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zoom RSS フジ(藤)&エニシダ(金雀枝)

<<   作成日時 : 2007/04/27 17:44   >>

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鉢で2株の藤を育てていたが、花付が良くなかった。
1株を4年前に地植えしてパーゴラに這わせた。その後は勢いが良くて、去年は花が見事だったが、今年は去年より少なめだ。
フジ2006/05/02

やはり今年は花期も早く、花が咲き出して何時の間にか葉も出て、上から見たパーゴラが青々となっている。

もう一鉢は、地に埋め込んだ鉢管理であるが落葉樹が多いため、日当たりが悪く、去年も今年も花が咲かないようだ。

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これはマメ科の独特の左右対称の蝶のような形で、長い総状の花穂が垂れ、藤娘などをイメージする古典的な花だ。
夫の田舎では所有の山から、今は亡き父親と一緒にヤマフジの根を掘って接ぎ木用の台木として藤を育てていたと言う。
随分蔓が伸びて旺盛だったそうで、庭に藤を植えるのを夫は嫌っていた。
我が家のものは園芸種として求めたノダフジだが、肥料をやらないのに凄い勢いで蔓が伸びて、切っても切っても管理がとても大変だ。

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何とかパーゴラからはみ出ないように、何時も気をつけているが、根元の方からも地に何本か横に這って、知らない間にお隣のフェンスの下を3メートル位伸びていた。

藤もまたマメ科独特の根を持っており、根粒菌から大気中の窒素を栄養分に変えているので痩せ地でも育って、こんなに旺盛だ。

普通藤と言うとノダフジのことを指し、これの園芸種が出回っているそうで、蔓は右巻きと言う。
ヤマフジの花は淡紫で、花穂はフジ(ノダフジ)に比べて短く、蔓は左巻き(上から見ると左回り)に巻き付いているとある。(フリー百科事典『ウィキペディア』)より

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藤は古くから親しまれていて、万葉集でもたくさん詠われている。

「藤波の花は盛りになりにけり奈良の都を思ほすや君」(万葉集巻3-330)

「藤波の咲き行く見ればほととぎす鳴くべき時に近づきにけり」(万葉集巻18ー4042)

「須磨の海女の塩焼き衣(きぬ)の藤衣間遠(まとほ)にしあればいまだ着なれず」(万葉集巻3-413)

歌では「藤波」とも「藤衣」とも表現されているが、「藤衣」は藤の繊維で織ったごく粗末な衣服で仕事着として用いられていたそうだ。
また平安以降になると麻布の喪服のことを「藤衣」と言うようだ。
藤はうすい紫の藤色のことも指すが、春日大社は藤原氏の氏神で、藤がその象徴として大切に扱われたとある。
昔は紫色は嫌いだったが、この頃、藤のうすい紫色が好みになってきた。

「紫の雲とぞみゆる藤の花いかなる宿のしるしなるらむ」(藤原公任)

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   <ベランダから撮影>

藤は寿命が長く、樹齢千年と推定されるものが調布市のお寺にあるそうだ。

「千年の藤の花房ながくして千年の音ひそめてゆらぐ」(鳥海昭子)

「紫の藤ばな散りぬ青の羽よきつばくろの出づさ入るさに」(与謝野晶子)

「瓶にさす藤の花ぶさ短ければたたみの上にとどかざりけり」(正岡子規)


<フジ(藤)>
マメ科フジ属
原産地:日本
開花期: 4/20頃〜 5/ 5頃。
フジの仲間として、日本にはフジ(ノダフジ)とヤマフジの2種、中国にシナフジ1種、アメリカにアメリカフジ4種が自生していると言う。
普通のフジの蔓は右巻きだが、ヤマフジは左巻きで、花房もヤマフジの方が短く、花の咲く時期も早いそうだ。
(調べて見ると山藤の蔓の巻き方は見方に寄って最近異論があるようだ。)


