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zoom RSS オダマキ3種

<<   作成日時 : 2007/05/09 21:10   >>

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春から咲くキンポウ科の花は美しいものが多いが、その中で園芸的に出回っているオダマキ(苧環)には、日本的なものや西洋のものなどを見かける。


普通に「オダマキ」として売っているものは、中部以北の高山に自生するミヤマオダマキ(深山苧環)の園芸種とあり、花色は青と白のシックで落ち着いた感じの和風の花だ。

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以前求めて鉢に植えていたら、毎年同じ鉢から出てくる。これは零れダネでも出てくるようで、違う鉢からも、また全く離れた西壁ブロックの際からも何株も出ている。

オダマキ(苧環)2006/04/14

南花壇の鉢で育てているものはもう種が出ているが、半日陰の西側のものはまだ花が咲いており、蕾のものもある。

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   <西ブロック壁際より:2007/5/8撮影>

西側ブロック際は場所的に砂利を敷いてあるが、風通しが良く半日陰なのでそこが気にいったようで去年から出てくる。
ミヤマオダマキは高山の礫地に生える多年草なので、環境的に其処が良いようだ。

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ガーデニング素材としてもこの花は人気で、下向きに可憐に咲く美しい花は茶花としても利用される。
花と見えている大きい5片は萼で、中にある小さなものが本当の花弁で、その先は白色だ。
花弁は、背後にあるくるりと巻いた「距」と呼ばれる尻尾のようなものに繋がっている。

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   <背後の距の様子>

花色に萼も花も真っ白のものがあるが、白花種として今春株で求めたものは八重の西洋オダマキで花が上向きだった。

苧環の謂れは、この5本の距を糸巻きに見立てられて、昔は「イトクリソウ」と呼ばれ、その後苧環に変ったと言う。

日本にはミヤマオダマキの他に、ヤマオダマキと言うのもあり、全国の山の草原や道端に生える大型種で、花期的に6月頃から咲く。花色が紫褐色や淡黄色(キバナノヤマオダマキ)の花もあり、萼は白っぽい。これも渋くて茶花として利用される。

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<オダマキ(苧環):(ミヤマオダマキ)>
キンポウゲ科オダマキ属
学名:Aquilegia flabellata
別名:アキレギア、イトクリソウ
花期:4〜6月
原産地:日本、(園芸種)、北半球に分布
多年草(耐寒性) 
オダマキは日本(北海道〜本州北・中部)、朝鮮半島、南千島、サハリン等に自生するミヤマオダマキから作り出されたとされる
性状:多年草

「誓いなど持たざるもよしオダマキの意志たかだかと花のむらさき」(鳥海昭子)

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カナダオダマキと呼ばれる赤橙色が印象的な「アクィレギア・カナデンシス」。
これはアメリカ北部に自生しており、出回っているのは園芸種だ。

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去年北大の植物園に出かけた園内にはカナディアンロッキーガーデンがあり、砂利や小石をひかれた場所には、高山植物として何株ものカナダオダマキなどが見事に咲いていた。

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この花の真ん中の黄色が花で、花より先にしっかりと蕊が見えている。花と繋がっている距は、日本のオダマキと違って随分長くて外人の足のようだ。
見方によっては、山小屋にランプが吊り下がっているような感じの花だ。

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以前鉢で戴いたものだが、去年は花付がとても良かった。だが今年は株的に半減している。
この調子でいくと、来年は株が更新されないかもしれない。
オダマキ・2(カナダオダマキ)2006/04/17
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オダマキは多年草で、日当たりと風を好み、夏場は涼しい所で管理だが、花後に種が出来る。そして株の脇から新芽を膨らませて冬に休眠しており、毎年同じ株で栽培することは難しいと本にある。種からは3年かかるようだが、更新したほうが良さそうだ。

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<カナダオダマキ>
キンポウゲ科オダマキ属
正式名:アクィレギア・カナデンシス
原産地:カナダのノバ・スコシア半島〜ロッキー山脈以東のテキサス州に自生
花期:4〜5月
花弁と見えるのは萼片。
独特の毒があるそうだ。
名前の由来は原産地カナダより。

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今年ポット苗で求めたフウリンオダマキ(風鈴苧環)。花も小さく薄桃色で可憐な風鈴のようだ。形として苧環特有の花の背後の距がない。

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風鈴の名前と可憐な姿に日本原産のように思ったが、中国原産で四川省、チベットの標高の高い山地に自生するとあり、日本の夏の暑さには弱そうだ。

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草姿と葉はオダマキに似ていており、まるで風に揺らぐ風鈴の音が聞こえてくるようだ。

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此処連日の暑さで、花期も短く、もう何輪かしか風鈴が下がっていない。
山野草としても人気でこれはオダマキとあるが、オダマキ属でなくオダマキモドキ属で、別名もオダマキモドキとある。

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<フウリンオダマキ(風鈴苧環)>
キンポウゲ科オダマキモドキ属
学名:Semiaquilegia ecalcarata
原産地:中国
花期:5月

