一花一葉

アクセスカウンタ

zoom RSS ハナイカダ(花筏)ほか

<<   作成日時 : 2007/05/05 21:54   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 14 / トラックバック 0 / コメント 25

画像

ハナイカダ(花筏)と素敵な名前を持つが、さて何処に花が?と思ってよくよく見ると、葉の真ん中の上に小さな突起のそれが花であり、何とも不可思議な植物である。

画像
          <2007/4/20撮影>

ハナイカダ(花筏)とは桜の花が散って、水面に散り敷いて流れる花びらの群れを筏に見立てたものだが、この植物の名前の由来は、葉を筏に見立てて、筏の上に載った花ということだ。
(また花を筏に見立てるという説もあるが、広辞苑では筏の葉の上に花が乗っている解釈だ。)

画像
         <2007/4/28撮影>

ミズキ科の落葉低木で、これは高さ1〜2メートルしかならず、我が家の狭い庭の庭木としては丁度手頃であり、また茶花や花材としても重宝されている。

画像

春になって瑞々しい若葉が出てきた。下葉などの小さいものには見られないが、何時の間にか大きい葉の葉脈の真ん中に1個の緑の臍のようなものが見えて、4月下旬には花が開いてきた。

画像
          <2007/5/1撮影>

我が家のものは、葉の上に1個の花しか咲かず、他所では3〜5個付いているものがある。調べて見ると雌雄異株があり、雌花は径4ミリほどのものが通常1個で稀に2〜3個付き、また雄株には雄花の径3ミリ位のものが3〜5個出来ると本にある。(山・渓社:日本の樹木より)

画像

花後8月頃に1センチにも満たない実が生って夏に黒く熟すとあるが、我が家のものは何故か未だに実を確認した事がない。
出来た実は甘味があり果樹酒にもなるようだ。

葉の縁はズームで見ると鋸葉となっているが、若芽は食用になるそうで、別名がママッコ(飯っこ)とも呼ばれ、山菜の本にも紹介されている。
天婦羅・御浸しなどに利用されるとあるが、試食してみたら苦味がなかったものの、火を通さない生では不味かった。

ユリ科のナギイカダと言うのもあり、未だ見たことはないが、同じような花のつき方をするとある。
ナギイカダ(植物園にようこそ様HPより)

ミズキ科ミズキ属には、ミズキ、サンゴミズキ、サンシュユ、ヤマボウシ、ハナミズキなどがあり、このハナイカダはハナイカダ属だ。またアオキは常緑で葉が似ていないが、ミズキ科アオキ属だった。
画像
        <ミズキ科の葉4種>

我が家にあるミズキ科のサンシュユ(左)、ハナミズキ(下)、ハナイカダ(上:花の付いていない葉)、アオキ2種(右)を一緒に並べてみた。
なお、ミズキ(水木)は樹液が多く、特に春先に枝を折ると水のような樹液が滴ることによると同じ本に記載がある。

またサンシュユの花は以前アップして葉を確認しなかったが、今年アップし損ねたアオキ、ハナミズキの花ももう盛りを過ぎてしまった。
サンシュユ:2007/03/07

画像
        <アオキの花(ミズキ科アオキ属):2007/3/29撮影>

画像
        <ハナミズキ(ミズキ科ミズキ属):2007/4/26撮影>



「庭をおおう大木となりハナミズキ花のあかりを闇にひろげる」(鳥海昭子)


「軒に下げ徳利に挿し湯に浮かし菖蒲匂える五月の五日」(々)


「ゆく水のみとりにくだす花筏」(松村桃鏡)

<ハナイカダ(花筏)>
ミズキ科ハナイカダ属
別名 : ママッコ(飯っこ)、ヨメノナミダ
学名 : Helwingia japonica これもjaponicaの名がある。
分布 : 北海道南部、本州、四国、九州、中国
開花期:4〜6月
樹高:1〜3メートル、落葉低木
山地帯の湿ったところを好む。
このような花の付き方をするものに、地中海沿岸原産で、庭にたまに植えられる、葉が小さく濃い緑のユリ科のナギイカダがあるそうだ。
摘み取った若芽は山菜として、実は果実酒にも利用できるそうだ。
ハナイカダ(花筏)2006/04/16


「春風に揺れつつ新芽の葉の中を緑なす小花花筏咲く」

「何処へか流れ下りて消えゆきし桜花びら花筏ありき」

「カメラズームにて捉えたる花筏吹き抜く薫風花揺らしおり」

「嫁の涙見るかの如く花筏狭庭の庭隅木漏れ日の中」

「揺れ揺るる花水木の花色褪せつ若葉を透かす夏日の光」

「隣二軒ベランダ越しの鯉幟皐月の風を横長に泳ぐ」

「地響きを立てて鳴り行く大太鼓暗闇祭りのひとひとの波」

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 14
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた
面白い 面白い 面白い
ナイス ナイス

コメント(25件)

内 容 ニックネーム/日時
 一花さん、ハナイカダとは、一転してシブイものを出していらしたのですね。さすが目のつけどころが違います。葉の上に花がつき、実がなるとは面白い性質ですよね。
 昭和記念公園の花木園の展示棟の脇に、ハナイカダの株立ちがあり、先日見てきました。新芽はいかにも柔らかそうで、まだ食べたことはないのですが、どんな味なのでしょうね?

 葉を比較のために並べてみるとは、さすがの勉強熱心ですね。
なおさん
2007/05/05 22:23
何時も楽しく勉強させて頂いています。
でも、今日のは、最高に驚き!!
こんな花の付き方があるのですね。
chiemi
2007/05/05 22:59
私も皇居東御苑でハナイカダを見ましたが、葉に一個しか付いていませんでしたから雌花ということですね、葉が食用に成るとは知りませんでしたが、機会があったら想いだして試してみようと思います。
OSAMI
2007/05/05 23:05
ま〜!可愛いですね!
前から、気になる花のひとつでした。アップの花しみじみ拝見しました。まるで噴水のようで、今にもお水が出てきそうな・・・・。
それにしても、不思議で、可愛くて、愛おしい花、”花筏”。ネーミングもすてきですね。

ミズキ科の葉を、デザインのように並べて見比べる・・・こんな着想が脱帽です。ますます、一花さん尊敬してしまいます。

”何処へ流れ下りて消えゆきし桜花びら花筏ありき”
楽しんだ桜も消えうせた今、桜と水辺のハーモニーを思い浮かべました。
にりんそう
2007/05/06 07:55
なんと〜初めてみました。ハナイカダ...めを凝らさないと見過ごして
しまいそう!じっと見てると可愛いー花筏。
ハナイカダどこかに探しに行って見ます。探せるかなぁ〜。
coupu
2007/05/06 10:03
こんにちは、一花さんの庭には”花筏”もあるのですか!!
名前は聞いていましたが、こんなふうに色々な角度でみせて
いただけて、一花さんの観点の素晴らしさに感心です、改めて
本物が見たくなりました、近ければ”一花植物園”行ってみた
い位ですね、先日の原種のチューリップもとても興味深く拝見
致しました、原種のチューリップは難しくはないのですか?
やはり掘り起こして管理をするのでしょうか
 みなさんより、いつもワンテンポ遅れて、ゴメンナサイ (-_-;)
 
いけちゃん
2007/05/06 16:59
ハナイカダと言うんですか?面白い花で、そしてとても可憐ですね♪
アオキの花も、実は見たことがあるのですが、花は初めて見るような気がします。
今日も珍しいお花を見せていただき感動です。\(^○^)/
hina
2007/05/06 17:39
面白い花ですね。葉の真中に花が付くとは、葉と花の関係では初めて見ます。確かに、葉の臍の位置に咲いていますね。この筏は川に流したら上手く流れに乗って海まで届きますかね(笑)?
デコウォーカ
2007/05/06 19:01
初めて見た花です。自然の不思議さを感じます。美しい光景を思い浮かべています。花いかだという花名そのものが美しいですね。誰がつけたんだろうと。「何処へか流れ下りて消えゆきし桜花びら花筏ありき」鳥海さんらしいこどもの日の感じ方ですね。「軒に下げ徳利に挿し湯に浮かし菖蒲匂える五月の五日」(々)。一日遅れてしまいました。
hanahhana1952
2007/05/06 19:30
一花さん、ハナイカダ(花筏)何とも不思議な花ですね。どうして葉の真ん中から出るのでしょうね。植物も不思議なものが有りますが、これほど変わったものはないでしょうね。名前にこじつけると葉が筏で真ん中に人が乗ってるようです。白ハナミズキも今年ゴルフ場で初めて見ましたが葉の先に少し赤いのが付いてました。でもこの写真のハナミズキはすべて真っ白ですね美しいです。
彦左
2007/05/06 20:41
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。これは茶花としても人気ですよ。昨日の神社の山野草露天商でも売ってましたよ。優雅な名前からしてどんな花かと思えば、地味な臍?の感じですよね。
これは何かの葉に似ると思ったら、ミズキ科の葉でしたので並べてみました。またアオキも同じミズキ科でしたので、ちょっと??と思ってしまいますが、共に瑞々しい感じはありますね。なおさんと違って、怠け者で勉強嫌いなんです〜。
なおさんへ
2007/05/06 22:49
chiemiさん、こんばんは。去年も同じ記事を書きながら、忘れている事が多くて、まるで記憶力衰退していてがっかり〜です。
自分のために記事を書いていますが、ブログとしては失格ですよね。
お花は好きなんですが、こんな形で花の記事を書くべきかと疑問に思ってしまいます。
こんな花もあるのだよ、とぐらいでいいかも知れませんよね。
chiemiさんへ
2007/05/06 22:52
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
これと同じものをご覧になられましたか?
去年は花が3個付いている葉もありましたよ。1〜3個付くのは雌花だそうですが、実は確認した事がなかったです。
いま家に、ウグイスカグラの赤い実は出来ているのですよ。
若葉が食用になるそうですけど、苦味はなかったですが生ではちょっと戴けませんね。同じミズキ科のものは食用にならないのでしょうね??
OSAMI さんへ
2007/05/06 22:57
にりんそうさん、こんばんは。何時も丁寧なコメント有難うございます。この植物をご存知だったのですね。
そうなんですよね。ミズキ科ですから、噴水のイメージで水でも出てきそうですよね。見る人によって想像が違いますね。
名前の「花筏」が優雅で想像が膨らみますよが、美しい言葉って不思議ですよね。気持ちも詩的で美しい心になりますものね。
これが変な名前でなくて良かったですよね。
葉は、たまたまミズキ科のものがあって、似たもの同士として写してみましたが、アオキが同じ科とは意外でした。
何時も下手な即詠を並べておりますが、ちっとも上達しませんし、お見苦しいことです。勉強のつもりで書いていますが、この頃前より衰退していくようです。
にりんそうさんへ
2007/05/06 23:05
coupuさん、こんばんは。コメント有難うござます。
こんな変った花の付き方をする植物もあるものですね。花として小さいものですヨ。
名前の「花筏」に随分得をしている感じですが、別名の「嫁の涙」も一体だれが付けたのでしょうね。これは山のあちこちで、見かけるようですよ。花屋さんでは売っていないようですが・・。
coupuさんへ
2007/05/06 23:09
ハナイカダ、きれいな名前ですが花はすごく地味でそして見た事もないくらい変わっていますね。葉の真ん中に花が咲くなんて!
そして一花さんのお宅にはハナミズキもあるのですね、この花、大好きです。以前ピンクのハナミズキを買いましたが,水遣りが足りなかったのか、枯らしてしまいました・・
未来
2007/05/06 23:24
いけちゃん、こんばんは。コメント有難うございます。
ハナイカダは名前が優雅な割には地味な花ですが、花材としても利用されますよ。
うちは狭い庭に、なんでも植えてありとても見苦しい庭です^。これからは藪蚊が凄いですよ〜〜。
植物好きで珍しいものがあると管理も考えずに、求めて来ては枯らし〜が多いです。
樹木は余り枯れないですが、大きくなって日陰が増えて剪定が大変ですね。原種チューリップの記事も読んで下さって有難うございます。
原種の方なんですが、水遣りを多くする所は球根が腐れるようです。毎年出て来るところは、水も遣らないので、ほったらかしで大丈夫のようです。でも去年のプランターからも出てきていましたが。原種でも気難しい品種もあるようですね。
いけちゃんへ
2007/05/06 23:27
hina さん、こんばんは。コメント有難うございます。
名前が優雅な「花筏」とありますので、綺麗な桜のような花を想像してしましますよね〜。ホント、面白い形で可憐♪と仰って戴いて、有り難いです〜〜。みかたによっては、ちっぽけな詰まらない花とも、また臍のようとも〜。\(◎o◎)/!
植物の世界にも変わり者がいるものですね〜〜。\(^○^)
これは茶花としても利用されるのですよ。
hina さんへ
2007/05/06 23:32
デコウォーカさん、こんばんは。コメン有難うございます。
葉と花がくっついている植物が、他にも「ナギイカダ」と言うのがあるそうです。これは普通の山でも見かけられるようですが、そちらの山野草・植物の宝庫の山に無いのが不思議です〜〜。今度しっかりと探して見て下さいませ〜〜。花ととても小さいですよ。
この筏は流れ流れて、海まで行くでしょうか??多摩川下りで途中で藻屑となるかも知れませんね。
デコウォーカ さんへ
2007/05/06 23:38
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
帰省でお疲れだったことでしょうね。今日は雨でガーデニングが出来ませんでしたので、骨休みされたことでしょうか。こちらは長い休みが続いて、何となく疲れっぽくて〜でした。
「花筏」と言う美しい言葉の響きに得をしている植物ですが、命名者に尊敬しますよね。不思議な植物もあったものですね。桜花びらが流れていくさまをこんな植物にも名づけられて幸せな植物です。でも別名の「嫁の泪」は現実的ですよね。木陰で泣いている嫁の涙。。辛い涙でもあるのですよね。
鳥海さんの5月5日の歌はリズムと歯切れ、そして元気な歌ですよね。
私の歌はいい加減ですみません〜。
hanahhana1952さんへ
2007/05/06 23:44
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。
こんな面白い形で、葉の真ん中に臍でも乗っている感じで不思議な花ですよね。
茶花としても利用されますので、名前が「花筏」と優雅でしょうか?
これはミズキ科で、ハナミズキやサンシュユの葉とも似ていますね。
うちのハナミヅキは最初はクリーム色で黄色っぽかったのですが、次第に白くなってきます。花のへこんだ部分の縁がちょっと褐色ですよ。
昔は赤い花が多いでしたね。
彦左 さんへ
2007/05/06 23:49
未来さん、こんばんは。コメント有難うございます。
これは名前が優雅な割には、ちょっと??と言う感じの花ですよね。変っていると言うか、何故こんな咲き方をするのでしょうね。分からないのですよ。ハナミヅキは今年の花付が少なかったです。私も昔1本、何かの記念樹として貰ったものを枯らしてしまいましたよ。ご近所でも大きくなったものが枯れたと仰ってましたが、突然枯れたようです。ミズキ科ですから、水の遣りの問題?でしょうか?残念でしたね。
未来さんへ
2007/05/06 23:54
はないかだ、山歩きで何度か見ました。
ほんとに変わった不思議な植物です。葉の真ん中に花が咲くんですから。
ほかにはないでしょうね。
ミニミニ放送局
2007/05/07 21:55
ミニミニ放送局さん、こんにちは。夕べコメント有難うございます。お返事遅くなりました。
山歩きでハナイカダをご覧になったのですね。これは若しかして、あちこちの里山でも見られるのかも知れませんね。何せ小さい臍のような?花ですから、気付かれないのかも知れませんね。
変った植物で、こんな葉の真ん中からどうして花が?と思ってしまいます。
他では、ナギイカダと言うのがあるようですが、まだ見た事がないのですよ。若しかしてまだ知られていないものが多くあるかも知れませんよね。
そうそう花ではないですが、ハカラメとか、コダカラソウなども変っていますよね。
ミニミニ放送局 さんへ
2007/05/08 17:45
花筏は葉の上に花が咲く。ガンに良い。アルカロイド含まれている。
とおりすがり
2008/08/13 14:44
ハナイカダ(花筏)ほか 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる