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zoom RSS ムサシアブミ(武蔵鐙)他

<<   作成日時 : 2007/04/08 17:49   >>

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   <自宅庭:2007/4/7撮影>

半日陰の中で、まるで蛇が鎌首をもたげた形をしているので嫌われているムサシアブミ。

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  <自宅庭:2007/3/7撮影>

小さい頃の田舎の裏庭にはたくさん生えていて、蛇の喇叭として気持ち悪くて近づかなかった。去年帰省した折、築山にもこれが蔓延ってきていてびっくりした。

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   <自宅庭:2007/3/26撮影>

同じサトイモ科テンナンショウ属のユキモチソウの方は姿がよくて、山野草として持て囃されるが、一応このムサシアブミも、そしてウラシマソウも茶花の花材となっている。
ユキモチソウ(植物園へようこそさまHP)

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  <上からの様子>

外側の緑と白の縞模様が鮮やかだが、花のように見えるのはサトイモ科独特の仏炎苞と呼ばれ、本当の肉穂花序は中に隠れている。
この姿は威厳と風格があるとされるが、武蔵の国に産した鐙に似ていたので、そんな名前が付いたようだ。

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   <葉の様子>

葉も大きく3枚が傘になってその下に隠れるようになっている。カメラアップで真正面から見ると、怖いような迫力のある顔だ。

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      <2007/3/30撮影>

暖冬の所為か、わが家でもやはり今年の芽が出るのが早かった。
ムサシアブミ:2006/04/19

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  <別の花壇の場所から:2007/3/31撮影>

去年の春、葉だけが随分離れた2箇所にひょっこりと出てきて、どうして生えてきたのか不思議だった。それが今年になって、初めて花が出てきている。一箇所は花壇の中で無事開花だが、もう一箇所のものは踏まれてみすぼらしい姿だ。

毒草だと思っていたが、この種を鳥が運んだのだろうか?本によると、これは雌雄異株だが、我が家のものは雌株だったようだ。

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       <別の花壇の場所から:2007/4/7撮影>


株として、おと年は実が出来、何故か去年は実が出来なかった。調べて見ると、栄養状態によって雌雄が決定するのがこの仲間に共通の特徴だそうだ。小型の株はたいてい雄株で、大きな株の仏炎苞を覗くと雌株が見つかる、とネット記事にあった。

今年の我が家の株は小さく、根からまたもう1本芽が殖えているようだ。


本の記述に依ると、海に近い林に生えるとあるが、先日出かけた、ある病院前の里山の林の中でもこのムサシアブミを見た。我が家の実家も海に近くないが、このムサシアブミは何処にでも生えるようだ。
帰りに出かけた万葉植物園の植え込みの中と、離れた植物展示の棚下にも、小さな2本が顔を出していた。

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 <ウラシマソウ:2007/4/5撮影:万葉植物園にて>

そしてテンナンショウの仲間として、ウラシマソウは名前も形もユニークだが、万葉植物園内で初めて見た。これは小さな株だったが、しっかりと釣り糸を持っていた。葉がムサシアブミと違って切れ込みがある。


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   <マムシグサ2006/6/2撮影:北大植物園にて>

良く似た緑のマムシグサは北大植物園で去年初めて見たが、背が高く緑が清々しい野の見張り役のようだった。

サトイモ科としては属が違うが、他にザゼンソウ、ミズバショウが知られる。この時期、ショウブ属のセキショウ(石菖)の肉穂花序を湿地で見かけるが、これには仏炎苞がない。
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     <セキショウ:2007/3/28撮影:片倉城址公園>


我が家ではユキモチソウも以前地植えしたが枯れて、いままた鉢で育てて芽が出ているものの、開花するであろうか?
サトイモ科は半日陰を好む植物が多く、我が家ではスパッティフィラム、クワズイモなどが元気で育っている。

「年々に滅びて且つは鮮しき花の原型はわがうちにあり」(中城ふみ子)

「葉ざくらの記憶かなしむうつ伏せのわれの背中はまだ無瑕なり」(々)

