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zoom RSS ヒメヒオギズイセン(姫檜扇水仙:モントブレチア)

<<   作成日時 : 2007/07/11 21:08   >>

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この時期、菖蒲かアヤメのような葉に鮮やかなオレンジの小さな花をたくさんつけている植物を道端などで見かける。
小さい頃田舎の野原やあちこちの庭でよく見かけていた馴染みの花で、正式名は良く知らなかった。赤い金魚の色をした花なので、子供の間では金魚ぐさとか呼んでいたようだ。(金魚草と言う花は別にあったが・・。)

夫が懐かしがって、花壇に植えた1株に花が咲いてくれた時は随分嬉しかった。
だがその後、毎年あっという間に蔓延って、側に植えていたストケシアやアガパンサス、ダルマギクなどの株の間にも侵入してブッシュ状態になり、仕方なく抜いて捨てた。
ヒメヒオウギスイセン(モントブレチア) 2006/07/06

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その後、これはヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)と呼ばれると知って、和名から日本古来の花だろうとずっと思っていた。
去年ブログ記事を書く時に知ったのだが、南アフリカ原産のもので、フランスで交配された園芸種だそうだ。明治期に渡来してその後野生化し、全国的な帰化植物となっているようだ。
別名がモントブレチアまたはクロコスミアとあった。

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葉の姿がアヤメに似てアヤメ科だが、何故か水仙の名前を持つ。この名前に似たようなアヤメ科のもので、ヒオウギやヒメヒオウギ、ヒオウギズイセンなどとも間違い易い。

この交配親はヒオウギズイセン(檜扇水仙)とヒメトウショウブ(姫唐菖蒲)とあるが、ヒオウギズイセンをネット検索すると、このヒメヒオウギズイセンと混同してあるものがあった。
また広辞苑で調べても、「ヒオウギズイセン」の説明内容が、このヒメヒオウギズイセンに似ているようで同一視しているようでもあり、「ヒメヒオウギズイセン」と言う言葉の内容記事がない。

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アヤメ科でワトソニアと呼ばれる球根植物があるが、それの別名がヒオウギズイセンと呼ばれて、このヒメヒオウギスイセンに似るが、これが交配の片親であろうか?
ワトソニア(別名ヒオウギズイセン)365花撰さまHPより

もう片親のヒメトウショウブ(姫唐菖蒲)を検索するが画像がないようで、広辞苑でも出ていない。
トウショウブ(唐菖蒲)とは、アヤメ科グラジオラス属のグラジオラスの別名をトウショウブ(唐菖蒲)と呼んでいて広辞苑でも出ている。

何せ似たような和名が同じように付いていて混同してしまう。
「モントブレチア」か学名の「クロコスミア」で呼ぶ方が間違いがないようだ。

これはアヤメ科ヒメトウショウブ属で学名がTritonia crocosmaeflora だが、crocusは球根植物のクロッカス、またはアヤメ科サフラン属の学名を指すが、英語ではオレンジがかった黄色の意味がある。
落ちた花にお湯をかけてみたら、サフランのような黄色い色が出た。若しかしてサフランの代用としても異国では使われたのであろうか?
ヒメヒオウギズイセンの名前の由来は、ヒメヒオウギの葉姿に似て根に水仙のような小さな球根(球茎)があるので水仙と付き1属1種だそうだ。
ヒメヒオウギ&シシリンチウム 2007/05/16
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<ヒメヒオウギ:2007/5/15撮影>


葉姿は、ヒメヒオウギよりトウショウブと呼ばれるグラジオラスを小さくしたような感じに似ているようだ。花はこの時期、夏のぎらぎらした太陽を跳ね返すような眩しいオレンジ色を次々と咲かせるが、結構この花期は短いのだろうか?

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先日植物園に出かけた折、山野草広場の入り口でこれが随分蔓延っているのを見かけた。
そこでは他の山野草を凌いで蔓延っていたが、このままではどんどんこれに占領されるかも知ない。

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     <神代植物園にて:2007/7/8撮影>
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また他の場所では囲って植えてあったが、一面群生していた。これは日当たりを好むようで、我が家の半日陰の場所はあまり花付は良くないようだ。

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<神代植物園にて:2007/7/8撮影>

「朝光の差し入る部屋にあらはるるるみな光より遅れてあるもの」(香川ヒサ)

「中庭に薔薇を育てて来し光ゆるやかに薔薇の枝を曲げたり」(々)



<ヒメヒオウギスイセン(姫檜扇水仙)・モントブレチア>  
アヤメ科 ヒメトウショウブ属(モントブレチア属)
原産地:南アフリカ
別名:モントブレチア、クロコスミア
花期:6〜8月
花色:朱赤色
殖え方:地下茎を横に伸ばし、その先に球茎を作る。
ヨーロッパでヒオウギズイセンとヒメトウショウブとの交配によって作られた園芸種。明治中期渡来。全国的に野生化。


「数年前植えし一株モントブレチア細き緑葉勢いを増す」

「太陽を反すかのごとく朱に照りて花壇に蔓延るモントブレチア」

「遠き日の幼き思い出見る如く朱の花モントブレチアの咲く」

「覗きたる双眼鏡より巣の中の小さき嘴見ゆ親鳥らしも」

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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
何だか和名はこんがらがりますのでモントブレチアにしますが、この花は本当に丈夫のようでいろいろの所で見かけますね、でもやはり水路の脇などで綺麗に咲いていると一番似合っているように感じます。
花の経緯など勉強になりました。
OSAMI
2007/07/11 21:45
 一花さん、このオレンジのヒメヒオウギズイセンは、いかにも夏の花、という風情ですね。うちでも今咲いています。庭に植えると、あれよあれよという間に広がりますね。うちでもだいぶ抜いてしまいました。
 昭和記念公園では、もっと紅みがつよく、丈もやや高い種類をみました。
 神代では、他の夏草の間から伸びて咲いているのですね。

 ヒメヒオウギも苗を頂いて育てたことがあります。かわいい花ですね。
なおさん
2007/07/11 22:09
ヒャ〜、ビックリしました!また、また、同じテーマですね。花が綺麗に咲く時期はこちらとそちらでは、ほぼ同じでしょうから同じ日に取り上げることも有り得ますね。和名の経緯は良く解りませんでしたのでカタカナ名にしました。皆さんも仰っていますが、この植物は繁殖力が強い様ですね。綺麗な花なので広がることは良いですが、あまりでしゃばり過ぎると嫌われるので、ソコソコにして欲しいですね。
デコウォーカ
2007/07/11 22:35
「覗きたる双眼鏡より巣の中の小さき嘴見ゆ親鳥らしも」小鳥はいいですね。かわいらしいです。のうぜんかずらの蜜を吸いにメジロがきていて嬉しかったですよ〜
はなはな
2007/07/11 23:36
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
これって、和名がヒメヒオウギズイセンとあり、ヒオウギのヒメで、さらにスイセンがついて、アヤメ科なのに、ちょっと??となる花ですよね。もう少し違う和名にして欲しかったですよね。
本で見る植物名には、姫が付いたり、似たような紛らわしいものが多いですよね。
その点、カタカナ名は良い事もありますが、関連付がなくて、ラテン語名とか覚えられませんよね。モンテブロチアとかモンタブレアとかいい加減に覚えてしまいます〜。今さっき歌をみたら1首に、もうモンテブレチアなどと書いていました〜。和名もいい加減で、カタカナ名もいい加減に覚えていて、これっていい加減な性格丸出しです〜。
昔、水辺に咲いていた覚えがありますよね。
OSAMI さんへ
2007/07/11 23:55
なおさん、こんばんは。これって去年も綴ったのですが、交配親とかなかなか覚えられずに忘れています。アヤメ科なのに、名前がヒメヒオウギ似のスイセンなんですよね。ブログでも知りましたが、庭植えの方がいらっしゃいますね。
神代では山野草のコーナーで蔓延ってましたよ。ハーブコーナー横では、囲って植えてありましたが。
乾燥地でも育ちますが、水辺でも咲いているようで、(ヒト)ショウブ属だからでしょうかね。
なおさんちでヒオウギは去年見せて戴きましたね。ヒメヒオウギはうんと可愛いですよね。

なおさん へ
2007/07/12 00:03
デコウォーカ さん、こんばんは。一昨日も開けてびっくり〜でしたが、今日もまたまたびっくり〜でした。時期が同じですので、ブログでも同じテーマの方がいらして当然でしょうね。
これってなかなか上手く写真が撮れませんでした。赤がボケ気味なんですよ。今日まで何度も撮っています。
日本古来のものと思っていましたが、帰化植物でだったので、そちらの山でも蔓延ってますね。
元気すぎて他人の領域を侵されると、嫌ですよね。結構今年も抜いています〜。でも結構可愛い花で、慎ましやかに下向きですよね。
和名に似たものが多く間違い易いですよね。
デコウォーカ さんへ
2007/07/12 00:12
はなはなさん、こんばんは。コメント有難うございます。
双眼鏡で覗いたら、巣の上に小さな嘴が動いていて、時々尻尾も見えていますヨ。この頃毎日多忙な中、バードウィチングみたいで、楽しみな覗き趣味〜です。
ノウゼンにも目白が来ますか?。可愛いでしょうね〜。でも凄い大食漢なんですよ。
昔、リビングで傷ついたものを育てていましたが、よく食べること食べること。バナナ、林檎、ミカンなど甘党なんですよね。フォットされたのでしょうね〜。
はなはなさんへ
2007/07/12 00:19
モントブレチア、もとい!
姫檜扇水仙って聞くと確かに純和風な趣ですよね。
帰化植物だったなんて、ひったまがいもしたよ。(笑い)
私も撮って来もしたがUPしそこねておいもんが。
加治木の友人に大雨のお見舞いメールをしもしたら
『きぬもびっしょい、きゅもびっしょい、ふっちょんど』って
Resがきっせー、オニユリの帯状化の写真を貼付してくいやっせー
茎が帯状で花芽が60個以上もついてる珍しいのじゃひた。
土壌汚染とか色々云われてるみたいですが
異常気象のせいじゃろかいッち、はなしかたじゃヒ た。
たてもの園でウワミズザクラの花後の実とノウゼンカズラの
オレンジどうしの競演が見事でした。
そっかーオレンジ繋がりでUPすればよかったもんじゃが。
神代植物園にも行きたいな。
nobara
2007/07/12 11:28
 こちらでも、スギ林の縁、つまり道路に面したところなどで、たくさん咲いています。自分のところは、もう一歩です。天候不順気味で、野菜が高くなり始めているようですね。だんだん自家製野菜が採れるようになってきたので、相場がわかりません。(笑)なす・キュウリ・ピーマン・インゲンの毎日で、どう変化をつけるか、腕のふるいどころです。
 それにしても、名前がややこしくて、ついて行けません。店に行ってもそうです。
ひめだか
2007/07/12 20:46
ノバちゃん、こんばんは〜。おじゃったもんせ〜〜。今日はお休みでごゆっくり〜でしたか。早朝から地震で早くから目が覚め、寝不足の中、用事で出かけましたが、電車が地震の影響で遅れてました〜。帰りは、こっくり〜。午後から雨も酷かったですね。
「きぬもびっしょい、きゅもびっしょい、ふっちょんど」ってそらテワン!!
早や台風がこっちに向かって、これ以上被害が出なければ良いですが、心配ですよね〜〜。
この花は昔あっちこっちで見ていたけど、帰化植物だったち〜。夫が欲しがって1株植えたけど、元気だよ〜〜。花としては綺麗だけど、名前がややこしいこと!!。小さい頃はこんな名前でなかったようだけど〜。
あちっちでは、もうオニユリ60個? 見事だね〜。あんね〜、今日出かけた先の空き地にオニユリが何本か咲いてましたガヨ。それも花付が良かったけど、10個くらい。
ウワミズザクラの花後の実って、オレンジ?どんな実か見た事がないです〜。
昔行った頃の神代も今では違って綺麗よ。薔薇、ムクゲ、スイレン、蓮、他色々見てきたけど、午後から出かけて時間がなかったです〜。山野草の買出し?みたいでしたがヨ。
nobaraさんへ
2007/07/12 20:58
ひめだかさん、こんばんは。午前中は曇りでしたが、午後は雨でしたね。
この花は全国的に蔓延って帰化植物となっているようです。名前がややこしくて、去年も記事を書いたのに単純な頭には覚えられません〜。いい加減性格ですので、アチラ名もトント〜です。
そちらも雨続きですか?うちの庭では、植物の葉に斑が入ったみたいになっていました。野菜もですが、昨日買い物に出かけたら、キューリとレタスが値上がりでしたよ。インゲンは150円で同じ。ナスは普通で3本120円。ピーマンも一袋5個100円前後でした〜。これ等はまだハウスものなんでしょうかね?
