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zoom RSS 京都ー三十三間堂他

<<   作成日時 : 2007/04/21 22:10   >>

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千手観音像で有名な三十三間堂。
本堂の内陣の柱間が三十三あるために三十三間堂と呼ばれているが、正式名は蓮華王院という天台宗の寺院だそうだ。
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横長の本堂は、120メートルもあり、本瓦葺きの総檜造りで入母屋式とある。
此処の長い堂内の中央は、本像の千手観音坐像が安置され、その左右10段50列に合計500体千手観音立像が並んでおられた。厳かなその姿と煌びやかな金の光に、訪れる者は、ただただ圧倒された。

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この1001体の観音像は、正しくは「十一面千手千眼観世音菩薩」と言い、千の慈手・慈眼を備え、あまねく衆生を済度すると言う変化観音だそうだ。
頭上に27面、または11面があり、合掌手を除き40手、掌中に各1眼を持って、一手ごとに25有を救い、40を25倍して「千手」を表わすと広辞苑にある。

この日は、外人客も修学旅行生も多く、修学旅行の引率の先生が生徒達に説明されておられた。「どの角度から仰いでも一つのこらず拝めるように安置されており、その中には、会いたいと願う人の顔が必ずある」とか色々話され、私も一緒に付いて歩いた。
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その中央の千手観音坐像は湛慶(運慶の長男)による鎌倉期の名作で国宝であり、また千手観音立像の前には、国宝の四天王像、二十八部衆中が、そして五穀豊穣をもたらすとして有名な風神・雷神像が左右端に安置されていて、見所たっぷりの場所だった。残念ながら此処は国宝となっているので、内部は撮影禁止だった。

何故こんなにも千体もの観音様があるのかと不思議だったが、後白河上皇の頭痛平癒の為に平清盛に命じて造らせたそうだが、当初の堂は1249年に焼失し、1266年に再建されたとある。
此処堂西側の外縁では120mの軒下を一昼夜で何本の矢を射通すかという「通し矢」が江戸時代盛んだったようだ。
現在でも成人の日には全国弓道大会が催されているとあった。

拝観中の昼頃、丁度地震があって震度3で建物内が揺れていたが、観音様たちもびっくりされたようだがどうもなかった。此処の三十三間堂が建てられた当初から、地下に耐震構造がしてあるとか説明書きがあったが。

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「青柳の糸よりかくる春しもぞ乱れて花のほころびにける」(紀貫之)

堂内を拝観していたら、丁度この中央の千手観音坐像前で結婚式が執り行われており、外人の拝観者達は古式ゆかしい結婚式を物珍しげに写真を撮っておられた。
庭園は丁度枝垂桜が咲いていて、今結婚を終えて綿帽子を取った白無垢の花嫁さんが、大勢の見学者の前で撮影サービスされていた。
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      <三十三間堂前庭園>



「木のもとをすみかとすればおのづから花見る人となりぬべきかな」(花山天皇)

その後に出かけた丸山公園近くの場所。

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庭園には茶室が残って現在も使われていた。此処は織田信長の弟で茶人の織田有楽斎の子である織田頼長により、安養寺の末寺として建てられたものだそうだ。茶室は当時の面影を残しているようで、屋根は鳥避けの為に網が被せてあった。

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この界隈の丸山公園は花見の客で賑わっていて、着物姿のお客を乗せた人力車が走っており、古都の佇まいを見せていた。

「やどりして春の山べに寝たる夜は夢のうちにも花ぞちりける」(紀貫之)

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京都駅近くに出来た京都タワー。古都らしくない建物イメージだが、この独特な姿は、海のない京都の街を照らす灯台をイメージしたもので、構造設計は京都大学工学部建築学教室によるそうだ。今では京都駅のシンボルとして役立っている。

「またも来む時ぞとおもへどたのまれぬわが身にしあれば惜しき春かな」(紀貫之)

