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zoom RSS イカリソウ(碇草)

<<   作成日時 : 2007/04/11 21:52   >>

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山野草が植えてある我が家の落葉樹の元に、イカリソウ(碇草)が花を咲かせてきた。
此処は山紅葉とカエデ木の下なので落ち葉が深く積もり、ヒトリシズカはさっさと出てきたが、このイカリソウの芽はなかなか出てくれなかった。

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やっと暖かくなって落ち葉の中から、蕾のような産毛を持った塊のようなものが出て、それが大きくなって次第に柔らかい葉が開いてきた。


先ず葉が先に出てくるかと思っていたが、これは葉の先に出る花の蕾である。
他の場所にも一株植えてあるが、そちらはさっさと葉が出て展開したが、去年花が咲いていたものの、今年は葉だけしかみない。


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山野草として、これは雑木林や山道のへりなどの柔らかい腐葉土にやや普通に見られるとあるが、小さい頃南国の方では見た事がなかった。分布として、北海道や本州とある。

花としてよく見ると、花の形が碇(錨)の独特の形をしてとても綺麗で、茶花としても利用される。年々株立ちになって花茎に花をたくさんつけてくるものだが、我が家のものは、まだ植えて6年位で、花茎が2本しかなく、増えもしない。
普通山野草は殆ど冬場は日当たり、夏は半日陰と思っていたが、本には年間を通して日当たりに置くとある。
やはり場所的に此処は不味かったのだろうか?

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花は下向きに咲くのでなかなか覗けないが、カメラで失礼して撮ってみると、花が咲き進んだ真ん中の開きの中に黄色い蕊が見えてくる。

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上から見ると花弁が4つあるように見える薄いものは萼だそうで、その下に牛の角のように4つの長い距が目だってそちらが花弁だ。

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花弁を横から見ると布を巻いたような感じだが、中心部は空洞で先端先に蜜が入っているそうだ。
種が出来ると、エライオソームと言うアリの好物の物質が付いて、種を蟻に運ばせる役目をするとある。春にはカタクリ、原種シクラメンや菫などこのように蟻が運ぶエライオソームと言うのが出来る植物が多いようだ。
だが、これに種が出来ているのを今迄見たことがなかったが、気付かなかったか、まだ株が小さいからであろうか?

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   <全体の様子:2007/4/11撮影>
 
これはメギ科イカリソウ属とあり、平安時代の頃の文献からも知られて、茎、根は生薬としてインヨウカン(淫羊藿)名があり、強壮強精薬として用いられていたと広辞苑にある。今では美しい花が観賞用として山野草栽培されて、知り合いのお宅の庭で何色も見た。

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   <葉の様子>

葉の茎の出方を見ると3本の枝が出て、その先に3枚の葉を付け、合計3×3の9枚の葉が出るので、サンシクヨウソウ(三枝九葉草)の別名が付いている。
うちの花色は紅紫色だが、他に黄色や白っぽいものなど園芸種として色々あるそうだ。またトキワイカリソウと言う冬場も常緑のもの、花のかたちが梅花のものなどが本に載っている。

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   <トキワイカリソウ:万葉植物園:2007/4/5撮影>

以前出かけた植物園などでもトキワイカリソウの大株や、白っぽい色のイカリソウの花を見た。
万葉植物園で見た真っ白い花の出方は独特で、土の中から葉に先立って直接花だけが出ていた。
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  <万葉植物園にて2007/4/5撮影>
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「大石田に茂吉の歌碑を訪ねし日イカリソウ雨に首たれていき」(鳥海昭子)

<イカリソウ(碇草)>
メギ科イカリソウ属
原産地:日本(北海道西南部〜九州)
別名:三枝九葉草(さんしくようそう)
開花期:3〜4月
花色:も白、黄色、紫、薄紅色など様々で、また形もいろいろ。
園芸的に様々な品種があり、銘も「春がすみ」、「寿」、「紅孔雀」、「玉姫」、「羽衣」など。


「夕暮れを不意に激しき春の雨外出の人等駆け込む軒下」

「うず高き枯れ葉の中より新芽出て春雨ごとに碇草の花咲く」

「葉の下の赤き小花の碇草覗くカメラの画像に顕し」


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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
綺麗な色のイカリソウです、珍しいのは2枚目の産毛のようなものが付いた画像で、普通にはあまり目にする事の無い画像ですし、はじめて見るものですからとても興味深く拝見しました。
OSAMI
2007/04/11 22:33
イカリソウは実物を見た事がありませんが、写真では何回か見ました。白色だった為、花の形が良く解らなかったのですが、今日の紫色と写真の撮り方が良くて、形のおおよそのイメージが出来ました。葉の特徴は三枝九葉草(さんしくようそう)ですね。
デコウォーカ
2007/04/11 23:04
 一花さんちでも、イカリソウが咲いたのですね。面白い花型で、楽しい花ですね。紅でも濃淡いろいろありますし、源平咲きのものもありますね。川越あたりの雑木林でも、僕が子どもの頃は見たことがあります。
 うちでも庭で育てていますが、たまに植え替えしたほうが良いようですね。うちは夏は木陰になるところに植えています。

 イカリソウ類は、今でも精力剤ドリンクなどにも配合されていますので、ハズさんに差し上げると、疲れがとれて喜ばれる?かも知れませんね。
なおさん
2007/04/11 23:21
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
イカリソウは山野草として花がとても綺麗で人気ですよ。薬用植物園では花の出る様子が見られなかったでしょうか?
これは葉より花の塊のようなものが先に出てきています。万葉植物園で見た下から2番目の画像と一番下にもありますが、花だけが出ていて、びっくりしましたよ。名前も形も面白い咲き方でが、花色も色々あるようです。
OSAMI さんへ
2007/04/11 23:46
「夕暮れを不意に激しき春の雨外出の人等駆け込む軒下」はるのお天気は、やっぱり女心かなとおもったりします。(笑)いかりそう清楚なはなですね。
hanahhana1952
2007/04/11 23:50
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
山野草としてイカリソウは人気で、きっとあちこちで育ててらっしゃいますよね。画像だけだとイメージが掴み難い花ですよね。直径2センチチョット位でしょうか?上からと下から見ると随分変った花で、蕾は普通ですが、咲くとこんな花とは思われませんよね。
他に梅花とか葉の縁に縁取りがあるクミイイカリソウとかありますよ。葉が三枝九葉草(さんしくようそう)だそうですが、三さん九度と間違いそうです〜〜。
デコウォーカ さんへ
2007/04/11 23:56
なおさん、こんばんは。コメント有難うございま。昔は川越辺りでも自生してい手短な山野草だったのですね。
以前出かけた多摩森林公園の藪の中にも、たくさん自生のような大株のものが見れましたよ。きっと乱獲されて庭で育てられたり、またドリンク剤にされたのでしょうね〜。たくさんあれば、うちのハズさまにも差し上げたきものでございますわよ〜〜〜。なおさんち、たくさんありそうなので、毎日飲んでお疲れをとってらっしゃるのでしょうね〜〜。羊年さんでした???トキワイカリ草も城址公園やあちこちで見ましたが、大株でお花が少し違う感じでしたが?・
なおさんへ
2007/04/12 00:03
hanahhana1952さん、こんばんは。イカリソウは先日お近くの万葉植物園でご覧になり、またお母さまも育ててらっしゃる花でしたね。
初めてご覧になって、綺麗だったことでしょうね。
今日は出掛けていて、夕方不意に雨で、子供は走っていましたが、軒下に大人は駆け込みでした。私も濡れてすっかり疲れて、夕方バタンキューと少しだけ眠っていました。春は眠たいですね。春のお天気は女心でしょうかね?雷鳴までしていましたよ。男心もまったく同じみたいでは?(笑)
hanahhana1952さんへ
2007/04/12 00:10
一花さん、おはようございます。
ごぶさたいたしました。
たくさんの綺麗なイカリソウの花を楽しませていただきました。
ありがとうございます。
わが家のイカリソウの花はもう10日以上前に終わってしまいました。
この花を見るたびに、私は夭折した『日本のイカリソウ』八阪書房の著者の鈴木和雄さんのはにかんだような笑顔を思い出します。私事ですみません。
リコリス
2007/04/12 05:55
おはようございます。
イカリソウは茶花としても用いられるとのこと、いかにもという感じですね。
未来
2007/04/12 08:18
一花さん、庭が広いのですね。花だけと違って落葉樹も沢山あってスゴイです。その下からこんな素晴らしい花が芽を出してくれるなんて夢みたいですね。それに沢山花がでてますね。
彦左
2007/04/12 19:58
リコリスさん、こんばんは。お久しぶりです。コメント有難うございます。
イカリソウは山野草として独特の形で綺麗で人気の花ですよね。良く見ると一体どうなっているかと不思議で、上、下、横からと撮って見ました。やはり碇の形が一番美しいですね。
リコリスさんにも去年のイカリソウの記事もありましたが、もうあれから1年が経ち早いものですね。もうそちらでは花期が終わってしまったのですか、早いですね。うちは今見頃です。
『日本のイカリソウ』と言う御本もあるのですね。どんな事が書かれているか、何時か読んで見たいものです。
リコリスさんへ
2007/04/12 22:10
未来さん、こんばんは。コメント有難うございます。
山野草は独特で名前もゆかしく、綺麗な花が多いようですね。
茶花としても、自然のものは派手でなく楚々としていますが、株によって随分賑やかなものもあるようですね。これは形が面白いものですね。
未来さんへ
2007/04/12 22:14
彦左さん、こんばんは。うちは都会で、庭はホンの猫の額ほどですよ〜。彦左さん宅は広くて素晴らしいお庭ですよね。花木が多く、落葉樹が多いので、冬場明るく、夏場日陰をと思っているのですが、樹木が大きくなって日陰が増えて困ります。これは植えっぱなしで丈夫な山野草ですよ。可愛い形で、そちらでも見かけられましたら、是非お勧めです〜。
彦左さんへ
2007/04/12 22:18
山路を歩いていてこの花を見たときに海のイメージを持つというのはなかなかの想像力ですね。花の名前が付けられる理由も面白いですね。
かおたい
2007/04/13 00:06
かおたいさん、こんばんは。夕べ遅くに、こちらにもコメント有難うございます。
この花は北海道、本州、そして四国の山でも良く見かけるようです。
イカリソウなどと名前を付けた方も凄いですね。古来から船の碇はあったのでしょうが、船に乗ってその碇を知った方でないと名前が付けられませんよね。静御前とか、時代背景などを考えると、何時名前が付いたかとか、また古名もありますし、植物の世界は奥が深いですよね。
かおたいさんへ
2007/04/13 23:45
こんばんは、稲城のtakuetsuです。

