一花一葉

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<<   作成日時 : 2007/03/31 20:54   >>

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薄黄緑の葉色と同じで、一見して地味なバイモの花。直径3cmくらいの小さな釣鐘形の傘が開いたような花で、良く見ると、花びらの3弁の基部が繋がって二重になって開いている。外の花びらは薄緑の条があり、失礼して中を覗き込むと褐色の網目模様が入っていて、その内に凝った派手さに思わず魅入ってしまう花だ。


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我が家では湿った所と、紅葉の落葉樹の根元の2箇所に分けて3株植えてあるが、一度植えたら毎年出てきて、これはほったらかしでも手間要らずで丈夫な花だ。
バイモ(貝母) 2006/04/07

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だが花付を見ると、場所的に湿った所と冬と春に日当たりの良いところが元気で花付が良い。常緑の斑入り葉のアオキ近くに植えてあるものは、葉陰になって花付も葉色も悪い。

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      <落葉樹の元>

葉は細いユリのような葉でユリ科を納得だが、春になり、まだ少し寒いうちに枯れ葉の中から真っ先に柔らかい葉芽をすっくっと出して、随分健気で可愛いいものだ。

葉を良く見ると、花の付いた上部だけの葉が細く巻き髭の役割をして何かに巻きつき、風に倒れないようにと防いでいる。風当たりの強い場所に植えてあるものは、茎がなよなよとして倒れやすく、お互いに絡み合って近くの枝にも巻き付いている。

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    <枝に絡みつく巻き髭の葉>

バイモは漢字で「母貝」と書き漢名の音読みだが、名前の由来は、球根が2枚の鱗片からなり,これが二枚貝の殻の形に似ているからだそうだが、まだ球根で見た事がないが出回っているようだ。

またバイモの仲間は、日本では数種類あり、クロユリ、コバイモ類などがあるそうで、我が家でもクロユリ、フラチラリア名で売っている10〜20p丈の低いコバイモも何種類も植えてみたが、球根植物なのに何故かどちらも翌年出てこなかった。

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バイモ類の属名はフリチラリアだが、ギリシャ神話では 「ヨシで編んだ籠を売り歩く孤児の少年フリチエールが金持ちの召使いとなり、ニワトリの世話をする仕事をしていたところ、嵐が突然襲ってニワトリが逃げてしまった。フリチエールは雨に濡れながら探し回ったものの、これが故で高熱を出して死んでしまった。彼を哀れんだ神々はバイモ(フリチラリア)の花に変えた。」と言うことで、バイモに編目模様があるのは、少年が好んで編んだヨシの籠の名残とされるとネットにあった。
Fritillaria(フラチラリア)の語源は、花被片がチェスの盤(フラチラリー)に描かれた市松模様に似ていることにも因むそうで、他にも諸説があるようだ。


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これは茶花としてもよく親しまれて、内が凝った花として奥ゆかしい感じが好まれて私も好きな花だ。中国から奈良時代に薬用植物として入ってきて、りん茎が鎮咳や去痰、排膿の薬として利用されたらしい。

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      <片倉城址公園バイモ>

今では観賞用として庭園に植えられているが、カタクリを見に出かけた公園の樹下でもたくさん咲いていた。見学者の大方はこの名前をご存知なく、バイモと漢字の「母貝」を教えてあげたが、初めてだと、しげしげとその凝った中を覗きこんでおられた。ここに植えてあるバイモは何度も見ているが、年々大株になって花付が良い様だが、夏にはすっかり地上部が枯れてしまって姿がなく、春だけ見れる植物だ。



「放送の記念日と今朝聞きしよりバイモ一本柱に掛ける」(鳥海昭子・3月22日放送記念日誕生花)
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<バイモ(貝母)>
ユリ科バイモ属
学名:Fritillaria verticillata var. thunbergii
原産地:中国
花期:3〜4月
草丈:40〜60センチ
別名:アミガサユリ(網笠ユリ)、ハハクリ。
湿り気があって日当たりを好む
葉は線形で巾7ミリ、長さ10センチぐらいで互生。
3〜4枚輪生することもあり、上部の先端が巻ひげ状になり、他のものに絡みつく習性。



