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zoom RSS 仙台旅行・1(仙台市野草園その1)

<<   作成日時 : 2007/06/20 22:09   >>

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先週、仙台の秋保温泉郷及び仙台市内の野草園、東北大学植物園などを巡ってきた。
植物の時期がずれてしまうので、都合で野草園の記事から先に記載した。

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仙台野草園は昭和25年(1950年)、戦中戦後の混乱期に荒廃した緑を復活させようと計画され、昭和29年7月21日に市民植物園として開園したとパンフレットにある。
今年で開園53年目になるそうで、当時大人の背丈で植栽されたと言うモミの木が、今では鬱蒼とした林になっていた。
此処の面積 約 9.5haの中には、仙台近郊や宮城県内から採取された絶滅の恐れのある貴重な山野草が色々植えられたそうだが、今では此処の環境に適合して元気に蔓延っていた。

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   <フタリシズカ>
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訪れた時は真夏日のような平日だったが、憩いと涼を求めるには最適の日で、自然の中に身を置いてゆっくりと植物に触れる仕合せを感じた。

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入園すると両脇にモミ林が広がって高山植物区へと続くが、モミ林の樹下には、フタリシズカ、ヤブレガサ、未だ開花していない八重のドクダミの群れなどがあった。

その中に、桃色をしたベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)が何株もあり、ここが随分お気に入りのようだった。ベニバナ種の枝は普通の白種と違って、赤みがかかっているようだ。

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   <ベニバナヤマシャクヤク>

咲き方は広がらず、含み咲きをして、これ以上開花しない。此処の園の方が、何時開花するのか見ているが、これ以上開花せず、落花すると不思議がっておられた。
中にはもう実ができているものもあったが、普通の白花種だったろうか?うちの地植えのヤマシャクはもう2年も花が咲かず、今年求めたポット苗に出来た蕾もついに開花する前に落ちてしまった。
環境的に林の下の腐葉土の中が最適のようだ。

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      <ヤマシャクヤクの実:ベニバナか?>

植物は柵内の向こうにあるのでカメラ撮影が思うようにいかず、取り込んで見たらボケ画像が多かった。
此処の園内の植物にはきちんと案内プレートがあって少し説明もあり、植物に親しみ易くなっていた。

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エンレイソウも花後に蕎麦のような実がしっかりと出来ていて、別名ソババナ(蕎麦花)とも呼ばれるが、初めてこの実を見た。我が家で育てたオオバナノエンレイソウには実が出来なかった。
実生からは10年位かかり、これも自然の中では、蟻が種を運んで繁殖を助けていると以前ブログ記事で書いた。
オオバナノエンレイソウ2007/05/02


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  <エンレイソウ花後の実>


青々とした緑の葉の中に見落とすような小さな釣り糸を持ち上げている感じの緑の植物があり、案内版がなかった。これはサトイモ科のハンゲと呼ばれる「カラスビシャク」のようで、此処で初めて見た。
これより大きいオオハンゲは側には見当たらなかった。

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   <カラスビシャク>

小さな百合の葉の中ニラのような花があり、ギョウジャニンニクだ。
山中修行する行者が食べていた蒜(ひる)なので、行者蒜となり、その後蒜がニンニクになったそうだ。ここのものは随分元気が良い。

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      <ギョウジャニンニク>

見慣れた花後のものがあったが、今丁度うちでも同じ状態のバイカオウレンのようだが、此処のものはセリバオウレンかも知れない・・。キンポウゲ科の綺麗な花が咲いた。

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  <セリバオウレン>   

そしてブログ画像で見覚えがあるが、初めて見るユリ科のクルマバツクバネソウ。
普通のツクバネソウは葉が4枚あるが、こちらは葉も多くて長く花も大きく堂々としていた。

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     <クルマバツクバネソウ>

憧れのシラネアオイは残念ながら花期が終わっていた。此処の環境が適合しているようで、種が早々と出来ていた。発芽率がこれはよいので、どんどん増えるようだ。うちの地植えのものは、鉢で求めた年に花を見ただけで、その後何年も葉だけが出ている。

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      <シラネアオイの種>
    
ここに生えている野草を、仙台市内の自宅の庭に持って帰って育てても、ちっとも育たないと此処の園の方が話しておられた。
やはり野草は野に置いて育てるべきで、自然の森の中の柔らかい土と風を受けて、こんなに生き生きと育って見せてくれていた。

仙台市野草園




「東京へと向う早朝満員の電車に挟まれ旅の始まる」

「北へ北へと新幹線の車窓より見る街看板に見慣るるものあり

「水張り田に等間隔に植えられて早苗青々一面続く」

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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
 一花さん、しばらくお休みと思いましたら、仙台へ旅行されていたのですね。仙台の野草園、いいですね。僕は話にしか聞いたことがありません。1度仙台には行きましたが、まだ寒い春が来ない頃の話で、今頃行くのも良さそうですね。

 ベニバナヤマシャクヤクその他も見られて良かったですね。
なおさん
2007/06/20 23:01
「東京へと向う早朝満員の電車に挟まれ旅の始まる」旅の始まりはいつもこんな感じですね。仙台はいかがでしたか?東北は私の田舎。なんとなく近い感じです。
hanahhana1952
2007/06/21 00:31
紅白のヤマシャクヤクの花、しっかりごらんになれてよかったですね。
もう赤い実が見えていますが早いなー。我が家ではどちらも固いサヤ状のままです。通常は秋にはじけて赤黒が見えるのですが。カラスビシャクは初見でしたか?春に一回咲き今は二度目の開花です。以外に小さい草丈のためみなさん見逃しているようです。ムカゴがありましたか?あの著名なぽんぽこさんまだ一度も見たことがないそうですよ。ラッキー!
目黒のおじいちゃん
2007/06/21 07:12
歴史のある大きくて広い野草園ですね、ヤマシャクヤクが開かないのもすこし物足りない感じがありますかね、このような所の写真はズームアップでねらうと、その場では分からなくても後でバソコンで見てがっかりする事を私も繰り返していますよ。
野草園 や東北大学植物園のレポート期待しています。
OSAMI
2007/06/21 07:15
おはようございます。
一花さんは本当に植物が大好きなのですね。知識も豊富で・・・。今始ったことではないですが、本当に尊敬してしまいます。
また旅の途中の車窓からもいろいろ歌を読んでいられて・・。
ひと時も無駄にしないという一花さんの生き方みたいなところ、学ばなければ・・野草の草花は、山歩きのときに見ているだけでした。
自分の庭で育てるのはかなり難しいそうですね。でも一花さんだったら育てられそうですね。
わたしは、箱根の湿生花園には、四季折々訪ねています。
にりんそう
2007/06/21 08:30
「野草は野に置いて育てるべきで」
この言葉、かみ締めました。
確かに、可憐な山野草を見ると
つい、つい、手元に欲しくなります。
上手に育てられるなら、また、絶滅の危機でない種なら、、、
ですが、なかなか、休みが取れなくて、見る機会が無くても、
いつか会いに行ける時のために、我慢していようと思いました。
chiemi
2007/06/21 19:01
待ってました!仙台旅行レポートの始まりですね。
仙台野草園は昭和25年に計画され、昭和29年に開園して今年で開園53年目になるとは凄いですね。戦後の混乱期に作った先人にお礼をしなければいけませんね。絶滅しそうな山野草が元気に育っていると聞くと嬉しくなります。二人静も環境に恵まれ、元気で子連れの三人静ですね。カラスビシャクは初めてです。明日以降も期待しています。
デコウォーカ
2007/06/21 19:45
なおさん、こんばんば。夕べコメント有難うございます。
仙台は10年以上昔に友達と七夕の頃に松島、東北大学植物園など出かけたのですが、当時植物に興味がなくちっとも覚えていません。その頃は食いしん坊三昧でした。
なおさんは春前でしたか?植物はまだ眠っていたのでしょうね。
ベニバナヤマシャクヤクはうちでは開花しなかったので、此処でたくさん見れてラッキーでした。
なおさんへ
2007/06/21 22:43
hanahhana1952さん、こんばんは。夕べ遅くコメント有難うございます。
早朝、新幹線に乗るために東京駅まで乗った電車の凄いこと。荷物があったので、ドア付近に置いて立っていたら、もうサンドイッチでしたよ。
でも新幹線はマックスやまびこ号で2階立てでゆっくりでガラガラ空きでた。車両の1階は都心では景色が見れないのですね〜。
そうそう、東北はhanahhana1952さんの故郷でしたね。仙台は住みやすいようですよ〜。景色も食事も植物も良かったです^。
hanahhana1952さんへ
2007/06/21 22:53
目黒のおじいちゃん、こんばんは。コメント有難うございます。
ベニバナヤマシャクヤクがこんな所で偶然見れてラッキーでした。
まだ開花していて、おまけに実も出来ていて、これって今年の実が弾けて見えているのでしょうか?うちも以前、秋の時期にこんな赤い実が出てきていましたが。うちで今年苗で求めた白の蕾は開花せずに落ちてしまいました〜。カラスビシャクはここで実物初めてでした。目黒さん宅でも見せて戴きましたね。こんなに小さくて緑だったのですね。ここは園芸種がなくて自然の野草だけで、ブログ画像で知ったものが実際に見れて勉強になりました。この日は陽射しがきつく、おまけに植物が柵内で近づけず、画像がボケて失敗ばかりでした。

目黒のおじいちゃんへ
2007/06/21 23:04
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
OSAMI さんが、いつも薬草園からのレポートされてらっしゃいますが、外で画像を撮られても、何時も上手に撮影さえてらっしゃいますよね。
今回のものは何故かアップが呆けてうまくいきませんでした。おまけに陽射しがきつく、白っぽく写っていました。自宅だと何べんも撮り直しが効きますが。外出の時の写真って何時も確認されるのでしょうね。大変なご苦労のなか、毎日変ったたくさん写真のアップされて感心しています。
東北大学植物園は、まるで自然の青葉山そのものなんです〜。
OSAMI さんへ
2007/06/21 23:11
にりんそうさん、今晩は。何時も丁寧なコメント有難うございます。
以前はちっとも植物に興味が無かったのですが、一つを始めると凝り性のようなんです。子供達も似て、困ります〜。でも飽きっぽい性格ですから、何時また他のものに移るかです〜。音楽もそうで、ひとりの作曲家に凝り次ぎをとその繰り返しです。この記事は本やネットを参考にしていますので、ちっとも物知りではないのですよ。ボケ進行中で、この頃記憶力が落ちて困っています。新幹線の中では暇でしたので、31文字並べただけで手帳に書きとめたものです。でも後はさっぱりでした。
にりんそうさんは山歩きなさってらして、野草にお詳しいようですね。
私は山歩きをしないので自然のものは見れず、こんな植物園で見るだけです。自然の山中に咲く植物の姿は違いますよね。
箱根湿性花園は良いところですよね。この時期、ノハナショウブが綺麗ですよね。昔1度だけ行きましたが、其処でヒマラヤの青いケシやコマクサを初めて見ました。また行きたい所ですが、園の植物の本を求めてきて、時々見て懐かしんでいます。
にりんそうさんへ
2007/06/21 23:47
chiemiさん、こんばんは。コメント有難うございます。
自分で野草を育てていますが、地に馴染まず消えています。それでもまた鉢で育てていますが、私みたいな枯らし専門には、植物にとっては受難でしょうね。
花好きには何でも見ると欲しくて求めてきて、ただ自分の自己満足の思いのまま育てて花を愛でています。
chiemiさんは何時も忙しい中、たくさんの植物を上手に育ててらして、感心しています。
名前も色々ご存知で、珍しい植物も多いですよね。
何時かお暇になられたら、山の自然のものに合いに行かれることでしょうね。
chiemiさんへ
2007/06/21 23:55
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
庭の花は開花ラッシュですが、もうこちらの植物園の開花時期を1週間も遅れましたので、そろそろ記事を書きました。でも今回の画像が、なんか白っぽく写っています。真夏日で直射日光もきつかったですが、外で撮るって撮り直しが効かなくて、欲しい画像がボケていてどうしようもありません。
此処は全くの山野草だけで園芸種がなく、自然の中で元気に蔓延っていましたよ。小さな木を植えて53年の間に林になって、当時ご苦労された方達も嬉しくびっくりでしょうね。まだまだ増園されていましたよ。野草はデコウォーカ さんにもこの頃馴染みでしたね。フタリシズカをうちで今年求めて地植えしたら、さっさと消えていました。此処は環境がとても良かったですよ。
デコウォーカ さんへ
2007/06/22 00:06
一花さん、東北の旅如何でしたか、勿論、沢山の写真がおみやげになってるでしょう。今日から旅行記が楽しみです。恥ずかしながら私は福島以外全く東北を知らないのです。楽しみに綺麗な写真見せて頂きます。
今日の仙台の山野草園とても広そうですね。
彦左
2007/06/22 16:34
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
東北は食べ物は美味しいし、秋保の大滝、渓谷も素晴らしいでしたよ。秋の紅葉の頃は最高のようでしたが、今回も良かったです。
仙台市は物価が安く、食べ物も美味しいし住み易いようです。100万都市で、都会とちっとも変わりなかったですよ。今新幹線で2時間で行けますよね。
野草園は、こちらとちょっと違った植物も観られました。自然な感じがとてもよかったですよ。東北大植物園はまるで、山そのものなんですよ。樹木はさっぱり〜でした。
彦左さんへ
2007/06/22 23:39
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