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zoom RSS オオバナノエンレイソウ(大花延齢草)

<<   作成日時 : 2007/05/02 21:13   >>

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   <オオバナノエンレイソウ>

この時期、北海道にはたくさんの自生が見られると言うオオバナノエンレイソウ(大花延齢草)。
山野草として見ると、菱形の3枚の葉だけがすっきりと出て、いたって単純な形だ。
花は何処にと言うと、葉の上にちょこんと載った3枚の萼の上にあり、一つの茎に一つの花が咲いている。

エンレイソウの中で、オオバナノエンレイソウの花は楚々として真っ白くて大きく目だち、育ててみたくなる花だ。
これは昔も求めて地植えしたが、翌年消えてしまった。
また次の年、エンレイソウとして求めたものは、茶褐色の花色で普通のエンレイソウだった。
このエンレイソウは鉢管理していて当初は花が見れたが、その翌年は花が咲かず、今年も葉は出てきたものの花が咲いて来なかった。
エンレイソウ 2006/04/08
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  <エンレイソウ:2004/4/12撮影>
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  <花の咲かなかったエンレイソウ:2007/4/10撮影>


今年早春、まだ芽も出て居ないポット苗としてオオバナノエンレイソウをひとつ求めて育てていた。暖かくなって芽が出て、4月に葉も順調に展開していき、その後2本の花が咲いてきた。
我が家のものの草丈は20pぐらいで、葉は7cm幅で花は4cm位と大きかった。
花も毎日たっぷりと愛でていたが、5月に入り、もう花も枯れてきた。

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       <オオバナノエンレイソウ:2007/4/3撮影>
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          <オオバナノエンレイソウ:2007/4/10撮影>

湿潤な谷間や山地、原野の林床に自生し、普通のエンレイソウやミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)は北海道から九州まで分布するが、オオバナノエンレイソウは本州北部や北海道に自生するとある。また北アメリカの東部や西部では30種以上が自生するようだ。
冷涼な気候を好むオオバナノエンレイソウの栽培は、道理で「ちょっと難」が付く訳だ。

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ライラックと憧れの花オオバナノエンレイソウも見たいと思い、去年6月2日に北大植物園を訪れた時はもう花期が終わっていると案内の方に言われたが、アズマイチゲの看板下に偶然何輪かまだ咲き残っていて見られた。
これは北大の校章にもなっていて寮歌でも歌われており、大学構内にあった建物にも「エンレイソウ」と名前が付けられていた。
また北大植物園内にはエンレイソウ実験園があり、立ち入り禁止区域となっていて、遠くからちらりと見た。
北海道旅行3、(北大植物園その2)2006/06/22
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       <2006/6/2北大植物園内にて>

北海道ではこの5月初旬頃から、オオバナノエンレイソウとエンレイソウ、シロバナエンレイソウが競い合うように咲き、湿潤であれば場所をあまり選ばないようで、各地の自然公園、神社の境内など、身近な場所に群生していることが多いと書いてあった。
この時期になると本州各地で梅雨の時期に入るので、北海道ではアメフリボタン(雨降り牡丹)とも、また花後の実が蕎麦の実に似ているためソババナ(蕎麦花)とも呼ばれるとネットに知った。

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これはユリ科の球根植物で、学名にトリウムとあるが、トリとはラテン語で3を意味して、3枚の葉、3枚の蕚(外花被)、3枚の花弁(内花被)、内外に3本ずつの雄蕊と、3室からなる雌しべと花柱も3裂し、すべて3とその倍数で構成されているそうだ。

この花の名前には「延齢」と付き、まるで不老不死のようなイメージがあるが、自生地の北海道では、アイヌ人が「エマウリ」と呼んで胃腸薬にしていたようだ。
完熟の実をアイヌ人が食していたそうで、不老不死では無いが、中国でも神経衰弱や高血圧など民間薬として薬効が多く知られているそうで、三葉人参とも言われている。

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花後実が出来るそうだが、おと年は確認できなかった。
実生でも殖やせるそうだが、10年位かかり、これも自然の中では、蟻が種を運んで繁殖を助けているとある。

管理として湿潤で水はけが良く風通しの良い冷涼な気候を好むので、落葉樹の下で管理し、夏場を涼しくしてあげなくてはいけない。この花後をポット苗から鉢に移し、樹下管理して来年も花を咲かせて見たいものだが・・。

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    <八重種 2006/6/1札幌市駅近くにて>

花としては八重種もあり、去年6月に札幌の駅近くのビルの園芸店で見かけたが、これは花として豪華だった。都合で求めてこなかったが、誰か求めて花を咲き継いでいることだろうか?


延命効果は無いかも知れないが、延齢の名に因んだ真っ白い花を育てて見ることにより、癒された日々を送れて心穏やかに年齢を重ねられて、やはり延齢効果のある花だ。

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「人間は傲慢にして滅びあり春土(しゅんど)のいのち素足をのぼる」(山田あき)

「机のうえにひろげられたる指の間をむなしい時が流れているよ」(山崎方代)

「文芸は書きてぞ卑し書かずして思う百語に揺れ立つ黄菅(きすげ)」(安永蕗子)

「朝霧の中ゆくことも只今の一存にして髪濡るるなり」(々)

<オオバナノエンレイソウ(大花延齢草)>
学名:Trillium kamtschaticum
ユリ科エンレイソウ属
原産地:本州北部から北海道、アジア、ヒマラヤ、北アメリカ
花期: 4〜6月
草丈: 20〜50 cm
多年草、球根植物
花色は白、八重種あり
※本の記述として「オオバナノエンレイソウ」とも「オオバナエンレイソウ」ともある。

「延命の名を持ち大花延齢草三枚の葉と花楚々として」

「北大の植物園の花々の思い出早も一年も前」

「鉢毎の花のそれぞれ思い出あり北国の花延齢草は」

「足元にじゃれいる仔猫親も知らず里親としてわれを見守る」

「雪解けの北の大地に白々と咲き群るるか今延齢草は」

「皐月雨降りかかる若葉艶めきて樹間に垂るる枝枝繁る」

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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
1枚目の写真に見とれました。オオバナノエンレイソウと言うんですか。
3枚の清楚にして大きな花が上品な気品を漂わせています。葉も蕚も3枚というのが目立ちます。やや斜めからの写真がステキで〜す。
hirasan
2007/05/02 22:50
オオバナノエンレイソウは3枚の葉、3枚の蕚(外花被)、3枚の花弁(内花被)、内外に3本ずつの雄蕊と、3室からなる雌しべと花柱も3裂し、すべて3とその倍数で構成されているとは面白い花ですね。横から写した画像を見ると本当に単純な姿ですね。
デコウォーカ
2007/05/02 23:24
 一花さんちでは、オオバナノエンレイソウが見事に咲いていますね。清楚な白い色が清々しいものです。
 一花さんのような?艶麗な花なのかと思うと、延齢草なのですよね。でもなかなかおめでたい名前です。

 北海道ではこの他、エンレイソウ、シロバナエンレイソウも生えるので、相互に交雑していろいろな種類のものが見られるそうで、良いですね。

 肥やしが足りなくなると、来年咲けなくなるでしょうから、お礼肥えと秋の肥やしは必要なようですね。
なおさん
2007/05/02 23:47
人の世でも赤ちゃんポストなるものができたそうですね。悲しいかな、これが存在する必然さが。優しい社会があって、優しい人がいて・・・「足元にじゃれいる仔猫親も知らず里親としてわれを見守る」可愛がっている一花さんお優しさを感じます
hanahhana1952
2007/05/02 23:54
お早うございます。
一花さんのお庭には、チューリップの多さにも驚きましたが、本当に色とりどりの花が咲いているんですね〜!
花屋さんでは見たことのない花が沢山あって見ているだけで楽しくなります。
このエンレイソウは昨日までトップを飾っていたお花ですね。
素敵な花だと気になっていました。
延齢効果のある花ということで、画像を見た私にも御利益があるでしょうか(笑)
hina
2007/05/03 07:37
初めてですがこのオオバエンレイソウは綺麗ですね、山に登った時に見るエンレイソウは、葉は立派ですがあまり目立たない小さい花が付いているだけですから、一度見たらあとは登山者にあまり注目されない可愛そうな花です。
昨日の珍しいバラ楽しく拝見しました。
OSAMI
2007/05/03 09:08
育てるのに大変な花をよくここまで咲かせること出来ましたね。感動の花です。
確か、上高地へ行ったとき、濃いワイン色の花のエンレイソウをたくさん見ました。とってもミステリアスな花に感動しましたが、オオバナエンレイソウの白の美しいこと、そして風格のある花にまたまた感動しました。
此花は、一花さんのブログのテンプレートに載せていた花ですね。
私は、エンレイソウの花後の実、大きな葉の上に濃い紫色の実がなっているのも見ました。
オオバナエンレイソウの実はどんななのでしょう。
にりんそう
2007/05/03 09:16
オオバナエンレイソウ、初めて見ました。名の通りの花ですね。
東北北部以北の花なんですね。道理で見かけることが無いはずです。
こんな大きな花ですから鉢植えにしても楽しめますね。
ミニミニ放送局
2007/05/03 20:13
hirasan さん、こんばんは。夕べコメント有難うございます。お返事遅くなりました。
このオオバナノエンレイソウの花の存在を知ったのは、ガーデニングをするようになってからです。3の倍数で構成されてシンプルな形ですが、花として見れば清潔感や毅然とした美しさがありますよね。
斜めの感じの写真は仕上がりが良いですよね。
写真屋さんに行くと、ちょっと斜向かいに身体を向けられて撮られますよね。奥行き立体感が出るのでしょうか?
hirasan さんへ
2007/05/03 22:44
デコウォーカさん、夕べこちらにもコメント有難うございました。
お返事遅くなりました。
このオオバナエンレイソウは複雑な名前からしてどんな花かと想像しますが、単純な花で、3の倍数で出来ているのですね。これは鉢では2輪だけしか咲かなかったのですが、この時期、北海道では真っ白になるくらい群生していて、写真で見ると素晴らしいのですよ。
葉の上にちょこんと花がでていて、こんな花は余り見ませんよね。好きな花なんです〜。
デコウォーカ さんへ
2007/05/03 22:50
なおさん、こんばんは。夕べ遅くコメント有難うございます。お返事遅くなりました。
名前からして艶麗かと思って見ると、延齢なんですよね。でもお花として見れば清楚ですっきりとした花で好きなんです。去年、北海道の自生地を見たかったのですが、もう花期も終わりだったようです。北海道では公園や神社などあちこちで群生しているとかですが、この花は珍しくないのでしょうね。でも山野草店の八重種はお値段が良くて、売れ残っていましたよ。
来年も花を見るには、お礼肥ですか?若しかして山シャクヤクもそうかも知れませんね。早速お礼肥をあげましょう〜。来年が楽しみですけど・・。
なおさんへ
2007/05/03 22:57
hanahhana1952さん、こんばんは。夕べコメント有難うございます。帰省なさって、もう今頃は田舎にお着きになっていらっしゃるでしょうね。久々の親孝行なさって、畑仕事やガーデニングを楽しんでらして、きっと親子の会話も弾まれていらっしゃることでしょうね。
この仔猫は生後1週間目に、ある家の屋根裏に放置されて1日中鳴いていたのを次男が助け、里親に出そうとネットにも出したのですが、夫も私も見たらとても可愛くて、とうとううちで世話することになったのですが。でもおしっこをあちこちでお漏らしして〜〜躾が大変です。プレーリードッグは僻むし、ハナコ、ニャンコ、プレコの世話で、まさに猫の手を借りたい程の毎日の忙しさなんです〜。
hanahhana1952さんへ
2007/05/03 23:06
hinaさん、こんばんは。コメント有難うございます。
このエンレイソウは山野草店で見かけますよ。
山野草好きな方はまだほかに色々珍しいものを育ててらっしゃいますヨ。私は園芸種も山野草も好きなんですが、山野草を育てるのがとても下手で、何時も枯らしてばかりです^。
ガーデニングとしては、球根植物は手間要らずで、植えっぱなしで良いですよ。これは気候的に涼しい所を好むので、東京辺りでは、難しいのでしょうね。夏越しが問題です〜。
そうそう、hinaさん宅で見せて戴いたサンザシの実は、心臓に良いのでしたね。このオオバナノエンレイソウも見ると艶麗になるかも知れませんし、また延命効果もあるかも知れませんよ。\(◎o◎)/!二つ揃えば言うことなしですね。
hinaさんへ
2007/05/03 23:15
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
山では普通のエンレイソウを見かけられるのですね。 花としては地味で登山者に見向きもされない可愛そうな花なんですか?
でも結構山野草としては人気なんですよ。
オオバナノエンレイソウは、北海道でこの時期群生していて、白い花が綺麗だそうです。これがこちらの山で見られたら、きっと珍しがられて盗掘でしょうか。
OSAMIさんへ
2007/05/03 23:20
にりんそうさん、こんばんは。何時もコメント有難うございます。
求めたポット苗は芽も出ていなかったのですが、球根が大きかったのでしょうか、二輪咲いてくれました。私はただ水を掛けただけです。でも来年に繋げて、これからが本当のガーデニングなんですけど、翌年花が咲いてくれません。きっとお礼肥が足りなかったのでしょうね。
このエンレイソウは上高地辺りでも濃いワイン色の花のものが見られるのですか?昔出かけましたが、当時植物に興味がなくて何も覚えていません〜。そして実も確認されたのですね。私はまだ実も見ていないのですよ。今年しっかりと見てみたいものですが、これに出来るでしょうか?
実生からは10年かかるとかですが、実は蕎麦の実に似ているようですね。食べると薬効があるようです〜〜。
にりんそうさんへ
2007/05/03 23:29
ミニミニ放送局さん、こんばんは。コメント有難うございます。
このオオバナノエンレイソウは北国に自生するのだそうです。去年北大の植物園で見ましたが、この時期、北海道では公園神社などで群生が見られるようです。幾つかの本の写真でも群生の様子を見かけました。
普通のエンレイソウは登山なさる方は良くご存知なんですね。
オオバナノエンレイソウは山野草として人気で、白い花が目立って綺麗です〜。鉢管理としてまた鉢が増えますが、来年花が咲くかが問題なんです。
ミニミニ放送局 さんへ
2007/05/03 23:36
一花さん、 オオバナノエンレイソウ(大花延齢草)またまた大変珍しい花を見せて頂きました。ライラックと共にあこがれでしたか。北海道では自生してるんですね。ライラックという名前が好きですね。昔私が初めて乗ったバイク(今の自動二輪車クラスの大きな単車でしたがライラックでした。
彦左
2007/05/06 20:24
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
これは北海道で自生している花で、北大の校章にもなっています。
ライラックも見た時、同じ北大の植物園でもみました。ライラックと言う紫色の名前が入った自動二輪車クラスの大きな単車に乗ってらっしゃったのですね。紫色は彦左さんのお好きな色でしたね。
彦左さんへ
2007/05/07 00:44
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