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zoom RSS サンシュユ(山茱萸)

<<   作成日時 : 2007/03/07 17:40   >>

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早春に咲く花木としては、ロウバイ、マンサク、土佐ミズキ、オウバイ、サンシュユなど黄色い花色を多く見かける。その中で、サンシュユ(山茱萸)は、別名ハルコガネバナ(春黄金花)とも呼ばれて、葉がまだ出ていない時期に、枯れ木に黄色い花が咲く明るいイメージの花だ。

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           <2007/2/13撮影>

大木で5〜6mぐらいなるので、梅の咲くこの時期に、庭園、植物園などで見かけ、また花材としても良く使われる。
我が家では、こんなに大木になるとは思わないで、何気なく幼木で求めてもう5年目。
サンシュユ2006/03/07
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           <2007/2/19撮影>

育てて見ると、幼木の時は花付が悪く、あまりぱっとしなかった。周囲の木が大きくなって下陰になり、何度も抜かれて移植された。終に捨てたらと言われて一度は捨てる予定だったが、思いなおして未だに庭隅に植えてある。冬場になると、周りの柿の木などの落葉樹の葉がないので日当たりが良いが、5月頃から殆ど日陰となっている。夏場は葉がうどん粉病になって白っぽく枯れたように見える。

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            <2007/2/22撮影>

それでも何とか息づいているようで、今180センチ位はある。暮れには葉が落ちて、しっかりと小さな固い花芽が付いていた。2月に入って少しずつ蕾が打ち割れて、中から黄色い花がこぼれて見え出した。2月中旬にはもう花も開き、その小さな枯れ木に黄色い黄金のような花が去年より多く、だが小さい木なりにボチボチ咲き出した。

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花として良く見ると、一つの蕾の中には花柄の長い5ミリ位の泡粒のような花が20個位集まっており、その一つ一つが開いて花びらが反って黄色いオシベが目だってくる。全部の花が開くまでは時間がかかるようで結構花期が長く、今丁度満開である。

この葉は何かに似ると思ったらハナミズキ似で、調べて見るとミズキ科ミズキ属だ。花はヤマボウシやハナミズキと違って地味だが、葉裏の脈が他と違ってはっきりとしている。

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        <我が家の庭隅にて、2007/3/7撮影>

これは中国、朝鮮原産で、昔薬用として日本に入ってきたそうだ。
秋には珊瑚のような赤い実が出来て、アキサンゴ(秋珊瑚)とも呼ばれて山茱萸酒にもなる。実は滋養・強壮の薬効があり老化防止のようだ。
鳥には不味いようで、よっぽどのことでない限りこれは食べない。


同じミズキ科のものに、ミズキ、サンゴミズキ、ヤマボウシ、ハナミズキがあり、属が違うが、ハナイカダ、アオキも同じミズキ科だ。
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   <小石川後楽園にて>

先日東京ドームで開かれた世界蘭展に出かけたあと、近くの小石川後楽園でも見たが、丁度満開だった。
此処小石川後楽園は水戸黄門さまゆかりの大名庭園で、池を中心にした回遊式築山泉水庭となっており、中国趣味豊かな庭園で、国の特別史跡、特別名勝に指定されている。新宿都心にこんな素晴らしい庭園があり、此処だけ時代の流れがとまったような深山幽谷の別天地だ。一度は訪れて見る価値がある庭園だ。

また神代植物園でも梅園の近くに植えられて、紅白梅の中に黄色が混じって、春の苑はうららで春たけなわののどかな景だった。

              <神代植物園梅園にて>
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宮崎県の民謡、「簸搗節(ひえつきぶし)」の唄い出しが「庭の山茱萸の木・・」と平家落人伝説を含んだものと思っていたら、どうも山椒の木のようだ。別名が春黄金花と明るい春の輝くイメージだ。庭隅に咲くこの花に春陽が当ると、まるで黄金のように燃え立って明るい。

「疾風(はやかぜ)の一つのひびきに頭たれ過ぎてゆくもの吾のいのちか」(千代國一)

「一瞬の生のいのちと吾とわがとどめむ歌か一花くれなゐ」(々)

「命ある命なきもの散る花のあまねきもとに暫しを息え」(々)

「山茱萸に鳴る鈴かけて人恋うる民謡があり遠きふるさと」(鳥海昭子)

<サンシュユ(山茱萸)>
ミズキ科ミズキ属
学名:Cornus officinalis
原産地:中国、朝鮮半島
別名:ハルコガネバナ(春黄金花)、
    アキサンゴ(秋珊瑚)秋に赤い実をつける。「茱萸」はグミのこと。
    実は滋養・強壮の薬効。山茱萸酒に。
    落葉小高木、耐寒性あり、日当たりを好む


「庭隅に枯れ木と見せて山茱萸の春とし黄金の花の咲きたり」

「紅白の梅咲く園の傍には黄金の色の山茱萸も咲く」

「寒暖の落差のありて今朝の冷え啓蟄過ぎてマフラー取り出す」

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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
一花さん、サンシュユ(山茱萸)は時に見かけるのですが名前を知りませんでした。黄色い花は大好きです。パンジーでも混じりっけの無い黄色いのを探します。
彦左
2007/03/07 18:37
本当に啓蟄を過ぎて寒いですね〜マフラーは必需品です、風邪を引かないように気をつけてください。
写真、植物園を訪れているようです。
kazu-o
2007/03/07 20:59
本当に春先は黄色の綺麗な花が多いですね。資料で見たら秋の実が赤色で綺麗な実ですね。斑点がないグミの様ですね。
デコウォーカ
2007/03/07 21:49
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。
これは泡粒みたいに黄色い花で、葉がなくて咲いていて、良く目に付くかも知れませんね。結構小さい固まりですが、陽射しに黄金色に見えますし、樹木としては大きくなるようです。
黄色い花が未だこの時期多いですね。そしてそろそろモクレンや辛夷なども咲いているようです。寒い時期は黄色が暖かくて良いですが、今日はまた寒いでしたので余計そう思います。
彦左さんへ
2007/03/07 22:23
kazu-o さん、こんばんは。コメント有難うございます。
昨日は啓蟄で虫も出てきそうな暖かさでしたが、今日はまた寒くてマフラーを探しました。そちらも寒いようですね。気温の変動が激しくて、身体も付いていけないようで、お互いに風邪には気を付けたいものですね。
寒いと花粉症が出なくて有り難く、何故でしょうね?
上は自宅のサンシュユ画像ですが、下は先日、植物園に出かけて写したものです。日が当っていれば黄金色に輝いたのですが、くすんでしまってちょっと色がはっきりと出ませんでした。
kazu-o さんへ
2007/03/07 22:29
デコウォーカさん、こんばんは。サンシュユの実はハナミズキと違って、下がったグミみたいですよね、探してリンクすれば良かったのですが、急いでいました。
秋に実が出来て、余り美味しくないようで、よっぽど食べものが無い時に鳥も食べるとかです。これは 滋養・強壮で老化防止になるそうです。ボケ防止の実をしっかりと捜して、今度作って飲みますね。(ボケ酒もありましたよね。)「春は眠たくなり、猫は鼠を捕るのを忘れ、人は借金があるのを忘れる」のだそうで・・。春ボケは普通のようです・・〜。
デコウォーカ さんへ
2007/03/07 22:36
 今日の一花さんちは、輝くようなサンシュユの花ですね。神代ではうめ園の入り口になかなかいい株がありましたし、後楽園のもらん展のついでに僕も見てきました。
 武蔵丘陵森林公園にも何箇所かに植えてあり、見事な黄色の花を見ることができます。満開のときはまさにハルコガネバナという風情ですね。

