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仙台城址背後の御裏林で、通称青葉山と呼ばれる丘陵地に位置する東北大学植物園。 そこは昭和33年に(1958)に、東北大学が研究と教育のために設立した自然植物園だ。 東北大学HPより(植物園) パンフレットには、「慶長5年(1600年)に伊達政宗が仙台城を築いて以来、殆ど手を加えられずに、自然そのままの形で残っている。そのため、園内の動植物には学術上貴重なものがたくさん存在し、昭和47年(1972)、植物園としては我国で最初に天然記念物に指定された」とある。 面積が49hで2時間ぐらいで散策でき、青葉山の丘陵地を登ったり下ったりして森の中を散策している感じで、前回の記事に書いた野草園とは違って、植物を植えられた訳ではなく、自然そのものの植物園だ。 仙台駅から市内中心部の観光スポットを巡る「るーぷる仙台」と言うバスがいて、一日乗車券が600円で購入できる。 バスに乗ると、スピーカーで観光案内もしてくれて、市内を1周60分で20〜30分間隔で運行しており、一日乗車券には、場所により入館料や飲食料等の割引券が付いているサービスまである。 6月13日。仙台城跡を巡ったのち、裏山の青葉山ゲート前で下りたが、其処は今日の記事のトップに貼ってある画像の植物園の案内版のある正門ではなく、丁度裏山頂上の青葉山ゲート口に位置し、其処から入って山全体を下って散策する感じだった。 10年以上前に此処を訪れた夏場は、本館入り口の正面ゲートから入ったが、その時は植物に興味がなくて、ただ一生懸命山登りをしている感じだった。 今回は、しっかりと其処に生息する植物を丹念に見て回った。 植物は勿論、要所要所に案内プレートがあって、誰にでも親しみ易くなっていた。 その日は日傘が必要なくらいの汗ばむ真夏日だったが、森の中は鬱蒼としてひんやりとしていた。 湿った森の中には、あちこちに見覚えのあるマムシグサやエンレイソウが見られ、エンレイソウの花後には、しっかりと蕎麦のような実が生っていた。此処も普通の紫褐色の花のエンレイソウのようだ。 <エンレイソウ花後の実> 見上げると、ハウチワカエデの新緑が青空を隠して枝を広げている。 <ハウチワカエデ> ここには古いモミ美林が残っており、樹齢300年と言う古い巨木のものが多かった。 江戸時代に仙台藩で起こったお家騒動を描いた、山本周五郎の歴史小説「樅ノ木は残った」という作品は有名だ。またNHK大河ドラマでも1970年に「樅ノ木は残った」が放映されて、此処は何故か懐かしい感じだった。 険しい沢沿いを昇ったり下ったり、また道を昇ってぐるぐる巡っていたら、明るい平らな芝生に出てきた。南門入り口の見晴台だ。 此処の青葉山は、仙台城の本丸と二の丸の間の山で、春はこの山が辺りに先がけて青葉になる為に青葉山と書いてある。 また、ここの南沢は仙台城の水源地だったと案内に書かれている。ここの水を筧で溜めて流した貯水槽跡も残っているそうだが、写真を撮らなかった。 樹下にはヤブコウジ、シラタマノキなどがあった。ヤブコウジは日当たりに生える所のものが先に蕾を持っていた。 <シラタマノキ> <ヤブコウジ> 沢沿いを下ると、見知った白い花穂の植物に出会った。サラシナショウマに似るが、アカショウマ(赤升麻)のようだ。 <アカショウマ(赤升麻):ユキノシタ科チダケサシ属)> 黄色いモミジイチゴも生っていて、これを此処に棲息する鳥たちが食べるのであろうか? <モミジイチゴ> 沢を下りて湿地には、大きな葉のヤグルマソウやシダ植物があった。 <ヤグルマソウ> 平地に出るとまだこちらでは、エゴノキに白い花が咲いていた。季節がひと月位遅れて初夏も一緒に来ている感じだ。 茶室の残月亭跡は前見たので、今回はそちらに寄らず、植物をひたすら見て回ったが、この時期、森の中では余り見れる花は無かったようだ。 樹木はブログで、この頃名前を教えて貰って覚えたように思っていたが、実際に見ると、総て同じ木に見えていた。 入り口近くの平地に出ると、ニッコウキスゲが生えていた。 <ニッコウキスゲ> また湿地の中には、花びらに白い斑が入るカキツバタや遠くにキショウブが咲いていた。 <カキツバタ> <キショウブ> 本館の出口付近には、ロックガーデンがあったが、此処は普通の植物園らしい見学用に手入れされて、人工的に植えられたもののようだった。 クリンソウは花期がおわりそうだったし、オキナグサはその翁の毛だけ残っており、オレンジの鮮やかなコウリンタンポポだけが目立った。 <クリンソウ> <オキナグサの花後> <コウリンタンポポ> ここのコアジサイは野草園に比べて小株だったが、それでも花が咲いていた。 <コアジサイ> 黄色いマメ科の花はセンダイハギで、此処仙台の字と違うが、伊達騒動の題材にした「伽羅先代萩」に因んでいるようで、この場に相応しい花のようだった。