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       <エニシダ>

さて同じマメ科の花で、エニシダ属のエニシダも今咲いてきた。落葉低木で、秋に随分剪定して冬場は針金のようになっていたが、春に葉が出てから花芽が出てきた。

エニシダ:2006/05/08
これは5年前に、10センチほどの挿し木として戴いたものだが、外花壇に植えてもたちまち大きくなって今では2メートルとなり、去年より花が良く咲いてくれている。

我が家で求めていたホホベニエニシダの方は、何故か枯れてしまっている。他にマメ科でハナズオウも枯れたが、マメ科でも地に合わない所があったのだろうか?
調べて見ると、長雨や土壌病原菌などで突然枯れてしまうことがあるそうだ。

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花弁が開いているものがあるが、雄しべと雌しべは翼弁と竜骨弁に包まれていて、花弁に蜂などの昆虫が止まり、その重みで花弁が開き,雄しべが蜂に巻き付いて蜂を花粉まみれにして雌しべに受粉するという,巧妙な仕掛けを持っている花だそうだ

エニシダの語源はラテン語のゲニスタが訛りスペイン語のイニエスタと広辞苑にある。

フジもエニシダも、花後にマメ科特有の豆が出来ていたが、何時の間にか無くなっていた。
種で増えることがあるのだろうか?

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        <エニシダ>

フジ同様成長が著しく、これを下さった方が冬に来られて、こんなに大きくなっていてびっくりされていた。ご自身のものは枯れたそうで、また挿し木用に切って行かれた。


<エニシダ(金雀枝)>
マメ科エニシダ属
原産地:ヨーロッパ(地中海沿岸)
別名:エニスダ(金雀児)、コモンブルーム(common bloom)、
開花期:5〜6月
常緑又は半落葉低木、耐寒性は強いが寒い地方では落葉。
花色:黄、白、複色花・ホホベニ( 黄色と赤色の複色花)、・ホホエミ(黄色と白の複色花)
プランター、花壇向けに矮性のヒメエニシダもある。
挿し木で容易に付く。


「藤色の花穂垂れいる中をゆく花壇に咲き満つ百花とりどり」

「藤色の和服の躾まだ残る茶会用にとつくりし遠き日」

「春風に桜蕊降る中パーゴラの藤の花房穂先の揺るる」

「植物のひととせ早くまた長し藤の若葉の何時しか繁る」

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コメント(18件)

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「千年の藤の花房ながくして千年の音ひそめてゆらぐ」(鳥海昭子)長い時の流れをひっそりと過ごす花の音色はどんな音色でしょう?「藤色の和服の躾まだ残る茶会用にとつくりし遠き日」一花さんお美しい着物姿が浮かぶようですよ
hanahhana1952
2007/04/27 22:18
フジにはヤマフジとノダフジと2種類有ったのですか?一つで色が多少違うのかなと思っていました。これからはシッカリとヤマかノダか見定めます。
エニシダは最近良く見ます。黄色のマメ科の花が綺麗ですね。所で、この花は良い香がしませんか?この木に近づくと良い匂いがするので確認しようとして、忘れていました。
デコウォーカ
2007/04/27 23:04
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
鳥海さんの今日のお歌はとても良いですね。
「千年の藤の花房ながくして千年の音ひそめてゆらぐ」
特に結句の、千年の音「ひそめて揺ら」が良いですね。「千年もの音」も一つの花房に、千もの花が付いていて、風が吹くたびに揺らいで音を立てているようですね。古都(琴)の音でも聞こえるようですね。
実は今日、たまたま4月27日の誕生日の花として「藤」が取り上げられていましたよ。藤の花言葉は、「恋に酔う、と懐かしい思い出」だと書いてありました。きっとこの花言葉を下地として詠まれたのでしょうか?
私の歌はいい加減ですみません〜。茶会用の藤色の着物、まだ躾が付いたままですが、下の句がイマイチです。

