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この時期、ナデシコ科で山野草として持て囃されるものに、センノウ(仙翁)の仲間がある。 センノウの花色は鮮やかで、ちょっと山野草らしくない燃え立つ色が多く、葉ものの花材と取り合わせて茶花としても素敵な花だ。 その中で、観賞用として園芸的に知られているのがマツモトセンノウ、フシグロセンノウ、ガンピ(岩菲)などだ。 我が家ではこれ等を以前から地植えして育てていたが、咲いた翌年から出てこなくなって、何度か求めて植え替えてみたが結局駄目だった。 ある苗の会社のHPに、「マツモトセンノウは、都市の中では鉢植えにすることをおすすめします。早春の芽立ち前に、毎年植え替えるとよく育ちます。根を大切に2〜3芽1株に分け、6号鉢に2株ほど植えます。腐葉土を3割ほど混ぜた用土で、水はけよく植えます。用土には緩効性の粒状肥料を混ぜておきます。」とあった。 水遣りが面倒なので、今迄殆どの山野草を地植えしていたが、翌年花が咲かなくなったり消えるので、今では鉢管理としている。 このマツモトセンノウも紅白の2種の苗から求めて、早春に植え替えたものだ。 花は直径4〜6センチと大きめで全開して咲き、5枚の花弁の縁が窪んでハート型をしており、赤朱色は目だつ色だ。 同じ鉢の白色は丸みを帯びて、切れ込みが少なく大人しい咲き方だ。 これはナデシコ科センノウ属で、センノウの属名のリクニス(Lychnis)は炎の意味があり、花色が緋色、火炎色をしているからと本にある。 センノウ(仙翁)の名前の由来は、京都・嵯峨の仙翁寺で最初に見出されたからとあるが、今ではもう廃寺となっているそうだ。 またマツモトセンノウ(松本仙翁)は、ルーツが色々取り沙汰されていて不明だったそうだが、元来中国や朝鮮半島が原産と判明し、室町時代には渡来していたそうだ。 その後江戸時代には愛好家に持て囃され、在来種を広めたのが信濃松本で、マツモトが付いたとある。(山・渓社:野草の名前より) <マツモトセンノウ白花種> マツモトセンノウは朱色、白の花色の他に、本で見ると桃色、濃い赤色などがあるようだ。 なお、フシグロセンノウは本州から九州の山地の林内に自生するが、花弁縁のへこみが少なく、節が黒褐色を呈している。 <マツモトセンノウ白花種> ガンピ(岩菲)は江戸時代に中国から渡来したもので、マツモトセンノウに似るが、花弁に小さな鋸葉状の切れ込みが入っていて、マツモトセンノウより茶花としてより愛でられ、茶席ではこちらを多く見かける。 落葉低木のジンチョウゲ科ガンピ属で和紙原料となる雁皮があり音の名前が同じだが、全く違う。 日本の山にはセンジュガンピが自生する。 <マツモトセンノウ> センノウの仲間として他にツクシマツモト、エゾセンノウ、オグラセンノウ、エンビセンノウ、センジュガンピ、オトメセンノウ、カッコウセンノウ(ヨーロッパ種)などがある。 スイセンノウ(酔仙翁)(別名フランネルソウ)と呼ばれるリクニスもあるが、これは山野草でなく、南ヨーロッパ原産の洋種のガーデニング用の花だ。宿根草として、今開花中だ。 リクニス(スイセンノウ)2006/05/30 <マツモトセンノウ2007/6/1撮影> <マツモトセンノウ(松本仙翁)> ナデシコ科センノウ属 学名: Lychnis sieboldii(=Silene sieboldii) 英名: Siebold campion 性状: 多年草 (耐寒性) 原産地:中国。朝鮮半島、日本 草丈:30〜40センチ 開花期: 6〜8月 備考: 注:レッドデーターブック記載の危急植物 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 春に宿根草として鉢花で出回って、育てていたリクニス・ホワイトロビン。 花を見ると、白い切れ込みがヤマトナデシコをより繊細にした感じで、リクニスと言う名前に聞き覚えがあった。 求めたラベルを見ると、ナデシコ科センノウ属で、調べて見るとヨーロッパ原産のカッコウセンノウ(郭公仙翁)の桃色種があるが、これはその白花種とあった。 ヨーロッパ、シベリアが原産地で、湿った牧草地などに自生しているようで、実際は丈夫で放任でもよく育つとあった。 鉢花として求めたが、小花の花付が良く、ラベルには耐寒性に勝れているとあり、日当たりを好み、盛夏の時は半日陰管理とある。 日本のセンノウの仲間とは違って、洋花風な華やかさがあり、切花としても利用出来るようだ。 もう花期が終わってしまって、種がたくさん出来たが、鉢管理として根が生きていて丈夫そうだ。 今日から水無月だ。もうナメクジ、ヨトウムシなどが夜な夜な出没して、せっかく咲いたマツモトセンノウなどの花びらが食べられていた。 <白花カッコウセンノウ(リクニス・ホワイトロビン)> <リクニス フロスククリ ‘ホワイトロビン’(白花カッコウセンノウ)> ナデシコ科センノウ属 学名:Lychnis flos-cuculi ‘White Robin’ 花期:5〜6月 草丈:30〜50cm ※カッコウセンノウ(郭公仙翁)の白花種:ピンク色が基本種。 「水無月の庭に燃え立つ仙翁の朱の花色に初夏の陽注ぐ」 「紅白の二種咲き揃う仙翁の花に宿れる昨夜(きぞ)の雨露」 「華やかに郭公仙翁白花の咲き終え鉢に朱の仙翁咲く」 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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岐阜の里山で、杉の植林下でフシグロセンノウが、鮮やかな色彩を放っていたのが印象に残っています。センノウは花も葉もしっかりとした色をしているのが手伝って、洋花っぽいところもありますね。薄暗い林を背景に、すっと立っているのを見たとき、不思議な、光るものを見たような気がしました。これからの時期、一本立ちで目に付くのは、ササユリやヤマユリです。ササユリを目にしたときも、フシグロセンノウの時と似ていました。なんだか、花がささやいてくるんですね。それで目を遣ると、咲いているのです。 |
ひめだか 2007/06/02 00:36 |
「白花カッコウセンノウ」 |
chiemi 2007/06/02 03:06 |
おはようさん一花さん。水無月と改めて漢字を見て、梅雨なのにねと今日は感じてしまった。(笑)大雨でしたし。「水無月の庭に燃え立つ仙翁の朱の花色に初夏の陽注ぐ」そして初夏でもあるんですね。もう今年も半年目ですね。 |
hanahhana1952 2007/06/02 04:49 |
マツモトセンノウ、一花さんの思い入れが強いので迫力がありますね。 |
目黒のおじいちゃん 2007/06/02 06:58 |
一花さんちでは、マツモトセンノウが咲いているのですね。情熱の朱赤の花と清楚な白い花とそろいで咲くと良いですね。 |
なおさん 2007/06/02 09:32 |
リクニス・ホワイトロビンって素敵な花ですね♪ |
hina 2007/06/02 09:51 |
こんにちは、今朝PC開いたらblogにコメントが来ている通知がありましたので開いたら一花さんからでした、今日一日良い日だと嬉しく思っています。都合によりこちらへレスさせて頂きました。 |
kazu-o 2007/06/02 11:30 |
ひめだかさん、こんにちは。夕べ遅くにコメント有難うございます。 |
ひめだかさんへ 2007/06/02 18:12 |
chiemiさん、こんにちは。またまた真夜中にコメント有難うございます。 |
chiemiさんへ 2007/06/02 18:18 |
hanahhana1952さん、こんばんは。土曜日でお休みなのに、起床時間がお早いのですね?私は何時も朝寝坊さんです〜。 |
hanahhana1952さんへ 2007/06/02 18:28 |
目黒のおじいちゃん 、こんにちは。コメント有難うございます。 |
目黒のおじいちゃん へ 2007/06/02 18:38 |
なおさん、こんにちは。コメント有難うございます。 |
なおさんへ 2007/06/02 18:46 |
hinaさん、こんにちは。コメント有難うございます。お久しぶりで、ご無沙汰しております〜。 |
hina さんへ 2007/06/02 18:56 |
kazu-oさん、こんばんは。また早速コメント有難うございます。 |
kazu-o さんへ 2007/06/02 19:13 |
マツモトセンノウが綺麗に咲いていますね、私のよく行く植物園にも昨年この花が咲いていたと思うのですが、今年はまだ目にしていません、地植えでしたからここでもだめに成ったのかもしれません、この植物園は放置された自然の状態が多いですから。 |
OSAMI 2007/06/02 19:53 |
おたずねの件、梨が原には個体数は少ないけど自生しています。朱色の花が眼に飛び込んでくるとうれしいですね。 |
目黒のおじいちゃん 2007/06/02 20:10 |
私もフシグロセンノウを昨年、山行の時に林の中で見つけました。薄暗い中で、ハッとする美しさを鮮明に覚えています。その時の写真を今見たらフラッシュの為か、鮮やかな色をしていませんでした。しかし、まぶたの中では今でも鮮やかに残っています。 |
デコウォーカ 2007/06/02 21:39 |
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。 |
OSAMI さんへ 2007/06/02 23:34 |
目黒のおじいちゃん 、こんばんは。今朝おいでて下さったのに、また夜にコメント下さって有難うございます。 |
目黒のおじいちゃん へ 2007/06/02 23:49 |
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。 |
デコウォーカ さんへ 2007/06/02 23:56 |
松本センノウ、素敵な花。少し開きかげんがたまらなく素敵です。 |
にりんそう 2007/06/03 11:02 |
にりんそうさん、こんにちは。お休みの貴重な時間にコメント有難うございます〜。 |
にりんそうさんへ 2007/06/03 16:37 |
一花さん、センノウ(仙翁)の仲間も色々あるのですね。 |
彦左 2007/06/04 20:30 |
彦左さん、こんばんは。こちらもコメント有難うございます。 |
彦左さんへ 2007/06/05 00:26 |
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