科ミスミソウ属
学名:Hepatica nobilis var. japonica
英名:Liver leaf(肝臓の葉)ハート型の葉の形より
花期:2〜4月
原産地:日本(本州中部以西、四国、九州)、(ユーラシア大陸)
別名:雪割草(雪が解ける頃に花を咲かせるから)
常緑多年草
草丈:5〜15センチ
名前の由来は、葉が3裂してそれぞれの先端がとがり三つの角と書いて「三角草」
同じ仲間にスハマソウがあり、ミスミソウより葉の先が丸みを帯びる。
さび病、白絹病、ネマトーダなどの病害虫に注意。
※同名異種にサクラソウ科のユキワリソウがある。


「砂利中より咲きし二輪の雪割草如月弥生逃げて去り行く」

「庭隅の鮮やか桃色雪割草去年の思いを絶ちて花咲く」

「列島を不意に襲いて地震ニュース寝ぼけ眼に画面を見つむ」

「春雨に濡るる花色鮮やかなり玉と置きたる雨粒光る」

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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
いつも詳しい解説に感心しながら拝読しております。
ところで,ミスミソウとオオミスミソウとの関係について疑問に思っていることがあるので教えていただけると助かります。
筑波実験植物園にはとても大きな葉をつけた大株のユキワリソウがありますが,これには「ミスミソウ」という札がついています。その隣のあたりに小さな葉をつけたユキワリソウがあり,これには「オオミスミソウ」という札がついています。また,私の経験によると,成長の年月を重ねると葉が大きくなるようです。つまり,ミスミソウとオオミスミソウの区別は全く無意味ではないかということです。ちなみに,学名のレベルでも同じような問題があり,ユキワリソウを日本の固有種とは認めずにユーラシアのものと同じものと理解する見解が有力のようです。
私は植物の専門家ではないので,もしお分かりでしたら教えていただけると嬉しいです。^^
電脳中年A
2007/03/25 19:21
こんばんは、一花さんの実験科学的なものはいつも面白く読んでいますよ。こんな風に植物に興味を持つと、興味がどんどん広がるでしょうね。自家受粉は面白いですね。クリスマスローズをしてみるかな(笑)「春雨に濡るる花色鮮やかなり玉と置きたる雨粒光る」今日は、このような感じでしたね。植物に雨はうれしものですね
hanahhana1952
2007/03/25 19:39
ミスミソウの特集楽しく拝見しました、私の良く行く区立の植物園でも、小さな可愛い花が思いがけないところに咲いています、花が咲くまでは特定の場所意外は普通の落ち葉の斜面みたいなところに咲いていますから、初めてミスミソウが有った気づくようなことでした、条件が合うと繁殖するようですね。
ミスミソウの特定の場所は夏の間ヨシズで日除けがしてありましたが、全体の管理が良くなかったのか今年は花が少ないようでした。
OSAMI
2007/03/25 20:43
ユキワリソウとミスミソウは別の草花かと思っていました。実物を見ていなくて写真や記事のみで知っている為でしょうか?蕾からだんだん開花していく途中の丸まった姿が可愛いですね。
デコウォーカ
2007/03/25 21:00
 一花さんちのユキワリソウも今が花盛りのようですね。紅い花の色が鮮やかです。いろいろ咲いて、楽しいものですよね。

 武蔵丘陵森林公園でも11日までユキワリソウ展があり、見てきましたが、みごとな花の大株が展示してありました。
 ユキワリソウはまだ比較的新しい植物で、遺伝的にも多様な可能性がある、進化途上の植物だそうで、いろいろな花色、花型がでるのも、遺伝的に安定していないからだと、解説の方に伺いました。
 17日には、日帰りで新潟にユキワリソウを見に行く集いがあったのですが、仕事で行けずに残念でした。

 一花さんも交配されたそうで、花の咲くのが待ち遠しいことでしょうね。
 うちでも、実生苗の初花が何株か咲きましたが、自分で播いて育てると、並の花でも可愛いものですね。
 
なおさん
2007/03/25 21:09
こちらに集まっていらっしゃる皆さんは、どなたも植物に詳しくて、正直私は完全脱帽です。いつも感心ばかりです。
知識のない私は、ユキワリソウも、私の中では感覚的にエーデルワイスとかぶっていました。でも、おかげさまで今日はっきりと理解しました。
未来
2007/03/25 22:01
こんばんは。何時も精力的にお花の記事をアップなさってご活躍ですね。ミスミソウとオオミスミソウの葉をアップする時に、株の状態で見ても大小があり、でもミスミソウの方は何年も植えているものですが、最大の葉がやはりオオミスミソウの一番小さい葉と同じ位だと確認しました。オオミスミソウの葉も大小があり、一番外葉が違いますよね。あるネット記事に、オオミスミソウとミスミソウの区別が付かないので、総てミスミソウ名として書くとしてありました。今うちに7株ありますが、オオミスミソウの花は派手で鮮やかです。オオミスミソウが広く普及しているとも本には書いてあり、本にもよるのでしょうか?昔は白や桃系統のミスミソウが出回っていて、ガーデニングブームでこの頃花の多彩なオオミスミソウが出回ってきたように思います。
電脳さんは、何時も世界的視野で見てらっしゃるので、色々お詳しいですね。ブログを書くに当って調べた何冊かの本では良く分からなかったのです〜。私は花が好きだけで専門が違いますので、自分のボケ防止趣味として書いていますので、情報有難うございました。今後とも宜しく〜
電脳中年Aさんへ
2007/03/25 22:13
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。葉の理科実験ですけど、育てて見ると違いがあるようですが、この頃その違いも無意味とか、植物は近縁種を作り易いので、国境がなくなって来たのかも知れませんね。種専門のhanahhanaさんですから是非クリスマスローズやプリムラなど自家受粉してください。楽しみですよネ。
今日は雨後にフォットしてみましたが、雨粒が葉の中に宝石のようにころころして綺麗でした。春の雨は植物を育み優しいようですね。春は雨が多く花粉症には助かります。
hanahhana1952さんへ
2007/03/25 22:21
OSAMI さんこんばんは。コメント有難うございます。
ミスミソウは育てて見て、翌年何度も枯らしています。今回のものはカヤツリグサの葉陰になっていて去年より大株になっています。そして寄せ植えとしても鉢で育てていますが、一番は夏越しが問題でしょうか?病気にもなるようですね。やはりそちらでも日除けしてあるのですね。花は綺麗で人気ですよね。
OSAMI さんへ
2007/03/25 22:26
デコウォーカさん、こんばんは。 コメント有難うございます。
ユキワリソウと言うサクラソウ科のものもありますが、ユキワリソウは園芸名だとか書いてあります。山野草の本にはユキワリソウで出ていたり、山渓の本ではミスミソウで出ていたりです。でも広辞苑ではミスミソウで出ていて、ユキワリソウはミスミソウノ別称とありますよ。そしてオオミスミソウとミスミソウも区別は??とか園芸の世界は変ってくるようです〜。画像では開いたのより蕾が梅花のようで断然綺麗ですよね。
デコウォーカさんへ
2007/03/25 22:32
なおさんこんばんは。コメント有難うごじざいます。
去年のものは株が殖えて元気です〜。傍に園芸種のカヤツリグサが蔓延っていて夏場涼しいようです。このカヤツリグサはイネ科ですので、冬のプレコの餌です〜。うちのユキワリソウは色的に派手ですが、小さくて可愛いですよ。なおさんちは去年は青が立派でしたが、今年は種からのものをアップされて花色が違ったのが出て楽しんでらっしゃいましたね。17日に新潟でユキワリソウを見学と言うのもあったのですね。残念でしたね。私の交配はきっと駄目でしょう〜。
なおさん へ
2007/03/25 22:47
未来さん、こんばんは。植物好きの方が多くて良い事ですよね。私はいい加減な知識で、皆さんにこうやって教えて戴くだけで有り難いことなんですよ。ただ植物が好きで、見ると欲しくて買ってきて、枯らさないように育てるためにはと調べていくと、自然と知識も増えてくるようです。
自分で育てて見ないと私の場合は画像で知ってもすぐ忘れてしまうのですよ。経験主義でしょうかね〜。でもブログ画像を見ると興味も湧きますし、自分のカメラで撮って見られて確認すると楽しいことですよね。
未来 さんへ
2007/03/25 22:52
一花さん、ユキワリソウはよく見かけていますが、いろんな色の花と種類もあるのですね。話変わりますがご子息さん大丈夫のようで良かったです。
彦左
2007/03/28 19:23
ユキワリソウは可憐で可愛い好きな花の一つです。花色が多様なのも楽しいですね。
しかし山で見かけることは少ないのです。
ミニミニ放送局
2007/03/30 14:30
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。お返事遅くなりました。
ユキワリソウは山野草として可愛く人気の花ですよね。花色が多彩で、形もダブルとかあるようですよ。自分で種から簡単に交配できて、花色が色々出来るようです。
息子のこと、ご心配して戴きまして有難うございます。24日に無事退院しています。若いので回復が早いようですが、若い時は無茶しますので、母親としては、やはり心配してしまいますね。
彦左さんへ
2007/03/30 21:37
ミニミニ放送局 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
ユキワリソウは自分で交配できて、園芸的にも勝れた山野草で、人気ですよね。花屋でも年年花色と形が多彩で出回っていますし、植物園でも人気ですよ。ダブルはお値段的に高いですよ。
新潟は自生地だそうで山でも見られるそうですが、人に知られると盗掘されて心配ですよね。
ミニミニ放送局 さんへ
2007/03/30 21:40
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