hanahhana1952さんへ
2007/04/28 00:14
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
本によると、日本に自生する藤はノダフジとヤマフジだそうです。今日そちらの画像で見せて戴いたものは、ヤマフジですよね。藤には園芸種もあるようです。
エニシダはあちこちで見かけられますか?黄色い豆の花で、とても目だちますよ。でもまだ匂いまで気にした事がなかったのですよ。
藤はいい匂いがしていましたので、明日エニシダの匂いを嗅いでみますね。
マメ科の花では、春に黄色いギンヨウアカシアの大樹がありましたね。本によると、「ジャケツイバラ」と言う黄色い花もあるのですね。そちらの山でも見かけられるかも知れませんね。
デコウォーカ さんへ
2007/04/28 00:26
立派な藤棚があるんですね!
滅多に見ることのない黄色の山藤が、目に鮮やかで見ているだけで元気が出そうです。
栃木のフラワーパークへ行ったことがあるのですが、日本一の大きな藤棚と言うのを見てこれは何歳くらいなのかな〜としみじみと眺めてきました。
藤にも色々な種類があることもこの時初めて知りましたが、この時黄色の藤は数輪しか開花してなくて、また改めて見に行きたいと思っていました。
こちらで素敵な黄色の藤にお目にかかれるとは、感激です♪
右巻きと左巻きがあることも教えていただき、これから藤を見るときは その辺も観察してみたいですね。
hina
2007/04/28 07:08
hina さん、こんばんは。早朝からコメント有難うございます〜。
藤棚というかパーゴラに、蔓性の植物のクレマチスや朝顔などを這わせていますが、その下が日陰になって困っています。それと防腐用のペンキも何年かに塗らなければならず管理も大変なんですヨ〜。
栃木のフラワーパークで黄色い藤をご覧になったのですか?そんな黄色い藤もあるのですね。私はまだ見た事が無いのですが、本で見ると、若しかして同じマメ科でちょっと遅れて咲く「キングサリ(laburnum)」でしょうか?
ホントごめんなさい〜(ペコリです〜)今日の私の文の書き方が悪くて、下の画像の黄色い花はエニシダです〜。同じマメ科ですが、エニシダ属です。藤に一番良く似ている黄色い花は、若しかしてキングサリかもと思っています。うちも1株植えてあり、去年は花が咲いてのですが、今年はだめのようです〜。去年の2006年5月10日の記事に、キングサリがありますが、これだと思います。お手数おかけします。
http://annabelle.at.webry.info/200605/article_17.html
hina さんへ
2007/04/28 22:20
字数制限で、その2です〜。
今、ネットで「栃木のフラワーパーク」の藤を見ましたよ〜。凄いですね。一度見てみたいですね。
黄色はやはりキングサリのようで、別名キバナフジとしてありましたよ。この黄色いフジは、カナダの何とかと言う公園で見らるとかで、観光の目玉にもなっているようでした。
そして調布市の何とかと言うお寺に、「千年藤」と言うのがあるそうです。
hina さんへ
2007/04/28 22:22
元気のいい綺麗な藤が咲いていますね、公園などで見る藤棚よりは葉も多くでとても勢いがあるように見えます、特にベランダからの写真では沢山の葉が付いていて公園の藤棚とは違う感じがします。
OSAMI
2007/04/28 23:47
有り難うございます、こちらこそ早とちりで済みません〜。
下の2枚はエニシダと判ったのですが、最初の黄色があまりにも見事な房に見えたので、てっきり黄色の藤かと思いました。
過去記事のキングサリを拝見しました。
栃木のフラワーパークは大変混むので、一度見たからもう良いかな〜と思っています。
黄色の藤も一花さんの写真でで充分満足しましたし・・・(笑)
調布にもあるんですね、今年は藤もそろそろ終盤のようですので、来年には行ってみたいと思いますφ(..)メモメモ
hina
2007/04/29 10:37
エニシダ・・・大好きなお花です。
我が家のエニシダは、白と黄色のお花。
「微笑み」と言うのですね。
教えていただいて、良かった。
そうですか。微笑みと言うのですね。
母が植えました。そうかぁ・・・・