イカリソウ、こんなに咲いていいですねぇ。色も素敵! 
実は、この2月に父のところから鉢で分けてもらい、半日陰の所に植えてみたのですが、花はおろか、芽も出てくれないのです。「だめになっちゃったかしら...」そう思いつつここに寄ってみたら、イカリソウが楚々と、でも、凛と、咲いていました。

一花さんは山野草を鉢ごと植えるとおっしゃってましたね。なるほど...土が変わると育ちにくいのでしょうかね。「やはり野に置け蓮華草」なんて申しますものね。

同時にもらってきて植え替えたニリンソウは少しずつ生長しています。今年は花は無理かな。
takuetsu
2007/04/16 00:18
takuetsuさん、こんばんは。お久しぶりです〜。コメント有難うございます。都合でお返事遅くなりました。
イカリソウをお父様から頂戴されて良かったですね。山野草店にはあるようですが、なかなか近所の花屋では見かけないのですよね。
鉢から地植えされたのですか?半日陰でも、山野草は土に腐葉土が入ってなければ駄目のものもあり、土管理が難しいですね。それと風通しと、夏場半日陰で冬場日当たりと落葉樹の元が良いですよね。
お父様が育ててらっしゃるので、アドバイス戴けて良いですね。
ニリンソウは、うちも鉢毎埋めてありますよ。でも増えないのですよ。
去年、少し株分けして地に下ろしたら、葉が出ていましたが、花は無理でした。山野草は良いですが、相性がありますよね。今迄、クマガイソウ、エンレイソウ、アツモリソウ、シラネアオイを地に下ろしたら消えました。レンゲショウマも去年から花が咲かなくなりました〜。
今また他にも鉢で色々育てていますが、山野草は管理が大変ですよね。
お互いに花が咲いてくれると良いですよね。ガーデニングで癒されて、身体も丈夫になりまよね〜。
takuetsuさんへ
2007/04/17 22:52
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