「苧環に糸を繰るごと日々綴るブログの記事の花の数多を」

「薄桃の風鈴の花苧環の夏日の陽射しに花い萎えゆく」

「静々と苧環の花咲き継ぎて初夏の花壇に種を結べり」

「風吹けば小花揺れいる風鈴の桃色苧環花色優し」


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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
今年は我家にも苧環が2鉢ありましたが既に花は終えています。綺麗だなと見ていましたが、一花さんちの3種類はどれも我家のものよりズーッと綺麗ですね。特に色が鮮明で綺麗です。色々の品種が有るのですね?
デコウォーカ
2007/05/09 21:56
我が家も数種類咲いているのですが
カメラが壊れて撮れません。(ノ_σ)クスン
デモ黄色のオダマキいつの間にか消えてしまいました。
ゆう
2007/05/09 22:22
「風吹けば小花揺れいる風鈴の桃色苧環花色優し」ふうりん苧環気に入りましたよ。まだ見ぬきみはうつくしです。一花さんお歌もうつくし
hanahhana1952
2007/05/10 00:08
 一花さんちは、いろいろ綺麗な織田麻紀さん?ぞろいで良いですねえ。かの静御前のしずの苧環を彷彿とさせる風情でしょうか。
 うちでもミヤマオダマキとオオヤマオダマキが咲いていますが、西洋のもいろいろ華やかで楽しいですね。
なおさん
2007/05/10 00:28
今日もまた、すばらしい苧環のお写真、恐れ入りました。
どうしてこんなにきれいな色や、素敵なアングルで、撮れるのか・・・・カメラ腕もさすがですね!

”風吹けば小花揺れいる風鈴の桃色苧環花色やさし”
風鈴苧環、可憐でいいですね。風鈴の涼しげな音色がこちらまで聞こえてきそうです。強い日差しには、程遠い花ですね。
にりんそう
2007/05/10 09:28
オダマキいろいろと楽しませて戴きました、カナダオダマキは感じが少し違うくらいですが、フウリンオダマキは別の花のような印象ですね、やはり属が異なることは分かるような気がします、ところで葉のほうは同じ様な葉なのでしょうか?(最後の画像ではその様に見えます)。
OSAMI
2007/05/10 11:24
苧環にも「日本人」と「西洋人」とがあるみたいで面白いですね。
雰囲気と言い、見た目と言い、いかにもそんな感じです。
「距」が「裾」を思い出させます。
未来
2007/05/10 11:26
デコウォーカさん、こんばんは。夕べコメント有難うございます。お返事遅れました。
デコウォーカさん宅は苧環が2鉢あって、これは良くご存知でらっしゃったのですね〜。和風で結構人気の花で多年草ですので、好まれて植えてらっしゃいますよね。うちも鉢ですが、種類によっては株が細っていくようです。青い種はとても元気ですよ。風鈴苧環は可憐で山野草向きですよね。まだこの外に西洋種のものがあり、花として賑やかで華やかなものが出回っていますよ。あと3種アップ予定ですが、まだ1株蕾です^。今日外出先で、洋種の華やかなものを見かけましたよ〜〜。
デコウォーカさんへ
2007/05/10 19:28
ゆうさん、こんばんは。お久しぶりです〜。ご無沙汰しております。夕べコメント有難うございます。お返事遅くなりました。
お花好きなゆうさん宅ですから、今頃色々咲いていることでしょうね〜。黄色い苧環もありますか?苧環は宿根で手間要らずですが、消えることもあるようですね。今カメラ故障なんですか〜。でもブログ記事は書いてあり、何台もカメラを持ってらっしゃって応急処置OKなんですね。
以前イキシアの球根記事のことを書いてらっしゃいましたが、今頃花盛りでしょうか?相変わらず色々ご活躍でらっしゃいますネ。
ゆうさんへ
2007/05/10 19:34
hanahhana1952さん、こんばんは。夕べ遅くにお疲れのところ、コメント有難うございます。お返事遅くなりました。
風鈴苧環、お気に入りでしょうか?山野草のお好きな、お隣のおばさん先生宅にも、若しかして育ててらっしゃるかも知れませんよね。
風鈴が皐月の風に揺れて、とっても可憐で可愛いのですよ。宿根で、青いミヤマオダマキは丈夫で増えるのですが、この風鈴苧環は暑さに弱いようです。来年も育てられるか?です〜。まだ見ぬ美しい風鈴苧環、是非見つけて育ててくださいね〜〜。
hanahhana1952さんへ
2007/05/10 19:44
なおさん、こんばんは。夕べ遅くにお疲れのところ、コメント有難うございます。なおさんちの小田真紀さんは、以前「オオヤマオダマキ」さんの大柄な花でしたね。一年草感覚で種で更新ですか?うちはほったらで、あちこちから出てきますよ。カナダさんは株が半減しましたが、零れダネを期待です〜。あと白子さん、黒子さん、他蕾の何とか子さんの織田真紀さんがあります〜。洋種として他に多彩で出回っていますね。今日、外出先で見かけましたよ。風鈴は可憐で可愛いですね〜〜。
なおさんへ
2007/05/10 19:52
にりんそうさん、こんばんは。何時も丁寧なコメント有難うございます。
オダマキは被写体として綺麗ですね。また花自体もキンポウゲ科の美しいものですので、カメラ収まりがよいです。この花だったら、誰でもこんな風に写ると思います〜。
何時も下手な即詠ですが、風鈴苧環は可憐で可愛いですよ。薫風に揺れてまるで鈴の音が聞こえてくるようです。桃色小花がやさしい風情で見るものを優しくしてくれます。
苧環は、やはり高山に育つ花ですから、強い日差しには弱いですよね。春は日当たりを好みますが、日本の熱帯夜は耐えられないようですね。
にりんそうさんへ
2007/05/10 20:57
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
カナダオダマキは、花が細くて蕊も出ており、目だつ色で異国的ですね。
フウリンオダマキは、背後の距と言うのがなくて、属がモドキが付いています。
でもこれも和風で大人しくてオダマキらしいですよね。画像、葉を写していなかったですね。すみません〜。
花が小さくて、葉も小さめですが、普通のオダマキに葉が似ますよ。
これもキンポウゲ科で綺麗な花ですね。OSAMIさんが良くお出かけの植物園では、変ったものがありそうですが。もう花期的には、賑やかな西洋オダマキが満開のようですよ。結構人気で見かけます。
OSAMIさんへ
2007/05/10 21:05
未来さん、こんばんは。コメント有難うございます。
オダマキにもミヤマオダマキとヤマオダマキは日本に自生するものですよね。オダマキの仲間はヨーロッパ、アジア、北アメリカなど北半球に広く分布とあり、セイヨウオダマキとして花色が多彩で華やかなものが多いですね。
まだうちでもあと西洋種のものを育てていますが、花の感じが違いますよ。それに交配種も色々出来ているのでしょうね。華やかなものを見かけます。
距と言う独特の背後にある、この糸巻きのような軸がこの花の特徴でしょうか?風鈴オダマキにはないですが、オダマキモドキ属となっていますね。何故こんな距があるのでしょうね。面白い形ですね。未来さんには距が裾みたいに思われましたか?
未来 さんへ
2007/05/10 21:15
山で見かけるオダマキと園芸品種のオダマキとはかなり趣が違いますね。
可憐さと華やかさの違いといいましょうか、西洋オダマキの方が元気種で派手好みの人には受けるようです。私の場合は富士山の自生をみることが多く、ほとんどがミヤマオダマキになります。
目黒のおじいちゃん
2007/05/11 07:14
綺麗な色合いですね。
我が家は八重。でもシンプルな苧環は、
花弁の美しさが際立って、素敵ですね。
chiemi
2007/05/11 12:54
目黒のおじいちゃん、こんんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
私はまだ山に自生するのものを見たことがないのですが、このミヤマオダマキの青と白色なんでしょうね。山に咲く山野草はどれも可憐で楚々としてますよね。西洋オダマキは派手と言うか、個性が強いですよね。派手好みなんでしょうが、それもまた鉢植えにして置き場所を考えると、夫々の良さもあるようです。地味な中に華やかさを潜めている花は素敵ですよね。 咲く花も己の姿を知っている訳ではなく、かた生まれを選べるものでもなく、人の好みに左右されるちっぽけな命短きただの花ですよね。
生意気ですが、自分で育てて見ると、どの花も夫々にいとおしく思えるこの頃です。(強いて言うと、和風のものが好みなんですけど〜〜。)
目黒のおじいちゃんへ
2007/05/11 21:42
chiemiさん、こんばんは。お忙しい中、コメント有難うございます。
chiemiさん宅のオダマキは八重でしたか?西洋オダマキには個性の強いものがありますね。うちも白と黒の八重を育てていますよ。また何時かアップですが。
八重は何故か重たげですが、人はその時々の思いに花の好みも変わってきますよね。
八重は八重でまたその花びらの重なりのように思いが深いですし、一重はシンプルでいいものですよね。自由自在ひとの思いは変っても、ただ花は美しい、それだけですよね。育てるもの見るものの勝手に左右されず、花の命は短いものですね。
chiemiさんへ
2007/05/11 21:49
一花さん、オダマキの花は鉢植えに最適ですね。
毎年出てくるのですか?三種となってますが、こうして写真でみると
沢山の種類のように見えるのも不思議ですね。
彦左
2007/05/13 15:28
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
オダマキはうちも鉢植えなんですが、零れダネであちこちからも出ていますよ。結構逞しいものですね。今回は3種類、写真を色んな角度で撮っていますので、多くあるように見えるのでしょうか。またあと3種類アップの予定です。西洋オダマキモ姿が八重のものなどあり、色も多彩です〜。
彦左さんへ
2007/05/13 23:07
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