「忙しくも過ぎゆく弥生尽日の花冷えの庭揺るる桜はな」

「木漏れ日の差し込む樹下に咲き群るる母貝の花中を覗く人等は」

「内に凝る編み笠模様の母貝の花挿し込む花瓶に凛と俯く」

「風の吹く度に揺れいる母貝の花巻き髭互いに伸びて絡みつ」

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
バイモは初めて見るかな?と思って読み進めたら、花の内側に網目が有ると。その時、何処かで見た記憶がよみがえりました。が、何処で・・・?
デコウォーカ
2007/03/31 22:44
デコウォーカ さんこんばんは。お疲れの所、こちらにもコメント有難うございます。
バイモは花の内側が凝って網目があって、ずっと前3月15日に、OSAMIさん宅で見せて頂きましたよ〜。記憶にあるだけでも記憶が良い事です〜ヨ。OSAMIさん宅は驚くほど何でも花が揃っていますよね。山の花はデコウォーカ さん宅ですが・・。今日は何時ものバイモ(倍も)の記事でコメントすみません〜。
デコウォーカ さんへ
2007/03/31 23:59
夜分になりました。転寝から目が覚めたところです。一花さんらしいお話いつもありがとうです。バイモですね。初めてしりました。「木漏れ日の差し込む樹下に咲き群るる母貝の花中を覗く人等は」私も除いてみたくなりました
hanahhana1952
2007/04/01 02:08
おはようございます。
先日クロユリの小さな苗を買いました。このバイモとお仲間なのですね。
あまり日当たりがよくないところに植えてしまいましたが、毎日楽しみに見ています。
未来
2007/04/01 07:10
一花さん、バイモの花って初めて見ました。クリスマスローズの様に皆さん下を向いて咲いてますね。下向きの花は撮りにくいです。
昨日弟の家で沢山のクリスマスローズが咲いていたので撮りましたが夕方で暗くて今日パソコンで見てがっかりしました。バイモって小さい花なんですね。公園では沢山咲いてますね。
彦左
2007/04/01 17:28
 一花さん、バイモの花はうちに凝る花で、通好みの花ですね。うちにもあり、地植えでロウバイの下に植えてあります。
 もう花はほとんど終わりに近い頃で、見頃は過ぎました。5月すぎには枯れてなくなりますね。
 でも、手間いらずで毎年咲きますので、育てやすくて良いものですね。
なおさん
2007/04/01 18:39
hanahhana1952さん随分真夜中にコメント有難うございます。転寝で風邪でも引かれませんでしたか?私のブログは何時も長々しくて、いい加減な記事で下手な歌ですが、わざわざ読んで下さって有難うございます〜。
バイモは山野草好きなお母さまなら育ててらっしゃるかも知れませんよね。ユリ科の仲間で黄緑色の花で目だたないですが、内が凝っていますよ。しっかりとこの花の中だけは覗いて下さいネ。でも子供の日記とか、人の心の裡の覗きは駄目ですよ〜。(T_T)/~~~
hanahhana1952さん、
2007/04/01 22:49
未来さんこんばんは。コメント有難うございます。
クロユリの苗が出ていましたか?楽しみですね〜。以前植えましたが、小さな独特な可愛い花でしたが、恋の花として歌に歌われているようですね。北大で群れて咲いているのを見ましたが、こちらの暑さにはやはり苦手なんでしょうか、半日陰がいいのでしょうね。これからの開花の様子、しっかりと写真に撮って下さいね。楽しみですよね。
未来さんへ
2007/04/01 22:54
ついこの間の金曜日にバイモを見てきたばかりです。本当に地味ではじめは通り過ぎてしまいましたが、気になって近づいて見ると、花の中の模様がすばらしく見とれてしまいました。私の写真もぜひ見に来てください。
かおたい
2007/04/01 22:56
彦左 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
このバイモは初めてでしたか?地味な花ですので、あまり公園などでは植えてないようですが、茶花ですので、山野草好きな方なら植えてらっしゃるようです。
クリスマスローズを撮られたのですか?綺麗な花ですが、俯いて咲いて中が覗き難い花ですよね。
画像の公園のバイモは管理が良くて、年々殖えて立派でしたよ。
彦左 さんへ
2007/04/01 23:28
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
なおさんちは早くにアップで花付が良く、相変わらず早生さんでしたね。うちは何でものんびりさんで、これも増えもしないのですよ。
城址公園は年々増えて立派ですよね。コツでもあるのでしょうか?半日陰なんですが。
なおさんへ
2007/04/01 23:31
かおたいさん、こんばんは。お久しぶりです〜。こちらにもコメント有難うございます。先日実際にこれをご覧になったのですか?丁度良かったですね。外見は地味な花ですが、中が凝っていますよね。かおたいさんも撮られたのですね。楽しみです〜。是非見せて戴きますね。
かおたいさんへ
2007/04/01 23:34
バイモ 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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