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「御仏の前にて契りし若き等を拝観しつつ立ち止まり見る」

「知り人の面影無きかと千体の観音立像しずしず見巡る」

「琴の音の響く庵に懐石の料理戴く時を忘れて」

「暮れなずむ古都の夕空射す如く京都タワーの明かり浮かび来」

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
三十三間堂は何十年前に修学旅行で行っただけで、殆ど記憶に無いですね。神社、仏閣を訪れるのもそろそろ良いかな〜、と感じました。
デコウォーカ
2007/04/21 22:33
こんばんは。三十三間堂は、私もすきです。去年、ちょっと行って来ました。これも出張帰りです(笑)「知り人の面影無きかと千体の観音立像しずしず見巡る」は、よ〜くわかる心境です。なんとなく見てしまいますね。一花さんは、これかなとか〜(笑)
hanahhana1952
2007/04/21 23:41
デコウォーカ さん、コメント有難うございます。
私も以前修学旅行で此処は訪れていましたが、やたら観音様が並んでお蓙した記憶だけでした。今回またゆっくりと拝んで見ると、若い時と違って見る目が違ってきますね。京都は国宝が色々あり、ゆっくりと神社・仏閣を巡ってみたいものです。東、西本願寺も出かけたのですが、閉門時間があって外だけでした。
デコウォーカ さんへ
2007/04/22 00:40
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
此処はたくさんの観音様があって、神々しい程ですよね。
去年出張帰りに立ち寄られましたか?外人さんが何組もいらしてましたよ。近くに国立博物館がありましたよね。京都は何度行っても見尽くすことはないような感じですよね。京懐石も美味しいし〜。
千体の観音様、お顔が一体ずつ違っていましたよ〜。hanahhana1952さんのお顔も、これかな〜と想像しつつ(笑)
hanahhana1952さんへ
2007/04/22 00:47
 一花さん、三十三間堂は行ったことがありませんが、宮本武蔵のドラマなどにも出てきましたね。
 日本庭園もいろいろごらんになってこられたのですね。花嫁さんまで見られて、いいですね。