私、もっと笑いかけてあげたらよかったなぁ・・・
chiemi
2007/04/29 21:57
藤も右巻き左巻きあるのですね。
あっ、大変ご無沙汰してました。またまたですけど・・。
私の住む街からそう遠くないところに藤の名所があります。でもGWでは・・。
躑躅で有名なところ、今度の休みに早朝狙いで行こうかと検討中です。
早朝は入場料無料で渋滞もないので・・。
環ちゃん
2007/04/30 20:38
OSAMIさん、こんばんは。 夜遅くのコメント有難うございます。都合でお返事遅れました。
今年は去年より花が少なかったですが、開花は早くて葉も早めに出てきました。葉が出ると、下が半日陰になります。
肥料もやらず、ほったらかしで花が咲くようですが、公園などの藤棚はとてもたくさん咲いて見事ですね。うちはもう花期もそろそろ終わりになるようです。
OSAMI さんへ
2007/04/30 21:52
hinaさん、こんばんは。またのコメント有難うございます。
すみません〜、都合でお返事遅くなりました。
黄色いフジはキングサリのことだったのですね。わざわざ私のたった1輪咲いたものを見て下さって恐れ入ります。
この時期はあちこち行楽地は混むのでしょうね。
調布の深大寺辺りにあるお寺で、「千年藤」が有名だと以前深大寺からの帰りに、隣り合わせの方から聞いたのですが、今年都合で出かけられませんでした。何時か見てみたいものですよね。
hina さんへ
2007/04/30 23:05
chiemiさん、こんばんは。コメント有難うございます。都合でお返事遅くなりました。
エニシダはお好きですか?これは頂き物ですが、枯れずに元気に咲いてくれて有り難いです。でも、うちで求めたホホベニ( 黄色と赤色の複色花)は枯れてしまったのですよ。
chiemiさん宅は、「白と黄色」の花色でしたか?私は見た事が無いのですが、
「微笑み」と言うそうですね。お母さまが植えてらっしゃったのですね〜。微笑んであげればって、今からでも遅くないですよ。
でも何時も、お花をフォットなさってらっしゃるchiemiさんのブログは、微笑と知恵の美しさ(chiemiさん)で、ますますお花がグレードアップして、輝いて見せて戴いておりますよ〜。
chiemiさんへ
2007/05/01 00:09
環ちゃん、こんばんは〜。お久〜です。以前ボケの花を、またアップするといいながら機会を失してしまいました。ゴメンネ。「世界一」と言う銘のボケも買ったのですが、花が大きいでした。去年鉢物を地植えした白も咲いて、それは小さくて二輪だけでした。
藤には右巻きと左巻きがあるんですってよ。人間の脳と頭のお皿のネジ巻きは、どっちでしたっけ?
そちらの藤はまだ咲いていますか?GW中はあちこち混むでしょうね。
躑躅の名所もそろそろでしょうか?早朝は渋滞も無くて入場無料ですか?良いですね〜〜。
私は朝寝坊好きですから~~絶対駄目です〜〜〜。休みになると早く起きる、困ったうちのハズさんです〜〜。
環ちゃんへ
2007/05/01 00:18
一花さん、藤棚まであるのですね。すごい!!!。
私らは藤といえばゴルフ場でテイーグランドにところどころ作られた藤棚の下でタバコ一服ぐらいです。エニシダの黄色も実に美しいです。小さい木に咲く花かと思ってましたが下の写真で大きい木なんですね。2mもあるのですか。
彦左
2007/05/01 20:02
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
藤棚は小さいものですよ。こんなものは、あちこちで見かけますよ〜。
蔓の藤が2本もあって、邪魔くさくて、これで蔓ものを這わしています。
エニシダは頂き物で、挿し木で10cmくらいのものが、今2メートルと元気です。マメ科はまめまめしく元気モノで困りますね。
彦左さんへ
2007/05/02 00:04
私の家でもフジの根が家の下まで伸びて困っています。
幹と根を切りましたが、地中の根が取りきれず残っています。
残った根からまた芽が出てしまうのでしょうか?
見当外れのコメント(質問)ですが解りましたらお教え下さい。
ミナチャン
2009/01/30 12:47
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