<ムサシアブミ (武蔵鐙)>
サトイモ科テンナンショウ属
花期は3〜5月   
原産地:本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄
海岸近くの林中などに自生とのことだが、実家は海岸近くでないのでそうでもないようだ。
同じテンナンショウの仲間として、ユキモチソウ(雪餅草)、ウラシマ草(浦島草)、マムシグサ(蝮草)、ミミガタテンナンショウ(耳型天南星)等がある

「故郷の竹藪に見し武蔵鐙人なき里庭に蔓延りており」

「庭隅に一株ありて武蔵鐙蛇の喇叭の如く姿の」

「釣り糸を下げる形の浦島草桜花びら散る岩陰にあり」

「木漏れ日の差し込む里山歩みゆくひそと咲きおり武蔵鐙の」

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
 一花さん、ムサシアブミがもう咲いたのですか?早いものですねえ。うちではムサシアブミもウラシマソウもまだ筍のような芽が出たばかりです。
 ムサシアブミは、葉に艶があり、大きく広がりますね。なかなかシックな縦縞模様で、面白い形ですよね。
 マムシグサもご婦人方には、あまり人気がないものですが、よく見ると面白い花です。
 ウラシマソウは、川越あたりの林でも、以前は自生があり、見たことがあります。釣竿を垂らして、これも楽しい形ですね。
なおさん
2007/04/08 18:50
今日たまたまこの子を見ましたよ。ご近所さんです。なんかびっくりしてみました。本当面白い!なんか理由があるんでしょうね。「故郷の竹藪に見し武蔵鐙人なき里庭に蔓延りており」やはり一花さんのふるさとにもあたんですね。そうそう私のよくいく近く公園は、町田市の薬師池公園です。ちょっと田舎でいいですよ(笑)
hanahhna1952
2007/04/08 18:58
一花さん こんばんは。
ムサシアブミの開花,早いですね〜〜^^
我が家のムサシアブミは,やっと葉の展開開始準備を終えたくらいのところです。
マムシグサの仲間の中でもこのムサシアブミは特に面白い形をしていますね。昨年,某山野草店で栽培品の鉢をみつけ,無条件で衝動買いしてしまいました。(笑)
今年は一芽だけかと思っていたところ,少しあとになって脇のところから小さな芽が二つ出てきました。来年がますます楽しみです。^^
電脳中年A
2007/04/08 20:23
一花宅の花壇にはムサシアブミも生えて来るんですか?美女の花壇には似つかわしくないと思いますが・・・?
デコウォーカ
2007/04/08 21:00
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。この時期、もうあちこちで咲いているのですが、これだけは遅かったようですね。育て主に似て奥ゆかしいのでしょうかね〜。
なおさんちはウラシマさんもマムシグサさんもありましたが、これから花壇でそれぞれ鎌首を擡げて、にらめっこしてくるのでしょうか?
この植物は独特ですので、あまり好まれませんよね。先日出かけた病院の里山でも見ましたが、怖がって誰も獲らないようですね。
ウラシマソウも以前はそちらでは自生していたのですね。テンナンショウは多摩森林公園内でたくさん見かけました。
万葉の頃からウラシマさんは人気だったのでしょうね。
なおさんへ
2007/04/08 22:22
hanahhna1952さん、こんばんば。今日は、お母さまの思いでのイカリソウアップの記事でしたが、これは育ててらっしゃっらなかったのでしょうね。今日ムサシアブミをご近所でご覧になられて、またブログでと二度のビックリでしたね〜。面白い顔をしていますね。このテンナンショウ属の仲間は何故こんな怖い形をしているか不思議です。種の保存からでしょうか?
小田急で30分と言うと、町田市辺りかな?とも思ってました〜.
薬師池公園をネットで見たら、中に萬葉草花苑があり、歌碑もあるのですね。環境的に良い所ですね〜。これから暫く山野草アップで楽しみです〜。うちの田舎にはこれも、エビネもたくさん生えていましたし、回りには竹やぶが多いでした〜。
hanahhna1952さんへ
2007/04/08 22:40
電脳中年Aさん、こんばんは。コメント有難うございます〜。
そちらのムサシアブミはまだでしたか?家ではこれだけは他所より早かったようです。随分ユニークで迫力ある顔で、これを初めてご覧になったら、ビックリでしょうね〜。これって日本だけのものでしょうか?
ユキモチソウは見ますが、ムサシアブミも山野草店で売っていたのですね。
電脳さん宅では2株ですか?アップが楽しみですね。どんな顔をして登場でしょうね。洋物好きの奥様はきっと初めてでしょうか?
以前、世界一大きいこんにゃく芋の記事がありましたが、あれって後が臭い〜でしたが、これは臭くないのでしょうか?今度しっかりと嗅いで?みたいものです〜。テンナンショウ属って面白いですね。
電脳中年Aさんへ
2007/04/08 22:53
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
以前そちらで武蔵さんと浦島さんを見せて戴きましたが、そちらは随分大きくて元気でしたね〜。海に近い林に自生すると本に書いてありましたが、「ウラシマソウは海岸の松林が好きな様だ。そしてムサシアブミも生えていた。」との記事を書いてらっしゃいましたね。
そして、山ではムサシアブミは見ないと書いてらっしゃいましたが、こちらの里山や海に遠い田舎ではムサシアブミを見ています。
うちの花壇には今、赤と白の2株、美女撫子を植えてありますよ〜〜〜。
デコウォーカ さんへ
2007/04/08 23:02
珍しい植物がお庭に有るのですね、この種の植物は単純にマムシグサと思っていましたが、ユキモチソウやウラシマソウの面白い形を知るようになってから興味の対象になっています、植物園でも顔を出していてカメラに収めてきました。
OSAMI
2007/04/08 23:26
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ユキモチソウは別ですが、これは好き好きが分かれるところで、女性には好まれないでしょうね。こんな植物を庭に植えてある所はないようです。サトイモ科として仏炎苞の綺麗な花としてカラー、ミズバショウ、スパッティフィラムは好まれていますが、こちらのテンナンショウ属のものは、何故か怖いユニークな顔をしていますね。これって自らの種の保存の為でしょうか?
ウラシマソウはまたその釣り糸が面白く、私も先日初めてみました。OSAMIさんもカメラに収めらられたのですね。楽しみです〜。
OSAMI さんへ
2007/04/08 23:40
こんにちは。
コワイ顔ですね〜!またまた初めて見ました。
世の中にはいろんな植物があるものだと、最近つくづく思います。
私はごくごく一般的な花たちしか知りませんので、こちらでもあちこちのブログでも、毎日驚きです。
未来
2007/04/09 09:46
未来さん、こんばんは。お花として、この仲間は地味で怖い顔をしていて、驚きですよね。世界的に見ると、まだまだ大きな花とかびっくりするようなものがありますよ。これは蛇似で何か理由があるのでしょうね〜。
ブログをするようになって、花の多さにびっくりしていますが、あちら名の名前は、なかなか覚えられませんよね。植物は近縁種を作っていくようです。
未来さんへ
2007/04/09 18:47
一花さん、またまた非常に珍しい植物を見せて頂きました。
庭に育ててるんですね。ムサシアブミ(武蔵鐙)って全く初めて見せて頂きましたが、鎧そっくりの姿ですね。
彦左
2007/04/10 16:43
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。
これって皆さんに気味悪がられていますが、サトイモ科で属が違いますがザゼンソウ、ミズバショウなどと同じ仲間ですよ。花のように見えるには仏炎苞といって本当の花ではないのですよ。
形が鐙に似ているからそんな名前になったようです。そちらの山では見かけられないようですね。ウラシマソウも名前も形も面白いですよ。
初めてご覧になってびっくりなさったことでしょうね。庭には色々育てていますが、これは今年増えてきました。
彦左さんへ
2007/04/10 19:30
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