 京都も駅前は近代的なのですが、ちょっと奥に入ると全然別の世界があり、飽きないところですね。
なおさん
2007/04/22 06:01
またまた三十三間堂、拝観した折のことを思い出しました。このように蜜に柱が建っていると耐震強度はかなりのものと推察しますが床下にも仕掛があるのですか。私も機会あるごとに各地の古い茶室を見てまわりますが藁屋根の茶室にノレンがかかっているところははじめてです。茶店でもやっているようで不思議に感じますね。
目黒のおじいちゃん
2007/04/22 11:18
なおさん、こんにちは。コメント有難うございます。
まだ此処の観音さまには縁遠くていらっしゃったのですね〜。宮本武蔵のドラマで此処が使われていましたっけ?記憶がさっぱり〜です。宮本武蔵も、昔、金曜日に放送していた、役所さんの方が好みでしたが・・。
此処で結婚式があって、私もびっくりでした〜。地元の方もこんな所で挙げるとは珍しいとかでしたよ。綿帽子を被って、日本的な純粋無垢な綺麗な方でした〜。日本庭園も、京懐石も文句なしでした。
京都も近代ビルと古の建物が入り混じっていて、歴史を尋ねるてまわると、凄い所だな〜とも思うことでした。
なおさんも、秋にはそそくさとお帰りなさらず、ゆっくりとあちこちなさっては如何でしょうか?(たまには、ブログなどそっちのけで・・・。)
なおさんへ
2007/04/22 17:51
目黒のおじいちゃん、こんにちは。コメント有難うございます。
此処の1001体の観音様は圧巻で、記憶に残りますよね。
此処の1間幅は2間幅あるとか夫が話しておりましたが・・。そして建物地下の地盤には、耐震の構造があり、阪神淡路大震災にも揺れなかったとか書いてありましたよ。
また、京都の二条城の前の道路横にある人家の桜並木の空堀りは、きっと国宝を火災の類焼などから守るために、あんなに広く作ってあるのかななんて話しておりました。
丸山界隈のここの料亭は、明治維新以降御前会議に使われたり、多くの著名人が宿泊したようです。花見の序に此処で京懐石を戴いたり、茶屋にもなっていました。茶室に向かう門には、暖簾が下がってました。茶事だけでなく、此処で1服抹茶を戴く方もいらっしゃるのでしょうね。
目黒のおじいちゃんへ
2007/04/22 18:04
三十三間堂は若い頃に二度音連れ蛸とがありますが、もう一度是非とも拝観したいところです、人影も無く落着いた静かな雰囲気が伝わってきますが、観光客が多く居たとは想像できないですね、それからここで結婚式とは珍しいと思いました。
OSAMI
2007/04/22 20:55
OSAMIさん、こんばんは。お出かけでお疲れの所、コメント有難うございます。此処三十三間堂内にある観音像は表情が夫々あるようで、また国宝もたくさんあって、またしっかりと何度でも見て見たいものですね。
写真を撮った所は丁度人が写ってなくてラッキーでした。画像には、ちょっとトリミングもしてありますよ。でも内部は修学旅行生や外人さんなどまたバスツワーの行列のようでしたよ。
此処で結婚式がありびっくりでした?見ていたら、お坊さん達が何人も並んで入場され、中央の本尊さまの前でお経やらあげてらっしゃいましたよ。純和風で、外人さんが珍しげに写真を撮ってらっしゃいました。拝観者の前でするって、人前結婚みたいなものでしょうね。
OSAMI さんへ
2007/04/22 22:41
一花さん、三十三間堂の本堂大きいとは思っていましたが横幅が120mもあるのですね。内部撮影禁止はどこでも良くありますね。残念ですね。
人力車には舞妓さんの扮装で乗ってませんでしたか?よく見かける風景ですが。結婚式にも出会われてよかったですね。庭の景色も素晴らしいです。
彦左
2007/04/23 20:52
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
三十三間堂は120mもあるのだそうですよ。長くて1001体の観音様立像が並べて在りましたので距離も相当と思ってました〜。
此処は通し矢の場所にも使われたとかです。以前彦左さんのブログで、1日に何本矢を放てるかとかの、通し矢の名人のお話が出たようですが、ここの通し矢とはまた別な行い方だったかも知れませんね。
偽舞妓さんの格好の人も多く、写真を撮ったら、首が半分白く、前が???でした〜。人力車は観光地には多いですね。
京都の庭はあちこち素晴らしいですね。彦左さんは、お近くで何度もお出かけされて良いですね。
彦左さんへ
2007/04/23 23:41
 三十三間堂の中は撮影できないのですね。残念ですね。撮影といえば思い出しましたが。去年の秋祇園を歩いていたら舞妓さんが二人通りました。反対方向から外国人の男性がやってきて一度すれ違いましたがしばらくして走って戻り、思いきり近くからシャッターを切っていました。そのあと有頂天の様子で私に向かってピースサインを送っていました。よほどうれしかったのですね。私にはとても出来ません。
かおたい
2007/04/24 22:56
かおたおいさん、こんばんは。コメント有難うございます。
堂内は、国宝がたくさんあって撮影禁止で残念でした。
今回祇園へは出かけられなかったのですが、3箇所で舞妓さんを見かけました。ホテル内でも踊りがあって、二条城の夜景を見に出ていたらもう終わった所でしたが、撮影だけさせてもらえました。でも急いでいて、ちょっとボケけていました。そして他ではばっちり写したのですが、俄偽舞妓さんでした。花見の宴のイベントで変身されたのでしょうね。かおたいさんは、外国だけでなく、京都もあちこちと観光されてらっしゃって、お馴染みでらっしゃるのですね。
外人さんはここでも、花嫁さんとか堂内禁止の結婚式も写してらっしゃいましたよ。
舞妓さんは綺麗ですので、外人さんには珍しく、とてもうれしかったのでしょうね〜。見ていると外人さんは愉快で、ジェスチャーも派手な人が多いような気がしますね。
かおたいさんへ
2007/04/24 23:41
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