ナスは食材として和、洋、中華、、何でも出来て勝れた食材で有り難いです〜。インゲンは白和えや煮物などに使ってますが。ピーマンは中華炒め、焼いて和風、中に挽肉の詰め物洋風など重宝していますヨ。
花より団子の食いしん坊の話だと、ツイ熱??が入ってしまいます〜。
ひめだかさんへ
2007/07/12 21:11
 先日能登で買って帰った、「いしる」というイカを原料にした魚醤でナスを煮ました。イカが入っていないのに、だしがよく効いているといった感じの味で、おいしいです。これを冷やして、そうめんと一緒に、なんていうのもいいかもしれません。ちょっとしたヒットです。全然記事に関係ないことでスミマセン。
ひめだか
2007/07/13 02:00
おはようございます、一花さん。
教えていただいた、ヒオウギスイセンですね。
言われてみると確か、いろいろなところで咲いているのを、
なんとなくみていたようです。
我が家の庭にもたくさんはびこっているだろうな・・・・。
夫は私の許可なくしては、切れなくて、困っているでしょうか。
なんて思ってしまいました。
にりんそう
2007/07/13 06:13
ひめだかさん、夕べこちらまで遅くにコメント有難うございます。あまりご無理されませんように〜。 寝不足大丈夫でしょうか?
「いしる」というイカを原料にした魚醤て言うのがあるのですか?
珍しいですね〜。現地では色々あるのですね。中国では牡蠣ソースがありますが、それと似たようなものでしょうか?牡蠣ソースは相当濃厚ですが〜。
ナスは煮る・揚げる・焼く・蒸す・炒める・そして生と様々な調理法が出来ますよね。お魚と一緒に煮るとまた美味しいですよね。冷ましてもいいし〜。ソーメンと一緒も美味しそうですね。ソーメンの上の具は他に蒸し鶏とか色々できますよね。もう食いしん坊していると、一日台所に立っていても好きなんですヨ。
ひめだかさんへ
2007/07/13 17:45
にりんそうさん、こんにちは。早朝からこちらにもコメント有難うございます。このところ4時過ぎに起床ですか?夏場は良い習慣ですよね。
これは、ブログでも見せて戴きましたが、あちこちの野山で蔓延って、川の傍でも見られたとかです。日本古来のものと思ってましたが、帰化植物となっているそうですよ。神代植物園の山野草コーナーで、どんどん広がってました。他の植物の邪魔にならない場所に植えた方が良さそうです。半化粧もです〜。
まだ今年は大丈夫でしょうから、帰宅されてから、欲しいだけ残されて鉢中に入れて鉢毎植えられたらどうでしょうか?
私も今度そうしてみます〜。もう今年の春には凄かったですよ。花が咲いてくれない株でしたので、思い切り抜きました。
にりんそうさんへ
2007/07/13 17:55
一花さん、お宅でもヒメヒオウギスイセンが蔓延って抜きましたか、私もいつも大きく抜き取っているのですがそれでも増えてきます。花が咲くと墓花にもなるのでその時は全部切ってしまいます。
彦左
2007/07/13 21:41
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
彦左さん宅でも見せて戴きましたよね。はやり蔓延って雑草扱いでしたか?でもどんどん増えてきますよね。墓花にもなるのですか?
うちは、半日陰のものは咲かずに、葉だけ出てどんどん増えて困ります。
彦左さんへ
2007/07/14 01:02
今、あちこちで咲いていて鮮やかなオレンジが目立っていますね。そう、でも蔓延っちゃううんですよね。ちゃんと仕切りをしないと大変な事になっちゃう。 神代植物園は子供の頃に父に連れて行ってもらいました。ちょうど、「隠密剣士」の撮影をしていて、故「牧 冬吉」さんと写真を一緒に撮って来ました。
mint
2007/07/15 11:12
mint さん、こんにちは。今日はお昼?にコメント有難うございます。雨でごゆっくり〜されてますか?
これってあちこちで咲いていて、日本古来のものかと勘違いしてしまいますよね。帰化植物だったそうですが、昔馴染みのものが今では帰化植物として元気なんですよね。在来種が押され気味でしょうか?植物に国境がないとか聞きますが〜。
神代で、「隠密剣士」の撮影と言うのがあったのですか?今でもそん撮影会しているのでしょうかしら?
故「牧 冬吉」さんと写真を一緒に撮って来られて、素敵な記念ですね。優しいお顔の人柄のよさそうな感じの人で、時代劇の忍者役などで活躍されてましたね〜。
mint さんへ
2007/07/15 18:55
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