 実は薬になるそうで、昨年味見をしましたが、渋くて美味しいものではないですね。だから薬になるのかも知れませんが。
なおさん
2007/03/07 22:56
先週のお散歩でたまたま同じ花を見て、毎年咲いていたはずなのにと、きずかぬ自分がいました。「寒暖の落差のありて今朝の冷え啓蟄過ぎてマフラー取り出す」春は三寒四温とはよく言ったものですね。今朝もちょいさむです
はなっはな1952
2007/03/08 05:18
サンシュユのこと詳しく書いていただいて参考になりました。一花さんはあちこちに花巡りをされるのですね。どこかでお会いするかもしれません。
かおたい
2007/03/08 12:32
今日公園でサンシュを見てきましたが、枝に花がポツポツと付いていて少し質素な感じでした、アップの画像でみると線香花火の様で可憐という言葉が似合いますね。
OSAMI
2007/03/08 18:05
なおさん、こんばんは。夕べ遅くコメント有難うございます。お返事遅くなりました。
サンシュユは梅園の近くに大きな樹があり、目だってましたね。うちのものに比べると黄金が咲いているようで、まぶしいでした。
樹の全体像を見るために、一番下の画像を変えてあります。
後楽園のものはまだ少し小さいでしたね。園内入り口付近では、ハナワラビがたくさん見れましたが、良い所ですよね。
実は食べた事がないのですが、味見されたのですか?滋養・強壮剤ですので山茱萸酒にしてお砂糖を入れるといいかも知れませんね。
なおさんへ
2007/03/08 19:20
はなっはな1952さん、こんばんは。早朝からコメント有難うございます。
5時の早朝ですと、まだ寒いことでしょうね〜。
サンシュユはこの時期、黄金のような花が枝一面に咲いて見事ですよ。そちらでも見てらっしゃいますか?うちのものはまるで駄目ですが、これって結構大樹になるようです。三寒四温で、昨日は寒かったですね。体調もおかしくなりそうですが、開花したお花もビックリでしょうね。歌、何時もの即詠でいい加減ですみません〜。花の歌ばかりで、歌の幅が乏しいですよね。
はなっはな1952さんへ
2007/03/08 21:07
かおたいさん、こんばんは。コメント有難うございます。
サンシュユは去年もうちで咲いてブログアップしましたので、どんな花か育てる上で調べて記事を書いておりました。調べることで、花の育て方、習性などが分かって対応が出来、花への愛着も湧くようです。
花巡りが好きで、植物園には見た事が無いような花もあり楽しいですよ。かおたいさんもお花がお好きで、あちこち巡ってらっしゃいますが、そのうち何処かでお会いするかも知れませんね。ネームでも付けて出かけないといけませんネ?
かおたいさんへ
2007/03/08 21:31
はじめまして。
いつも素晴しい記事を拝見させて頂いています。
サンシュユ、とても綺麗に撮られていますね。
先日、サンシュユの花を初めて見ましたが、小さな花が沢山集まって、とても綺麗でした。名前が解らず調べましたが、一花さんの記事を拝見して良く解りました。神代植物梅園にも大きなサンシュユの木があるのですね。昨年行きましたが気がつきませんでした。ブログを初めて草花、木々にも目を向けることが多くなりました。解らないことが多くあります。また寄らせて頂いて教えて頂きたいと思いますので、宜しくお願い致します。

2007/03/08 21:37
OSAMIさん、こんばんは、コメント有難うございます。
そちらの公園でも咲いていて、見れたのですね。このサンシュユの花の別名は春黄金花ですが、大株となった神代植物園のものは黄色い花付きがとても良かったですよ。でも後楽園のものは少し淋しい咲き方でした。しっかりと見ますと、派手でなく控え目な咲き方のようで、仰るように線香花火が適当かも知れませんね。日当たりの良いところは花付が良いようですし、年によっては、開花の良い時と悪い時があるかも知れません。
OSAMIさんへ
2007/03/08 22:05
杏さん、こんばんは。コメント有難うございます。初めまして。デコウォーカーさん宅で、この頃お会いしますね。
いい加減なボケ記事ですので記事内容も適当ですし、ミスが多いかもしれません。またご自分でお調べなさるのがベストで、その方が身に付いて覚えやすいかも知れませんね。私も知らない植物は、また本で調べて再確認しておりますよ。
神代植物園には、このサンシュユが梅園に大きくなっていて、とても花付が良かったですよ。ブログをして記事を書くことでお花の育て方などが分かり、益々興味が湧きますね。こちらこそ、お役に立てない事が多いかもしれませんが、よろしく〜。お花談議は尽きませんので、この位で失礼します。
杏 さんへ
2007/03/08 23:36
サンシュユ、早春の花として好きな花の一つです。
ロウバイ、マンサク、に続いて咲きますね。一花さんのサンシュユ、何回も植え替えられても綺麗な花を咲かせたのですね。強さを感じます。黄色い線香花火のようでこれを見ると欲しいなと毎年思うのです。
ミニミニ放送局
2007/03/09 09:48
ミニミニ放送局 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
サンシュユはやはり早春の花として黄色で、春黄金花の名の通りですね。小さいながら画像アップで見ると線香花火のようで綺麗ですね。
うちでは何度もあちこちに移植しましたが、下蔭でも元気に花が咲きましたよ。ただ、夏場日当たりが悪く、葉がうどん粉病になっています。自然植えの木として大きくなるようで、神代植物園のものも大樹でしたよ。
あるお宅で、鉢植えでもお花がびっしりと黄色く咲いているものを見ました。春の黄色は良いですよね。秋の実は薬用になるそうですよ。
ミニミニ放送局 さんへ
2007/03/09 23:45
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