一花一葉

アクセスカウンタ

zoom RSS カラタネオガタマ(唐種招魂)

<<   作成日時 : 2007/05/12 12:34   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 16

画像


匂いがとても良く、「バナナノキ」、と言われて昔求めたカラタネオガタマ(唐種招魂)。
葉はバナナの芭蕉の葉のようでなく、常緑の堅い榊のような感じがあり、食いしん坊としてはどんな花が咲くか楽しみで地植えしてみた。
カラタネオガタマ 2006/05/12

画像
   <カラタネオガタマ蕾:2007/5/4撮影>

名前に付くオガタマを漢字で書くと「招魂」と書かれ、珍しい名前だと調べて見ると、オガタマノキ(「招魂の木)と言うのがあり、日本南西部の暖地に自生するもので、よく神社に植えらて霊魂を招く木とし、常緑で榊として神に捧げる木だとあった。高木で家具器具材、床柱にもなり、花は白色で基部が紅紫色だそうだ。

画像

一方、我が家で求めたカラタネオガタマの方は「唐種招魂」で、中国原産として花色が黄白色で縁が紅色を帯びる。こちらは低木で神社や庭木としても植えられる。

画像

どちらもモクレン科オガタマノキ属で、カラタネオガタマは江戸時代に渡来して、中国名は含笑花と本にある。(山・渓社:日本の樹木より)
何れの画像にも赤い実が載っているが、我が家のものはまだ生ったことがない。

画像

庭木として榊のように変わり映えがせず、地植えとして邪魔扱いにされてあちこち移植されて剪定された木だった。だが、姑の家にも植えてあり、珍しい木と知られてから大事に扱われた。
去年はまだ2メートル位しかならないのに、花が40個ぐらい咲いた。

画像

花として見ると、蕊がモクレンのようにはっきりとして目だち、黄白色の花びらの縁と花芯も赤い。
肝心の匂いはと言うと、朝は匂いが少なく、暖かくなって太陽を浴びた昼過ぎにバナナ特有の甘い芳香がするようだ。
モクレン属は頂芽が花芽になっているが、オガタマ属は葉の脇に花芽が見られている。

画像

側にナツツバキの木が植えられ、キンモクセイの樹高も伸びて半日陰となって来たが、それでもしっかりと花付が良い。
これは耐陰性があり、多少の日陰なら耐えるそうで、日陰で身をひっそりと潜めながら頑張って咲いている花だ。
花期は4〜6月だが、オガタマノキの方は早く、3月頃から咲くようだ。

今年神代植物園に3月初めに出かけた時はそのオガタマノキの白い花がもう咲いていて、カラタネオガタマより清楚で美しかった。

画像
    <オガタマノキ・神代植物園:2007/3/4撮影>

カラタネオガタマは中国名は含笑花だが、深山含笑花と言う中国原産の高木のものがあり、そちらも丁度梢のほうに花が咲いており、その純白大輪の花も初めて仰ぎ見た。

画像
         <深山含笑花:神代植物園・2007/3/4撮影>
画像


去年空き家になっていた亡き姑の家では、カラタネオガタマにたくさんの花が咲いて庭中に匂いが満ち虫が飛び回っていた。今年もたくさんの花が咲いていることだろうか。

             
<カラタネオガタマ(唐種招魂木)>
モクレン科ミケリア属(オガタマノキ属)
別名 : トウオガタマ(唐招魂)、バナナツリー、含笑花(中国名)
学名 : Michelia figo
原産地:中国南部、江戸時代中期に渡来
花期:4〜6月
オガタマの名は、「招魂(おきたま)」が変化したもの
常緑小高木で樹高3〜5m。
花弁が紅色を帯びる「ベニバナカラタネオガタマ・ポートワイン」もある
最近は、高さ10mにもなり花が純白大輪で、芳香もあり、比較的耐寒性が強い、深山含笑(ミケリア・マウダイエ)も一般的。


「薫風に運ばれ来たるバナナの香唐種招魂薄黄の花」

「末高く見上ぐる花の白白と深山含笑匂いに届かず」

「庭隅の唐種招魂幼木に花咲く頃なり姑の忌過ぎ行く」

「主なき庭に今年も咲き継ぐや唐種招魂思いは遠し」

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 6
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
ナイス

コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
オガタマとは珍しい木ですね。マガタマという言葉は知っていますがこのオガタマという名前も古事記や万葉集に出てきそうです。一花さんの博識には感服の至りです。さて、ベニバナヤマシャクヤクの花がおかげさまで今朝無事に開花しました。
目黒のおじいちゃん
2007/05/12 16:03
前日のランキュラスの花は色がいろいろと多彩で、更にフリルのような花弁の形も色も多彩で綺麗ですね。
今日のカラタネオガタマは初めてですが名前も面白いですね、漢字で書かないと空種と勘違いしてしまいます、バナナの香りがするというのも何だか楽しくなる木で、空腹の時に一度香りをかいで見たいですね。
OSAMI
2007/05/12 17:31
 一花さんちでは、カラタネオガタマが咲いているのですね。うちでも庭の隅で咲いています。甘いバナナの香りがして、子どもにも喜ばれそうですね。うちのも香りを感じるときと感じないときがあります。
 武蔵丘陵森林公園の公園・庭園樹見本園には、オガタマノキ、カラタネオガタマ、ミケリア・マウダイエ(深山含笑)と三役揃い踏み?であります。
 神代植物公園にはマグノリア園があり、いろいろ集められていますね。そろそろオオヤマレンゲも咲く頃でしょうか?あちらも良い香りですし、ホオノキも良い香りですね。

 バナナの香りといえば、仲間は違いますが、ニオイハンゲの花も同じように甘い香りがして、楽しいものですね。
なおさん
2007/05/12 20:40
「主なき庭に今年も咲き継ぐや唐種招魂思いは遠し」しみじみと感じました。主なき庭の花を昨年いただき、今、のびつつあります。前にブログにその様子をかきました。人と花のつながりをあらためて思いましたよ
hanahana1952
2007/05/12 22:13
初めての花です。「招魂」をオガタマとは読めませんね。魂が付く花の名前は他に有るかな?霊魂を招く木と、バナナノキはイメージとしては結びつかない。
デコウォーカ
2007/05/12 22:56
目黒のおじいちゃん、こんばんは。コメント有難うございます。
私はバナナノキとして求めて、調べたらオガタマノキと言うのがあり、これは花付が良く中国原産のカラタネオガタマと知った訳です〜。図書館や植物図鑑がすぐなくても、ネットのお蔭様なんですよ〜。こうしてブログでまた皆さんから色々教えて戴き、呆けた頭を刺激して下さって、少しずつ知識が増えて有り難いことです。
ベニバナヤマシャクはお見事でしたね〜。大事になさって、大変でしょうが、これからの管理頑張って、種でも増やしてください〜。


目黒のおじいちゃんへ
2007/05/12 23:44
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
昨日のラナンキュラスも見て下さって有難うございます。
ラナンキュラスにも種類がありますが、ちょっとフリルが付いた感じでしたね。 今日のオガタマって耳で聞いても分かりませんよね。勾玉?
とも。そしてカラタネも空種に聞こえますね。ある地方では榊の代用として、シキミが使われていましたが、それと同じで常緑で匂いが良いので、神社に植えられるのでしょうか?魂を招くなんでしょうね。バナナのように甘くて、神様もあちら好みなんでしょうか?
OSAMIさんへ
2007/05/12 23:51
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。去年からすると樹高が伸びて花付も良くなってきました。なおさんちもありと言うことでしたよね。これは日陰でも大丈夫で有り難い木ですね。
シキミ同様、榊の代用として神を招くという木になったのでしょうか?普通のオガタマノキの香りもバナナなんでしょうか?神代で嗅ぎましたが、まだ時間帯が午前中でしたので匂わなかったのですよ。これって太陽が出て暖かくなった頃に匂いますよね。ニオイ菫もヒゴスミレなどもそんな感じです。そちらの公園も三役揃い踏み?なんですね。あれから多忙で、神代にも出かけられません〜。ニオイハンゲはバナナの香りでしたか?
なおさんへ
2007/05/13 00:00
hanahana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
今田舎の家は空き家で、庭にはこのカラタネオガタマも植えてあったのですよ。去年見たら大きな木にたくさんの花が咲いて、虫がぶんぶん飛んでいました。勿論バナナのような甘い香が漂っていましたよ。
草が生えて管理が大変ですが〜。
主なき庭の花を昨年いただき、今、のびつつあるのですか?育てた人の思いが伝わってきて、枯れないようにお花への愛情もひとしおでしょうか?
私も、父が育てた植物の色々がうちにありますが、枯らさないようにと大事にして、せっせと育てています。
hanahana1952さんへ
2007/05/13 00:07
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
広辞苑ではオガタマノキの表記は「小賀玉木・黄心樹」としてありますよ。でも植物の本には、ちゃんと「招魂」と書いてあるのです〜。
榊として神事に使うので、招魂なんでしょうか?神社に植えられているとありますね。葉が香料となるとも書いてありますが、葉も匂うのでしょうね。シキミも、ある地方では榊の代用として使っているようです。モクレン科の花は(コブシも)匂ってましたよね。
バナナと魂を招くは結びつかないですか?お供え物としてバナナでもどうぞ〜でしょうか???
デコウォーカ さんへ
2007/05/13 00:15
花弁に縁取りがあるなんて、とても素敵ですね。
木、全体に咲いている様子も、とても素敵ですが、
一つ一つのお花を、じっくり見れて、すごく勉強にもなり
良かったです。
一花さんは、お花の見せ方や説明が、とってもお上手ですね。
chiemi
2007/05/13 02:42
一花さん、またまた変わった花ですね。非常に難しい名前が付いていますねカラタネオガタマ(唐種招魂)この様な名前一体誰が付けるのかなって思ってしまいます。
彦左
2007/05/13 15:37
chiemiさん、こんばんは。夕べ遅くにコメント有難うございます。ご多忙そうですが、ご無理なさらないようになさって下さいね。
白い花と匂いのある花が好みですが、これはバナナの香と食い坊向きのようです。
いい加減な事を長く書いて、読んでくださる方にはご迷惑かと思ってます。去年書いた頃より、花の知識も教えて貰って増えましたが、また忘れていくものも多いです。お付き合い下さって有難うございます。漢詩、詩、四字熟語で端的に表されたら最高ですが・・画像だけはたくさん貼って分かりやすくしている積もりです。
chiemiさんへ
2007/05/13 20:01
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。
オガタマノキと言うのがあって、その唐種と言うことで、カラタネオガタマ、またはトウオガタマなんですよね。神社に植えられて、榊として神事に使われますので、魂を招くという意味でオガタマになっていると思います。山や木などの万物には総て神が宿り、魂があるものなんですよね。
唐は中国原産の意味ですから、ネズミモチにもトウネズミモチとかありますが、中国原産のものは花付が良いようですね。 漢字ひとつひとつにも意味がありますよね。
彦左さんへ
2007/05/13 21:15
こんにちは。ここでもカラタネオガタマを見られて嬉しいです。
私もつい最近、例の都立桜ヶ丘公園で初めて見たカラタネオガタマをカメラに納めてきました。

「まるでバナナの匂いだなぁ」と思っていたのですが、通称「バナナの木」というのですか? なるほど、と思いました。

アップの写真がお上手で、いつもうっとりと拝見しております。またまいります。
takuetsu
2007/05/14 00:20
takuetsuさん、こんばんは。お久しぶりです。14日夜遅くにコメント有難うございます。昨日モデムのリンクが繋がらず、お返事遅くなりました。カラタネオガタマが例の都立桜ヶ丘公園に植えられていて、初めてご覧になられましたか?
やはり匂いがバナナに似ていますよね。バナナツリーとも呼ばれていて、何故こんな甘い匂いがするのでしょうね?神事に使われて、魂を招くと書かれるのに、チョット不思議な匂いですね〜。
写真の被写体が自分の手元にありますので、何枚も撮っては選んでおります〜。でも外出先では取り直しが効かず、こうはいきませんよね。
takuetsuさんへ
2007/05/15 21:06
カラタネオガタマ(唐種招魂) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる