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zoom RSS ユキモチソウ(雪餅草)

<<   作成日時 : 2007/05/03 22:34   >>

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サトイモ科のテンナンショウ属の仲間として、ムサシアブミ、ウラシマソウ、テンナンショウ、マムシグサ、ユキモチソウなどが知られているが、ユキモチソウ以外は花として気味悪がられて、女性からは余り好まれないようだ。

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   <2007/4/13撮影>
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 <2007/4/28撮影>

その中でもユキモチソウは中の肉穂花序が真っ白で、まるで雪の餅のようであり、山野草としても好まれている。また毅然とした姿も凛々しくて茶花としても人気がある。
以前求めて地植えしたが消えてしまって、また芽も出ないポット苗を早春に求めて育てていたが、今見頃だ。

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花と見えているのは、これもサトイモ科特有の仏炎苞で、本当の花は中の白い雪の餅のような肉穂花序の下に隠れている。
この白い雪餅を触ってみたら出てきた頃は固かったが、次第に少し柔らかくなってきた。

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          <肉穂花序の下の雌花の様子:2007/5/3撮影>
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本によるとこれは雌雄異株だそうで、雄花は肉穂花序の下が紫色で雌花は緑色だとある。
我が家のものは株が小さくて雄花と思って中を覗いたら、緑色の粒粒があって雌花だった。

このテンナンショウの仲間は、性転換するとあり、我が家で育てているムサシアブミも、おと年は株が充実して赤い実が出来てそれが雌花となり、種として鳥が運んだのか庭のあちこちに株が出てきていた。お隣にも出ていて、気味が悪いと言って抜かれたが・・

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充実した緑色の雌花に他の雄花の花粉を付けたキノコバエ中媒花がやってきて受粉すると実が出来るとある。

分布としては、三重、奈良、四国の限られた地域の深山や林の中に自生するそうで、南国の田舎で育った小さい頃は、ムサシアブミだけしか見られなかった。

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         <偽茎の様子>

良く見ると地中の球根(球茎)から伸びた茎は本来の茎でなく、花茎の周囲は葉鞘に取り囲まれていて、「偽茎」と呼ばれている。そこから葉柄が出て葉が展開し、葉柄の先から花茎が出ている。

ユキモチソウは普通のテンナンショウの仲間と違って、中の肉穂花序が白々と開放的である。それがまるで食べ物のように連想され、また仏炎苞も真っ直ぐな感じでハイカラな縞模様でなので、随分得をしている植物だ。遠目に見ると、蜀台の白い蝋燭のようにも思える。
雪餅とあるが、これは有毒植物だ。

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   <ユキモチソウと右後方:今年生えてきたムサシアブミ>

ムサシアブミは庭に馴染んで増えているが、このユキモチソウを再度地植えしたら、また消えてしまうことだろうか? 
増えて欲しい山野草は地植えすると消えてしまう庭となり、庭の樹木も程々植えないといけないようだ。

「美しき五月の汗を拭はずに」(鷹羽狩行)

<ユキモチソウ(雪餅草)>
サトイモ科テンナンショウ属
学名 Arisaema sikokianum
原産地:日本(三重、奈良、四国)
性状: 落葉多年草(球根)
開花期:4〜5月
用途: 小〜中鉢
草丈:20〜30p

「柔らかき雪餅のごと白々と仏炎苞の中より咲く花」

「家々のベランダ干し物吊り下がる五月晴れなる連休初日」

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コメント(20件)

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 一花さんちではユキモチソウが咲いているのですね。見たところ、ポットのままのようですので、葉が枯れたら、鉢植えの場合はもっと大きい鉢に植えなおした方が良さそうです。庭植えは手がかかりませんが、合わないときは消えてしまいますね。

 雪見大福?のような白い部分が印象的で、ご婦人方には不評のテンナンショウの仲間では、気味悪がられないで済む、得な花ですよね。

 うちでは、オオハンゲ、ムサシアブミ、ウラシマソウ、マムシグサ、ニオイハンゲといろいろありますが、それぞれ面白い形ですよね。
なおさん
2007/05/03 22:55
はじめて見たので、とっても興味深く
読ませて頂きました。
本当に、白い部分が、雪のように綺麗ですね。
chiemi
2007/05/03 23:37
この形は見たことが・・・と思ったら、以前見せていただいたムサシアブミでしたね。
面白い形ですね。名前もユニークです。実物を見てみたいものです。
未来
2007/05/03 23:56
成長の過程を丹念に追っておられるので、興味深く読ませていただきました。
名前のとおりふっくらした雪餅を連想します。サトイモ科の花は園芸ではあまり好まれませんよね。普通は藪や林の中で出会うものですが、なおさんのコメントを拝見し更にびっくり。庭で沢山の種を育てているファンがおられるとは意外な思いです。眼をそむけず造作の美を探索しようという積極性に敬意を表したいと存じます。
目黒のおじいちゃん
2007/05/04 08:58
ワ〜!・・・、不思議な花ですね!なぜか胸の高鳴りを感じながら拝見しました。またもやお勉強になりました。
前、丹沢を歩いていたときに、突如目の前にニョキ!っと現れたときの、驚きと不気味さにびっくりしたことありました。マムシソウ、ウラシマソウと聞かされました。
ユキモチソウもちょっと驚きですが、この雪のような真っ白さ、不思議な植物ですね。
お茶花にもつかわれるとか、ユニークな感じで、これもいいですね。

”家々のベランダ干し物吊り下げる五月晴れなる連休初日”
私も今日は家中のクリーニングにおおわらわです。こんな良い天気を大いに使わなくては・・・。
にりんそう
2007/05/04 13:02
ユキモチソウも独特の形をしていますね。中に見えるものが餅のようです。
ウラシマソウやマムシグサにも似ています。同じ仲間ですからね。
ま、この花を見てわッ、ステキとか綺麗と言う人はいませんね。同じ花なのに可愛そうな感じ。
ミニミニ放送局
2007/05/04 15:44
なおさん、こんばんは。夕べコメント有難うございます。
ユキモチソウは以前地植えで消えてしまって、また育ててみたいと思って探していました。今年1月末から3月に何回か神代植物園に出かけた折、こちらで見かけないものを色々買いだめ?して来ました〜。求めて普通は、すぐポット苗のものは鉢に移すのですが、此の儘ポット苗で咲かせた後、枯れてから鉢に植え替えるようにとお店の方が仰いましたよ。他にもポット苗でまだ色々生育中です。アカバナヤマシャクヤクは蕾が出ません。シキンカラマツも花芽は??です。他お楽しみなものも求めてきましたが、来年上手く育てられるかが問題です。何せ性格いい加減で、ガーデニングは下手ですから。これは球根植物として、学名の「アリサエマ」名で出ていますね。東アジア原産で種類として他のものも出回っているのですね。他のテンナンショウに比べて、食いしん坊には惹かれますね。
なおさんち、ウラシマさんやら、蝮さんなどゲテモノが??色々とありましたね。今年もお元気さんですか?
なおさんへ
2007/05/04 21:48
chiemiさん、こんばんは。夕べコメント有難うございます。
連休中もお仕事のようですが、でも真夜中にコメント書かれなくて安心しています〜。
これはお初でしたか?テンナンショウの仲間のムサシアブミやウラシマソウ、マムシグサは気持ちが悪いと言われますが、これは白い部分が雪みたいで、花姿は凛としていますよ。コンニャクの花にも感じが似ていますが、ユニークですので忘れられないようですね。茶花としては珍重されていますよ。
chiemiさんへ
2007/05/04 22:16
未来 さん、こんばんは。夕べ遅くコメント有難うございます。
以前気持ち悪い感じで、ユニークなムサシアブミを見て戴きましたね。
これも同じ仲間ですが、こちらは中が見えていて、白い肉穂花序が雪餅みたいですので、そんな気持ち悪い感じがないと思いますよ。
実物は薬用植物園か何処に行けば見られるのでしょうね?コンニャクの花にも感じが似るのですが、ご存知ないでしょうね。
未来 さんへ
2007/05/04 22:23
ユキモチソウは一般の草花に比べれば多少はギョッとしますが、他のサトイモ科・テンナンショウ属の仲間に比べればズ〜ット可愛いですね。山の中でウラシマソウやマムシソウに出会うと一瞬ギョッとして、草だと解ってホッとしますよ。
デコウォーカ
2007/05/04 22:25
目黒のおじいちゃん、こんばんは。コメント有難うございます。
目黒さんの所でも、以前カラスビシャクやウラシマソウをアップしてらっしゃいましたね。これは他のテンナンショウの仲間よりも白い肉穂花序が見えているので、名前の雪持ちに得をしている植物ですね。茶花としても珍重されますね。自生地は、三重、奈良、四国とあり、本の画像には高知県産のものが出ていましたよ。
なおさんは、植物好きでらっしゃいますので、他にも珍しいものを種から色々育ててらっしゃるようですね。一度お庭を公開して見せて戴きたいものですよね。
目黒のおじいちゃんへ
2007/05/04 22:33
ユキモチソウの事いろいろと勉強させて頂きました、植物園のユキモチソウは柵の中ですから中を覗くことなどとても出来ませんでしたが、こちらで見せていただき少しは分かったような気持ちに成りました。
OSAMI
2007/05/04 22:54
にりんそうさん、こんばんは。何時もこちらにコメント有難うございます。
これはちょっとユニークな植物ですが、同じ仲間のウラシマソウやマムシグサ、ムサシアブミに比べると気味悪さは少ないようですよ。
にりんそうさんは、山登りや山歩きがお好きなんですね。私は丹沢は行った事がないのですよ。自生のムサシアブミなどご覧になって、気味悪く思われたことでしょうね。このユキモチソウの自生地は三重、奈良、四国とありますので、こちら辺りでは見かけないものでしょうね。植物園では植えてあるかも?知れませんが。
今日は一日夏日和の暑い位の「みどりの日」でしたね。外出なさらずに、家中をクリーニングされて、気持ちもさっぱり〜だったことでしょうね。
うちはガラクタが増えて、捨てたくても固執なさる方がいらして・・。
貴重な空間がどんどん少なくなって、探しものの時結局探されずに、また買ってきて、あとで此処にあった〜と言う具合なんです。明日の昼間までお天気は持ちそうですね。
にりんそうさんへ
2007/05/04 23:11
ミニミニ放送局 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
これは中が雪みたいに白くて、餅と見立てられたようですが、有毒だそうです。
ウラシマソウやムサシアブミは気味悪いですが、これは山野草家に珍重されていますよ。
ホント、薔薇や牡丹などと違って、この花を見て、ワッ!!ステキとは皆さん思われませんよね〜。色が地味ですものね。盆栽趣味の方は色々集めてらっしゃるようですが・・。これは茶花としては毅然としていて素敵ですよ。
ミニミニ放送局 さんへ
2007/05/04 23:18
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
以前ムサシアブミやウラシマソウをアップしてらっしゃいましたが、これはそちらでは見かけないようですね。分布として 三重、奈良、四国だそうです。
私も小さい頃、見た事が無かったですよ。
自然で見ると、普通の花よりギョッとしますが、マムシグサやムサシアブミなどに比べたら、ま~~可愛いお花となりますね。昔、ムサシアブミは蝮が鎌首を擡げているのかと怖いでしたね。まだ世界的には、「スマトラコンニャク」の花と言う馬鹿でかい花があるそうですヨ。匂いが凄いのだそうです。
デコウォーカ さんへ
2007/05/04 23:26
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ずっと以前に薬用植物園のものをアップされてらっしゃいましたが、中の様子が見れないのも無理ないですよね。
私も記述を書きながらうちのものはてっきり雄株と思っていました。確認の為外の仏炎苞を無理して引っ張って開けてみたら雌株でした。
テンナンショウ属は性転換するそうですが、自らの株を守る為と繁殖の為なんですね。
OSAMI さんへ
2007/05/04 23:33
町田にエビネ園があるのですが、そこでこの雪餅草を見たことがあります。
花として気味悪がられて、女性からは余り好まれないようだ>そうでした、私も女性だったことに気付きました(笑)
この花を見たとき、名前には不似合いな花だと思った記憶があります。
鬱蒼とした林のようなところで見た所為も有りますが、余り好きになれない花でした。
でも、こちらで見る雪餅草は明るいところで撮影されているので綺麗に見えます。
お花も環境によって違って見える物ですね。
hina
2007/05/05 00:49
hinaさん、こんばんは。夕べ遅くにコメント有難うございます。お返事遅くなりました。
町田にエビネ園があるのですか?それはそれはきっと今頃見頃でしょうね? そこではユキモチソウも見られたのですね。今日大国魂神社の暗闇祭りがあったのですが、そこでも山野草として、ウラシマソウやユキモチソウも売っていました。興味ありそうに、女性もしっかりと覗いてらっしゃいましたよ〜。
そこでもサンザシが小さい株なのに、花付がとても良くて、売っていました。欲しかったのですが、あとの管理を考えて残念ながら他の山野草を求めてきました。
やはり雪餅の名前に惹かれる方は少ないのでしょうね。これは一般には好きになられない花なんでしょうね。うちのものは、日当たりで他の花と一緒に写しましたで、明るいイメージに写っているのかも知れませんね。花も写す環境によるのでしょうね。山の暗いところではイメージが悪いですよね。hina さんのフォットのお花はフレームの所為か(腕も勿論!!)何時も明るく綺麗で、芸術性がありウットリ〜です〜。
hina さんへ
2007/05/05 23:13
一花さん、ユキモチソウ本当に変わった形の花ですね。真の真っ白いのはご説明通り雪の餅にそっくりですね。少し大きい花ですか?そのように見えます。
彦左
2007/05/06 20:29
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
これは草丈が20〜30pとそんなに大きな花ではないですよ。
名前が雪餅ですから、ムサシアブミやマムシグサなどと比べて気味悪さはないようですね。茶花として珍重されて、山野草家にも人気ですよ。
彦左さんへ
2007/05/07 00:47
ユキモチソウ(雪餅草) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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