花期も終わりに近く、花後のものは、しっかりと実を結んでいた。 <センダイハギ(先代萩):マメ科センダイハギ属)> 「はるばるとまた訪い来たる青葉の山木々の緑は深く目に染む」 「見覚えある沢下りつつ踏みしむる落ち葉の積もる道のぬかるみ」 「沢沿いに下る道々緑葉の中に白き赤升麻の立つ」 「木漏れ日の樹下に群れいて丈低くやぶこうじの花咲き初むるを見る」 「たからかに花穂朱の色揺らしつつコウリン蒲公英初夏のざわめき」 「黄の豆の花咲き終ゆる先代萩長き実の垂るはつ夏のころ」 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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一花さん、東北大の植物園も行かれたのですか。昨年は北大の植物園も行かれたのでしたよね。あちこち植物園めぐりが出来るとはウラヤマシイことです。各地でそれぞれ特色があり、興味深いですね。 |
なおさん 2007/06/26 00:16 |
こんばんは。自分の北陸旅行に比べると、一花さんの旅の充実度がうらやましくもあります。富山県内だけでも園芸植物園とか海浜植物園とか、岐阜では湿原植物園とかいっぱい通過したのが、ちょっぴり悔しくなります。旅の目的が他にあって、仕方がなかったのですが。 |
ひめだか 2007/06/26 00:59 |
ここを訪れて歌を詠む姿が浮かぶなあ〜「はるばるとまた訪い来たる青葉の山木々の緑は深く目に染む」・・・・・。歌はその場できっとかかれているんでしょうね。散策して、目に触れると、刺激があり、歌を詠まれるんでしょうね。 |
hanahhana1952 2007/06/26 04:56 |
植物園は、飽きることの知らない世界 |
ひこうちゅうねん 2007/06/26 05:22 |
コシアブラは大木になると聞いていましたが、本当に巨木ですね。今年春山菜ツアーに参加したとき河口湖の樹林下でテンプラをいただきました。 |
目黒のおじいちゃん 2007/06/26 06:34 |
総てが自然とはいかないまでも自然が保存された植物園というのは良いですね、仙台には何回か行っていますがここは入った事が無くて、樹齢300年のモミ林などはぜひ見たいと思います。 |
OSAMI 2007/06/26 08:05 |
ハウチワカエデの緑がこもれびの中できれいです! |
やまびこ 2007/06/26 09:38 |
なおさん、こんにちは。夕べ遅くコメント有難うございます。 |
なおさんへ 2007/06/26 11:58 |
ひめだかさん、こんにちは。夕べ遅くにコメント有難うございます。 |
ひめだかさんへ 2007/06/26 12:18 |
hanahhana1952さん、こんにちは。早朝からコメント有難うございます。 |
hanahhana1952さんへ 2007/06/26 12:26 |
ひこうちゅうねんさん、こんにちは。コメント有難うございます。 |
ひこうちゅうねん さんへ 2007/06/26 12:34 |
目黒のおじいちゃん 、こんにちは。コメント有難うございます。 |
目黒のおじいちゃん 2007/06/26 12:55 |
OSAMIさん、こんにちは。コメント有難うございます。 |
OSAMI さんへ 2007/06/26 13:11 |
やまびこさん、こんにちは。コメント有難うございます。 |
やまびこさんへ 2007/06/26 13:24 |
いい所を旅されましたね。 |
庭花 2007/06/26 17:51 |
一花さんこんばんわ。 |
にりんそう 2007/06/26 20:01 |
庭花さん、こんばんは。お久しぶりです。ご無沙汰してます。すこし休養されて快復されたようで、あちこちでお名前拝見して、良かったと思ってます〜。ご無理なさらないで、ご自分の体調と相談しながらお楽しみ下さいね。 |
庭花さんへ 2007/06/26 21:37 |
ここは青葉山と呼ばれる丘陵地に位置する自然植物園で、作られた植物園でなく自然のままを植物園にした訳ですね。是非一度は見てみたいですね。ウォーキングがてら色々の植物の勉強が出来そうですね。 |
デコウォーカ 2007/06/26 21:42 |
にりんそうさん、こんばんは。コメント有難うございます。そして忙しい中、またのお越し有難うございます〜。今朝はしとしと雨が降っていましたが、午後から止んで湿度が高く鬱陶しいでしたね。 |
にりんそうさんへ 2007/06/26 21:51 |
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。 |
デコウォーカさんへ 2007/06/26 22:39 |
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